JPS583248B2 - キ−ボ−ド - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子計算機、プリンター、タイプライター等に
使用されるキーボードに関するものである。

従来のキーボードは通常、英文タイプライター等におけ
るキー数は５０個程度から漢字タイプライターの場合で
は数千個程度になり、少ないキー数では表示可能な文字
数が極めて制限され、反対に多数のキーを有するもので
は操作性が極めて悪くなるという欠点を有していた。

これらを解決する一つの手段として、キースイッチ等に
各々名称を付した表示板を対応して設け、この表示板を
複数枚重ねて書物の如く綴じることによりキースイッチ
等の操作部を小型化することが特公昭４ ０ −２ ４
３ ０ ６号公報にてすでに提案されているところが
、この様な従来の構造においても取扱いに際し、本をめ
くるような操作を必要とし、操作が煩わしいという難点
が残されていた。

本発明の目的は、特にキーボードを改良し、種々の分野
に使用出来る様に個々のキーに対し、収容文字数を増大
させかつキーの数を少なくし、操作性が良好にさせるこ
とができるキーボードを提案することである。

本発明は多数の透明キーを有するキーボードの下面に複
数の文字種を収録されたフイルム及び又はキーボードを
二次元的に移動し得るように設置し、文字種選択キーを
押圧することにより前記フイルム及び又はキーボード駆
動部を作動して選択した文字種のみがキーの真下に位置
し、キーボードに表示される文字が変換されるようにし
て従来の欠点を除くようにしたものである。

本発明を具体化すれば種々の態様が考えられるが添付図
面に示した具体例に従って詳細に説明する。

第１図、第２図に於て、１はキーボードで多数の透明キ
ー２がある。

このキーはレンズであってもよい。

３は文字種選択キーである。このキーボード１の下面に
フイルム４を隣接設置しその両側部を駆動軸５，６に巻
いてある。

これら駆動軸５，６はステツピングモータ等の駆動源に
接続され駆動が行なわれる。

７は照明用光源である。文字棟選択キー３の中から所定
の文字種のキーを押圧するとフイルム駆動軸５又は６が
時計方向あるいは反時計方向に駆動され、フイルム４を
移動し、所定の文字種が透明キー２の下に位置すると停
止するようになっている。

第３図に示した実施例はキーボードの各キー８は凸レン
ズになっており、このキーボードの下に文字板９が公知
技術であるリンク機構等（図示せず）により縦・横自由
に高々キー間の距離Ｘを摺動し得るよう配設され、１つ
のキー８に対応して９文字が対応しており、その中の１
文字がキー８の凸レンズ光軸上に位置した時その文字の
みが見えて他の文字は光軸から外れているので見えない
ようになっている。

従って文字種選択キー３の中から所定の文字種のキーを
押圧すると、その信号により文字板９が所定量縦又は横
に動き、所定の文字種が各キー８の凸レンズの光軸上に
位置するようになっている。

これら駆動手段は従来公知技術で種々考えられるところ
で詳細な説明は略する。

このキー８の凸レンズに第４図の如く凹凸スクリーン１
０を設け、この凹凸スクリーン１０上に各文字か投影さ
れ、所定位置の文字のみが所定角度に屈折されてオペレ
ーターの目に見えるようにしてもよい。

例えば、「Ｐａｒｔ■」という情報を打鍵しようとした
場合に、最初の文字「Ｐ」は英大文字であるのでキーボ
ード上の文字選択キー３にて、キーボード上のキーに表
示する文字全体のフォーマットを英文字に変え「Ｐ」の
キーを選択し、これを打鍵する。

次に「ａ，ｒ，ｔ」は英小文字であるため文字選択キー
３でキーボードのフォーマットを英小文字に切換え順次
ａ，ｒ，ｔと打鍵する。

同様にしてローマ数文字である■を選択して入力を完了
することが出来る。

本発明によれば文字種選択キーの中から所定の文字種の
キーを押すだけでキーボードの下のフイルム又は文字板
を二次元的に動かすことによりキー上の文字を種々に変
えることができるので、収容文字数を増大させることが
でき、キーボードを小型にかつ非常に操作性を向上させ
ることができる。

実施例では、フイルムを横方向または文字板の縦横方向
への移動させることについて説明したが、キーボードを
縦横方向に移動することによっても同様の効果が期待で
きるし、フイルム又は文字板の移動とキーボードの移動
を組合せることにさらに一層の効果が得ることが出来る
。

以上、英文タイプライターに用いた場合を説明したが、
漢字プリンター、その他の目的にも使用し得ることは明
らかである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一実施例斜視図、第２図は第１図
の正断面部分図、第３図は本発明装置の他の実施例の要
部斜視図、第４図は第３図の凸レンズの他の実施例を示
す説明図である。 １……キーボード、２……透明キー、３……文字選択キ
ー、４……フイルム、９……文字板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 表示された複数の情報画像を選択指定しこの指定さ
   れた情報に対応する信号を所要の装置に入力する情報選
   択入力装置において、複数種の情報要素で形成される単
   位区画が複数配列された情報媒体と、この情報媒体に沿
   い結像距離を隔てて配置され、前記各単位区画に対接し
   これらと同数であって、かつ、前記単位区画内の同種の
   情報要素と対接しこれらを投影する微小レンズを保持す
   るマルチレンズ板と、前記媒体を介して上記微小レンズ
   に投影光を投射する光源とを具備し、前記各微小レンズ
   が属する前記各単位区画内において前記情報媒体と前記
   マルチレンズ板とが相対的に移動し前記各情報要素を情
   報の種類に応じて投影画稼として選択表示し得るように
   したことを特徴とする情報選択キーボード。