JPS5832925Y2 - 繊維補強硬質フオ−ム二次成形体 - Google Patents
繊維補強硬質フオ−ム二次成形体Info
- Publication number
- JPS5832925Y2 JPS5832925Y2 JP1978078295U JP7829578U JPS5832925Y2 JP S5832925 Y2 JPS5832925 Y2 JP S5832925Y2 JP 1978078295 U JP1978078295 U JP 1978078295U JP 7829578 U JP7829578 U JP 7829578U JP S5832925 Y2 JPS5832925 Y2 JP S5832925Y2
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- Japan
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- fiber
- foam
- plate
- rigid polyurethane
- reinforced
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、外側を熱可塑性樹脂の薄膜によって被覆し
た、伸び率が10〜60%の変形容易な繊維補強材の内
側に、発泡一体液着状態に、1300C時の伸び率が繊
維補強材と同等範囲の伸び率の完全な連続気泡硬質ポリ
ウレタン板状体を形成した平らな一次成形板状体からの
加熱形成処理にて得られた良好均等な発泡状態と良好な
形状の繊維補強硬質フオーム二次成形体を目的とするも
のである。
た、伸び率が10〜60%の変形容易な繊維補強材の内
側に、発泡一体液着状態に、1300C時の伸び率が繊
維補強材と同等範囲の伸び率の完全な連続気泡硬質ポリ
ウレタン板状体を形成した平らな一次成形板状体からの
加熱形成処理にて得られた良好均等な発泡状態と良好な
形状の繊維補強硬質フオーム二次成形体を目的とするも
のである。
従来、硬質ポリウレタンフォームは、ポリウレタン樹脂
の成形方法の特徴を生かして、モールド成形品あるいは
ペーパーラミネート品として、断熱性のみならず、硬度
、強度を生かした家具、建材等に広く用いられている。
の成形方法の特徴を生かして、モールド成形品あるいは
ペーパーラミネート品として、断熱性のみならず、硬度
、強度を生かした家具、建材等に広く用いられている。
また、これらの大部分は、独立気泡性であって、熱によ
る変形が著しく、加熱による成形には不適当である。
る変形が著しく、加熱による成形には不適当である。
また、所要形状の硬質ポリウレタン板状体の発泡に際し
ては、液状の配合原液を保持しつつ発泡させる必要があ
り、板状体以外の起伏形状のものを、繊維補強材と一体
的にモールドにて均等状態に発泡成形させることは、発
泡機能上並びに発泡設備上困難である。
ては、液状の配合原液を保持しつつ発泡させる必要があ
り、板状体以外の起伏形状のものを、繊維補強材と一体
的にモールドにて均等状態に発泡成形させることは、発
泡機能上並びに発泡設備上困難である。
すなわち、各種の形状のモールドにおいて、補強材と配
合原液とから良好な製品を一次成形によってうる事は、
きわめて至難な事である。
合原液とから良好な製品を一次成形によってうる事は、
きわめて至難な事である。
因って、繊維補強材を一体的に発泡接着させず、公知の
方法により、剥離紙のような離型性の担体上で発泡させ
てから硬化後、接着剤で繊維補強材を一体化させる方法
も採用する事は出来るが、補強効果の不均一性の発生を
避けることが出来ない事のほか、コスト高ともなり、実
用上好ましくない。
方法により、剥離紙のような離型性の担体上で発泡させ
てから硬化後、接着剤で繊維補強材を一体化させる方法
も採用する事は出来るが、補強効果の不均一性の発生を
避けることが出来ない事のほか、コスト高ともなり、実
用上好ましくない。
また、このような繊維材料との複合体において、これを
所要形状に二次成形する場合、成形時の加熱によって熱
変形を生起するものであってはならない。
所要形状に二次成形する場合、成形時の加熱によって熱
変形を生起するものであってはならない。
一般に硬質フオームは主として独立気泡からなるもので
ある。
ある。
従って、これは、構成部材の熱変形度の差によって、異
状な形状に変形し、もはや成形操作が出来ないからであ
る。
状な形状に変形し、もはや成形操作が出来ないからであ
る。
因って、この考案の繊維補強硬質フオーム二次成形体を
うるための連続気泡硬質ポリウレタン板状体について種
々研究の結果、完全な連続気泡性の比較的高密度の高質
ポリウレタン板状体をうろことが出来たため、これを背
景として、この考案の二次成形体の成形可能な繊維補強
連続気泡硬質ポリウレタン板状体を構成し、これを、加
熱形成処理によって、繊維補強硬質フオーム二次成形体
を形成したものである。
うるための連続気泡硬質ポリウレタン板状体について種
々研究の結果、完全な連続気泡性の比較的高密度の高質
ポリウレタン板状体をうろことが出来たため、これを背
景として、この考案の二次成形体の成形可能な繊維補強
連続気泡硬質ポリウレタン板状体を構成し、これを、加
熱形成処理によって、繊維補強硬質フオーム二次成形体
を形成したものである。
上記の完全な連続気泡性の硬質ポリウレタンは、従来の
硬質フオームのように、独立気泡を含有しないため、気
泡の熱膨張によるフオーム体の膨張変形が全く起こらな
いものである。
硬質フオームのように、独立気泡を含有しないため、気
泡の熱膨張によるフオーム体の膨張変形が全く起こらな
いものである。
従って、加熱形成処理だけで、自由な形状の二次成形体
が得られるものである。
が得られるものである。
この硬質ポリウレタンフォーム材の伸び率は、温度によ
り変わるが130’C付近においては、10〜60%程
度の範囲のものである。
り変わるが130’C付近においては、10〜60%程
度の範囲のものである。
また、繊維補強材としては、連続気泡硬質ポリウレタン
板状体とほぼ同程度の10〜60%程度の範囲の伸び率
を有するものが成形上好適である。
板状体とほぼ同程度の10〜60%程度の範囲の伸び率
を有するものが成形上好適である。
従って、各種繊維の不織布が好ましい。各種繊維には天
然繊維、再生繊維、合成繊維、動物繊維、石綿繊維、ガ
ラス繊維等が用途に応じて適宜に選定され、単独または
混用される。
然繊維、再生繊維、合成繊維、動物繊維、石綿繊維、ガ
ラス繊維等が用途に応じて適宜に選定され、単独または
混用される。
また、フェルト生地、フェルト紙等も使用されうる。
また、容易に伸び且つ連続気泡硬質ポリウレタン板状体
と同様伸び率を有するものであれば布状組織のものも使
用可能である。
と同様伸び率を有するものであれば布状組織のものも使
用可能である。
また、二次成形によって、硬質フオームに模様あるいは
、必要な凹凸形状を形成する場合等で、湾曲等の形状変
化をほとんど与えないような場合は、不織布以外の伸び
率の低い布状組織のものも使用可能である。
、必要な凹凸形状を形成する場合等で、湾曲等の形状変
化をほとんど与えないような場合は、不織布以外の伸び
率の低い布状組織のものも使用可能である。
上記のとおり、二次成形品の形状に応じて選定される繊
維補強材は伸び率が10〜60%であり、その外側を熱
可塑性樹脂の薄膜にてあらかじめ被覆され、この被覆さ
れた繊維補強材の内側に、完全な連続気泡性の硬質ポリ
ウレタンフォームの配合原液を展延して板状に発泡一体
接着して、二次成形可能な繊維補強連続気泡硬質ポリウ
レタン板状体を形成するものである。
維補強材は伸び率が10〜60%であり、その外側を熱
可塑性樹脂の薄膜にてあらかじめ被覆され、この被覆さ
れた繊維補強材の内側に、完全な連続気泡性の硬質ポリ
ウレタンフォームの配合原液を展延して板状に発泡一体
接着して、二次成形可能な繊維補強連続気泡硬質ポリウ
レタン板状体を形成するものである。
この平らな一次成形板状体PMPを、加熱して所要の形
状体に沿接することによって、すなわち、加熱成形処理
によって、種々な形状の二次成形体PFMが自由に容易
に得られるものである。
状体に沿接することによって、すなわち、加熱成形処理
によって、種々な形状の二次成形体PFMが自由に容易
に得られるものである。
また、熱可塑性樹脂は、熱的条件に応じて各種のものが
選定される。
選定される。
次に、実施の一例を示す図面に基づいて、この考案の態
様を説明する。
様を説明する。
第1図は、−次成形板状体PMP(繊維補強連続気泡硬
質ポリウレタン板状体)の部分断面を示すもので、第2
図は、−吹成形板状体を加熱形成処理によって、板状体
に湾曲形状を与えた二次成形体PFMの実施の一例を断
面にて示したものである。
質ポリウレタン板状体)の部分断面を示すもので、第2
図は、−吹成形板状体を加熱形成処理によって、板状体
に湾曲形状を与えた二次成形体PFMの実施の一例を断
面にて示したものである。
図において、1は熱可塑性樹脂の薄膜(本例では、ポリ
エチレン、ポリプロピレンを使用した)、2は繊維補強
材(本例では、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン
の合成繊維よりなり、伸び車紋26,7%、横27.3
%の不織布を使用)であって、この繊維補強材2の外側
面に熱可塑性樹脂の薄膜1を形成し、内側面に完全な連
続気泡硬質ポリウレタン板状体3(本例は、130℃に
加熱したときの伸び率は20%)を形成したもので、繊
維補強材2の片面にあらかじめ熱可塑性樹脂の薄膜を形
成しておき、その反対面に硬質ポリウレタンフォームの
配合原液を展延して板状体を発泡形成するに当り、配合
原液が外側へ浸出しないようにして、繊維補強材と完全
な連続気泡性の硬質ポリウレタンフォームを、板状に発
泡形成すると同時に一体化して均一な補強効果を与えて
有用な成形材料としたもので、各種の要望形状に対応し
て二次成形によって、良好な成形体をうる事が出来るよ
うにしたものである。
エチレン、ポリプロピレンを使用した)、2は繊維補強
材(本例では、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン
の合成繊維よりなり、伸び車紋26,7%、横27.3
%の不織布を使用)であって、この繊維補強材2の外側
面に熱可塑性樹脂の薄膜1を形成し、内側面に完全な連
続気泡硬質ポリウレタン板状体3(本例は、130℃に
加熱したときの伸び率は20%)を形成したもので、繊
維補強材2の片面にあらかじめ熱可塑性樹脂の薄膜を形
成しておき、その反対面に硬質ポリウレタンフォームの
配合原液を展延して板状体を発泡形成するに当り、配合
原液が外側へ浸出しないようにして、繊維補強材と完全
な連続気泡性の硬質ポリウレタンフォームを、板状に発
泡形成すると同時に一体化して均一な補強効果を与えて
有用な成形材料としたもので、各種の要望形状に対応し
て二次成形によって、良好な成形体をうる事が出来るよ
うにしたものである。
この連続気泡性の硬質ポリウレタンフォームの発泡密度
は用途に応じて自由に選択出来るものであり、通常は、
0.05〜0.15程度が好ましいが、これに制限され
るものではない。
は用途に応じて自由に選択出来るものであり、通常は、
0.05〜0.15程度が好ましいが、これに制限され
るものではない。
また、硬質ポリウレタンフォームは、可及的耐熱性配合
に考慮されたものである。
に考慮されたものである。
このように補強成形された複合体は、硬質ポリウレタン
フォームが180℃程度に加熱されても軟化するのみで
、気泡の膨張による硬質フオーム体の膨張変形は全く起
こらないものであった。
フォームが180℃程度に加熱されても軟化するのみで
、気泡の膨張による硬質フオーム体の膨張変形は全く起
こらないものであった。
因って、この補強された板状体は、強度的にも充分強度
を有するものであり、また、熱変形を受ける虞れのある
場所での断熱材として効果的に使用されうるものである
。
を有するものであり、また、熱変形を受ける虞れのある
場所での断熱材として効果的に使用されうるものである
。
特に、補強材も、容易に成形変形出来る不織布と熱可塑
性樹脂が使用され、且つ、硬質フオームは完全な連続気
泡性のため、各種の形状のものが、熱形成処理により繊
維補強硬質フォーム二次成形体が奇麗な良好な製品とし
て容易に得られる特徴を有するものである。
性樹脂が使用され、且つ、硬質フオームは完全な連続気
泡性のため、各種の形状のものが、熱形成処理により繊
維補強硬質フォーム二次成形体が奇麗な良好な製品とし
て容易に得られる特徴を有するものである。
第1図は、この考案の一次成形板状体である繊維補強連
続気泡硬質ポリウレタン板状体の部分断面図、第2図は
、この考案の実施の一例を示す二次成形体の部分断面図
である。 1・・・・・・熱可塑性樹脂の薄膜、2・・・・・・繊
維補強材、3・・・・・・完全な連続気泡硬質ポリウレ
タン板状体、PMP・・・・・・−吹成形板状体、PF
M・・・・・・二次成形体。
続気泡硬質ポリウレタン板状体の部分断面図、第2図は
、この考案の実施の一例を示す二次成形体の部分断面図
である。 1・・・・・・熱可塑性樹脂の薄膜、2・・・・・・繊
維補強材、3・・・・・・完全な連続気泡硬質ポリウレ
タン板状体、PMP・・・・・・−吹成形板状体、PF
M・・・・・・二次成形体。
Claims (1)
- 外側を熱可塑性樹脂の薄膜によって被覆した、伸び率が
10〜60%の変形容易な繊維補強材の内側に、発泡一
体液着状態に、130℃に加熱した時の伸び率が10〜
60%の範囲の完全な連続気泡硬質ポリウレタン板状体
を形成した平らな一次成形板状体からの加熱形成処理に
よって得られた繊維補強硬質フォーム二次成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978078295U JPS5832925Y2 (ja) | 1978-06-07 | 1978-06-07 | 繊維補強硬質フオ−ム二次成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978078295U JPS5832925Y2 (ja) | 1978-06-07 | 1978-06-07 | 繊維補強硬質フオ−ム二次成形体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54178792U JPS54178792U (ja) | 1979-12-17 |
JPS5832925Y2 true JPS5832925Y2 (ja) | 1983-07-22 |
Family
ID=28995241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978078295U Expired JPS5832925Y2 (ja) | 1978-06-07 | 1978-06-07 | 繊維補強硬質フオ−ム二次成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5832925Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5213350U (ja) * | 1975-07-16 | 1977-01-29 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5423049Y2 (ja) * | 1973-11-21 | 1979-08-09 |
-
1978
- 1978-06-07 JP JP1978078295U patent/JPS5832925Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5213350U (ja) * | 1975-07-16 | 1977-01-29 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54178792U (ja) | 1979-12-17 |
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