JP5516009B2 - 着火装置 - Google Patents

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Description

本発明は、酸化剤と燃料とを含む混合気に着火する着火装置に関するものである。
ディーゼルエンジン等の排気ガス中には、微粒子(パティキュレートマター)が含まれている。当該微粒子を大気中に放出することによる環境への影響が懸念されることから、近年は、ディーゼルエンジン等を搭載する車両には、排気ガス中の微粒子を除去するためのフィルタ(DPF)が設置されている。
このフィルタは、上記微粒子よりも小さな孔を複数備える多孔質体であるセラミックス等によって形成されており、上記微粒子の通過を阻止することによって微粒子の捕集を行っている。
ところが、このようなフィルタを長時間使用していると、捕集した微粒子が蓄積されてフィルタが目詰まり状態となる。
このようなフィルタの目詰まりを防止するために、例えば特許文献1に示されるように、フィルタに対して高温ガスを供給することによって、フィルタに捕集された微粒子を燃焼させて除去する方法が用いられている。
具体的には、特許文献1ではディーゼルエンジンとフィルタとの間にバーナ装置を設置し、排気ガスと燃料とが混合された混合気を燃焼させて高温ガスを発生させ、当該高温ガスをフィルタに供給することによって微粒子を燃焼させている。
特開2007−154772号公報
ところで、上記バーナ装置では、燃料噴射装置から噴射された燃料が酸化剤として供給される排気ガスや外気と混合されて混合気が生成され、当該混合気を着火装置によって着火温度以上に加熱することによって燃焼させる。
しかしながら、バーナ装置では、通常、着火装置としてグロープラグやスパークプラグが用いられており、非常に小さな発熱領域において混合気を着火させている。このため、従来のバーナ装置は、形成される火炎核が小さく、発熱領域の周囲の流速が速い場合には火炎核が吹き消されて成長できず、着火性が悪いという問題を有している。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、着火装置の着火性を向上させることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、酸化剤と燃料とを含む混合気に着火する着火装置であって、設置部から突出した先端に上記混合気の着火温度以上の温度に発熱する発熱領域を有する発熱体と、少なくとも上記発熱領域を囲うと共に気体及び火炎を通過可能でかつ上記燃料を保持可能な囲壁とを備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記囲壁が、上記発熱領域の下方に形成されると共に囲壁の内部と外部とを接続する外気導入口と、該外気導入口よりも上方に形成されると共に囲壁の内部と外部とを接続する火炎噴出口とを有するという構成を採用する。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記囲壁に上記燃料が噴きつけられる場合に、上記囲壁が、上記燃料が噴きつけられる方向に開口する第1開口を備えるという構成を採用する。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記第1開口の開口面積が上記外気導入口よりも広いという構成を採用する。
第5の発明は、上記第2〜第4いずれかの発明において、上記囲壁に燃料が噴きつけられる場合に、上記発熱体が、上記囲壁の内部において、上記囲壁の上記燃料が付着する領域に偏って配置されているという構成を採用する。
第6の発明は、上記第1〜第5いずれかの発明において、上記囲壁の内部に配置される第2発熱領域を備えるという構成を採用する。
第7の発明は、上記第1〜第6いずれかの発明において、上記囲壁の内部に空気を供給する空気供給部を備えるという構成を採用する。
本発明によれば、発熱体の発熱領域が、囲壁によって囲まれている。そして、囲壁によって囲まれた空間、すなわち囲壁の内部空間は、囲壁によって外部の気流が遮蔽されることによって、流れが極めて遅い澱み領域となる。つまり、本発明においては、発熱体の発熱領域が澱み領域に配置されることとなる。このため、発熱領域によって形成された火炎核が吹き消されることを防止し、火炎核の成長を図ることができる。
さらに、本発明において囲壁は、気体及び火炎を通過可能でかつ燃料を保持可能なものとされている。このため、囲壁の内部には酸化剤と揮発した燃料とが供給され、囲壁の内部に安定して混合気を供給することができる。さらに、囲壁の内部で火炎核が成長することによって形成された火炎が囲壁を通過して外部に噴出する。そして、囲壁の外部に噴出した火炎によって、囲壁の外部に存在する混合気を燃焼することができ、安定した燃焼を実現することができる。
したがって、本発明によれば、着火性を向上させることが可能となる。
本発明の第1実施形態における着火装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態における着火装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態における着火装置の変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態における着火装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態における着火装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の第4実施形態における着火装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の第5実施形態における着火装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の第6実施形態における着火装置の概略構成を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る着火装置の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態の着火装置10の概略構成を示す断面図である。また、図2は、本実施形態の着火装置10の概略構成を示す斜視図である。
着火装置10は、酸化剤と燃料とを含む混合気に着火するものであり、例えば、酸化剤として使用可能な排気ガスが流れる配管中や、バーナ装置に設置される。
この着火装置10は、図1に示すように、グロープラグ1(発熱体)と、囲壁2とを備えている。
グロープラグ1は、着火装置10自体の設置部100(例えば配管の壁部やバーナ装置の壁部)から下方に向けて突出し、その先に混合気Yの着火温度以上の温度に発熱する発熱領域として機能する先端部1aを有する。なお、グロープラグ1に換えてスパークプラグを用いることもできる。
囲壁2は、グロープラグ1の先端部1aを囲うものであり、設置部100に対して固定されている。
図1及び図2に示すように、囲壁2は、自らが囲う空間(すなわち内部空間R)を流体の流が遅い澱み領域とするものであり、平面視における上部が大きく下部が小さい段差状に形状設定されている。そして、囲壁2の内部空間Rは、平面視における広さが大きい上部空間R1と平面視における広さが狭い下部空間R2とから構成されている。なお、グロープラグ1の先端部1aは、図1に示すように、下部空間R2の内部に配置されている。
また、囲壁2は、外気導入口2a〜2cと、火炎噴出口2dとを備えている。
外気導入口2a〜2cは、囲壁2の外部空間と囲壁2の下部空間R2とを接続するものであり、外気導入口2aがグロープラグ1の先端部1aの下方に形成され、外気導入口2b(第1開口)が燃料噴射装置200から噴射される燃料Nの噴射方向に向く側方に形成され、外気導入口2cが燃料Nの噴射方向と直交する水平方向に向く側方に形成されている。
なお、燃料噴射装置200は、本実施形態の着火装置10の側方に配置されており、本実施形態の着火装置10が設置される設置部100の一部等によって支持されている。
火炎噴出口2dは、囲壁2の外部空間と囲壁2の上部空間R1とを接続するものであり、外気導入口2a〜2cよりも上方に形成されている。
より詳細には、火炎噴出口2dは、囲壁2に対して複数設けられており、上部空間R1から下方に向けて開口されている。
また、上述のように、本実施形態の着火装置10の側方には燃料噴射装置200が配置されており、囲壁2は、燃料噴射装置200から燃料Nが噴射される。そして、囲壁2は、噴射された燃料Nが付着し、これによって燃料Nを保持する。
なお、本実施形態の着火装置10において囲壁2は、金属繊維からなる不燃布によって形成されており、燃料Nが内部に浸透可能であると共に表面に凹凸によって燃料Nの付着面積が増大されている。これによって、本実施形態の着火装置10における囲壁2は、燃料Nの保持性が高いものとなっている。
このように本実施形態の着火装置10において囲壁2は、気体を通過可能とする外気導入口2a〜2cと火炎を通過可能とする火炎噴出口2dとを有し、さらには燃料Nを保持可能とされている。
このような構成を有する本実施形態の着火装置10によれば、グロープラグ1の先端部1aが発熱することによって先端部1aの周囲が加熱され、先端部1aの周囲に上昇気流が発生する。この結果、囲壁2の外気導入口2aに下方から外気X(例えば、排気ガスや空気等の酸化剤)が流れ込み、外気導入口2aから上方に抜ける上昇気流が発生する。また、当該上昇気流につられて外気導入口2b,2cからも外気Xが内部空間Rに流れ込む。
一方、グロープラグ1の先端部1aが発熱すると、囲壁2に保持されている燃料Nが揮発し、揮発した燃料Nが囲壁2の内部空間R内に流入する。そして、内部空間Rに形成された上昇気流と燃料Nとによって、内部空間Rには、濃度の高い混合気Yによる上昇気流が形成される。
なお、本実施形態の着火装置10は、排気ガスが流れる排気管等に設置されるため、内部空間R内に形成される上昇気流は、囲壁2の外部における外気の流れと比較すると、極めて弱い流れである。このため、囲壁2の内部空間Rが、外部空間と比較して流体の速度が極めて遅い澱み領域であることには変わりがない。
そして、混合気Yの一部がグロープラグ1の先端部1aによって加熱されることによって発火し、これによって生成された火炎核が内部空間R内で成長して火炎が形成される。また、形成された火炎は、火炎噴出口2dを介して未燃の混合気Yと共に囲壁2の外部に噴出する。
このように、本実施形態の着火装置10によれば、火炎核が速い流れによって吹き消されることがなく、確実に火炎を形成することができる。また、火炎噴出口2dから噴出される火炎は、従来のグロープラグやスパークプラグによって形成される火炎核と比較して遥かに大きく安定したものである。このため、着火装置10の周囲に存在する混合気を確実に着火することが可能となる。
したがって、本実施形態の着火装置10によれば、着火性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態の着火装置10においては、囲壁2に燃料Nが噴きつけられ、燃料Nが噴きつけられる方向に開口する外気導入口2bを備える。
このため、外気導入口2bを介してグロープラグ1の先端部1aの近傍に直接燃料Nが供給され、グロープラグ1の先端部1aの近傍における混合気Yの燃料濃度をより高めることができる。したがって、着火性をより向上させることができる。
また、外気導入口2bを介してグロープラグ1の先端部1aの近傍に直接燃料Nが供給されることによって、グロープラグ1に着火温度まで加熱されていない液状の燃料Nが付着する。このため、グロープラグ1が過熱されることを抑制し、グロープラグ1の寿命を延ばすことが可能となる。
また、本実施形態の着火装置10においては、囲壁2に多方向から外気導入口2a〜2cが形成されているため、様々な外気導入口2a〜2cからグロープラグ1の先端部1aを介して内部空間Rに外気Xを供給することができる。
したがって、着火装置10が傾いた場合であっても、内部空間Rへの外気Xの流入を確保することができ、安定した着火性能を発揮することができる。
なお、本実施形態の着火装置10のように、囲壁2の側方から燃料Nを噴きつける場合には、囲壁2における燃料噴射装置200側の側壁に多くの燃料Nが付着する。また、外気導入口2bを介して燃料Nが直接噴きつけられるため、囲壁2の燃料装置200から離れた側の側壁も同様に多くの燃料Nが付着する。
したがって、図3(a)及び(b)に示すように、多くの燃料Nが付着する領域にグロープラグ1を偏らせて配置することにより、先端部1aをより燃料Nの濃度が高い領域に配置することができるため、より着火性を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図4(a)は、本実施形態の着火装置20の概略構成を示す斜視図である。この図に示すように、本実施形態の着火装置20においては、囲壁2の燃料Nが噴きつけられる側のみに火炎噴出口2dが形成されている。
すなわち、本実施形態の着火装置20においては、囲壁2に燃料Nが噴きつけられ、火炎噴出口2dが囲壁2の燃料Nが噴きつけられる側に偏って形成されている。
このような本実施形態の着火装置20によれば、火炎噴出口2dが囲壁2の燃料Nが噴きつけられる側に偏って形成されているため、囲壁2の燃料Nが噴きつけられる側に大きな火炎が噴出することとなる。
このため、多くの燃料Nが付着する囲壁2の燃料Nが吹き付けられる側の温度が高くなり、燃料Nの揮発を促進させることができ、着火後における着火装置20の周辺の燃焼を安定させることが可能となる。
なお、図4(b)に示すように、円形の火炎噴出口2dを複数設ける換わりに、単一の矩形の火炎噴出口2dを設けても良い。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図5は、本実施形態の着火装置30の概略構成を示す断面図である。この図に示すように、本実施形態の着火装置30は、燃料Nが噴きつけられる側に開口する外気導入口2bの開口面積が外気導入口2aよりも広く設定されている。また、外気導入口2bは、燃料Nが噴射される方向のみに形成されており、燃料Nが噴射される方向と反対側は閉塞されている。
このような構成を採用する本実施形態の着火装置30によれば、内部空間Rで成長した火炎の一部を外気導入口2bから噴出させることが可能となり、囲壁2に噴射される燃料Nの一部を当該火炎で加熱して揮発させることができる。よって、燃料Nの揮発を促進させることができ、着火後における着火装置30の周辺の燃焼を安定させることが可能となる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図6は、本実施形態の着火装置40の概略構成を示す断面図である。この図に示すように、本実施形態の着火装置40は、囲壁2の燃料Nが噴きつけられる側とその反対側とに外気導入口2bを備え、この外気導入口2bの燃料Nが噴きつけられる側と反対側の外気導入口2bに対向配置される対向板3を備えている。
対向板3は、囲壁2の火炎噴出口2dを挟んで外気導入口2bと対向している。
この対向板3は、外気導入口2bを介して到達する燃料Nを受けるものである。そして、例えば、耐火性のメッシュ板等の付着した燃料が揮発しやすい多孔体から形成されることが好ましい。
このような構成を採用する本実施形態の着火装置40によれば、燃料噴射装置200から噴射された燃料Nの一部が外気導入口2bを介して対向板3に到達して付着する。
一方で、対向板3に付着した燃料Nは、火炎噴出口2dから噴出する火炎によって炙られて揮発する。
したがって、本実施形態の着火装置40によれば、燃料Nの揮発を促進させることができ、着火後における着火装置40の周辺の燃焼を安定させることが可能となる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図7は、本実施形態の着火装置50の概略構成を示す断面図である。この図に示すように、本実施形態の着火装置50は、囲壁2の内部空間Rに第2グロープラグ4が設置されている。
この第2グロープラグ4は、グロープラグ1と同様に着火装置50自体の設置部100から下方に向けて突出し、その先に混合気Yの着火温度以上の温度に発熱する発熱領域として機能する先端部4a(第2発熱領域)を有する。
つまり、本実施形態の着火装置50は、内部空間Rに配置される発熱領域として機能する第2グロープラグ4の先端部4aを備えている。なお、グロープラグ1に換えてスパークプラグを用いることもできる。
このような構成を採用する本実施形態の着火装置50によれば、内部空間Rに流入した混合気Yが改めて内部空間R内において着火温度以上に加熱されるため、単一のグロープラグ1を備える場合よりも、より着火性を向上させることが可能となる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。なお、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図8(a)は、本実施形態の着火装置60の概略構成を示す断面図である。この図に示すように、本実施形態の着火装置60は、内部空間Rに空気X1を供給する空気供給部6を備えている。
このような構成を採用する本実施形態の着火装置60によれば、グロープラグ1の先端部1aに供給される混合気Yの酸素濃度を高めることが可能となり、より着火性を向上させることが可能となる。
なお、図8(b)に示すように、空気供給部6を外気導入口2bに接続するようにしても良い。また、空気供給部6を外気導入口2cに接続するようにしても良い。
このような構成を採用する場合であっても、グロープラグ1の先端部1aに供給される混合気Yの酸素濃度を高めることが可能となり、より着火性を向上させることが可能となる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、空気導入口2a〜2cを介することで外気を囲壁2に対して通過可能とする構成について説明した。また、火炎噴出口2dを介することで火炎を囲壁2に対して通過可能とする構成につい説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば囲壁2を形成する不燃布における金属繊維の網目を大きくし、当該網目を介して気体及び火炎を通過可能にする構成を採用することもできる。
また、上記実施形態においては、上方に位置する設置部100に対してグロープラグ1及び囲壁2が下方に設置される構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、下方に位置する設置部に対してグロープラグ及び囲壁が上方に設置される構成や、設置部に対してグロープラグ及び囲壁が側方に設置される構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、囲壁2に対して噴射することによって燃料Nを供給する構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、紐等によって形成される燃料供給路を直接囲壁2に対して接続することによって燃料Nを囲壁2に対して供給する構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、囲壁2が金属繊維からなる不燃布によって形成される構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、囲壁2を焼結金属に形成したり、金属板を折り曲げることによって形成することも可能である。
なお、上記実施形態における着火装置を上下反転させた姿勢で配置した場合には、火炎噴射口2dから囲壁2内に外気が吸入され、外気導入口2aから火炎が噴射されることとなる。
ただし、囲壁2の外部から内部に流入する空気よりも囲壁2の内部から外部に流出する空気の方が膨張している。このため、囲壁2の内部から外部に空気を流出する開口の面積の方が、囲壁2の外部から内部に空気を流入する開口の面積よりも広いことが好ましい。
火炎噴射口2dの形成可能面積は限られているが、火炎噴射口2dの外側に形成される外気導入口2aの形成可能面積は広く確保することができる。このため、上記実施形態の姿勢の方が、囲壁2の内部から外部に空気を流出する開口の面積を広く確保することができるため、好ましい姿勢である。
10,20,30,40,50,60……着火装置、1……グロープラグ(発熱体)、1a……先端部(発熱領域)、2……囲壁、2a……外気導入口、2b……外気導入口(第1開口)、2c……外気導入口、2d……火炎噴出口、3……対向板、4……第2グロープラグ、4a……先端部(第2発熱領域)、5……空気供給部、N……燃料、X……外気、X1……空気、Y……混合気、R……内部空間、100……設置部、200……燃料噴射装置

Claims (7)

  1. 酸化剤と燃料とを含む混合気に着火する着火装置であって、
    設置部から突出した先端に前記混合気の着火温度以上の温度に発熱する発熱領域を有する発熱体と、
    少なくとも前記発熱領域を囲うと共に気体及び火炎を通過可能でかつ前記燃料を保持可能な囲壁と
    を備え
    前記囲壁が、前記発熱領域を収容する下部と当該下部の上方に配置されると共に前記下部よりも大きな上部とを有する形状とされ、
    前記囲壁の上部の前記下部が設けられていない下面に対して、下方を向いて開口される火炎吹出口が設けられている
    ことを特徴とする着火装置。
  2. 前記囲壁は、前記発熱領域の下方に形成されると共に囲壁の内部と外部とを接続する外気導入口と、該外気導入口よりも上方に形成されると共に囲壁の内部と外部とを接続する火炎噴出口とを有することを特徴とする請求項1記載の着火装置。
  3. 前記囲壁に前記燃料が噴きつけられる場合に、前記囲壁は、前記燃料が噴きつけられる方向に開口する第1開口を備えることを特徴とする請求項2記載の着火装置。
  4. 前記第1開口の開口面積が前記外気導入口よりも広いことを特徴とする請求項3記載の着火装置。
  5. 前記囲壁に燃料が噴きつけられる場合に、前記発熱体は、前記囲壁の内部において、前記囲壁の前記燃料が付着する領域に偏って配置されていることを特徴とする請求項2〜4いずれかに記載の着火装置。
  6. 前記囲壁の内部に配置される第2発熱領域を備えることを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の着火装置。
  7. 前記囲壁の内部に空気を供給する空気供給部を備えることを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の着火装置。
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