JPS5833254Y2 - ディ−ゼルエンジン用始動バ−ナ - Google Patents
ディ−ゼルエンジン用始動バ−ナInfo
- Publication number
- JPS5833254Y2 JPS5833254Y2 JP1977178694U JP17869477U JPS5833254Y2 JP S5833254 Y2 JPS5833254 Y2 JP S5833254Y2 JP 1977178694 U JP1977178694 U JP 1977178694U JP 17869477 U JP17869477 U JP 17869477U JP S5833254 Y2 JPS5833254 Y2 JP S5833254Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- nozzle body
- hole
- diesel engine
- heater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はディーゼルエンジン用始動バーナーの燃料流量
を調量するのに用いて好適な液体流量調量用ノズル装置
の改良に関するものである。
を調量するのに用いて好適な液体流量調量用ノズル装置
の改良に関するものである。
従来周知のディーゼルエンジン用始動バーナのノズル装
置は、適正流量を調量する微小小穴を黄銅から成るノズ
ル体に小径ドリルで明けたものを使用していた。
置は、適正流量を調量する微小小穴を黄銅から成るノズ
ル体に小径ドリルで明けたものを使用していた。
前記構成のノズル装置においては、小径ドリルで微小小
穴を明けるため、ドリルの形状から、穴径はφ0.12
w以上、穴長は0.4 rrrm以下と限界があった。
穴を明けるため、ドリルの形状から、穴径はφ0.12
w以上、穴長は0.4 rrrm以下と限界があった。
燃料流量は、穴径と穴長によって決まるが、燃料流量を
小さくしたい場合には、穴径を小さくするかまたは穴長
な大きくすることが必要である。
小さくしたい場合には、穴径を小さくするかまたは穴長
な大きくすることが必要である。
しかしながら、現状のドリル穴明は方式では、前記のご
とく製作上の限界があつC1極端に燃料流量を小さくす
ることができない欠点があった。
とく製作上の限界があつC1極端に燃料流量を小さくす
ることができない欠点があった。
特に、排気量の小さいエンジンに必要な燃料流量は当然
少ないため、これにマツチしたディーゼルエンジン用始
動バーナな提供できない欠点があった。
少ないため、これにマツチしたディーゼルエンジン用始
動バーナな提供できない欠点があった。
本考案は上記の欠点を解消するために、セラミック粉末
の焼成成型体より成る中心部に燃料調量部となる微小小
穴を有したノズル体を備えることにより、セラミック粉
末の焼成時に焼失可能な芯材を入れて焼成することで極
めて簡単に微小小穴を形成することができるディーゼル
エンジン用始動バーナな提供することを目的とするもの
である。
の焼成成型体より成る中心部に燃料調量部となる微小小
穴を有したノズル体を備えることにより、セラミック粉
末の焼成時に焼失可能な芯材を入れて焼成することで極
めて簡単に微小小穴を形成することができるディーゼル
エンジン用始動バーナな提供することを目的とするもの
である。
以下、本考案を図に示す実施例について説明する。
第1図および第2図において、1は燃料の気化と着火を
させるシーズ型のヒータ、2は前記ヒータ1を覆ってい
る耐熱性金属より成る気化パイプで、燃料の気化を促進
するものである。
させるシーズ型のヒータ、2は前記ヒータ1を覆ってい
る耐熱性金属より成る気化パイプで、燃料の気化を促進
するものである。
3は耐熱金属製栓体でエンジンの吸気管等に取付けるた
めのネジ部3aがその下部側に設けられている。
めのネジ部3aがその下部側に設けられている。
4 k>J、穴4aを有する耐熱金属パイプで、該耐熱
金属パイプ4と前記シーズ型のヒータ1と前記気化パイ
プ2とは、前記栓体3にそれぞれ例えばロウ付等により
接合固定されている。
金属パイプ4と前記シーズ型のヒータ1と前記気化パイ
プ2とは、前記栓体3にそれぞれ例えばロウ付等により
接合固定されている。
5は前記栓体3と前記シーズ型のヒータ1とを電気的に
絶縁し且つ気密に固定するシリコンゴム等により成る耐
熱絶縁ゴムリングで、前記栓体3の頭部外周を絞ること
によって気密に封着されている。
絶縁し且つ気密に固定するシリコンゴム等により成る耐
熱絶縁ゴムリングで、前記栓体3の頭部外周を絞ること
によって気密に封着されている。
6はベークライト等より成る絶縁板、7および9は図示
していないリードワイヤを接続する端子ナンドで、8は
スプリングワンシャである。
していないリードワイヤを接続する端子ナンドで、8は
スプリングワンシャである。
10は燃料中の−Bを除去するフィルターで、銅粉末と
スズ粉末とを混合して焼結した金属より成り、約40μ
の死目を有している。
スズ粉末とを混合して焼結した金属より成り、約40μ
の死目を有している。
11は本考案に係わるノズル体で1例えば酸化アルミニ
ウムの成型体を焼成して作ってあり、中心部に燃料流量
用の微小小孔11aを有している。
ウムの成型体を焼成して作ってあり、中心部に燃料流量
用の微小小孔11aを有している。
12は前記栓体3のネジ部3aに螺合する固定ナンドで
、前記栓体3をエンジンの吸気管等に取付固定するため
のものである。
、前記栓体3をエンジンの吸気管等に取付固定するため
のものである。
次に、前記構成になるディーゼルエンジン用始動バーナ
の作動を説明する。
の作動を説明する。
まず予熱において、図示していない蓄電池から、リード
ワイヤを介して導かれた電流は、端子ナン)7.9から
シーズ型のヒータ1を通り、栓体3からエンジン側のア
ースへと流れる。
ワイヤを介して導かれた電流は、端子ナン)7.9から
シーズ型のヒータ1を通り、栓体3からエンジン側のア
ースへと流れる。
このためシーズ型のヒータ1は、一定時間経過後には赤
熱してくる。
熱してくる。
次に、予熱からクランキングに切替えると、フィードポ
ンプより圧送された燃料はフィルタ10を通ってノズル
体11の微lJVト穴11aにより所要の流量に調量さ
れ、その後、栓体3内側とヒータ1外側との間の燃料流
路13を流下し、気化バイブ2とシーズ型のヒータ1と
の間隙を通過する。
ンプより圧送された燃料はフィルタ10を通ってノズル
体11の微lJVト穴11aにより所要の流量に調量さ
れ、その後、栓体3内側とヒータ1外側との間の燃料流
路13を流下し、気化バイブ2とシーズ型のヒータ1と
の間隙を通過する。
この通過の際に熱容量の大きいシーズ型のヒータ1の加
熱によって燃料が効率よく気化し、気化バイブ2の開口
端より気化流出する。
熱によって燃料が効率よく気化し、気化バイブ2の開口
端より気化流出する。
このようにして、流出した気化燃料は更に金属バイブ4
の小穴4aより吸入される吸気管内の空気と混合して、
燃焼を始める。
の小穴4aより吸入される吸気管内の空気と混合して、
燃焼を始める。
このため燃焼により吸気管内の吸気が暖ためられ、この
加熱された吸気がエンジンの始動が容易となる。
加熱された吸気がエンジンの始動が容易となる。
エンジン始動後は、燃料経路をカントし、シーズ型のヒ
ータ1も通電を停止する。
ータ1も通電を停止する。
次に、ノズル体11の製造工程を説明する。
例えばa−酸化アルミニウムの粉末をラバープレス成型
する際に、ノズル体11の微J−JJLとなる部分に焼
失物の芯材、例えば極細の絹糸を入れ、ラバープレス成
型して第2図の形状と同等の成型体を作る。
する際に、ノズル体11の微J−JJLとなる部分に焼
失物の芯材、例えば極細の絹糸を入れ、ラバープレス成
型して第2図の形状と同等の成型体を作る。
その後、この成型体を約1700℃の高温で焼成する。
この焼成時に上記絹糸は燃焼し、絹糸の位置していた部
分は穴が明き、更に焼成時の体積収縮特性によって穴の
径が縮み微小小穴となる。
分は穴が明き、更に焼成時の体積収縮特性によって穴の
径が縮み微小小穴となる。
以上の工程で微小小孔11aを有するノズル体11が得
られる。
られる。
なお、、酸化アルミニウムは約1700℃の焼成温度で
約20%体積が収縮する。
約20%体積が収縮する。
実験結果によると上記絹糸として0.085mmの径の
ものを用いたので、得られる微小小孔11aは約0.0
68rranになる。
ものを用いたので、得られる微小小孔11aは約0.0
68rranになる。
なお、上記絹糸の径、長さ會任意寸法に選べば任意の径
、長さ寸法の微小小チL11aを有するノズル体11を
得ることができる。
、長さ寸法の微小小チL11aを有するノズル体11を
得ることができる。
本考案は上記の実施例に限定されるものではなく、以下
に示すごとく種々変更可能である。
に示すごとく種々変更可能である。
(1) ノズル体11は酸化アルミニウム粉末の焼成
型体で構成する他に、酸化ジルコニウム粉末、酸化マグ
ネシウム粉末、酸化ナトリウム粉末、酸化ベリリウム粉
末、酸化硅素粉末、コージライト粉末、ジルコニウム、
トリウムの窒化物粉末、ジルコニウム、トリウムの炭化
物粉末、ケイ酸アルミニウム粉末等の焼結可能なセラミ
ック粉末の焼成成型体で構成してもよい。
型体で構成する他に、酸化ジルコニウム粉末、酸化マグ
ネシウム粉末、酸化ナトリウム粉末、酸化ベリリウム粉
末、酸化硅素粉末、コージライト粉末、ジルコニウム、
トリウムの窒化物粉末、ジルコニウム、トリウムの炭化
物粉末、ケイ酸アルミニウム粉末等の焼結可能なセラミ
ック粉末の焼成成型体で構成してもよい。
(2)ノズル体11を構成するセラεツク粉末、金属粉
末の内でも焼成時に体積収縮をほとんど生じないものも
使用できる。
末の内でも焼成時に体積収縮をほとんど生じないものも
使用できる。
(3) ノズル本体11の微小小孔11aを作成する
には絹糸の他に絹糸以外の繊維を用いることができ、要
するに焼失物の芯材を用いればよい。
には絹糸の他に絹糸以外の繊維を用いることができ、要
するに焼失物の芯材を用いればよい。
また、ラバープレスで成型体を成型する際に微小径の金
属線を挿入し、成型後、金属線を引き抜くことによって
微小小孔11aを作成するようにしても勿論よい。
属線を挿入し、成型後、金属線を引き抜くことによって
微小小孔11aを作成するようにしても勿論よい。
以上詳述したごとく本考案によれば、中央部に燃料調量
部となる微小小穴を有するノズル体をセラミック粉末の
焼成成型体で構成したから、微小小穴となる部分に焼失
物の芯材を入れて焼成する等の方法で微小小穴を有する
ノズル体を得ることができ、従来のように金属製のノズ
ル体にドリルで微小小穴をあげる場合に比べて微小小穴
の穴径、穴長さの各寸法を自由に簡単に設定することが
できるため、従って任意の液体流量調量特性を有するノ
ズル体を簡単に提供できるという効果がある。
部となる微小小穴を有するノズル体をセラミック粉末の
焼成成型体で構成したから、微小小穴となる部分に焼失
物の芯材を入れて焼成する等の方法で微小小穴を有する
ノズル体を得ることができ、従来のように金属製のノズ
ル体にドリルで微小小穴をあげる場合に比べて微小小穴
の穴径、穴長さの各寸法を自由に簡単に設定することが
できるため、従って任意の液体流量調量特性を有するノ
ズル体を簡単に提供できるという効果がある。
更に1本考案では、ノズル体は上記のシーズ型ヒータと
栓体との間の燃料流路に調量された燃料を供給するだけ
であるから、シーズ型ヒータの加熱による燃料の着火に
より生じた燃焼炎にノズル体が晒されることはなく、従
って、ノズル体自体の劣化、あるいは煤による微小小穴
の目詰りといった問題を生じない。
栓体との間の燃料流路に調量された燃料を供給するだけ
であるから、シーズ型ヒータの加熱による燃料の着火に
より生じた燃焼炎にノズル体が晒されることはなく、従
って、ノズル体自体の劣化、あるいは煤による微小小穴
の目詰りといった問題を生じない。
第1図は本考案ノズル装置の一実施例を具備したディー
ゼルエンジン用始動バーナの断面図、第2図は第1図の
ノズル体を示す断面図である。 11・・・・・・ノズル体、11a・・・・・・微小小
穴。
ゼルエンジン用始動バーナの断面図、第2図は第1図の
ノズル体を示す断面図である。 11・・・・・・ノズル体、11a・・・・・・微小小
穴。
Claims (1)
- シース型ヒータと、該ヒータな内側に固定した栓体と、
該栓体内側と前記ヒータ外側との間に形成した燃料流路
と、セラミック粉末の焼成成型体よりなり中心部に燃料
調量部となる微小小穴を有したノズル体とを具備し、該
ノズル体の微小小穴出口側を前記燃料流路に連通したデ
ィーゼルエンジン用始動バーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977178694U JPS5833254Y2 (ja) | 1977-12-27 | 1977-12-27 | ディ−ゼルエンジン用始動バ−ナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977178694U JPS5833254Y2 (ja) | 1977-12-27 | 1977-12-27 | ディ−ゼルエンジン用始動バ−ナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5499926U JPS5499926U (ja) | 1979-07-14 |
JPS5833254Y2 true JPS5833254Y2 (ja) | 1983-07-25 |
Family
ID=29189408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977178694U Expired JPS5833254Y2 (ja) | 1977-12-27 | 1977-12-27 | ディ−ゼルエンジン用始動バ−ナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5833254Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5516009B2 (ja) * | 2010-04-21 | 2014-06-11 | 株式会社Ihi | 着火装置 |
-
1977
- 1977-12-27 JP JP1977178694U patent/JPS5833254Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5499926U (ja) | 1979-07-14 |
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