JPH037800Y2 - - Google Patents

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JPH037800Y2
JPH037800Y2 JP2667490U JP2667490U JPH037800Y2 JP H037800 Y2 JPH037800 Y2 JP H037800Y2 JP 2667490 U JP2667490 U JP 2667490U JP 2667490 U JP2667490 U JP 2667490U JP H037800 Y2 JPH037800 Y2 JP H037800Y2
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temperature
valve body
test
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pressurized gas
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  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、特定の温度条件下で弁体等の耐久
性を試験するための試験装置に関し、特に詳しく
言うと被試験体の温度を恒温室内の温度に迅速に
近似させるための装置に関する。
ゴム等の弾性材料からなるダイアフラムや弁体
の耐久性能は、それが適用される機器の温度条件
に大きく依存する。このため、その試験は予定さ
せた温度環境を再現し得る恒温室内において行な
われている。すなわち、第1図に示されているよ
うに、被試験弁体1を弁体支持ハウジング2に取
付けて恒温室3内に配置し、その弁体支持ハウジ
ング2に切換弁4を介して加圧気体供給回路5と
減圧回路6とを交代的に接続することにより、被
試験弁体1に圧力P1,P2(P1>P2)を作
用させてその耐久性を試験するようにしている。
しかしながら、自動車の気化器等に用いられる弁
体の耐久性を例えば−40℃の酷寒条件下で試験す
る場合、適用される加圧気体が大気温度のもので
あるためその露点温度との関係上、恒温室3内の
配管7中もしくは弁体支持ハウジング2内におい
て結露、結氷が生じ、被試験弁体1に所定の圧力
変動を適正に付与し得なくなるということがあつ
た。このような欠点に対処するため、従来の試験
装置では恒温室3内に位置する配管7に結露ボツ
クス8を設けて、配管7を通過した空気を結露ボ
ツクス8内に一度滞留させている。すなわち、結
露ボツクス8をアキユムレータとして用いて空気
を滞留させて、低温に保持された恒温室3の温度
近くまで冷却している。これにより空気中の水分
は結露して、水分率の低い空気が弁体支持ハウジ
ング2に供給されるので、上述したような弁体支
持ハウジング2内での結露、結氷の発生を防止す
ることができる。しかしながら、結露ボツクス8
には空気中の水分が結露し、やがては結氷してし
まうため、長時間の試験時においては結露ボツク
ス8内に結氷層が堆積してその容量は小さくなり
初期の効果が減殺されてしまう。結氷層を取り除
けば再び初期の効果が期待できるが、結氷層を取
り除くのには手間がかかる。一方、加圧気体は配
管7を通る際に恒温室3の酷寒雰囲気により若干
冷却されるものの依然として大気温度に近い温度
を保つているため、厳密には被試験弁体を実際の
酷寒条件下では試験したことにならないという問
題が残されている。
この考案は、上述した従来装置の欠点に鑑みな
されたもので、その目的は、恒温室の試験温度条
件を0℃以下に設定した場合でも、適用される加
圧気体中の水分が結露、結氷する虞れがなく、被
試験弁体に所定の圧力変動を適正に付与すること
ができ、しかもその試験を実際の酷寒条件にほぼ
近似した条件下において実施し得る弁体等の耐久
性試験装置を提供することにある。
この考案の弁体等の耐久性試験装置は、加圧気
体供給回路に除湿手段を設けて、加圧気体をその
露点温度が試験温度以下になるように除湿すると
ともに、この除湿された加圧気体を恒温室内に設
けられた熱交換手段により熱交換して被試験体の
温度を迅速に近似させるようにしたことを特徴と
するものである。
以下、この考案の実施例を第2図および第3図
を参照して詳細に説明する。なお、各実施例にお
いて第1図に対応する部分には同一の参照符号が
付けられている。
まず第2図に示す第1実施例について説明する
と、この試験装置は、第1図に関連する説明で述
べられているように、試験温度を0℃以下の特定
温度に設定し得る恒温室3を備えており、ゴム等
の弾性材料からなる被試験弁体1は弁体支持ハウ
ジング2に取付けられた状態でその恒温室3内に
配置される。一方、恒温室3の外側には、圧力制
御装置としての加圧気体供給回路5と減圧回路6
とが設けられており、これらの回路5,6は電磁
弁等からなる公知の切換弁4および接続配管7を
介して弁体支持ハウジング2に交代的に接続され
るようになつている。加圧気体供給回路5には除
湿手段9が設けられており、回路5から供給され
る加圧気体はこの除湿手段9により予めその露点
温度が恒温室3内の試験温度を下回るように除湿
される。除湿機には、大別すると、空気温度を強
制的に冷却してドレンを凝縮させる冷凍式のもの
と、吸着剤にて空気中の水分を吸着させる水蒸気
吸着式のものとがあるが、この実施例において
は、除湿手段9は冷凍式除湿機10とその後段に
直列的に接続された水蒸気吸着式除湿機11との
組合せで構成されている。この構成によりほぼ完
全な除湿状態(露点温度−40℃以下)をつくり出
すことができる。好適な例としては、焼結金属工
業株式会社製のIDF2B−041型冷凍式除湿機と同
社製のID型水蒸気吸着式除湿機とがある。図示
しない加圧源からの加圧気体(P1=7Kg/cm2
は、まず冷凍式除湿機10にて露点温度−15℃程
度に1次除湿され、次に水蒸気吸着式除湿機11
により、露点温度−40℃程度にまで2次除湿され
る。なお、参照番号12は、冷凍式除湿機10の
ドレンセパレータである。
また、この試験装置は、恒温室3内において接
続配管7に設けられた熱交換手段13を備えてい
る。この熱交換手段13は、接続配管7の外周に
形成された放熱フインもしくはこの接続配管7を
螺旋状に巻回してなる螺旋管であつてもよい。し
たがつて、除湿手段9によつてほぼ完全に除湿さ
れた加圧気体は、所定サイクルで切換動作する切
換弁4により接続配管7を介して弁体支持ハウジ
ング2内に完結的に供給される際に、熱交換手段
13による熱交換作用にて恒温室3内の酷寒雰囲
気との間で十分に冷却されたのち被試験弁体1に
適用される。このようにして、ほぼ完全に除湿さ
れ、かつ十分に冷却された加圧気体による圧力P
1と減圧回路6による圧力P2とにより被試験弁
体1に所定の圧力変動が適正に伝達される。この
場合、通常の試験温度条件は−40℃までであるか
ら、この酷寒条件下においても接続配管7もしく
は弁体支持ハウジング2内において加圧流入気体
による結露、結氷が生じる虞れは殆どない。ま
た、加圧流入気体は恒温室3内に設けられた熱交
換手段13によつて、恒温室3の室内温度雰囲気
中で熱交換を行なうことになつており、恒温室3
は上述したように0℃以下の特定温度に設定され
ているため、その室内温度での熱交換は効率よく
迅速に行なうことができる。このようにして加圧
流入気体は十分に冷却されたものであるから、実
際の酷寒条件下での試験を行なうことができる。
第3図に示す第2実施例においては、除湿手段
9により除湿された加圧気体を上述第1実施例と
同様に恒温室3内に設けられた熱交換手段13
で、恒温室3の室内温度雰囲気中で熱交換され、
冷却された加圧気体を恒温室3の室外に設けられ
た切換弁4に送るようにしている。これは切換弁
4の切換えサイクルが5〜10秒程度の早い切換え
が行なわれる場合に、切換弁4から弁体支持ハウ
ジング2に直ちに除湿冷却された加圧流入気体を
供給することができる。
上述した各実施例の説明から明らかなように、
この考案によれば、加圧気体供給回路からの加圧
気体を冷凍式除湿機と水蒸気吸着式除湿機との組
合せからなる除湿手段にてほぼ完全に除湿し、か
つこの除湿された加圧気体を恒温室内に設けられ
た熱交換手段を介して恒温室内の酷寒雰囲気によ
り十分かつ迅速に冷却したのちに被試験弁体に適
用するので、−40℃付近の酷寒温度条件下におい
ても結露や結氷を生ずることなく被試験弁体に所
定の圧力変動を付与することができるとともに、
実際の酷寒条件により近似した条件での被試験弁
体の適正なる耐久性試験が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の耐久性試験装置の一例を示す概
略的な系統図、第2図はこの考案の第1実施例を
示す概略的な系統図、第3図はこの考案の第2実
施例を示す概略的な系統図である。 図面において、1は被試験弁体、2は弁体支持
ハウジング、3は恒温室、4は切換弁、5は加圧
気体供給回路、6は減圧回路、7は接続配管、9
は除湿手段、10は冷凍式除湿機、11は水蒸気
吸着式除湿機、13は熱交換手段である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 試験温度を摂氏零度以下の特定温度に設定し
    得る恒温室と、この恒温室内において弾性材料
    からなる弁体等の被試験体を支持する支持ハウ
    ジングと、このハウジングから前記恒温室外に
    延びる接続配管と、前記恒温室外に設けられた
    加圧気体供給回路と減圧回路とを含む圧力制御
    装置と、前記接続配管内に設けられていて、前
    記加圧気体供給回路と前記減圧回路とを前記支
    持ハウジングに選択的に接続する切換弁とを含
    み、前記切換弁を所定サイクルで動作させるこ
    とにより、前記被試験体に異なる圧力を作用さ
    せて前記被試験体の耐久性を特定温度条件下で
    試験する装置において、前記加圧気体供給回路
    は、その回路内の加圧気体を前記恒温室の特定
    試験温度以下の露点温度にまで除湿し得る除湿
    手段を有し、前記接続配管は、前記恒温室内に
    設けられた熱交換手段を備え、該熱交換手段
    は、前記接続配管内を通り前記被試験体に適用
    される気体と、前記恒温室の室内温度雰囲気と
    の間で熱交換を促進させて、前記被試験体の温
    度を前記恒温室内の温度に近似させることを特
    徴とする弁体等の耐久性試験装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記熱交換手段は、前記接続配管の外側に形成さ
    れた放熱フインからなることを特徴とする弁体
    等の耐久性試験装置。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記熱交換手段は、前記接続配管を螺旋状に巻回
    したものからなることを特徴とする弁体等の耐
    久性試験装置。 (4) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記除湿手段は、冷凍式除湿機とその後段に直列
    的に接続された水蒸気吸着式除湿機との組合せ
    よりなることを特徴とする弁体等の耐久試験装
    置。
JP2667490U 1990-03-16 1990-03-16 Expired JPH037800Y2 (ja)

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JPH02118246U JPH02118246U (ja) 1990-09-21
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