JPS5833435A - 予備発泡粒子の製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は予備発泡粒子の製法に関し、さらに詳しくは、
収縮が少なく柔軟性が大きい（腰が強い）成型体を与え
る適度の気泡径を有する予備発泡粒子の製法に間する。

出願人は先に予備発泡粒子を得る方法として揮発性発泡
剤を含有する重合体粒子を密閉客器内で水に分散させ容
器内の圧力を該発泡剤の蒸気圧或はそれ以上の圧力に保
持しながら＃ｉ富会合体軟化温度以上に加熱した後、容
器内の水面下の１端を開放し２重合体粒子と水とを同時
に容器内よりも低圧の１８気に放出することにより予備
発泡粒子を得る方法を提案した（特公昭５６−１３４４
号）。しかしながら、この方法では、得られた予備発泡
粒子の気泡径が微細になり易い傾向があり、そのため該
予備発泡粒子を成型用金型に充填し加熱して膨張させる
ことにより成型体を得る際、成型体の収縮が激しく。

また柔軟性が低い（Ｉ！か弱い）等の未だ不充分な点が
あった。

本発明者等は上記の点に鑑み、収縮が少なく。

柔軟性が大きい（ＷＩが強い）成型体を与える適度の気
泡径を有する予備発泡粒子を得るための製法を確立すべ
く鋭意研究した結果１本発明に到遠した。

すなわち１本発明は９重合体粒子をそれが揮発性発泡剤
を含有した状態において密閉容器内で分散媒に分散させ
、上記粒子が軟化する温度以上の温度に加熱し、容器の
一端を開放し、容器内圧力を上記発泡剤の蒸気圧より低
い圧力に保持しながら上記粒子と分散媒とを同時に容器
内よりも低圧の雰囲気に放出することを特徴とする予備
発泡粒子の製法を要旨とする゛。

本発明に用いる重合体としては、ポリスチレン系重合体
、ポリ塩化ビニル系重合体、ｔ：Ｖオレフィン系重合体
等が挙げられるが、従来の発泡方法では適度に発泡させ
ることができなかったポリオレフィン系重合体に好適で
ある。またポリオレフィン系重合体としては架橋したも
の。

無架橋のものいずれでもよく、特に無架橋のエチレン−
プロピレン共重合体に有益である。

本発明に用いる揮発性発泡剤としては１例えばプロパン
、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等で例示され
る脂肪族膨化水素類、シクロブタン、シクロペンタン等
で例示されるｍ式脂肪族炭化水素類及びトリクロロ７０
ロメタン。

ジクロロシフ０ロメタン、ジクロロテトラフロロエタン
、メチルクロライド、エチルクロライド、メチレンクロ
ライド等で例示されるハロゲン化炭化水素類が使用され
る。この発泡剤の添加量は発泡剤の種類および所望する
発泡の程度によって興なるが通常１０〜４０重量部であ
る。

本発明において発泡剤を重合体粒子に含冶させる時期は
特に限定されない。従って、予め重合体粒子に発泡剤を
含有させておき、この発泡剤を含有した重合体粒子を密
閉容器内に入れて該密閉容器内で分散媒に分散させても
よく、或いは重合体粒子と発泡剤を密閉容器内に入れて
該密閉容器内でそれらを分散媒に分散させつつ重合体粒
子に発泡剤を含有させてもよい（後者の場合でも発泡剤
を含有した重合体粒子が分散媒に分散されることはいう
までもない）。または密閉容器内で前記粒子をそれが軟
化する温度以上の温度に加熱する過程において或いは加
熱した後において発泡剤を前記密閉容器内に入わて前記
粒子と発泡剤を分散させつつ前記粒子に発泡剤を含有さ
せてもよい。

尚、前記粒子に発泡剤を含有させる時の温度も任意であ
り特に限定されない。

上記したように本発明において重合体粒子をそれが揮発
性発泡剤を含有した状態において分散媒に分散させるが
、このとき要すれば分散剤。

例えば微粒状の酸化アルミニウムおよび酸化チタン、塩
基性炭酸マグネシウム、塩基性ｌ＃酸亜鉛２脚醗カルシ
ウム等を用いることができる。

この分散剤の添加量は通常重合体粒子１００重量部に対
し、０．０１〜１０重量部である。本発明において用い
られる分散媒は重合体粒子を溶解させない溶媒であれば
よく２例えば水、エチＬ／　＞　り！Ｊ　コール、グリ
セリン、メタノール、エタノール等のうちの１種又はそ
れらの２種以上の混合物が例示されるが通常は水が好ま
しい。

本発明において１重合体粒子を該粒子が軟化する温度以
上の温度に加熱するが、この加熱温度は気泡が破壊され
ず、好適に発泡される範囲内において適宜選択され１重
合体粒子の種類によって異なるが通常９０〜１７０℃で
ある。例えば密閉容器内で重合体粒子に発泡剤を含有さ
せるという方法を採用した場合、前記加熱工程によって
同時に発泡剤が粒子内に含有される（もとより前記加熱
前に含有させることも可能である）。また１本発明にお
いて発泡剤の蒸気比とは２発泡剤を粒子に含有させた状
態で且つ該粒子が分散媒に分散された系での発泡剤のＩ
ｈ気圧を指すものであり２発泡剤が単独で存在する場合
の蒸気圧とは必ずしも一蚊しない。すなわち。

発泡剤と粒子との親和性の程度、含有量、および発泡剤
の種類の組合せ略によって異なり、一義的に定めること
はできない。

本発明において重合体粒子が軟化する温度以上の温度に
加熱した後容器の一端を開放し、容器内の圧力を発泡剤
の蒸気圧より低い圧力に保持しながら重合体粒子と分散
媒とを同時に容器内より低圧の雰囲気に放出する。この
場合の容器内の圧力は９発泡剤の１ＩＩＩＩによって異
なり。

一般には発泡剤の蒸気圧より低い圧力であればよいが、
好ましくは次式： ｐ、　）　ｐ≧０．３Ｐ＋（ここで、Ｐは容器内の圧力
を示し＋ＰＩは発泡剤の蒸気圧を示す。）で表わされる
範囲の圧力より選択され、さらに好ましくは１次式： Ｐ、）Ｐ≧ｏ７ｐ、（ただし、ＰおよびＰｌは前記と同
様のものを示す。） で表わされる範囲の圧力より選択される。容器内の圧力
が蒸気圧以上の場合には、得られる予備発泡粒子の気泡
径が小さ過ぎ、ｏ、ａｐ、より小さい場合には得られる
予備発泡粒子の発泡倍率が低下するばかりでなく容器内
で重合体粒子が発泡して相互に融着して予備発泡粒子を
取り出すことが困難になるという不具合を生じる虞わが
ある。なお容器の一端を開放した後の容器内の圧力は、
容器内に導入される窒素、空気尋の無機ガスの供給速度
と放出口の開放面積を調節することにより調整される。

また容器開放後。

予備発泡時全工程に亘って蒸気圧より低い圧力に保持す
る必要はなく、全予備発泡粒子量の２／３以上が、蒸気
圧より低い圧力に保持して得られる時間に相当する時間
において蒸気圧より低い圧力に保持すればよい。また発
泡剤を含有する重合体粒子と分散媒とを同時に放出する
雰囲気は容器内より低圧であればよいが２通常は常圧の
芥囲気が選ばれる。

本発明により得られる予備発泡粒子を用いて発泡成型体
を製造するに当っては１例えば予備発泡粒子を所定の温
度で常圧下熟成した後、所定温度、所定の圧力下に無機
ガスまたは無機ガスと揮発性発泡剤との混合ガスにて加
圧熟成して粒子内に高められた圧力を付与し、しかる後
上記予備発泡粒子を成形金型に充填し、加熱発泡させる
。かくして型通りの成型体を得ることができる。

本発明により得られた予備発泡粒子は適度の気泡径を有
しており１例えば断面五−当り３００以下好ましくは１
５０以下の気泡数を有する。

この予備発泡粒子を用いて得られる成型体は収縮が少な
く、柔軟性が大きい（腰が強い９等価れた物性を有する
ものである。

以下、実施例および比較例を掲げて本発明をさらに詳細
に説明する。

実施例１〜４および比較例１〜４ ｗ耐容ａ中にエチレン−プロピレンランダム共重合体を
基材樹脂とする樹脂粒子、水、ジクｏｎジフロｐメタン
を第１表に示す重量部加え。

攪拌下、容器内の圧力を蛤１表に示す値（発泡開始前の
容器内の圧力）に保持しながら１３７℃に昇温し、０．
５時間保持した後、容器内の一端を開放し、Ｉｆ素ガス
により背圧をかけて容器内の圧力を１１１表に示す圧力
（発泡中のｖＩ器内の圧力）に保持しながら粒子と水と
を同時に大気下へ紋出し、乾燥して予備発泡粒子を得た
。

得られた予備発泡粒子の発泡倍率および断面１−当りの
気泡数を第１表に示す。

次いでこの予備発泡粒子を常温、常圧にて５０時間放置
後、　２０℃、　４Ｍ／ａｔ（Ｇ）の空気にＴ１００時
間加圧し、しかる後成型用金型に充填し、水蒸気圧２．
２　ｋｇ／ｄ（Ｇ）にて成型を行なった。得られた成型
体の収縮率および柔軟性を第２表に示す。

また容器開放時の容器内の圧力を変えた以外は同様の操
作を行なって得た予備発泡粒子およびこれを用いた成型
体の同様の結果を１ｔ＋１表および蛤２表に併せて示す
。

第２表 に２−柔軟性試験は、厚さ２０ｍの試験片を６０ｍφの
円筒軸に沿わせて１８０°折り曲げその外観を観察した
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 重合体粒子をそれが揮発性発泡剤を含有した状態におい
   て密閉容器内で分散媒に分散させ。 上記粒子が軟化する温度以上の温度に加熱し。 容器の一端を開放し、容器内圧力を上記発泡剤の蒸気圧
   より低い圧力に保持しながら上記粒子と分散媒とを同時
   に容器内よりも低圧の雰凹気に放出することを特徴とす
   る予備発泡粒子の製法。