JPS5831942A - 飼料の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、火「、）：又は脱脂人−１／：　’／Ｉ・１
“）栄ＭＥ価が高く成長速度を高める飼オ司を製造する
か法に関する。

大豆は良質の！匠白質を大間に含むので、従来より高蛋
白質飼ｔ１として広く使用されており、電蓄の飼育上重
要である。しかし生の大豆又は脱脂大豆には栄養阻害物
質が含まれているので、豚や鶏等の非反別動物（単胃消
化動物）に与える場合にはそれを不活性化ずろためあら
かじめ加熱するのが’ｆｆ　１ｌｆ１である。一方、牛
、山羊等の反別動物には生の土庄の大豆又は脱脂大豆を
与えてもよいが、反別動物でも若令期には単胃消化が行
われるので、子牛等には加熱したものをｌｊえる。

かなり長期にわたって母乳を飲む子牛や子豚等の電蓄に
対しては、代用乳及び人工乳をＪｊえて、特に子牛の育
成に必要な牛乳又は脱脂乳を節約ずろと共に離乳期を早
めることが行われるようになった。これらの人工飼料の
蛋白質源と社ポ白＃母又は常ＩＬで蒸気加熱した大豆粉
及び脱脂大豆粉が用いられている。大豆及び脱脂大・、
ノ：の加熱に」：りその栄養価は高められるが、過度の
加熱はかえって栄養価を低下させるので、る。また常圧
で蒸煮した大に・：又は脱脂大Ω：を含む人工飼料は、
脱脂粉乳又はミルクカゼインを含むものよりも栄養価が
劣っている１゜そのほか犬乾又は脱脂犬−１ｆを押出成
形機中で加熱加圧したのち大気圧中に放出することによ
る膨化飼料の製法も知らＪｌている。し、がし押出成形
機を用いる方法は原石を直接に月給して加圧加熱するも
のであり、また装置自体も−としく高価で、得られる製
品飼料の効果もｒｌ・た不充分であるなどの欠点がある
。

従って本発明の課題は、大ｊ；７．又は脱脂太１ｊ、を
原料として、栄養価の高い飼ｔ１を経済的に有利に製造
しうる方法を提供することである。

この課題は本発明により、大−ｊ又員、脱脂大ｊ、）１
を、ゲージ圧力４〜８ｋｆＩ／ｃｍ２、温度１５０〜２
８０℃の過熱水蒸気の気流が流れている加熱管に投入し
、分散浮遊させた状態で１５秒以内加熱加圧し、次いで
より低圧の気体中に急激に放出して膨化変性処理するこ
とによって解決される、。

又は脱脂大豆を分散浮遊させた状態で流動しつつ加熱す
るので、原石（大豆又は脱脂大豆）と加熱媒体（過熱水
蒸気）との間の伝熱係数は極めて大きく、伝熱速度も速
くなり、１５秒以内という極めて短時間の処理で適度な
加熱変性処理を行うことが可能である。原料は加熱媒体
の気流渦によって強力に攪拌分散されるため、原Ｈの相
互の伺着又は装置内壁への剛着もない。

従って蒸しむら等の不均一な加熱が防止される結果、処
理すべき原石全体が均一に加熱され、低圧の気体中に放
出して膨化させることによりさらに栄養価が高められろ
。

本発明に原石として用いられる大豆又は脱脂大豆は、そ
のままの粒状で又は粗く破砕した形、フレーク状、粉末
状などの形で用いられる。原石を分散浮遊させるための
過熱水蒸気は、４〜８　ｋｇ／　ｃｙｔ　２　のゲージ
圧力及び１５０〜２８０℃、好ましくは１６０〜２００
℃の温度を有する。

この：１１７Ｍ熱水蒸気の流れの中に原料を分散浮遊状
態で１５秒以内、好ましくは２〜８秒間滞留させる。こ
れにより原石は加熱加１−Ｅされ、原石中の蛋白質が変
性される。過熱水蒸気の温度が１５０°Ｃより低いと変
性が充分行われず、２８０°Ｃより高い温度及び１５秒
より長い滞留時間は、原料の焦げや過変性の原因になる
３、ｒ′Ｆ、ｌ、二ゲージ圧力が４ｋｇ／儂２より低い
と、低圧気体中に放出した際に良好な膨化度が（ＩＩら
れない。本発明方法は８　’に９　／　ｃｔｎ　２　よ
り高いゲージ１「−力で実施することもできるが、この
よ５プエ高ＩＴｌでの処理には耐圧性を保持するだめの
手段を講する・１ろ要があり、装置費が高＜　１：ｃる
ので経所的に不利である。

本発明に用いられる原石は通常は多少とも水分を含んで
いるので、この水分だけで前、ｔ！２の操作条件下で蛋
白質を適度に変性させろことができる。しかし過熱水蒸
気中で原１：゛１が分散浮遊状態に保持される限り（す
なわち沈降、管ｉ（６への剛着及び管の閉塞が起こらな
い限り）、適当用″の水を添加することができ４）。

ｉＩＷ熱水熱水蒸気船熱加圧された原料を、次いでより
低１−「の気体中に急激に放出すると、変性された原石
は冷却して膨化する。低圧の気体としては、通常は大気
圧の空気が用いられる。窒素、炭酸ガス等の気体、ある
いは減圧した空気も使用できるが、大気圧の空気が経済
上好まし℃）。

本発明は好ましくは連続的に実施される。

本発明の実施に用いられる装置の例とその操作法は次の
とおりである。原料は、一定量ずつ連続的に加熱管に供
給するため、まずロータリーフィーダーに送られる。原
料は予熱しておくことイ、でき、そのためには加熱され
た空気と共に原石を送り、ロータリーフィーダーの前で
サイクロンによって空気と原料を分離できる。一方、蒸
気はスーパーヒーター内で所定の温度に加熱したのち、
循環ブロワ−を用いて連続的に加熱管に導入される。こ
の過熱水蒸気の流れに供給された原石は分散浮遊状態で
流動しながら加熱される。加熱管の他端はサイクロンに
連結されており、そこで分前された水蒸気はスーパーヒ
ーターに返送され、加熱後にｉｌＴ循環さ４１ろ。

サイクロンからの原料はロータリーフィーダーに送られ
、そこから大気［トの空気中に連続的に急激に放出され
、均一に膨化する６、原＄′１の７（ｉ！留待時間、加
熱管の長さ及び／又（′：ｌ旨１．″１Ｎ熱水蒸気の流
速を変えることにより調節できろ。

本発明により膨化処理された太１、］゛又（］−説脂大
豆は、場合により粉砕したの１＝〕、蛋白質飼料として
各種の動物にりえることができ、ｊ１胃、−配合飼料の
製造にも１月いられる３１本発明の＋）：Ｓ化物心′、
Ｌ、特に有利には（１’ｌ胃消化を行う若令動物、好ま
しくは子牛、子豚等の代用乳又は人ｔ：　：Ｙｌ、とし
て用いられる。例えばｒ−牛の代用乳と（−７て４−１
′１、脱脂粉乳が主成分（約７０％）で、ｔ＋、＋ｉ　
′３：ｕ　１６〜１７％、樹脂油６％、レシチン１゛・
（、及びフィツシュミール１０％から成るもの／工とが
あるが、脱脂粉乳の全部又は一部を本発明の膨化物によ
り置き換えることができる。まｌ；−ｒ゛牛川用上乳は
例えば穀類（＋−ウモロコシ、小麦、えん女等）４５％
、植物性油粕（アマニ粕、脱脂粕等）２９％、ぬか類（
米ぬか、ふすま等）８％、ミネラル含有魚粉２％、糖類
及び油脂類１６％及び微昨のビタミン類その他を含有す
るものなどがあるが、穀類の全部又は一部を本発明の膨
化物により置き換えることができる。若令動物用の人工
飼料には、粉砕して特に８０メツシユ以下の粒径にした
膨化物を使用することが好ましい。

これらの人工飼料はそのま４＝の粉末状で、又は適当量
の水を加えて乳状もしくはかゆ状にして動１勿に１−、
えろ。

単胃消化を行う若令動物に、本発明により膨化処理され
た大豆又は脱脂大豆を含む人工飼料をＪｊえると、従来
の人工飼料の場合ｊ：りも成長速度が高められ、また離
乳時期も短縮できる。

本発明の膨化処理には押出成形機のような高価１、［装
置を必要としないので、飼料費を低減できろ。従来の飼
料に比して安価なものを用いて、著しく良好な飼育効果
が得られることは、本発明のきわめて重要な産業上の効
果である。

実施例 ａ）厚さ０．６順の脱脂大【、ｚ″ル−ク水溶性窒素３
５　”！Ｆ、　−Ｗ／Ｖ　）を連続的に、ゲージ圧力６
．　Ｏｋｆ　／　ｃｍ２、温度１８０℃のｉ７’Ｍ熱水
蒸気が流ねている管状加熱管中に投入し７て分１１文浮
遊さ・１興この状態で連続的に輸送しフ、［がら６秒間
流動加熱し、次いで連続的に急激に大気１１中に放出す
イ）と、膨化変性脱脂大豆フレークが得られる。この膨
化変性脱脂大豆フレークを、必要に応じ常法により８０
メツシユを通過する大きさの粒度に粉砕する。

１））　　ａ）により得られた膨化変性脱脂大りの粉砕
物３３埒に、植物性油粕３０　ｋｇ、トつ土ロ′：７シ
粉２７に！Ｉ、米ぬが６　ｋｙ、魚粉２ｋｇ及び微計成
分（ビタミン、ミネラル等）２に１を加えて混合する。

この飼料は！１４゛にｒ・牛の代用乳として用いられる
。

ｃ）ａ）により得られた膨化変性脱脂大ヴの粉砕物６　
ｏ　ｋｙ−Ｋ、糖Ｍ　１６　ｋｙ、魚粉１０に、ｙ、脱
脂粉乳１０　ｋｇ、植物油３　ｋ７及びレシチン１ｋｙ
を加えて混合すると、若令動物の飼育に好適な飼料１０
０ｋｌが得られる。

飼育実験 本発明により得られる飼料の栄養効果を調べるため、次
の実験を行った。

使用動物： 咄乳中（単胃消化期）の子牛を１群３頭ずつ使用する。

飼料： 本発明の飼料としては実施例ｂ）に記載のものを用い、
比較の飼料としては、実施例ａ）により得られた膨化脱
脂大豆６５ｋｌの代わりに、それぞれ下記のものを３６
に１含む以外は同じ組成の飼料を用いる。

比較１：脱脂大豆及びその２０重量％の水を、スクリュ
ー形押出機（用田製作所製 エクストルーグー）に投入し、ゲー ジ圧力５０ｋｙ／ｄ、品温１４０℃に おいて１分の滞留時間で加熱加圧し たのち、押出機から大気中に放出し てイ（）らＪまた膨化脱脂大豆。

比較２：脱脂大ヴを晋通の常圧加熱処狸し２て、栄養阻
害物質を破＋索＋−たもの３゜ 比較６：ミルクカゼイン。

各飼料に２０・ｊ；１の水を加えて乳状となし７、これ
を常法により７牛に１か月間−１−ｉえ、１か月間の体
重増加量を測定した。その結果を次表に示す。

この結果から明らかな３１、うに、本発明の飼料は比較
１及び２の飼料に比Ｉ〜で了−牛の成艮を著しく促進し
た。比較６の飼ｔ・１はミルクツノゼインを含むためき
わめて高価であるが、本発明の飼オ；１はこれより良好
な栄養効果を有する。さらに１加乳時期については、本
発明の場合は比較１及び２に比して約６　ｌ：１　’ｉ
”−＜、また比較６に比して１〜２１］〒−＜ｌｌ！ｌ
ｔ乳することができプこ。

出願人　キッコーマン株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　大豆又は脱脂大１１．（を、ゲ　−ジＬ１−力４
   〜８１＼ｇ、／ｌ：ｒｎ　２、温度１５０〜２８０℃の
   ｉｌ、−ｉ熱水蒸気の気流が流れている加熱管に投入し
   、／Ｊ）−散Ｃ￥：Ｗさぜた状態で１５秒以内加熱加Ｉ
   ＪＥし、次いでより低順の気体中に急激に放出して膨化
   変性処狸才イ）ことを特徴どずイ）、飼料の製造法３． ２、　過熱水蒸気のρ１．（度が１６０〜２００　”＜
   ；であることを特徴とする特許、ｉｌＩ＋求の範囲第１
   項に記載の方法５゜