JPS5833582A - 自動二輪車における油圧ポンプ配設装置 - Google Patents

自動二輪車における油圧ポンプ配設装置

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JPS5833582A
JPS5833582A JP8540482A JP8540482A JPS5833582A JP S5833582 A JPS5833582 A JP S5833582A JP 8540482 A JP8540482 A JP 8540482A JP 8540482 A JP8540482 A JP 8540482A JP S5833582 A JPS5833582 A JP S5833582A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車体の左右方向に突出し、且つ前後方向に互
いに位置をずらせた前部および後部エンジンブロックを
備えるエンジンを搭載した自動二輪車における油圧ポン
プ配設装置に関し、前記エポンプの突出を防止して自動
二輪車の外観体裁を向上させると共に前記油圧ポンプを
車体前方からの障夕1物に対して保護し、また車体内方
に配設された他の油圧機器との接続油路を短縮しそれら
に対する作動油の供給効率を向上させることのできる、
前記油圧ポンプ配設装置を提供することを目的とする。
以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、第1及び第2図においで、自動二輪車は、操向ハンド
ルHにブレーキレバー1と、これにより作動される前部
マスクシリンダM fとを備え、また車体Fの下部には
ブレーキペダル2と、このブレーキペダル2またはブレ
ーキレバー1のいずれからの制動入力によるも作動し得
る、後部マスクシリンダAf rとを備えている。ブレ
ーキレバー1から後部マスクシリンダMγへの入力は前
部マスクシリンダMfの出力油圧として与えられ、ブレ
ーキペダル2から後部マスタシリンダMrへの入力は機
械的に伝達されるようになっており、その詳細は後述す
る。
後部マスクシリンダMrは、前輪Wfを制動するための
左右一対の油圧式前輪ブレーキ13fに油路4を介して
接続され、また後輪Wrを制動するための単一の油圧式
後輪ブレーキBrに油路5を介して接続され、その油路
5には公知の比例減圧弁Vが介装される。
自動二輪車の前、後輪F f 、 F rの中間部で水
平対向型のエンジンEが車体Fに搭載され、このエンジ
ンEの後部に、制動時、後部マスクシリンダAf rの
作動を制御して前輪ブレーキ13 fのみの制動力の緩
和、回復を自動的に行うアンチロック装置Atが配設さ
れる。このアンチロック装置Atへの制御信号は、前輪
Wfに設けた速度センサSより発生され、そして信号処
理装置Cを経てアンチロック装置Atに送られろように
なっている。
上記各部の構成を第3及び第4図により更に説明する。
前部マスクシリンダM fは公知のシングル型に構成さ
れる。即ち、シリンダ本体6のシリンダ孔7にはブレー
キレバー1に作動される1個のピストン8が摺合され、
このピストン8によりシリンダ孔7の前部に画成する油
圧室9の出力ポート10に後部マスクシリンダAf r
に連なる油路11が接続される。したがって、ブレーキ
レバー1を作動してピストン8を前進させれば、油圧室
9に油圧が発生し、その油圧が出力ポート10より出力
され、後部マスクシリンダMγに入力される。シリンダ
本体6は、油圧室9に作動油を補給し得ろリザーバ12
を一体的に備えている。
後部マスクシリンダAf rは、特に第4図に明示する
ようにタンデム型に構成される。即ち、シリンダ本体1
3には固定の隔壁16を挟んで同軸線上に並ぶ後部の第
1シリンダ孔14と前部の第2シリンダ孔39とが形成
されており、第1シリンダ孔14には第1及び第2制動
ピストン151゜152が前後直列に(図では上下直列
に)摺合され〜第1シリンダ孔14において第1制動ピ
ストン151と固定の隔壁16とはそれらの間に第1制
動油圧室171を画成し、また両ピストン15.,15
2は 5− それらの間に第2制動油圧室172を画成する。
第1制動油圧室17.は第1出力ポート18.を、また
第2制動油圧室172は第2出力ポート182をそれぞ
れ側壁に開口させており、その第1出力ボート181に
前輪ブレーキBfに連なる油路4が、また第2出力ポー
ト182には後輪ブレーキBrtlC連なる油路5がそ
れぞれ接続される。
第2制動ピストン15□は、第1シリンダ孔14の下端
開口部に嵌合して固定されたスリーブ19を摺動自在に
貫通して外部に突出するピストンロッド152aを一体
に有し、このピストンロッド15□aがブツシュロッド
20を介してブレーキペダル2に連接され、ブレーキペ
ダル2を踏込めば。
ブツシュロッド20を介して第2制動ピストン15□を
前方(図では上方)へ押動し得るようになっている。2
1はブレーキペダル2の戻しばね、22は該ペダル2の
後退限を規制するストツパボ 6− ルトで、該ペダル2の後退限を調節し得るように、車体
Fより延出したブラケット23に螺装されている。
また、第1シリンダ孔14において、第2制動ピストン
152とスリーブ19とはそれらの間に油圧室24を画
成し、該室24の一側に開口する入力ポート25に、前
部マスクシリンダAf fに連なる前記油路11が接続
され、入力ポート25から油圧室24に油圧が加えられ
ると、その油圧によっても第2制動ピストン15□を前
方へ押動し得るようになっている。
第1及び第2制動油圧室171,172には第1及び第
2制動ピストン15..152をそれぞれ後退方向、即
ち下方へ伺勢する第1及び第2戻しばね261.262
がそれぞれ収容され、その際、第2戻しばね26□のセ
ット荷重は第1戻しばね26.のそれよりも小さく設定
される。第1制動ピストン15、の後退限を規制するた
めに、該ピストン15、の前面より突出して隔壁16を
摺動自在に貫通するピストンロッド15.aの先端に、
隔壁16の上面に当接するサークリップ状のストッパ2
7が係止される。また第2制動ピストン15□の後退限
を規制するためには、スリーブ19の上端面に当接する
サークリップ状のストッパ28が該ピストン152のピ
ストンロッド152aに係止される。
第2戻しばね262は、第2制動ピストン152の上端
にボルト29で固定された固定座板30と、上記ボルト
29上を限られたストローク範囲で摺動し得る可動座板
31との間に縮設され、この可動座板31は、固定座板
30からの最大離間時、したがって両制動ピストン15
.,152が後退限に位置するときには、第1制動ピス
トン15.の下端に実質的に当接する。
第1及び第2制動ピストン15t=15gは各前面にピ
ストンカップ32+ 、 322をそれぞれ伺設さオζ
また中間部を小径にしてその外周に補給油室331゜3
32をそれぞれ形成され、これら油室33..332を
ピストンカップ32.,322の各背部に連通さぜる給
油孔34..342が各制動ピストン15.,15.。
にそれぞれ穿設されている。
シリンダ本体13には、リザーバRに連なる油路35と
連通する油路36が第1.第2シリンダ孔14.39と
平行に穿設されており、両制動ピストン15.,152
が後退限に位置するときにそれらのピストンカップ32
..322直前で第1.第2制動油圧室17..172
にそれぞれ開口するIJ IJ −フポー1−37..
372と、補給油室33..332に常時開口するザブ
ライボート38..3s2とが上記油路36と連通ずる
前記第2シリンダ孔39はシリンダ本体13の前端部を
構成するシリンダキャップ13aに形成 9− されており、このシリンダ孔39に、前面にピストンカ
ップ41を備えた制御ピストン40が摺合され、該ピス
トン40を第1制動ピストン151のピストンロッド1
5.aの先端に対向させる。制御ピストン40は、第2
シリンダ孔39内を前部の制御油圧室42と後部の補給
油室43とに区画し、その制御油圧室42に縮設した戻
しばね44により隔壁16に当接した後退限に通常は保
持される。補給油室43は前記補給油室33..33□
と同様に油路35を介してリザーバRと連通し、該室4
3をピストンカップ41の背面に連通させる給油孔45
が制御ピストン40に穿設されている。
尚、第4図中46.47はエアブリーダである。
アンチロック装置Atは前記制御ピストン40と、この
制御ピストン40の作動を制御する一対の常閉型電磁制
御弁48及び常開型電磁制御弁49と、制御ピストン4
0の作動油圧を蓄える蓄圧器10− Acと、この蓄圧器Acに圧油を供給する油圧ポンプP
とより構成される。常閉型制御弁48は油圧ポンプP及
び蓄圧器Acと前記制御油圧室42との間を結ぶ油路5
0に、また常開型制御弁49はリザーバRと制御油圧室
42との間を結ぶ油路51にそれぞれ介装される。尚、
第3図中52゜53.54は制御弁48,49の前後に
設けたオイルフィルタ、55は油圧ポンプPの直後に設
けたオイルフィルタである。
次に油圧ポンプPについて説明する。
油圧ポンプPはエンジンEの外面に装着されるものであ
るが、その装着位置は、第2図に示すように、水平対向
型エンジンEの、車体左右方向に突出する一対めエンジ
ンブロックEa、Ehのうち、車両前方へ偏った前部エ
ンジンブロックEbの背後とされ、これにより前、後部
エンジンブロックEb、Eαの車体前後方向のずれεに
基づく前部エンジンブロックEb背後の死空間Dsが油
圧ポンプPの設置のために有効に利用される。
また、油圧ポンフリは、第5及び第6図に示すように、
エンジンブロックEbのオーバーヘッド式動弁カム軸6
0により駆動されるようにエンジン本体61に取付けら
れる。
この油圧ポンプPのポンプ本体70の内部は上下一対の
隔壁73.74により上方より油溜部ばね室75.ポン
プ室76および作動室77に区画され、各室75,76
.77には以下に述べるように各種構成要素が収容され
ており、これにより油圧ポンプPは上部に位置する油溜
部P1と、中間部に位置し、その油溜部P1内の作動油
を吸入し、外部に吐出するポンプ部P2と、下部に位置
し−そのポンプ部P2にポンプ作用を与える作動部P3
とより縦長に構成される。
作動室77には、動弁カム軸60の外端に固設した比較
的小径のポンプ駆動軸71の先端部が配設される。その
先端部は偏心ピン71aに形成されており、これに偏心
カム72となるボールベアリングが嵌着され、そのカム
の外周面にタペット78の下部が係合する。タペット7
8は、隔壁74を摺動自在に貫通してポンプ室76に突
入し、そして隔壁73を摺動自在に貫通するプランジャ
79の下端に当接する。このプランジャ79の直径に比
し、タペット78の軸径は充分小さく形成しである。プ
ランジャ79のばね室75に突入した上端と、ばね室7
5の天井壁とに可動座板80と固定座板81とがそれぞ
れ付設され、これら両挫板80.81間にばね82が一
定のセット荷重を付与して縮設される。
ばね室75は油路56を介してリザーバRに、またポン
プ室76は前記油路50を介して蓄圧器A cにそれぞ
れ連通する。
13− 隔壁73にはばね室75とポンプ室76間を連通する油
路83及び84が設けられ、油路84にばね室75から
ポンプ室76への一方向のみ流体の流れを許容する一方
向弁、即ち吸入弁86が設けられ、またポンプ室76と
油路50とを接続する継手87内の流路にはポンプ室7
6から蓄圧器Acへの一方向のみ流体の流れを許容する
一方向弁、即ち吐出弁88が設けられる。
また、隔壁73には、ばね室75と作動室77間を連通
ずるための油路85が設けられ、ばね室75に流入する
作動油が作動室77にその潤滑油として導入されるよう
になっている。
さらに、ポンプ本体70には、前記3本の油路83.8
4.85を合流させるフィルタ室89が形成されており
、このフィルタ室89には、吸入弁86を設けた油路8
4と他の2本の油路83,85との間を仕切るように配
置されるオイルフィルタ9〇14− が挿入され、このオイルフィルタ90はフィルタ室89
の開口部を閉鎖するキャップ91により保持される。し
たがって、吸入弁86は常にオイルフィルタ90により
濾過された作動油をポンプ室76に送ることができる。
また、キャップ91を外せば、オイルフィルタ90を簡
単に交換することができるほか、吸入弁86を人為的に
開放してポンプ室76の空気抜きをも行うことができる
尚、第6図中92は作動室77のドレーンボルトである
ポンプ本体70は、ポンプ駆動1Ab71を同心上で囲
繞する輪状の位置決め凸部70.を−側面に一体に有し
、この凸部70aは、動弁カム軸60外端部のオイルシ
ール62を収容するためにエンジン本体61に形成した
シールノ・ウジング63に嵌合されろ。この凸部70a
はポンプ本体70に加わる偏心カム72の作動反力をエ
ンジン本体61に伝達支承させる役割をも果す。位置決
め凸部70aの嵌合後、ポンプ本体70は第5図に示す
ように、その上端部、即ちばね室76側を車体内方、即
ちエンジンEの中心部側へ傾けてボルト93によりエン
ジン本体61に固定される。これにより油圧ポンプPは
、前部エンジンブロックEbの背後に隠れることができ
て車体の側方への無益な突起物とはならず、また油圧ポ
ンプPとリザーバRおよび蓄圧器Ac間の接続油路を短
縮させ得る。
位置決め凸部70αの内周面にはシールリング94を介
して環状のシールリテーナ95が嵌合され、このシール
リテーナ95の内周面にポンプ駆動軸71のオイルシー
ル96が嵌装される。シールリテーナ95は内端に外向
きフランジ95a。
外端に内向きフランジ95bを一体に有し、その外向キ
フランジ95αは、シールリテーナ95をポンプ駆動軸
71と同心上に保持する調心部材としてシールハウジン
グ63に嵌挿され、そして位置決め凸部70αとオイル
シール62間に挟持される。内向きフラン′、)95b
は、ポンプ本体70の取りiし時、シールリテーナ95
をポンプ駆動軸71側に残すための抜止め部材として、
偏心カムT2とオイルシール96間に配置されろ。
したがって、オイルシール62,96は常にシールリテ
ーナ95により動弁カム軸60及びポンプ駆動軸71上
に保持されるので、ポンプ本体70の着脱時に離脱して
損傷することも、またエンジンEの潤滑油を外部に漏洩
させることもない。また、ポンプ駆動軸71は動弁カム
軸60よりも小径に形成してあって、その回転時のオイ
ルシール96に対する摺動速度を低く抑えているので、
オイルシール96の耐久性は良好で長期間に亘り作動室
77内の作動油の漏洩を防止することができる。
17− また、油圧ポンプPの取付時には、第5図に示すように
、油圧ポンプPの偏心カム72とタペット78との係合
位置は、エンジンEの動弁カム軸60と吸気用ロッカア
ーム64及び排気用ロッカアーム65との各係合位置に
対し円周上の位相が大きくずれろように配慮される。こ
のようにすると、動弁カム軸60及びそれを支承する軸
受66に加わる負荷カー分散され、耐久上有利である。
尚、図中67.68は動弁カム軸60よりロッカアーム
64.65を介して開放される吸、排気弁である。
次にこの実施例の作用を説明する。
先ず、第3及び第4図において、ブレーキレバー1によ
り前部マスクシリンダAf fを作動すれ(f。
その油圧室9に発生する油圧が油路11を経て入力ポー
ト25から後部マスタシリンダAf rの油圧室24に
入力され、その油圧により第2制動ビス18− トン152は前進方向へ押動され、その反力はスリーブ
19で支承され、ブツシュロッド20に、は伝達されな
い。
また、ブレーキペダル2を踏込むと、その踏力がブツシ
ュロッド20を介して第2制動ピストン152に機械的
に入力され、これにより同じく第2制動ピストン152
は前進方向へ押動される。
これに伴い体積を増加させる油圧室24には前部マスク
シリンダAf fのリザーバ12内の作動油が油圧室9
及び油路11を経て吸入されるだけで、ブレーキレバー
1には例の反力も作用しない。
したがって、ブレーキレバー1及びブレーキペダル2を
同時に操作したときには、前部マスクシリンダAf f
の出力油圧による押圧力とブツシュロッド20による押
圧力との和が第2制動ピストン15□に制動入力として
加わることになる。
そして、第2制動ピストン15□が」−記のように制動
入力を受けると、第1及び第2制動ピストン15..1
5.、は第1及び第2戻しばね26.。
26□を圧縮しながら前進し、それらのピストンカップ
32..322がリリーフボー137..37□を通過
してから各制動ピストン15.,152の前進量に応じ
て第1及び第2制動油圧室17..17□に油圧が発生
し、第1制動油圧室17.に発生した油圧は第1出力ポ
ート181から油路4を介して前輪ブレーキBfに伝達
してそれを作動し、第2制動油圧室17□に発生した油
圧は第2出力ボート18□から油路5を介して後輪ブレ
ーキBrに伝達してそれを作動し、前、後輪Wf、Wγ
にそれぞれ制動力が加えられる。
ところで、前述のように第2戻しばね262のセット荷
重は第1戻しばね261のそれより小さく設定しである
ので、第2制動ピストン15□の初動時には第1制動ピ
ストン151の前進に先立つて第2戻しばね262が圧
縮されて、最初に第2制動油圧室17□に油圧が発生ず
る。そして、その油圧が一定値p、に達してから第1戻
しばね261が圧縮されて第1制動ピストン15.の前
進が始まり、第1制動油圧室17.に油圧が発生する。
また、第2制動油圧室172の出力ポート18□と後輪
ブレーキBr間の油路5には公知の比例減圧弁Vが設け
られているので、第2出カポ−)182の出力油圧が所
定値p2以上に上昇すると、その出力油圧は比例減圧弁
Vの作用により一定の比率で減圧されて後輪ブレーキB
rに伝達される。一方、第1制動油圧室171の出力ポ
ート18.と前輪ブレーキペダルの油路4は常に導通状
態にあるので、第1出力ポート18.の出力油圧はその
まま前輪ブレーキBfに伝達される。
この結果、前、後輪ブレーキB f 、 B rの各制
動油圧は、第7図に示す制動油圧分配線Aに沿って21
− 上昇する。この特性は、自動二輪車の理想制動油圧分配
曲線Bに近似し、操縦者は効率の良い制動を容易に行う
ことができる。
制動時、第1制動ピストン151の前進に伴いそのピス
トンロッド151 aを介して制御ピストン40をも前
進させるが、通常は制御油圧室42は常開型制御弁49
を介してリザーバRに連通しているので一制御油圧室4
2の作動油は制御ピストン40の前進に伴いリザーバR
側へ排出され、殆ど制動入力の抵抗とはならない。
制動に伴い、若し、前輪ff/fがロックを起こそうと
すると、第1図の信号処理装置Cが、入来する前輪速度
センサSの発生信号等よりその情況を素早く判断して第
3図の常開型制御弁49に閉弁信号を、また常閉型制御
弁49に開弁信号を送る。
これら両制御弁48.49が上記信号通りに作動すると
、油路5Iが遮断されると共に油路50が22− 導通されるので、蓄圧器Acから圧油が油路5゜を通し
て制御油圧室42に供給され、その油圧により制御ピス
トン4oが第1制動ピストン15、を制動入力に抗して
僅かに後退させ、第1制動油圧室171内を減圧させる
。その結果、前輪ブレーキBfの制動力が減少し、前輪
f(/ fのロック現。
象は回避される。
すると、信号処理装置Cはその情況を察知して両制御弁
48.49を通常位置に復帰させ、制御油圧室42を減
圧させる。その結果、前輪ブレ−ギBfの制動力は再び
増加し、以上の作動が高速で繰返されることにより、前
輪g/ fはロックを起こすことなく効率良く制動され
る。
制御ピストン40の作動による第1制動ピストン151
の後退は、逆に第2制動油圧室172内の昇圧をもたら
すが、その昇圧は瞬間的であるので、後輪ブレーキDr
の油圧系各部の弾性変形により吸収され、したがってブ
レーキレバー1及びブレーキペダル2の操作感覚を損う
ようなことはない。
このようにして、アンチロック装置Atが前輪ブレーキ
Bfの制動力を制御している間でも、第2制動ピストン
152に対する制動入力を加減することにより後輪ブレ
ーキBτの制動力を自由に調節することができる。
前輪g/f及び後輪FTの制動を解除すべく、ブレーキ
レバ−1及びブレーキペダル2を解放すると、第1.第
2戻しばね261,262の弾発力により第1.第2制
動ピストン15□、15□が後退し、それに伴い第1.
第2制動油圧室17..172内が大気圧以下に減圧す
ると、大気圧下の補給油室33..33□内との圧力差
によりピストンカップ321.322の外周部が各制動
油圧室17.。
17□に窄んで第1シリンダ孔14内壁との間に隙間な
あけるので、補給油室33..33□から給油孔34.
.342を通して各制動油圧室17.。
172に給油され、その余剰給油分は各IJ IJ−フ
ボート37.,372からの油路35、したがってリザ
ーバRに戻される。この間、各補給油室33.。
332には油路36によりサプライボート3B、。
382を通して給油される。
一方、制御ピストン40の後退時にも、上記と同様の作
用により補給油室43から給油孔45を通して制御油圧
室42に給油される。したがって。
特に制御ピストン40が往復運動することにより、制御
油圧室42、油路51、リザーバR1油路35、補給油
室43、給油孔45、制御油圧室42の経路で油の循環
が起こるため、制御油圧室42を含む制御油圧回路に気
泡が残留することを防止できる。
次は油圧ポンプPの作用であるが、第5及び625− 図において、エンジンEの作動により動弁カム軸60、
したがってポンプ駆動軸71が回転すると、それと共に
偏心運動をする偏心カム72がばね82と協働してタペ
ット78およびプランジャ79に上下の往復運動を与え
る。これらの往復運動によればポンプ室76の容積が膨
張と収縮を繰返し、その膨張時にはポンプ室76内の減
圧により吸入弁86が開くので、リザーバRからばね室
75に供給された作動油がポンプ室76に吸入され、ま
たその収縮時にはポンプ室76内の増圧により吐出弁8
8が開いてポンプ室76から蓄圧器Acに圧油が供給さ
れる。こうして蓄圧器Ac内の油圧が上昇して一定値に
達すると、ポンプ室76内の油圧も同様の値を示し、そ
の油圧のプランジャ79に対する押上げ力がばね82の
押下げ力、即ちセット荷重と釣合ってプランジャ79を
タペット78による上昇限付近に保持し、タペット78
のみが26一 偏心カム72の運動に追従して上下動を繰返す。
この場合、タペット78の押下げ力はポンプ室76内の
油圧から与えられるから、タペット78の下降によるも
吸入弁86はポンプ室76内の油圧により閉鎖状態を保
つ。かくして油圧ポンプPはポンプ作用を停止し、エン
ジンEに無用な負荷を与えない。タペット78と偏心カ
ム72との係合面にはポンプ室76内の油圧による押圧
力が作用するが、その押圧力は、タペット78の軸径が
充分に小径であることから軽微であり、エンジンEの負
荷としては無視し得る程度のものである。
尚、本発明はV型エンジンを搭載した自動二輪車にも適
用し得る。
以上のように本発明によれば、車体の左右方向に突出し
、且つ前後方向に互いに位置をずらせた前部および後部
エンジンブロックを備えるエンジンを搭載した自動二輪
車において、ポンプ部と該ポンプ部にポンプ作用を与え
る作動部とより縦長に構成された油圧ポンプを前部エン
ジンブロックの背面に配設し、作動部を前部エンジンブ
ロックのオーバーヘッド式動弁カム軸に伝動可能に連結
し、作動部を中心にしてポンプ部が車体内方に向くよう
に前記油圧ポンプを傾けて前部エンジンブロックに固定
したので、エンジンの形態上必然釣車のlA観体裁を向
上させると共に油圧ポンプを車体前方からの除外物に対
して保護することができる。また車体内方に配設された
他の油圧機器と油圧ポンプとの接続油路を短縮してそれ
らに対する作動油の供給効率を向上させることができる
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を自動二輪車用制動装置における油圧ポン
プに適用した一実施例を示すもので、第1図はその制動
装置を備えた自動二輪車の透視側面図、第2図は同平面
図、第3図は制動装置の油圧回路図、第4図は制動装置
における後部マスクシリンダの拡大縦断側面図、第5図
は制動装置における油圧ポンプのエンジンへの装着状態
での拡大縦断背面図、第6図は第5図のVI−Vl線断
面図、第7図は前、後輪ブレーキの制動油圧分配比特性
線図で、線Aが前記制動装置による特性、線Bが理想的
特性を示すものである。 E・・・水平対向型エンジン、Eb、Eα・・・前、後
部エンジンブロック、P・・・油圧ポンプ、P2・・・
ポンプ部、P3・・・作動部、ε・・ずれ、60 ・動
弁カム軸。 特許 出願人  本田技研工業株式会社29−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 車体の左右方向に突出し、且つ前後方向に互いに位置を
    ずらせた前部および後部エンジンブロックを備えるエン
    ジンを搭載した、自動二輪車において、ポンプ部と該ポ
    ンプ部にポンプ作用を与える作動部とより縦長に構成さ
    れた油圧ポンプを前記前部エンジンブロックの背面に配
    設し、前記作動部を前記前部エンジンブロックのオーバ
    ーヘッド式動弁カム軸に伝動可能に連結し、前記作動部
    を中心にして前記ポンプ部が車体内方に向くように前記
    油圧ポンプを傾けて前記前部エンジンブロックに固定し
    てなる、自動二輪車における油圧ポンプ配設装置。
JP8540482A 1982-05-20 1982-05-20 自動二輪車における油圧ポンプ配設装置 Granted JPS5833582A (ja)

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