JPS6350975B2 - - Google Patents

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JPS6350975B2
JPS6350975B2 JP56128148A JP12814881A JPS6350975B2 JP S6350975 B2 JPS6350975 B2 JP S6350975B2 JP 56128148 A JP56128148 A JP 56128148A JP 12814881 A JP12814881 A JP 12814881A JP S6350975 B2 JPS6350975 B2 JP S6350975B2
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JP
Japan
Prior art keywords
soybeans
feed
raw material
present
superheated steam
Prior art date
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Expired
Application number
JP56128148A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5831942A (ja
Inventor
Tamotsu Yokozuka
Shosho Yokoshima
Akira Arai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kikkoman Corp
Original Assignee
Kikkoman Corp
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Publication date
Application filed by Kikkoman Corp filed Critical Kikkoman Corp
Priority to JP56128148A priority Critical patent/JPS5831942A/ja
Publication of JPS5831942A publication Critical patent/JPS5831942A/ja
Publication of JPS6350975B2 publication Critical patent/JPS6350975B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、大豆又は脱脂大豆から栄養価が高く
成長速度を高める飼料を製造する方法に関する。 大豆は良質の蛋白質を大量に含むので、従来よ
り高蛋白質飼料として広く使用されており、家蓄
の飼育上重要である。しかし生の大豆又は脱脂大
豆には栄養阻害物質が含まれているので、豚や鶏
等の非反芻動物(単胃消化動物)に与える場合に
はそれを不活性化するためあらかじめ加熱するの
が普通である。一方、牛、山羊等の反芻動物には
生のままの大豆又は脱脂大豆を与えてもよいが、
反芻動物でも若令期には単胃消化が行われるの
で、子牛等には加熱したものを与える。 かなり長期にわたつて母乳を飲む子牛や子豚等
の家蓄に対しては、代用乳及び人工乳を与えて、
特に子牛の育成に必要な牛乳又は脱脂乳を節約す
ると共に離乳期を早めることが行われるようにな
つた。これらの人工飼料の蛋白質源としては、脱
脂粉乳、ミルクカゼインなどのほか、焙焼するか
又は常圧で蒸気加熱した大豆粉及び脱脂大豆粉が
用いられている。大豆及び脱脂大豆の加熱により
その栄養価は高められるが、過度の加熱はかえつ
て栄養価を低下させるので、焙焼する場合には最
適の加熱条件にすることが困難である。また常圧
で蒸煮した大豆又は脱脂大豆を含む人工飼料は、
脱脂粉乳又はミルクカゼインを含むものよりも栄
養価が劣つている。 そのほか大豆又は脱脂大豆を押出成形機中で加
熱加圧したのち大気圧中に放出することによる膨
化飼料の製法も知られている。しかし押出成形機
を用いる方法は原料を直接に圧縮して加圧加熱す
るものであり、また装置自体も著しく高価で、得
られる製品飼料の効果もまだ不充分であるなどの
欠点がある。 従つて本発明の課題は、大豆又は脱脂大豆を原
料として、栄養価の高い飼料を経済的に有利に製
造しうる方法を提供することである。 この課題は本発明により、大豆又は脱脂大豆
を、ゲージ圧力4〜8Kg/cm2、温度150〜280℃の
過熱水蒸気の気流が流れている加熱管に投入し、
分散浮遊させた状態で15秒以内加熱加圧し、次い
でより低圧の気体中に急激に放出して膨化変性処
理することによつて解決される。 本発明によれば、過熱水蒸気の気流中に大豆又
は脱脂大豆を分散浮遊させた状態で流動しつつ加
熱するので、原料(大豆又は脱脂大豆)と加熱媒
体(過熱水蒸気)との間の伝熱係数は極めて大き
く、伝熱速度も速くなり、15秒以内という極めて
短時間の処理で適度な加熱変性処理を行うことが
可能である。原料は加熱媒体の気流渦によつて強
力に撹拌分散されるため、原料の相互の付着又は
装置内壁への附着もない。従つて蒸しむら等の不
均一な加熱が防止される結果、処理すべき原料全
体が均一に加熱され、低圧の気体中に放出して膨
化させることによりさらに栄養価が高められる。 本発明に原料として用いられる大豆又は脱脂大
豆は、そのままの粒状で又は粗く破砕した形、フ
レーク状、粉末状などの形で用いられる。原料を
分散浮遊させるための過熱水蒸気は、4〜8Kg/
cm2のゲージ圧力及び150〜280℃、好ましくは160
〜200℃の温度を有する。この過熱水蒸気の流れ
の中に原料を分散浮遊状態で15秒以内、好ましく
は2〜8秒間滞留させる。これにより原料は加熱
加圧され、原料中の蛋白質が変性される。過熱水
蒸気の温度が150℃より低いと変性が充分行われ
ず、280℃より高い温度及び15秒より長い滞留時
間は、原料の焦げや過変性の原因になる。またゲ
ージ圧力が4Kg/cm2より低いと、低圧気体中に放
出した際に良好な膨化度が得られない。本発明方
法は8Kg/cm2より高いゲージ圧力で実施すること
もできるが、このような高圧での処理には耐圧性
を保持するための手段を講ずる必要があり、装置
費が高くなるので経済的に不利である。 本発明に用いられる原料は通常は多少とも水分
を含んでいるので、この水分だけで前記の操作条
件下で蛋白質を適度に変性させることができる。
しかし過熱水蒸気中で原料が分散浮遊状態に保持
される限り(すなわち沈降、管壁への附着及び管
の閉塞が起こらない限り)、適当量の水を添加す
ることができる。 過熱水蒸気中で加熱加圧された原料を、次いで
より低圧の気体中に急激に放出すると、変性され
た原料は冷却して膨化する。低圧の気体として
は、通常は大気圧の空気が用いられる。窒素、炭
酸ガス等の気体、あるいは減圧した空気も使用で
きるが、大気圧の空気が経済上好ましい。 本発明は好ましくは連続的に実施される。 本発明の実施に用いられる装置の例とその操作
法は次のとおりである。原料は、一定量ずつ連続
的に加熱管に供給するため、まずロータリーフイ
ーダーに送られる。原料は予熱しておくこともで
き、そのためには加熱された空気と共に原料を送
り、ロータリーフイーダーの前でサイクロンによ
つて空気と原料を分離できる。一方、蒸気はスー
パーヒーター内で所定の温度に加熱したのち、循
環ブロワーを用いて連続的に加熱管に導入され
る。この過熱水蒸気の流れに供給された原料は分
散浮遊状態で流動しながら加熱される。加熱管の
他端はサイクロンに連結されており、そこで分離
された水蒸気はスーパーヒーターに返送され、加
熱後に再循環される。サイクロンからの原料はロ
ータリーフイーダーに送られ、そこから大気圧の
空気中に連続的に急激に放出され、均一に膨化す
る。原料の滞留時間は、加熱管の長さ及び/又は
過熱水蒸気の流速を変えることにより調節でき
る。 本発明により膨化処理された大豆又は脱脂大豆
は、場合により粉砕したのち、蛋白質飼料として
各種の動物に与えることができ、また配合飼料の
製造にも用いられる。本発明の膨化物は、特に有
利には単胃消化を行う若令動物、好ましくは子
牛、子豚等の代用乳又は人工乳として用いられ
る。例えば子牛の代用乳としては、脱脂粉乳が主
成分(約70%)で、糖類16〜17%、樹脂油3%、
レシチン1%及びフイツシユミール10%から成る
ものなどがあるが、脱脂粉乳の全部又は一部を本
発明の膨化物により置き換えることができる。ま
た子牛用人工乳は例えば穀類(トウモロコシ、小
麦、えん麦等)45%、植物性油粕(アマニ油、脱
脂粕等)29%、ぬか類(米ぬか、ふすま等)8
%、ミネラル含有魚粉2%、糖類及び油脂類16%
及び微量のビタミン類その他を含有するものなど
があるが、穀類の全部又は一部を本発明の膨化物
により置き換えることができる。若令動物用の人
工飼料には、粉砕して特に80メツシユ以下の粒径
にした膨化物を使用することが好ましい。これら
の人工飼料はそのままの粉末状で、又は適当量の
水を加えて乳状もしくはかゆ状にして動物に与え
る。 単胃消化を行う若令動物に、本発明により膨化
処理された大豆又は脱脂大豆を含む人工飼料を与
えると、従来の人工飼料の場合よりも成長速度が
高められ、また離乳時期も短縮できる。本発明の
膨化処理には押出成形機のような高価な装置を必
要としないので、飼料費を低減できる。従来の飼
料に比して安価なものを用いて、著しく良好な飼
育効果が得られることは、本発明のきわめて重要
な産業上の効果である。 実施例 (a) 厚さ0.6mmの脱脂大豆フレーク(水溶性窒素
35%・W/V)を連続的に、ゲージ圧力6.0
Kg/cm2、温度180℃の過熱水蒸気が流れている
管状加熱管中に投入して分散浮遊させ、この状
態で連続的に輸送しながら3秒間流動加熱し、
次いで連続的に急激に大気圧中に放出すると、
膨化変性脱脂大豆フレークが得られる。この膨
化変性脱脂大豆フレークを、必要に応じ常法に
より80メツシユを通過する大きさの粒度に粉砕
する。 (b) (a)により得られた膨化変性脱脂大豆の粉砕物
33Kgに、植物性油粕30Kg、トウモロコシ粉27
Kg、米ぬか6Kg、魚粉2Kg及び微量成分(ビタ
ミン、ミネラル等)2Kgを加えて混合する。こ
の飼料は特に子牛の代用乳として用いられる。 (c) (a)により得られた膨化変性脱脂大豆の粉砕物
60Kgに、糖類16Kg、魚粉10Kg、脱脂粉乳10Kg、
植物油3Kg及びレシチン1Kgを加えて混合する
と、若令動物の飼育に好適な飼料100Kgが得ら
れる。 飼育実験 本発明により得られる飼料の栄養効果を調べる
ため、次の実験を行つた。 使用動物: 哺乳中(単胃消化期)の子牛を1群3頭ずつ使
用する。 飼料: 本発明の飼料としては実施例(b)に記載のものを
用い、比較の飼料としては、実施例(a)により得ら
れた膨化脱脂大豆33Kgの代わりに、それぞれ下記
のものを33Kg含む以外は同じ組成の飼料を用い
る。 比較1:脱脂大豆及びその20重量%の水を、スク
リユー形押出機(川田製作所製エクストルーダ
ー)に投入し、ゲージ圧力50Kg/cm2、品温140
℃において1分の滞留時間で加熱加圧したの
ち、押出機から大気中に放出して得られた膨化
脱脂大豆。 比較2:脱脂大豆を普通の常圧加熱処理して、栄
養阻害物質を破壊したもの。 比較3:ミルクカゼイン。 各飼料に20%の水を加えて乳状となし、これを
常法により子牛に1か月間与え、1か月間の体重
増加量を測定した。その結果を次表に示す。
【表】 この結果から明らかなように、本発明の飼料は
比較1及び2の飼料に比して子牛の成長を著しく
促進した。比較3の飼料はミルクカゼインを含む
ためきわめて高価であるが、本発明の飼料はこれ
より良好な栄養効果を有する。さらに離乳時期に
ついては、本発明の場合は比較1及び2に比して
約6日早く、また比較3に比して1〜2日早く離
乳することができた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 大豆又は脱脂大豆を、ゲージ圧力4〜8Kg/
    cm2、温度150〜280℃の過熱水蒸気の気流が流れて
    いる加熱管に投入し、分散浮遊させた状態で15秒
    以内加熱加圧し、次いでより低圧の気体中に急激
    に放出して膨化変性処理することを特徴とする、
    飼料の製造法。 2 過熱水蒸気の温度が160〜200℃であることを
    特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。
JP56128148A 1981-08-18 1981-08-18 飼料の製造法 Granted JPS5831942A (ja)

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JP56128148A JPS5831942A (ja) 1981-08-18 1981-08-18 飼料の製造法

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JP56128148A JPS5831942A (ja) 1981-08-18 1981-08-18 飼料の製造法

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Publication Number Publication Date
JPS5831942A JPS5831942A (ja) 1983-02-24
JPS6350975B2 true JPS6350975B2 (ja) 1988-10-12

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ID=14977569

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Families Citing this family (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59140845A (ja) * 1983-01-27 1984-08-13 Nisshin Oil Mills Ltd:The 脱臭全脂大豆粉の製造法
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JP7194533B2 (ja) * 2018-08-22 2022-12-22 明治飼糧株式会社 反芻家畜用飼料の製造方法

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JPS5831942A (ja) 1983-02-24

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