JPS5832022Y2 - 電磁連結装置の摩擦板 - Google Patents
電磁連結装置の摩擦板Info
- Publication number
- JPS5832022Y2 JPS5832022Y2 JP18062778U JP18062778U JPS5832022Y2 JP S5832022 Y2 JPS5832022 Y2 JP S5832022Y2 JP 18062778 U JP18062778 U JP 18062778U JP 18062778 U JP18062778 U JP 18062778U JP S5832022 Y2 JPS5832022 Y2 JP S5832022Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction plate
- coupling device
- arcuate
- electromagnetic coupling
- contact member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、電磁クラッチまたは電磁ブレーキ等の電磁
連結装置における摩擦板に関するものである。
連結装置における摩擦板に関するものである。
電磁連結装置の一種として、第1図に半部縦断側面図で
示したように環状フィールドコア1の前面に、摩擦接触
部材2を配置し、この摩擦接触部材2に少許の間隙Sを
へだてて弾発的復帰習性を有する環状摩擦板3を、入力
側回転部材4に設けた電磁連結装置がある。
示したように環状フィールドコア1の前面に、摩擦接触
部材2を配置し、この摩擦接触部材2に少許の間隙Sを
へだてて弾発的復帰習性を有する環状摩擦板3を、入力
側回転部材4に設けた電磁連結装置がある。
この電磁連結装置において、前記摩擦接触部材2を、フ
ィールドコア1の中心にボス5を挿入し、図示しない軸
受で支持した出力側回転部材としてのロータのフランジ
とすれば゛、フィールドコア内の電磁コイル6に通電す
ることによって、前記環状摩擦板3が摩擦接触部材2に
接触し、入力側がら出力側にトルクを伝達する電磁クラ
ッチとなる。
ィールドコア1の中心にボス5を挿入し、図示しない軸
受で支持した出力側回転部材としてのロータのフランジ
とすれば゛、フィールドコア内の電磁コイル6に通電す
ることによって、前記環状摩擦板3が摩擦接触部材2に
接触し、入力側がら出力側にトルクを伝達する電磁クラ
ッチとなる。
また、前記摩擦接触部材2を非回動の固定部材としてあ
れば、環状摩擦板を磁気吸着させることによって停止さ
せる電磁ブレーキとなる。
れば、環状摩擦板を磁気吸着させることによって停止さ
せる電磁ブレーキとなる。
このように作動する電磁連結装置においては、一般に、
環状摩擦板3と、これを支持する入力側回転部材4とを
、互いにスプライン嵌合させるとともに、入力側回転部
材4側に一端を固定した復帰用板ばね7の他端を環状摩
擦板3の背面に固定してあって、環状摩擦板3を軸線方
向に可動の状態で入力端回転部材4と一体に回転するよ
うにしである。
環状摩擦板3と、これを支持する入力側回転部材4とを
、互いにスプライン嵌合させるとともに、入力側回転部
材4側に一端を固定した復帰用板ばね7の他端を環状摩
擦板3の背面に固定してあって、環状摩擦板3を軸線方
向に可動の状態で入力端回転部材4と一体に回転するよ
うにしである。
この場合、環状摩擦板3側のスプライン孔8と、入力端
回転部材側のスプライン9との相互間に摩耗が生じると
、トルク変動等に際してスプライン孔8とスプライン9
の噛合面に生じている隙間が金属性叩打音発生の原因と
なり、電磁連結装置として騒音の激しいものとなってし
まう。
回転部材側のスプライン9との相互間に摩耗が生じると
、トルク変動等に際してスプライン孔8とスプライン9
の噛合面に生じている隙間が金属性叩打音発生の原因と
なり、電磁連結装置として騒音の激しいものとなってし
まう。
この考案は、上述のような観点に基き、環状摩擦板と、
これを支持する入力側回転部材とを、互いに軸線方向に
可動で、一体に回転できるよう、スプライン嵌合させた
ものであるが、摩耗により噛合面に隙間が生じても騒音
を発生しない電磁連結装置の摩擦板を提供するもので、
環状摩擦板を等分割弧状片の組合せからなるものとし、
各弧状片を、円弧線上偏心位置において、復帰用板ばね
に枢着し、回転中、枢着点を支点とした遠心力による回
転により、各弧状片の一端がスプラインから離れるよう
にすることによって、他端がスプラインに深く噛合うよ
うにして、噛合面の隙間の消滅を図り、さらに弧状片間
に設ける弾性部材によって、噛合いを確実にし、また弧
状片の倒れを防ぐようにした点に特徴がある。
これを支持する入力側回転部材とを、互いに軸線方向に
可動で、一体に回転できるよう、スプライン嵌合させた
ものであるが、摩耗により噛合面に隙間が生じても騒音
を発生しない電磁連結装置の摩擦板を提供するもので、
環状摩擦板を等分割弧状片の組合せからなるものとし、
各弧状片を、円弧線上偏心位置において、復帰用板ばね
に枢着し、回転中、枢着点を支点とした遠心力による回
転により、各弧状片の一端がスプラインから離れるよう
にすることによって、他端がスプラインに深く噛合うよ
うにして、噛合面の隙間の消滅を図り、さらに弧状片間
に設ける弾性部材によって、噛合いを確実にし、また弧
状片の倒れを防ぐようにした点に特徴がある。
ついで、この考案の摩擦板を実施例により図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
第2図にはこの考案の摩擦板を使用状態の正面図で゛示
しである。
しである。
半円弧形とした弧状片10.10を組合せてなるこの考
案の摩擦板11は、入力側回転部材4のスプライン9に
噛合うスプライン孔を形成するよう歯部8Aを内側縁に
形成しである。
案の摩擦板11は、入力側回転部材4のスプライン9に
噛合うスプライン孔を形成するよう歯部8Aを内側縁に
形成しである。
一方、各弧状片10.10は円弧線上の偏心位置におい
て、第1図中に示した復帰用板ばね7に対し、枢軸12
によって枢着しである。
て、第1図中に示した復帰用板ばね7に対し、枢軸12
によって枢着しである。
なお、この実施例では弧状片10を環体を2つ割りした
形状としたが、3つ割、4つ割のいずれとしてもよい。
形状としたが、3つ割、4つ割のいずれとしてもよい。
前記弧状片間には弾性部材の一例としてばね13.13
を取付けである。
を取付けである。
このばねは、弧状片間に介在させるゴム片であってもよ
い。
い。
上述の構成からなるこの考案の摩擦板11は、電磁連結
装置に組込んだ場合、入力側回転部材4の回転に伴い、
遠心力を受ける弧状片10.10が枢軸12.12を支
点として、一端が外方に、他端が内方に向くよう回転し
、スプライン9に対する歯部8Aの噛合いを深め、摩耗
による隙間を消滅する。
装置に組込んだ場合、入力側回転部材4の回転に伴い、
遠心力を受ける弧状片10.10が枢軸12.12を支
点として、一端が外方に、他端が内方に向くよう回転し
、スプライン9に対する歯部8Aの噛合いを深め、摩耗
による隙間を消滅する。
運転停止時にばばね13の作用で直ちに各弧状片は旧態
に復帰し、静止状態における各弧状片の半径方向及び軸
線方向の連動、傾き等を確実に防止する。
に復帰し、静止状態における各弧状片の半径方向及び軸
線方向の連動、傾き等を確実に防止する。
以上の説明から明らかなように、この考案の摩擦板は、
入力側回転部材とのスプライン嵌合部分の摩耗の発生に
拘らず、隙間零の状態を保つことができるので、トルク
変動時等における騒音発生がなく、電磁連結装置の騒音
のないものにすることができる優れた利点を有する。
入力側回転部材とのスプライン嵌合部分の摩耗の発生に
拘らず、隙間零の状態を保つことができるので、トルク
変動時等における騒音発生がなく、電磁連結装置の騒音
のないものにすることができる優れた利点を有する。
第1図は電磁連結装置の一例を示す半部縦断側面図、第
2図はこの考案の摩擦板の実施例の使用状態を示した正
面図である。 図面において、1・・・・・・フィールドコア、2・・
・・・・摩擦接触部材、3・・・・・・従来の摩擦板、
4・・・・・・入力側回転部材、6・・・・・・電磁コ
イル、7・・・・・・復帰用板ばね、8・・・・・・ス
プライン孔、8A・・・・・・歯部、9・・・・・・ス
プライン、10・・・・・・弧状片、11・・・・・・
この考案の摩擦板、12・・・・・・枢軸、13・・・
・・・ばね。
2図はこの考案の摩擦板の実施例の使用状態を示した正
面図である。 図面において、1・・・・・・フィールドコア、2・・
・・・・摩擦接触部材、3・・・・・・従来の摩擦板、
4・・・・・・入力側回転部材、6・・・・・・電磁コ
イル、7・・・・・・復帰用板ばね、8・・・・・・ス
プライン孔、8A・・・・・・歯部、9・・・・・・ス
プライン、10・・・・・・弧状片、11・・・・・・
この考案の摩擦板、12・・・・・・枢軸、13・・・
・・・ばね。
Claims (1)
- 環状フィールドコアの前面に摩擦接触部材を配置し、こ
の摩擦接触部材に少許の間隙をへだてて弾発的復帰習性
を有する入力端回転部材としての環状摩擦板を設けた電
磁連結装置における摩擦板であって、等分割弧状片の組
合せからなり、各弧状片を、円弧線上の偏心対称位置に
おいてそれぞれ復帰用板ばねに枢着する一方、各弧状片
の端部間に弾性部材を設けてなる電磁連結装置の摩擦板
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18062778U JPS5832022Y2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | 電磁連結装置の摩擦板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18062778U JPS5832022Y2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | 電磁連結装置の摩擦板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5597228U JPS5597228U (ja) | 1980-07-05 |
JPS5832022Y2 true JPS5832022Y2 (ja) | 1983-07-15 |
Family
ID=29192309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18062778U Expired JPS5832022Y2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | 電磁連結装置の摩擦板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5832022Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-12-27 JP JP18062778U patent/JPS5832022Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5597228U (ja) | 1980-07-05 |
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