JPS5833321Y2 - 有歯ケ−ブルの駆動装置 - Google Patents
有歯ケ−ブルの駆動装置Info
- Publication number
- JPS5833321Y2 JPS5833321Y2 JP1979103790U JP10379079U JPS5833321Y2 JP S5833321 Y2 JPS5833321 Y2 JP S5833321Y2 JP 1979103790 U JP1979103790 U JP 1979103790U JP 10379079 U JP10379079 U JP 10379079U JP S5833321 Y2 JPS5833321 Y2 JP S5833321Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- drive gear
- gear
- drive device
- driven
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は例えは小型船舶等のステアリング装置等に用い
るのに好適な有歯ケーブルの、駆動装置の改良に関する
。
るのに好適な有歯ケーブルの、駆動装置の改良に関する
。
更に詳しく説明すると、有歯ケーブル（以下単にケーブ
ルという）の基本的構造は数本の金属線を撚り合わせた
可撓性の芯要素と、該芯要素の外周面に一本の金属線を
緊密に等間隔で蔓巻きした螺旋歯を有するケーブルであ
って、該ケーブルを導管に摺動自在に挿通し操作側の、
駆動歯車の回転により、ケーブルに押し、又は引きの力
を伝達し従動機器を遠隔操作せしめるものである。
ルという）の基本的構造は数本の金属線を撚り合わせた
可撓性の芯要素と、該芯要素の外周面に一本の金属線を
緊密に等間隔で蔓巻きした螺旋歯を有するケーブルであ
って、該ケーブルを導管に摺動自在に挿通し操作側の、
駆動歯車の回転により、ケーブルに押し、又は引きの力
を伝達し従動機器を遠隔操作せしめるものである。
ケーブルは前述の如く可撓性を有し、かつラックと同様
に作用して駆動歯車の回転による作動を正確に従動機器
側に伝達しうるので、操作側をステアリングホイルとし
従動側を舵手段とした舶用ステアリング装置にしばしば
用いられる。
に作用して駆動歯車の回転による作動を正確に従動機器
側に伝達しうるので、操作側をステアリングホイルとし
従動側を舵手段とした舶用ステアリング装置にしばしば
用いられる。
従来の此の種の装置にあっては例えば特公昭５１−４７
８１７号公報或は米国特許第 ３１３５１３０号の如く１駆動歯車にだけケーブルを噛
合させて駆動歯車のみの回転によってケーブルを作動さ
せていたので１．駆動歯車を回転させて前記ケーブルを
操作側から従動機器を引き方向に作動させた場合は、ケ
ーブルが駆動歯車に巻き付く如くなるので比較的軽く従
動機器を作動させることが出来る。
８１７号公報或は米国特許第 ３１３５１３０号の如く１駆動歯車にだけケーブルを噛
合させて駆動歯車のみの回転によってケーブルを作動さ
せていたので１．駆動歯車を回転させて前記ケーブルを
操作側から従動機器を引き方向に作動させた場合は、ケ
ーブルが駆動歯車に巻き付く如くなるので比較的軽く従
動機器を作動させることが出来る。
しかしながら押し方向の操作をした場合は、例えば船舶
のステアリング装置に使用した場合を例にとると、波の
力等によって生じる従動機械側から操作側への押力がケ
ーブルから操作側に伝わり、これに抵抗してケーブルを
押し返えす方向に作動させる為、ステアリングホイル側
の１魁動歯車にはゾ半周にわたって歯合させであるケー
ブルは１．駆動歯車の前記外周から離れる如くになり、
ケーブルは、駆動歯車を収納しているケーシングの内壁
に強く押し付けられて、ステアリングの操作が極めて重
たくなり、かつケーブルの螺旋歯が内壁に対する強い摺
動によって磨耗する欠点があった。
のステアリング装置に使用した場合を例にとると、波の
力等によって生じる従動機械側から操作側への押力がケ
ーブルから操作側に伝わり、これに抵抗してケーブルを
押し返えす方向に作動させる為、ステアリングホイル側
の１魁動歯車にはゾ半周にわたって歯合させであるケー
ブルは１．駆動歯車の前記外周から離れる如くになり、
ケーブルは、駆動歯車を収納しているケーシングの内壁
に強く押し付けられて、ステアリングの操作が極めて重
たくなり、かつケーブルの螺旋歯が内壁に対する強い摺
動によって磨耗する欠点があった。
上述の如き欠点を補う為に、ケーシングの内壁に摩擦抵
抗の少ない例えばテフロンの如き合成樹脂等の部材を嵌
め入れて固定したり、更に又多数のローラーを設けるな
どしてケーブルの摩擦を軽減する配慮がなされていた。
抗の少ない例えばテフロンの如き合成樹脂等の部材を嵌
め入れて固定したり、更に又多数のローラーを設けるな
どしてケーブルの摩擦を軽減する配慮がなされていた。
しかしながら前者にあっては摩擦抵抗の減少は多くは望
めず、後者にあっても工作上多くの手間を要し、いづれ
も満足しうるものではなかった。
めず、後者にあっても工作上多くの手間を要し、いづれ
も満足しうるものではなかった。
本考案の主たる目的は上述の如き欠点に鑑み、ケーブル
が駆動歯車のケーシングの内壁に全く押し付けられるこ
となく、常に軽く操作出来るケーブルの１駆動装置を提
供するにある。
が駆動歯車のケーシングの内壁に全く押し付けられるこ
となく、常に軽く操作出来るケーブルの１駆動装置を提
供するにある。
本考案の一実施例を図面に依って説明すると、第１図、
第２図に於て、１は軸１Ｃに依ってケーシング５に枢支
されている駆動歯車、１ａは駆動歯車に設けられ、ステ
アリングシャフト３に固着されたピニオン歯車３ａと歯
合する内歯。
第２図に於て、１は軸１Ｃに依ってケーシング５に枢支
されている駆動歯車、１ａは駆動歯車に設けられ、ステ
アリングシャフト３に固着されたピニオン歯車３ａと歯
合する内歯。
１ｂは１駆動歯車の外周に設けられた凹歯である。
２は駆動歯車に例えば隣接してケーシングに植設された
別個の軸２Ｃに依って実質的に同一平面で直接または間
接的に枢支された補助歯車、２ａは補助歯車の外周に設
けられた凹歯である。
別個の軸２Ｃに依って実質的に同一平面で直接または間
接的に枢支された補助歯車、２ａは補助歯車の外周に設
けられた凹歯である。
４はケーブルであって、該ケーブルは駆動歯車１の凹歯
１ｂと補助歯車２の凹歯２ｂの三領域において歯合させ
である。
１ｂと補助歯車２の凹歯２ｂの三領域において歯合させ
である。
４ａはケーブルの一次側で、その先端は第２図に示され
た如く船外機で示した舵手段等の従動機器りに接続され
ており、４ｂはケーブルの二次側で第２図に示されてい
る如く、その先端は作動に必要な長さを残し、フリーの
状態になっている。
た如く船外機で示した舵手段等の従動機器りに接続され
ており、４ｂはケーブルの二次側で第２図に示されてい
る如く、その先端は作動に必要な長さを残し、フリーの
状態になっている。
６はケーシングの内壁である。この実施例では緊張手段
７が設けられ、該緊張手段は補助歯車２の軸２ｃを支え
ており、ねじの調節によって駆動歯車１と補助歯車２の
間隔を調節して、ケーブルを適当に緊張させる為のもの
である。
７が設けられ、該緊張手段は補助歯車２の軸２ｃを支え
ており、ねじの調節によって駆動歯車１と補助歯車２の
間隔を調節して、ケーブルを適当に緊張させる為のもの
である。
８はステアリングホイルである。本考案の作用と効果を
説明すると、例えばステアリングホイル８によりステア
リングシャフト３をＡ方向へ回転させると、駆動歯車１
はＣ方向へ回転し、駆動歯車１の外周に設けられた凹歯
１ｂに歯合させたケーブルの一次側４ａはＣ方向に従動
する、更にケーブル４を三領域で歯合させた補助歯車２
は一方の領域が歯合しているケーブル４の一次側４ａの
Ｃ方向の従動によってＥ方向へ回転し、同時に補助歯車
２の他方の領域に歯合しているケーブル４の二次側４ｂ
はに方向へ従動する上記はケーブルのＣ方向の引きの操
作により従動機器を遠隔操作した場合である。
説明すると、例えばステアリングホイル８によりステア
リングシャフト３をＡ方向へ回転させると、駆動歯車１
はＣ方向へ回転し、駆動歯車１の外周に設けられた凹歯
１ｂに歯合させたケーブルの一次側４ａはＣ方向に従動
する、更にケーブル４を三領域で歯合させた補助歯車２
は一方の領域が歯合しているケーブル４の一次側４ａの
Ｃ方向の従動によってＥ方向へ回転し、同時に補助歯車
２の他方の領域に歯合しているケーブル４の二次側４ｂ
はに方向へ従動する上記はケーブルのＣ方向の引きの操
作により従動機器を遠隔操作した場合である。
次にステアリングシャフト３をＢ方向に回転させた場合
は、駆動歯車１はＤ方向へ回転し、ケーブル４の二次側
４ｂはＪ方向に従動させられる、従ってケーブルの二次
側４ｂによってＦ方向へ回転させられた補助歯車２はケ
ーブル４の一次側４ａを引張る様にＨ方向へ従動させる
。
は、駆動歯車１はＤ方向へ回転し、ケーブル４の二次側
４ｂはＪ方向に従動させられる、従ってケーブルの二次
側４ｂによってＦ方向へ回転させられた補助歯車２はケ
ーブル４の一次側４ａを引張る様にＨ方向へ従動させる
。
しこうしてケーブル４は引き、押しいづれの荷重が加え
られても本考案の駆動装置にあっては、ケーシング５の
内壁６に全く押し付けられることはなく、摺接すること
もない、従ってケーシングはケーブルによる摩擦抵抗を
受けることなく円滑に従動機器を作動させることが出来
る従来にない優れた効果を有する。
られても本考案の駆動装置にあっては、ケーシング５の
内壁６に全く押し付けられることはなく、摺接すること
もない、従ってケーシングはケーブルによる摩擦抵抗を
受けることなく円滑に従動機器を作動させることが出来
る従来にない優れた効果を有する。
即ち、本考案の駆動装置のケーシング５に補助歯車２を
設け、前記両歯車１および２の間でケーブルに適当な緊
張が与えうるので、押し引きいずれの方向のケーブル４
の従動時にもケーブル４がたるむことがなく、極めて軽
くケーブルを作動しうるものである。
設け、前記両歯車１および２の間でケーブルに適当な緊
張が与えうるので、押し引きいずれの方向のケーブル４
の従動時にもケーブル４がたるむことがなく、極めて軽
くケーブルを作動しうるものである。
なお補助歯車２の大きさは、駆動歯車１と図示の如く必
ずしも同じ大きさとする必要はない、また、軸２Ｃの位
置を正確にすることによって緊張装置７のないものであ
ってもよいことはいうまでもない。
ずしも同じ大きさとする必要はない、また、軸２Ｃの位
置を正確にすることによって緊張装置７のないものであ
ってもよいことはいうまでもない。
図面は本考案の一実施例に係るものであって、第１図は
要部の一部切欠正面図、第２図は本考案の装置の使、用
状態を示す正面図である。 １：駆動歯車、２：補助歯車、５：ケーシング、４：有
歯ケーブル、７：緊張装置。
要部の一部切欠正面図、第２図は本考案の装置の使、用
状態を示す正面図である。 １：駆動歯車、２：補助歯車、５：ケーシング、４：有
歯ケーブル、７：緊張装置。
Claims (1)
- 有歯ケーブルを用いて遠隔操作を行う為の駆動装置に於
て、ケーシングに軸支された駆動歯車と、該駆動歯車の
外周にはゾ半周にわたって歯合させた有歯ケーブルと、
前記、駆動歯車と軸を異にして設けられ前記ケーシング
に軸支された補助歯車とを具備すると共に、該補助歯車
の外周の三領域に、前記有歯ケーブルが歯合されてなる
ことを特徴とする有歯ケーブルの１駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979103790U JPS5833321Y2 (ja) | 1979-07-26 | 1979-07-26 | 有歯ケ−ブルの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979103790U JPS5833321Y2 (ja) | 1979-07-26 | 1979-07-26 | 有歯ケ−ブルの駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5621647U JPS5621647U (ja) | 1981-02-26 |
| JPS5833321Y2 true JPS5833321Y2 (ja) | 1983-07-25 |
Family
ID=29336493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1979103790U Expired JPS5833321Y2 (ja) | 1979-07-26 | 1979-07-26 | 有歯ケ−ブルの駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5833321Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5411463A (en) * | 1977-06-28 | 1979-01-27 | Koa Denko | Fuse resistor |
-
1979
- 1979-07-26 JP JP1979103790U patent/JPS5833321Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5411463A (en) * | 1977-06-28 | 1979-01-27 | Koa Denko | Fuse resistor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5621647U (ja) | 1981-02-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4449420A (en) | Steering apparatus | |
| GB1026653A (en) | Improvements in remote control steering mechanisms and motion transmission mechanisms therefor | |
| JP2015168037A (ja) | ロボット関節構造及びロボット装置 | |
| US3145972A (en) | Portable power fish cable tool | |
| JPS5833321Y2 (ja) | 有歯ケ−ブルの駆動装置 | |
| JP2540916Y2 (ja) | 相対的に回転する二部材間の伝送装置 | |
| WO2004098980A9 (ja) | 電動パワーステアリング装置用ベルト減速装置及び電動パワーステアリング装置 | |
| US3387759A (en) | Wire feeding means | |
| JPS6341398Y2 (ja) | ||
| JPS6316639Y2 (ja) | ||
| US3156132A (en) | Remote control mechanical actuator | |
| JP2692743B2 (ja) | 内視鏡の湾曲操作装置 | |
| JP3037784B2 (ja) | ケーブルリール | |
| JP6453671B2 (ja) | 余長吸収装置 | |
| JPS61197842A (ja) | 差動歯車機構 | |
| JPS5818323Y2 (ja) | 車両用アンテナ装置 | |
| JPH02144294A (ja) | 船外機付ボートのパワーステアリング装置 | |
| JPH02144295A (ja) | 船外機付ボートのパワーステアリング装置 | |
| JPS5941920Y2 (ja) | 押引コントロ−ルケ−ブルの駆動装置 | |
| US3213841A (en) | Recoil starter | |
| US3440896A (en) | Powered capstan cable pulling mechanism | |
| JPH0562174U (ja) | ２つの部材を同時に駆動するための減速装置 | |
| JPS6115606Y2 (ja) | ||
| JPS6332448Y2 (ja) | ||
| GB1028327A (en) | Flexible shafts |