JPS5832986Y2 - 天秤吊り型トロリ−線直接吊架装置 - Google Patents
天秤吊り型トロリ−線直接吊架装置Info
- Publication number
- JPS5832986Y2 JPS5832986Y2 JP7835180U JP7835180U JPS5832986Y2 JP S5832986 Y2 JPS5832986 Y2 JP S5832986Y2 JP 7835180 U JP7835180 U JP 7835180U JP 7835180 U JP7835180 U JP 7835180U JP S5832986 Y2 JPS5832986 Y2 JP S5832986Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trolley wire
- suspension device
- scale
- direct suspension
- direct
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は天秤吊り型トロリー線直接吊架装置に関するも
のである。
のである。
電気鉄道のトロリー線の吊り方として、第1図及び第2
図A、B、Cに示す如き直接吊架方式がある。
図A、B、Cに示す如き直接吊架方式がある。
図において、1はトロリー線、2は直接吊架装置である
。
。
このよう□直接吊架方式は、建設費が他のメツセンジャ
ーワイヤーを用いる吊架方式に比べて安い利点がある。
ーワイヤーを用いる吊架方式に比べて安い利点がある。
しかしながら、この方式の場合は、各直接吊架装置2に
よる吊架点が大きな硬点となってトロリー線1の摩耗が
大きく、また吊架点間でのトロリー線1のたるみと高低
差が大きく離線率が大きい等の理由で低速用として駅構
内でのみ使用され、高速用には適しない欠点があった。
よる吊架点が大きな硬点となってトロリー線1の摩耗が
大きく、また吊架点間でのトロリー線1のたるみと高低
差が大きく離線率が大きい等の理由で低速用として駅構
内でのみ使用され、高速用には適しない欠点があった。
特に、第2図Cの逆V吊りの場合は、第3図に拡大図と
して示すように逆V字状のノ・ンガー3とその両端のイ
ヤー4とで吊られるので、吊架点での押上げが可能とな
り、速度性能が向上するが、他の欠点はその1\である
。
して示すように逆V字状のノ・ンガー3とその両端のイ
ヤー4とで吊られるので、吊架点での押上げが可能とな
り、速度性能が向上するが、他の欠点はその1\である
。
最近、本出願人は、トロリー線の断線対策、耐摩耗性の
向上、耐熱性の向上(火災時に溶断しにくい)等を目的
として、第4図に示すような鋼帯5にアルミ被覆6を被
せて一体化した鉄−アル□複合トロリー線(以下、TA
トロリー線と称する。
向上、耐熱性の向上(火災時に溶断しにくい)等を目的
として、第4図に示すような鋼帯5にアルミ被覆6を被
せて一体化した鉄−アル□複合トロリー線(以下、TA
トロリー線と称する。
)Tは開発した。
このようなTA)ロリー線1は、軽量のため波動伝播速
度が大きくとれるので、従来の銅系のトロリー線に比べ
直接吊架方式でも高速集電ができる。
度が大きくとれるので、従来の銅系のトロリー線に比べ
直接吊架方式でも高速集電ができる。
しかしながら、従来の直接吊架装置2では、前述したよ
うな欠点が発生するので、折角のTAトロリー線7の利
点が生かされない。
うな欠点が発生するので、折角のTAトロリー線7の利
点が生かされない。
例えば、第3図に示すような逆V吊りの直接吊架装置2
ではTA)ロリー線Tを吊架した場合には、ハンガー3
に大きな張力がかかつているため、第5図Aに示すよう
にして電車8の集電装置9が直接吊架装置2に向って進
行してくると、第5図Bに示すように直接吊架装置2の
下ではTAトロリー線7は図示のような動きとなり、高
速集電が困難となる。
ではTA)ロリー線Tを吊架した場合には、ハンガー3
に大きな張力がかかつているため、第5図Aに示すよう
にして電車8の集電装置9が直接吊架装置2に向って進
行してくると、第5図Bに示すように直接吊架装置2の
下ではTAトロリー線7は図示のような動きとなり、高
速集電が困難となる。
本考案は、直接吊架方式であうなかも高速集電が可能と
なる天秤量ジ型トロリー線直接吊架装置を提案したもの
で、以下図面に示した実施例を参照して詳細に説明する
。
なる天秤量ジ型トロリー線直接吊架装置を提案したもの
で、以下図面に示した実施例を参照して詳細に説明する
。
第6図乃至第9図は本考案の第1実施例を示したもので
ある。
ある。
本実施例の天秤吊9型トロリー線直接吊架装置2は、碍
子10に支持金具11を介して鉛直面内で回転自在にな
るようにして吊下げ支持された天秤アーム12を有する
。
子10に支持金具11を介して鉛直面内で回転自在にな
るようにして吊下げ支持された天秤アーム12を有する
。
この天秤アーム12は、板ばねや撚線体等で鉛直面内で
可撓性及びバネ性を有するようにしている。
可撓性及びバネ性を有するようにしている。
天秤アーム12の長さは例えば2m程度とする。
天秤アーム120両端には、ピン13.13にてワイヤ
よりなるハンガー14.14の上端が鉛直筒内で回転自
在に支持されている。
よりなるハンガー14.14の上端が鉛直筒内で回転自
在に支持されている。
各・・ンガー14.14の下端にはそれぞれイヤーis
、isが鉛直面内で回転自在にピン16.16にて支持
されている。
、isが鉛直面内で回転自在にピン16.16にて支持
されている。
各イヤー15.15に例えばTA)ロリー線Tが支持さ
れている。
れている。
第10図はこのような本考案の直接吊架装置2を用いた
トロリー線Tの直接吊架方式の実施状態を示したもので
ある。
トロリー線Tの直接吊架方式の実施状態を示したもので
ある。
即ち、この直接吊架方式においては、トロリー線7の布
設系路に沿って支柱30を立設し、この支柱30から張
り出した支持アーム31に本考案の天秤吊り型トロリー
線直接吊架装置2をメツセンジャーワイヤーを介さない
で直接支持させ、この装置2にトロリー線7を支持させ
る。
設系路に沿って支柱30を立設し、この支柱30から張
り出した支持アーム31に本考案の天秤吊り型トロリー
線直接吊架装置2をメツセンジャーワイヤーを介さない
で直接支持させ、この装置2にトロリー線7を支持させ
る。
このようにすると、メツセンジャーワイヤーを張る必要
がなくなう、資材及び工事費共にコストの低減を図るこ
とができる。
がなくなう、資材及び工事費共にコストの低減を図るこ
とができる。
また、天秤量シ形式にし且つ天秤アーム12に可撓性を
もたせると、第11図及び第12図に示すように電車の
集電装置9が進行した場合、支持点(イヤー)間でトロ
リー線Tの張力を変えることなく支接息下の押上げが可
能になり1支持点付近のトロリー線Iが滑らかな曲線と
なる。
もたせると、第11図及び第12図に示すように電車の
集電装置9が進行した場合、支持点(イヤー)間でトロ
リー線Tの張力を変えることなく支接息下の押上げが可
能になり1支持点付近のトロリー線Iが滑らかな曲線と
なる。
このため、支持点付近での離線が大幅に減少し且つ支持
点付近での異常摩耗がなくなる。
点付近での異常摩耗がなくなる。
第13図は本考案の第2実施例を示したものである。
本実施例の天秤量ジ型トロリー線直接吊架装置2は、天
秤アーム12の中間より1本のスプリング式ハンガー1
1を下げ、このスプリング式ハンガー17の下端にイヤ
ー15を取付け、3本吊ジ構造とした例を示したもので
ある。
秤アーム12の中間より1本のスプリング式ハンガー1
1を下げ、このスプリング式ハンガー17の下端にイヤ
ー15を取付け、3本吊ジ構造とした例を示したもので
ある。
第14図は本考案の第3実施例を示したもので、ある。
本実施例の天秤量ジ型トロリー線直接吊架装置2は、天
秤アーム120両端よう垂下されている各ハンガー14
に1鉛直面内で可撓性をもつ第2の天秤アーム18の各
中央をそれぞれピン19にて回転自在に支持させ、それ
ぞれの第2の天秤アーム18の両端よりハンガー20を
それぞれ垂下させ、各ハンガー20の下端にはそれぞれ
イヤー15を取付け、トロリー線Tを支持させるように
したものである。
秤アーム120両端よう垂下されている各ハンガー14
に1鉛直面内で可撓性をもつ第2の天秤アーム18の各
中央をそれぞれピン19にて回転自在に支持させ、それ
ぞれの第2の天秤アーム18の両端よりハンガー20を
それぞれ垂下させ、各ハンガー20の下端にはそれぞれ
イヤー15を取付け、トロリー線Tを支持させるように
したものである。
このように第2の天秤アーム18を設けると、トロリー
線Tの折れをより緩和することができ、離線特性や耐摩
耗性等がより一層改善され、よう高速の用途に使用でき
る。
線Tの折れをより緩和することができ、離線特性や耐摩
耗性等がより一層改善され、よう高速の用途に使用でき
る。
なお、ノ・ンガー14の中間にはコイルスプリングや撚
線体などのバネ材を介装できる。
線体などのバネ材を介装できる。
以上説明したように本考案に係るトロリー線直接吊架装
置は、天秤量9形式にすると共に天秤アームに可撓性を
もたせたので、支持点間でトロリー線の張力を変えるこ
となく支持点下の押上げが可能になり、集電装置の通過
時に支持点付近のトロリー線が滑らかな曲線をなすよう
になる。
置は、天秤量9形式にすると共に天秤アームに可撓性を
もたせたので、支持点間でトロリー線の張力を変えるこ
となく支持点下の押上げが可能になり、集電装置の通過
時に支持点付近のトロリー線が滑らかな曲線をなすよう
になる。
従って、支持点付近での離線が大幅に減少し、且つ支持
点付近でのトロリー線の異常摩耗がなくなる。
点付近でのトロリー線の異常摩耗がなくなる。
また本考案によれば、従来の直接吊架方式の致命的な欠
点となっていた支持点間の張力の低下の問題及び支持点
下の押上げ不能の問題が前述したように解消されるので
、直接吊架方式でも高速集電が可能となった。
点となっていた支持点間の張力の低下の問題及び支持点
下の押上げ不能の問題が前述したように解消されるので
、直接吊架方式でも高速集電が可能となった。
これに伴って、資材及び工事費共にコストの低減を図る
ことができる。
ことができる。
第1図及び第2図A、B、Cは従来のトロリー線の直接
吊架方式の各種の例を示したもので、第1図は斜視図、
第2図A−Cは各側面図、第3図は第2図Cに示す直接
吊架装置の拡大側面図、第4図は複合トロリー線の断面
図、第5図A、Bは従来の直接吊架装置で支持されたト
ロリー線が集電装置で集電な受けている状態の説明図、
第6図は本考案に係る天秤量シ型トロリー線直接吊架装
置の一実施例を示す正面図、第1図は第6図で用いてい
る碍子と支持金具の側面図、第8図は第6図で用してい
るイヤーの側面図、第9図は第1実施例の天秤量ジ型ト
ロリー線直接吊架装置の使用状態の概略正面図、第10
図は本考案の直接吊架装置による直接吊架方式の実施状
態の斜視図、第11図及び第12図は第6図に示す直接
吊架装置で支持されたトロリー線が集電装置で集電を受
けている状態の説明図、第13図及び第14図は本考案
に係る天秤量シ型トロリー線直接吊架装置の第2.第3
実施例の使用状態の概略正面図である。 2・・・・・・直接吊架装置、7・・・・・・トロリー
線、10・・・・・・碍子、11・・・・・・支持金具
、12・・・・・・天秤アーム、13・・・・・・ピン
、14・・・・・・バンカー、15・・・・・・イヤー
、16・・・・・・ピン、18・・・・・・第2の天秤
アーム、19・・・・・・ピン、20・・・・・・・・
ンガー。
吊架方式の各種の例を示したもので、第1図は斜視図、
第2図A−Cは各側面図、第3図は第2図Cに示す直接
吊架装置の拡大側面図、第4図は複合トロリー線の断面
図、第5図A、Bは従来の直接吊架装置で支持されたト
ロリー線が集電装置で集電な受けている状態の説明図、
第6図は本考案に係る天秤量シ型トロリー線直接吊架装
置の一実施例を示す正面図、第1図は第6図で用いてい
る碍子と支持金具の側面図、第8図は第6図で用してい
るイヤーの側面図、第9図は第1実施例の天秤量ジ型ト
ロリー線直接吊架装置の使用状態の概略正面図、第10
図は本考案の直接吊架装置による直接吊架方式の実施状
態の斜視図、第11図及び第12図は第6図に示す直接
吊架装置で支持されたトロリー線が集電装置で集電を受
けている状態の説明図、第13図及び第14図は本考案
に係る天秤量シ型トロリー線直接吊架装置の第2.第3
実施例の使用状態の概略正面図である。 2・・・・・・直接吊架装置、7・・・・・・トロリー
線、10・・・・・・碍子、11・・・・・・支持金具
、12・・・・・・天秤アーム、13・・・・・・ピン
、14・・・・・・バンカー、15・・・・・・イヤー
、16・・・・・・ピン、18・・・・・・第2の天秤
アーム、19・・・・・・ピン、20・・・・・・・・
ンガー。
Claims (1)
- 中央部が支持金具で回転自在に支持された可撓性をもつ
天秤アームと、前記天秤アームの両端に・・ンガーを介
して支持されたイヤーとを具備して成る天秤吊り型トロ
リー線直接吊架装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7835180U JPS5832986Y2 (ja) | 1980-06-05 | 1980-06-05 | 天秤吊り型トロリ−線直接吊架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7835180U JPS5832986Y2 (ja) | 1980-06-05 | 1980-06-05 | 天秤吊り型トロリ−線直接吊架装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS571732U JPS571732U (ja) | 1982-01-06 |
JPS5832986Y2 true JPS5832986Y2 (ja) | 1983-07-22 |
Family
ID=29440868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7835180U Expired JPS5832986Y2 (ja) | 1980-06-05 | 1980-06-05 | 天秤吊り型トロリ−線直接吊架装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5832986Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-06-05 JP JP7835180U patent/JPS5832986Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS571732U (ja) | 1982-01-06 |
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