JP2847618B2 - 出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装置 - Google Patents

出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装置

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JP2847618B2 JP6191485A JP19148594A JP2847618B2 JP 2847618 B2 JP2847618 B2 JP 2847618B2 JP 6191485 A JP6191485 A JP 6191485A JP 19148594 A JP19148594 A JP 19148594A JP 2847618 B2 JP2847618 B2 JP 2847618B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばビニールハウ
スの被覆シートをシート巻軸に巻き込んで開閉する通風
換気装置のシート巻軸を回転駆動する手段として、ある
いは前記シート巻軸と同様に出力軸が負荷などによって
正逆いずれの方向にも回転しては困るような用途に広く
使用される、出力軸を入力軸によってのみ回転可能な回
転伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、出力軸を入力軸によってのみ回転
可能な回転伝達装置としては、本出願人による特開平1
−266359号公報に記載されたものなどが公知であ
る。しかし、この回転伝達装置は構造及び動作が複雑で
あり、長期間の繰り返し使用によってローラの内周面及
びケーシングの内周面はガタガタに傷つき、円滑な動作
を期待しがたい。また、ロック体としてのローラをはじ
め、出力軸の被回転体におけるロック体押壁,ロック体
受底や入力軸の凸部並びにケーシングなど、部品点数が
多いので組立ても容易でない。
【0003】そこで、出願人は更に、図3に例示した実
開平6−45151号(登録第2572978号)に係
る回転伝達装置を案出した。これは図3の紙面の向う側
に位置する出力軸の被回転体tの円周の約1/2部分に
2本の伝達ピンh,hを、そして、残る1/2部分に2
本のロックピンw,wを各々略同一円周上に設けてい
る。また、内周面kの対称位置に2つの凹部m,mを形
成し、更に2つのロックカム面n,nを備えたスナップ
リング形状の摩擦板jがケーシングpの内側に回転可能
に半ブレーキの状態で設置され、前記伝達ピンh及びロ
ックピンwは摩擦板jの内周側に配置されている。一
方、図3の紙面の手前側に位置する入力軸には駆動板s
が設けられ、この駆動板sは前記伝達ピンhとロックピ
ンwとの中間に位置し、該駆動板sの両端が前記摩擦板
jの凹部m,m内に位置されている。よって、入力軸を
A又はB方向へ回転すると、まず駆動板sの端部が摩擦
板jの凹部の縁m′又はm″に当接して押すように回転
させる。つづいて、駆動板sは回転方向前方に位置する
伝達ピンhへ当接し、該伝達ピンhを介して被回転体t
に回転を伝達する。逆に、出力軸をA又はB方向へ回転
させると、いずれか一のロックピンwが一体的に回転し
て直近位置のロックカム面nに当接し、カム作用によっ
て摩擦板jを拡開させる。このため摩擦板jの外周面g
がケーシングpの内周面qに強く圧接されて過大な制動
力を発揮し被回転体tの回転は完全に不能となる。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】図3に記載した実開
平6−45151号に係る回転伝達装置は、先の特開平
1−266359号に係る装置改良したもので、部品
点数が少なくて組立て加工が容易な構成である。しか
し、この装置にも下記するような問題点が指摘されてい
る。 駆動板sは、摩擦板jの凹部mの縁m′又はm″に
当接して摩擦板jを回転させ、更に、伝達ピンhに当接
して被回転体tに回転力を伝達する役目を負っているの
で、強度、耐久性の確保に問題がある。しかも、駆動板
sはかなり大きい板状に製作するため加工が面倒である
し、構成の小型化に障害となる。
【0005】 出力軸と入力軸は各々の中心線が一致
する配置で突き合わされ、ケーシングpで支持されてい
るだけであって突き合せ面間の中心部を軸で支持されて
いないため、回転に円滑さが乏しく、ガタが生じ易い。
その結果、摩擦板jやロックピンw等の内部機構に偏摩
擦が生じて内部を傷つけ、回転がスムーズでなかった
り、耐久性を著しく低下させる虞れがある。
【0006】 軸方向に突き出た形状の駆動板sは、
その回転により潤滑剤としてケーシングp内に充填され
ているグリースをかき集めて1ケ所に遍在させてしまう
潤滑効果を妨げ、発錆原因になったり、磨耗が進ん
で耐久性が低下する。更に、入力軸にモータを接続して
駆動する高速化駆動に耐え難い欠点がある。
【0007】したがって、本発明の目的は、前記問題点
を一挙に解決すべく、構造が簡単で組立てが容易であ
り、長期間使用しても円滑な回転運動を恒久的に維持
し、耐久性がより一層向上され、潤滑性に優れ、高速駆
動にも適し、性能上の信頼性を長期間保持する構成に改
良した回転伝達装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するための手段として、請求項1記載の発明に係る出
力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装置は、出力
軸22と入力軸21は各々の中心線が一致する配置と
、出力軸22の内端部の被回転体23と入力軸21の
内端部の回転体34とがケーシング29内で、スナッ
プリング形状の摩擦板26を間に挟んで軸方向に一連に
突き合わされていること、前記被回転体23の端面には
前記スナップリング形状の摩擦板26の内周縁に接触し
ない円周上の位置に、基端を被回転体23固定され
方向に突出さた伝達ピン24設けられまた、摩擦
板26の開放端近傍の内周縁に形成された二つのロック
カム面28,28と等しく当接する位置にも基端を被回
転体23固定され軸方向に突出さた制動突起25,
25設けられていること、半径方向内向きへの復元力
を有する前記スナップリング形状の摩擦板には、その内
周縁26aの少なくとも前記伝達ピン及び制動突起と干
渉を起こさない2箇所の位置に凹部27,27形成
、開放端近傍の内周縁26a前記制動突起25が当
接するロックカム面28を備えた構成であり、その外周
縁26bは前記ケーシング29の内周面29aに対して
回転可能な状態に内接されており、前記伝達ピン24及
び制動突起25は当該摩擦板26の内周側に配置されて
いること、回転体34には被回転体23の前記伝達ピン
24及び制動突起25が個別に挿れる駆動孔30
設けられており、該回転体34の内端面に前記摩擦板
26の凹部27内に位置して該凹部27の縁27aを押
すことが可能な2個の制動解除用凸部32,32
られていると共に、前記駆動孔30伝達ピン24又は
制動突起25とのの円周方向の間隙の大きさは、摩擦
板26の凹部27と制動解除用凸部32とのの円周方
の間隙の大きさと略同等乃至若干長めに形成されてい
こと、前記ケーシング29は固定系に係止させて回転
止められていること、をそれぞれ特徴とする。請求項
2記載の発明は、請求項1に記載した出力軸を入力軸に
よって回転可能な回転伝達装置において、被回転体23
には、その端面の円周を4等分した位置のうちの隣り合
う2位置に2本の伝達ピン24,24が設けられ、残る
2位置に2本の制動ピン25,25が設けられているこ
とを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載した出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装
置において、被回転体23の端面の中心位置から中心軸
23a突設され、前記中心軸23aは回転体34の中
心部分に設けた軸孔34aへ挿入して回転可能に支持さ
れていることを特徴とする。
【0010】
【作用】入力軸21を正・逆方向(図2B中の矢印A又
はB方向)に回転させると、まず制動解除用凸部32が
前進回転して摩擦板26の凹部27を形成する前方の縁
27aへ突き当り、同摩擦板26を押し回す状態とな
る。ほとんど同時に、入力軸21の回転体34に設けた
駆動孔30の孔壁が伝達ピン24及び制動突起(制動ピ
ン25)へ突き当り、各々へ回転力を伝達する。従っ
て、出力軸22は入力軸21によって、正、逆方向いず
れへも同一方向に同一速度で自在に回転される(図2
B)。被回転体23に突設された中心軸23aは回転体
34の軸孔34aに挿入して相互に支持されているの
で、入力軸21及び出力軸22の回転は安定して行われ
る(図2A)。しかも、回転時には爪状の制動解除用凸
部32がケーシング29内のグリースを攪拌して良好な
状態を保つので、回転の潤滑性能を常時効果的に保つ。
従って、入力軸21へモータを接続して高速駆動するこ
とにも適する。
【0011】逆に、出力軸22を正、逆方向へ回転させ
ようとすると、出力軸22と一体に回転する制動突起
(2本の制動ピン25,25)が各々の前進回転方向の
直近位置に静止しているロックカム面28へ圧接し、カ
ム効果により同摩擦板26を拡開させる。そのため、外
周縁26bがケーシング29の内周面29aに圧接され
て過大な制動力を発生し、出力軸22の回転そのものが
確実に完全に阻止される(図2B)。
【0012】
【実施例】以下に、図示した本発明の実施例を説明す
る。図1と図2に示した回転伝達装置において、図中符
号21が入力軸で、22は出力軸である。出力軸22の
内端部に被回転体23が一体的に設けられ、入力軸21
の内端部には回転体34が一体的に設けられており、両
者はケーシング29内の共通の中心線上でスナップリン
グ形状(C字形状)の摩擦板26を間に挟んで一連に突
き合わされている。ケーシング29の内径は48mm位、
回転体の厚さは8mm位の大きさである。前記被回転体2
3の端面の中心位置から中心軸23aが軸方向に突き出
されており、該中心軸23aは回転体34の中心部分に
設けた軸孔34aの中へ挿入されて回転可能に支持さ
れ、もって入力軸21と出力軸22の中心線が一致する
一連の突き合わせ状態が保持されると共に回転の伝達が
スムーズに行える構成とされている。
【0013】前記出力軸22の被回転体23には、
を埋込む等の手段で固定され他端を軸方向に突き出され
た複数の伝達ピン24及び制動突起たる制動ピン25
、前記スナップリング形状の摩擦板26の内周縁に接
触しない半径の円周上の位置に設置されている。各ピン
の外は5mm位で突き出し長さは約13mmである。伝
達ピン24は、図2Bに示したように、被回転体23の
端面の円周をほぼ4等分した位置のうちの隣り合う2位
置に2本固定されている。但し、伝達ピン24の本数は
2本に限定されず、例えば円周を6分割した各位置に夫
々設けてもよい。該伝達ピン24は図2Bの中立状態に
おいて後述する駆動孔30へ挿入可能な位置に設けられ
ている。他方の制動ピン25は、図2Bに示したよう
に、摩擦板26の開放端近傍の内周縁に形成された二つ
のロックカム面28、28と等しく(図2の左右対称
に)当接する2位置に2本固定されている。該制動ピン
25も、後述する駆動孔30へ挿可能な位置に配置さ
れている。前記のように軸方向に突出された伝達ピン
24及び制動ピン25は、摩擦板26の内周縁の内側に
配置されている。なお、制動ピン25の主たる役目は、
出力軸22が回転するときはただちに回転前進方向のロ
ックカム面28へ当接してカム効果によって摩擦板26
を拡開させ、制動力を発揮させることにあるから、2本
ピンで構成することには限らず、例えば2本のピンの
位置を一連につないだワンピースの突起で実施しても同
一の作用効果を期待できる。
【0014】摩擦板26は、ばね鋼板を打ち抜きプレス
加工等て略C字形のスナップリング形状に製作された
もので、その内周縁26aの少なくとも2箇所、好まし
くは図2Bのように前記2本の伝達ピン25及び同2本
の制動ピン25とは干渉を起こさないように選択した
180゜対称な左右の位置に2つの凹部27,27が
設けられ、開放端近傍の内周縁26aに前記制動ピン2
5が当接する直線状のロックカム面28が設けられてい
る。該ロックカム面28は、内向きに半径が変化する内
カムの一種である。なお、ロックカム面28の形状は制
動ピン25の圧接により制動力が発生するものであれば
よく、その形状は図示した直線状に限らない。この摩擦
板26の外周縁26bは、図示例では円筒形のケーシ
ング29の内周面29aに対して回転可能な半ブレーキ
状態で内接して設置されているが、回転自在な程度に若
干ルーズな直径差で設置してもよい。当該摩擦板26は
略C字形のスナップリング形状に形成されているため、
拡開可能であるが、半径方向内向きへの復元力を発生す
る。
【0015】したがって、図2Bの中立状態から出力軸
22の被回転体23を図中符号A又はBで示した方向に
回転すると、直ちにいずれか一の制動ピン25が回転方
向前方の直近位置のロックカム面28へ圧接し、該ロッ
クカム面28に従って摩擦板26を半径方向外向きへ拡
開させる。その結果、摩擦板26の外周縁26bがケー
シング29の内周面に強く圧接され、過大な制動力を
発生して回転不能となる。2本の制動ピン25及びこれ
に対応する二つのロックカム面28の構成により、出力
軸22は、正、逆双方向に回転不能である。なお、摩擦
板26は本実施例では一枚使用しているが、複数枚重ね
合わせて使用してより強力で確実な動作を確保すること
もできる。
【0016】一方、入力軸21の回転体34には、前記
被回転体23の伝達ピン24及び制動ピン25個々に
可能な駆動孔30が4設けられている(図1参
照)。この駆動孔30は円周方向への長円形状とされ且
つ軸方向に貫通されている。しかも各駆動孔30に挿
された伝達ピン24は制動ピン25外径とのの円
周方向の間隙の大きさは、前記凹部27制動解除用凸
部32とのの円周方向の間隙と略同等乃至若干大きめ
に形成されている。回転体34の内端面には、前記摩擦
板26の凹部27内に位置する爪状(又はピン状などで
も可)の2つの制動解除用凸部32,32が軸方向に突
出されており、この制動解除用凸部32の端部が前記摩
擦板26の凹部27の縁27aに当接して摩擦板26を
押し回してケーシング29内で回転させる構成とされて
いる。
【0017】したがっ入力軸21を正逆いずれかの方
向(図2B中の矢印A又はB方向)に回転すると、まず
制動解除用凸部32が前進回転して摩擦板26の凹部2
7の前方の縁27aへ突き当り、同摩擦板26を押し回
す状態となる。それと略同時期に、入力軸21の駆動孔
30の孔壁が伝達ピン24(及び制動ピン25)へ突き
当り、被回転体23及び出力軸22に回転力を伝達す
る。かくして入力軸21の回転は正逆いずれの方向にも
自由に行われ、その回転は駆動孔30から伝達ピン2
4、被回転体23を経て出力軸22へ伝達され、出力軸
22は同一方向に同一速度で回転される。この回転の
際、被回転体23の中心軸23aは回転体34の軸孔3
4aに挿入して相互に支持されているので、入力軸21
及び出力軸22の回転は安定状態で行われる。動ピン
25が既述したワンピースの制動突起で構成された場
合、駆動孔も同突起挿入可能な形状、大きさとされ
る。また、ケーシング29内には回転運動をスムーズに
するグリース(潤滑油)が充填されているが、回転体3
4の回転時に前記爪状の制動解除用凸部32が当該グリ
ースを攪拌して良好な潤滑状態を保つので、出力軸22
への回転伝達常時円滑に行われる。
【0018】なお、入力軸21と回転体34の中間部に
公知の減速機構、例えば遊星歯車式減速機構を組入れ、
入力軸21の回転負荷を数分の一に減らす構成で実施す
ることも行なわれる。更に、高所の谷用換気窓のために
入力軸21とは直角な方向から回転操作される伝動軸で
入力軸を回転可能なウオーム方式又は傘歯車方式の減速
機構を付設することも行われる。
【0019】ケーシング29の開放端面は、図2Aに示
した通りサイドカバー31で密閉されている。前記サイ
ドカバー31のボス部に入力軸21の軸受31aが設け
られている。当該ケーシング29には出力軸22の軸受
29bが設けられている。上記説明からも明らかな通
り、このケーシング29内で被回転体23と摩擦板26
及び回転体34は軸方向に一連の関係で組立てられてお
り、当該ケーシング29は、図示を省略した固定系へ係
止させ回転を止められている。
【0020】以上要するに、出力軸22は外力や負荷等
によって回転することは正、逆双方向ともに絶対的に不
可能であり、この出力軸22は入力軸21によってのみ
正、逆双方向に自由に回転させることができる。したが
って、この回転伝達装置は、出力軸22が負荷等によっ
て勝手に又は不用意に回転しては困るような用途、又は
出力軸22の回転位置の確実な位置決めが必要な各種の
用途に好適に使用できる。
【0021】
【本発明の効果】請求項1〜3に記載した発明に係る出
力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装置は、摩擦
板26制動解除用凸部32によってのみ回転され、伝
達ピン24及び制動ピン25へは駆動孔30の孔壁を介
して回転力が伝達される構成なので、各々の部材の役目
に無理がなく長期間の使用に十分耐え、強度、耐久性の
向上を図れる。被回転体23の中心軸23a回転体3
4の軸孔34aに挿入して支持されているので、円滑な
回転運動を恒久的に維持し、潤滑性にも優れているので
性能上の信頼性を発揮し、高速駆動用としても適する。
更に小型化された装置が得られ、使用上の自在性にも優
れているので、天窓や側窓の開閉、あるいは連棟式ビニ
ールハウスの谷部の通風換気装置の開閉その他の回転駆
動手段として、更にはホイストやチェーンブロック等の
荷役機械の回転駆動手段として様々な用途に有効に使用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転伝達装置を分解して示した斜
視図である。
【図2】AはBに示した回転伝達装置のII−II矢視断面
図であり、BはAのI−I矢視断面図である。
【図3】従来装置例の断面図である。
【符号の説明】
21 入力軸 22 出力軸 23 被回転体 23a 中心軸 24 伝達ピン 25 制動突起(制動ピン 26 摩擦板 27 凹部 28 ロックカム面 29 ケーシング 30 駆動孔 32 制動解除用凸部 34 回転体 34a 軸孔
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 35/00 F16D 63/00 A01D 9/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力軸と入力軸は各々の中心線が一致する
    配置とされ、出力軸の内端部の被回転体と入力軸の内端
    部の回転体とがケーシング内で、スナップリング形状
    の摩擦板を間に挟んで軸方向に一連に突き合わされてい
    ること、 前記被回転体の端面には前記スナップリング形状の摩擦
    板の内周縁に接触しない円周上の位置に、基端を被回転
    体に固定され軸方向に突出された伝達ピンが設けられ、
    また、摩擦板の開放端近傍の内周縁に形成された二つの
    ロックカム面と等しく当接する位置にも基端を被回転体
    に固定され軸方向に突出された制動突起が設けられてい
    ること、半径方向内向きへの復元力を有する前記スナップリング
    形状の摩擦板には、その内 周縁の少なくとも前記伝達ピ
    ン及び制動突起と干渉を起こさない2箇所の位置に凹部
    が形成され、開放端近傍の内周縁に前記制動突起が当接
    するロックカム面を備えた構成であり、その外周縁は前
    ケーシングの内周面に対して回転可能な状態に内接さ
    れており、前記伝達ピン及び制動突起は当該摩擦板の内
    周側に配置されていること、 回転体には被回転体の前記伝達ピン及び制動突起が個別
    に挿される駆動孔が設けられており、該回転体の内端
    面には前記摩擦板の凹部内に位置して該凹部の縁を押す
    ことが可能な2個の制動解除用凸部が設けられていると
    共に、前記駆動孔と伝達ピン又は制動突起とのの円周
    方向の間隙の大きさは、摩擦板の凹部と制動解除用凸部
    とのの円周方向の間隙の大きさと略同等乃至若干長め
    に形成されていること、 前記ケーシングは固定系に係止させて回転が止められて
    いること、 をそれぞれ特徴とする、出力軸を入力軸によって回転可
    能な回転伝達装置。
  2. 【請求項2】回転体には、その端面の円周を4等分
    た位置のうち隣り合う2位置2本の伝達ピンが設け
    られ、残る2位置2本の制動ピンが設けられているこ
    とを特徴とする、請求項1に記載した出力軸を入力軸に
    よって回転可能な回転伝達装置。
  3. 【請求項3】回転体の端面の中心位置から中心軸が突
    設され、前記中心軸は回転体の中心部分に設けた軸孔へ
    挿入して回転可能に支持されていることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載した出力軸を入力軸によって回転
    可能な回転伝達装置。
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