JPS5832434Y2 - 電線保護管 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電線保護管に関し、その目的は従来の屋内配設
用の電線保護管、詳しくは硬質帯状体を、軸芯方向で相
隣る硬質帯状体部分同志を互いに突合せ又は一部重合さ
せて伸縮ならびに曲げ変形可能な状態で螺旋状に捲回し
た筒状の電線保護管を屋外や地下配設用としてその、”
へ流用せんとする場合に派生する問題を、製造面、材料
面でのコストアップを招かない、又は、それが少ない簡
単な改良を旋すのみで、この保護子７の特性であ返伸縮
性、屈曲性を損なうことなく解決し、全体として実用範
囲の拡大を経済性有利に図ることができるようにぜんと
する点にある。

先ず本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、硬質
帯状体１〔合成樹脂製のもの、中でも塩化ビニルが好適
〕を、軸芯方向で相隣る帯状体部分１ａ、１ａ同志が互
いに一部重合する状態、又は突合せする状態（図示省略
）で、更に伸縮ならびに曲げ変形可能な状態で〔このと
き相隣る帯状体部分１ａ、ｌａ同志が離間して目地に隙
間が生じる〕、螺旋状に捲回して筒状の電線保護管本体
２を構成し、この保護管本体２の外側において、相隣る
帯状体部分１ａ、ｌａに股がる状態で断面円形又は楕円
形の隙間塞ぎ用の軟質線状体３〔合成樹脂製のもの、中
でも、塩化ビニルが好適〕を、それの軸芯方向で相隣る
線状体部分３ａ、３ａ同志を互いに離間させて螺旋状に
捲回し、各線状体部分３ａを両帯状体部分１ａ、ｌａの
夫々に対し、接着又は溶着により一体接合したものであ
って、図中１ｂは帯状体１の内面に形成した電線滑り止
め用の凹凸条である。

以上要するに電線保護管は、頭記の如（構成された電線
保護管本体２の外側で、前記相隣る硬質帯状体部分１ａ
、ｌａの突合せ又は重合端縁に股がる状態でかつ、前記
保護管本体２の伸縮ならびに曲げ変形を許容し得るよう
に隙間塞ぎ用の軟質線状体３を螺旋状に捲回接合しであ
ることを特徴とする。

即ち、前記線状体３は軟質であり、かつ断面積が小であ
る上に、円形又は楕円もしくはそれに類似の形状であっ
て軸芯方向での広がりも小であり（集約状態にまとまっ
ている）、更に相隣る線条体部分３ａ、３ａが軸芯方向
で大きく離れている故に、保護管本体２の伸縮ならびに
曲げ変形を所期通り良好に許容しながら、相隣る帯状体
部分１ａ＝１ａの目地からの浸水を防止できるとともに
、線状体３は使用材料が少量ですむし、螺旋状の捲回接
合は在来の手段を利用することも可能であるから、全体
として経済的に非常に有利な状態で、屋外とか地下など
雨水、流水のある条件下での使用範囲を拡大できるに至
った。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る電線保護管の実施例を示し、第１図
は縦断正面図、第２図は別実施例の部分縦断正面図であ
る。 １・・・・・・硬質帯状体、１ａ・・・・・・帯状体部
分、２・・・・・・保護管本体、３・・・・・・軟質線
状体。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 硬質帯状体１を、軸芯方向で相隣る硬質帯状体部分
   １ａ、１ａ同志を互いに突合せ又は一部重合させて伸縮
   ならびに曲げ変形可能な状態で螺旋状に捲回して筒状の
   電線保護管本体２を構威し、この保護管本体２の外側で
   、前記相隣る硬質帯状体部分１ａ、１ａの突合せ又は重
   合端縁に股がる状態でかつ、前記保護管本体２の伸縮な
   らびに曲げ変形を許容し得るように隙間塞ぎ用の軟質線
   状体３を螺旋状に捲回接合しであることを特徴とする電
   線保護管。 ■ 前記軟質線状体３は断面円形に構成されている実用
   新案登録請求の範囲第の項に記載の電線保護管。 ■ 前記軟質線状体３は断面楕円形に構成されている実
   用新案登録請求の範囲第■項に記載の電線保護管。 ■ 前記軟質線状体３が合成樹脂製である実用新案登録
   請求の範囲第■項ないし第■項の何れかに記載の電線保
   護管。 ■ 前記硬質帯状体１が合成樹脂製である実用新案登録
   請求の範囲第■項ないし第■項の何れかに記載の電線保
   護管。