JPS5832139A - 弁体等の耐久性試験装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、特定の温度条件下で弁体等の耐久の耐久性
能は、それが適用される機器の温度条件に大きく依存す
る。このため、その試験は予定された温度環境を再現し
得る恒温室内において行なわれている。すなわち、第１
図に示されているように、被験弁体１を弁体支持ハウジ
ング２に取付けて恒温室３内に配置し、その弁体支持ハ
ウジング２に切換弁４を介して加圧気体供給回路５と減
圧回路６とを交代的に接続することにより、被験弁体１
に異なる圧力ＰＩ　、Ｐ２（Ｐｉ）Ｐ２）を作用させて
その耐久性を試験するようにしている。しかしながら、
自動車の気化器等に用いられる弁体の耐久性を例えば−
４０℃の酷寒条件下で試験する場合、適用される加圧気
体が大気温度のものセあるためその露点温度との関係上
、恒温室３内の配管７中もしくは弁体支持ハウジング２
内において結露、結氷が生じ一１被験弁体１に所定の圧
力変動を適正に付与し得なくなるということがあった。

このような欠点に対処するため、従来の試験装置では恒
温室３内における配管７ｉ結露ボツクス８を設けている
が、その容量に限界があるため、長時間の試験時におい
ては結露ボックス８内にモヤ力て結氷層が堆積して所期
の効果が減殺され、また、　　′これを取除くのに手間
を要するものであった。一方、加圧気体は配管７を通る
際に恒温室３の酷寒雰囲気によシ若干冷却されるものの
依然として大気温度に近い温度を保っているため、厳密
には被験弁体を実際の酷寒条件下で試験したことになら
ないという問題が残されている。

この発明は、上記した従来装置の欠点に鑑みなされたも
ので、その目的は、恒温室の試験温度条件を０℃以下に
設定した場合でも、適用される加・圧気体中の水分が結
露、結氷する虞れがなく、被験弁体に所定の圧力変動を
適正に付与することができ、しかもその試験を実際の酷
寒条件にほぼ近似した条件下において実施し得る弁体等
の耐久性試験装置を提供することにある。

この発明は、加圧気体供給回路に除湿手段を設けて、加
圧気体を、その露点温度が試験温度以下になるように除
湿するとともに、９の除湿された加　１圧気体を恒温室
の酷寒雰囲気にて十分に冷却した　′のちに被験弁体に
適用することを特徴とするものである。

以下、この発明の実施例を第２図を参照して詳細に説明
する。なお、同図において第１図に対応する部分には同
一の参照符号が付けられている。

この試験装置は、第１図に関連する説明で述べられてい
るように、試験温度を０℃以下の特定温度に設定し得る
゛恒温室３を備えておシ、ゴム等の弾性材料からなる被
験弁体１は弁体支持ノ１ウジング２に取付けられた状態
でその恒温室３内に配置される。一方、恒温室３の外側
には、圧力制御装置としての加圧気体供、給回路５と減
圧回路６とが設けられておシ、これらの回路５，６は電
磁弁等からなる公知の切換弁４および接続配管７を介し
で・弁体支持・・ウレング２に交代的に接続されるよう
になっているが、この場合、加圧気体供給回路５には除
湿手段９が設けられておシ、回路５から供給される加圧
気体はこの除湿手段９により予めその露点温度が恒温室
３内の試験温度を下回るように除湿される。除湿機には
、大別すると、空気温度を強制的に冷却してドレンを凝
縮させる冷凍　５　一 式のものと、吸着剤にて空気中の水分を堅着させる水蒸
気吸着式のものとがあるが、この発明においては、除湿
手段９は冷凍式陰湿機１０とその後段に直列的に接続さ
れた水蒸気吸着式除湿機１１との組合せからなることが
望ましく、これによシはぼ完全な除湿状態（露点温度−
４，７０℃以下）をつくり出すことができる。好適な例
としては、焼結金属工業株式会社製のＩＤＦ２Ｂ−０４
１型冷凍式除湿機と同社製のＩＤ型水蒸気吸着式除湿機
とがある。

図示しない加圧源からの加圧気体（’Ｐ　ｔ＝７１ｇｆ
／ｃｒｌ）は、まず冷凍式除湿機１０にて露点温度−１
５℃程度に１次除湿され、次に水蒸気吸着式除湿機１１
によシ露点温度−４０℃程度にまで２次除湿される。

また、この試験装置は、恒温室３内において接続、配管
７に設けられた熱交換手段１３を備えている。

この熱交換手段１３は、接続配管７の外周に形成された
放熱フイ′ンもしくはこの接゛続配管７を螺旋状に巻回
してなる螺旋管であってよい。したがって、除湿手段９
にてほぼ完全に除湿された加圧気体は、所定サイクルで
切換動作する切換弁４によ　６− シ接続配管７を介して弁体支持ハウジング２内に間欠的
に供給される際に、熱交換手段１３による熱交換作用に
て恒温室３内の酷寒雰囲気との間で十分に冷却されたの
ち被験弁体１に適用される。

このようにして、はぼ完全に除湿され、かつ十分に冷却
された加圧気体による圧力Ｐ１と減圧回路６による圧力
Ｐ２とによシ被験弁体１に所定の圧力変動が適正に伝達
される。この場合、通常の試験温度条件は一４０℃まで
であるから、この酷寒条件下においても接続配管７もし
くは弁体支持ハウジング２内において加圧流入気体によ
る結露、結氷が生ずる虞れは殆どない。また、加圧流入
気体は十分に冷却されたものであるため、実際の酷寒条
件下での試胎を行なうことができる。なお、参照符号１
２は、冷凍式除湿機１ｏのビレ／セパレータである。ま
た、第３図に示されて諭るように、除湿手段９と切換弁
４との配管中に熱交換手段１３を設け、その冷却された
加圧気体を切換弁４を介して被験弁体１に適用すること
もできる。これは、切換弁４の切換サイクルが５〜１０
秒程度の早い場合によシ有効である。

上記した実施例の説明から明らかなように、この発明に
よれば、加圧気体供給回路からの加圧気体を冷凍式除湿
機と水蒸気吸着式除湿機との組合せからなる除湿手段に
てほぼ完全に除湿し、かつこの除湿された加圧気体を熱
交換手段を介して恒温室内の酷寒雰囲気によシ十分に冷
却したのちに被験弁体に適用することによ、９、−．４
０’Ｃ付近の酷寒温度条件下においても結露や結氷を生
ずることなく被験弁体に所定の圧力変動を付与すること
ができるとともに、実際の酷寒条件により近似した条件
での被験弁体の適正なる耐久性試験が実現される。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示した概略的−な系統図、第２図はく
の発明にかか゛る試験装置を示した概略的な系統図であ
る。 図中、１は被験弁体、２は弁体支持ノ・ウジング、３は
恒温室、４は切換弁、５は加圧気体供給回路、６は減圧
回路、７は接続配管、９は除湿手段、１０−は冷凍式除
湿機、１１は水蒸気吸着式除湿機、１３は熱交換手段で
ある。 特許出願人　　住友ゴム工業株式会社 代理人弁理士　　　　大　原　　拓　也　９− 手続補正書（方式） 昭和５７年９月２９日 １、事件の表示 昭和５６年特　許　願第２３７５５号 ２、発明ノ名称　　弁体等の耐久性試験装置３、　補正
をする者 事件との関係特許出願人 ４、代理人〒１０２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）弾性材料からなる弁体等の被試験体の耐久性を特
   定温度条件下で試験する装置において、試験温度を摂氏
   零度以下の特定温度に設定し得る恒温室と、該恒温室内
   において前記被験体を支持する支持ハウジングと、該ハ
   ウジングから前記恒温室外に延びる接続配管と、前記恒
   温室外に設けられた加圧気体供給口′路と減圧回路とを
   含む圧力制御装置と、前記接続配管内に設けられていて
   、前記支持ハウジングに選択的に接続する切換弁とを含
   み、前記切換弁を所定サイクルで動作させることにより
   、前記被試験体に異なる圧力を作用させるものにおいて
   、前記加圧気体供給回路は、その回路内の加゛圧気体を
   前記恒温室の特定試験温度以下の露点温度にまで除湿し
   得る除湿手段を有し、前記接続パイプは、前記恒温室内
   に設けられた熱交換手段を備え、該熱交換手段は前記接
   続配管内を通り前記被試験体に適用される気体と前記恒
   温装置。 なることを特徴とする弁体等の耐久性試験装置。 （４）　　特許請求の範囲（１）において、前記除湿手
   段は、冷凍式除湿機と、その後段に直列的に接続された
   水蒸気吸着式徐湿機との組合せよりなることを特徴とす
   る弁体等の耐久性試験装置。