JPH0332343B2 - - Google Patents

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JPH0332343B2
JPH0332343B2 JP57129713A JP12971382A JPH0332343B2 JP H0332343 B2 JPH0332343 B2 JP H0332343B2 JP 57129713 A JP57129713 A JP 57129713A JP 12971382 A JP12971382 A JP 12971382A JP H0332343 B2 JPH0332343 B2 JP H0332343B2
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JP
Japan
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mixture
product
weight
protein
zone
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JP57129713A
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English (en)
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JPS5823751A (ja
Inventor
Kaaru Kumaa Chaaruzu
Suchiibun Bosuko Maikeru
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Nestle Purina PetCare Co
Original Assignee
Ralston Purina Co
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Publication date
Application filed by Ralston Purina Co filed Critical Ralston Purina Co
Publication of JPS5823751A publication Critical patent/JPS5823751A/ja
Publication of JPH0332343B2 publication Critical patent/JPH0332343B2/ja
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  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は独特の濃密な弾力のある構造をもつソ
フトな湿潤ペツドフード製品ならびにその製法に
関する。
ここに「濃密な製品」とは気泡の少ない、従つ
て気泡の多い製品よりは密度の大きい、製品をい
う。
種々のペツトフード製品が押し出し装置で製造
されてきた。これらの製品は乾操膨張ペツトフー
ドから半湿潤または中間水分の、膨張または非膨
張のペツトフードにわたつている。乾燥または半
湿潤の形体の製品の配合は一般に同じであつて、
種々の量の蛋白質およびでんぷん質の成分、脂
肪、ミネラルおよびビタミン類を含んでいる。更
に、半湿潤製品はかなりな量(20〜35重量%)の
水ならびに微生物もしくは菌の侵入に抗してペツ
トフードを保存するその他の物質をも含んでい
る。ソフトな湿潤ペツトフードに代表的に添加さ
れるこれらの保存剤物質は、製品への菌の侵入を
除ぐ抗菌剤に加えて、糖類、糖アルコール類、湿
潤剤たとえば多価アルコール類、食用酸をも包含
する。これらの物質のあるものは製品の水の活性
を変化させることによつて菌からの保護を与える
のみならず、製品にソフトな感触をも与える。
上記の保存剤物質を含み且つ上記の一般配合を
もつソフトな湿潤製品は水分の存在下で押し出し
機中で昇温および昇圧下で処理することによつて
容易に膨張せしめられてその組織が熱可塑性の状
態に変わる。押し出し機中で熱可塑性になつた混
合物は、次いでダイまたは制限オリフイスを通し
て低圧の通常は大気圧の帯域に押し出される。圧
力の解放は製品中の水分の一部を蒸発させ、それ
によつて該混合物のかなりな膨張を生ぜしめる。
通常、押し出しの温度条件は107℃またはそれ以
上の温度を包含する。上記の種類の膨張した半湿
潤ペツトフード製品およびその製造法は、米国特
許第3653908号、同第3745021号、同第4022915号、
同第4162336号および同第4011345号に記載されて
いる。
同じ一般成分を含みながら非膨張のソフトな湿
潤ペツトフードは、やゝ異なつた条件下で押し出
し装置中で製造される。これらの条件は、圧力解
放の際の製品の水分および膨張の過熱を避けるた
めに、押し出し中にかなり低い温度および圧力を
使用することを包含しうる。この種の方法は米国
特許第3225114号、同第3615652号、または同第
4055681号に記載されている。非膨張ペツトフー
ドの製造のためのこの種の方法で使用する温度は
混合物を滅菌するのに通常は正に十分である。加
熱の直後に、押し出し機のダイから出る際の製品
ストランドの空冷が行なわれる。この種の製品は
膨張があつたとしても僅かである。それは混合物
が押し出し機中で熱可塑性状態にならず且つ混合
物は比較的高い温度および圧力ならびに機械的剪
断力の適用によつて過熱されてはおらず、それ故
に圧力解放の際に膨張せしめられることもないか
らである。
膨張または非膨張のソフトなペツトフードの市
場での成功にもかゝわらず、ソフトな外観のみな
らず濃密な弾力および歯ごたえのある感触をもつ
栄養的に完全なソフトな湿潤ペツトフードの需要
が依然として存在する。このような製品はペツト
用の完全な食飼として好適であるのみならず、独
特なソフトな弾力および歯ごたえのある感触をも
つペツト用の“ごちそう”としても好適な形およ
び(または)形態に成形することができるもので
ある。それ故、本発明の目的は濃密な非膨張構造
をもつソフトな湿潤ペツトフード製品を製造する
ことにある。また本発明の目的は濃密な構造のみ
ならず非常に弾力および歯ごたえのあるソフトな
湿潤ペツトフード製品を製造することにある。
更に本発明の目的は蛋白質およびでんぷん質の
成分の栄養的にバランスのとれた混合物から濃密
な弾力のある性質をもつこのようなソフトな湿潤
製品を製造することにある。
更にまた本発明の目的はでんぷん質および蛋白
質の成分から成る混合物を可塑性、流動性の実質
的に均質な状態に転化する押し出し法によりこの
ような製品を製造することにある。
本発明の別の目的は濃密な弾力および歯ごたえ
のある感触をもつ、可塑化された栄養的にバラン
スのとれた蛋白質−でんぷん質混合物から成るペ
ツトフード製品を製造することにある。
これらの及びその他の目的は本発明において、
濃密な弾力および歯ごたえのある構造をもつ可塑
化された蛋白質−でんぷん質混合物から成るペツ
トフード製品によつて達成される。
本発明のペツトフード製品はでんぷん質物質と
蛋白質物質との混合物を作り、この混合物の水分
含量を18〜35重量%に調節することから成る方法
によつて製造される。次いでこの混合物を100℃
以上の、代表的には107〜177℃の、好ましくは
107〜121℃の温度、および加圧条件下で押し出し
かけて、該混合物を可塑性、流動性の実質的に均
質な状態に転化する。流動性の又は可塑性の状態
にある間にこの混合物を制限オリフイスを通して
狭い帯域に押し出し、そして流動性の状態を保持
しながら、この帯域に閉じこめる。この状態の混
合物を次いで上記の昇温および昇圧下で冷却され
た圧縮帯域に注入し、これによつて該混合物を38
〜82℃、好ましくは43〜66℃の製品温度に冷却し
且つ圧縮する。この期間中かくはんを行なつて該
混合物を濃密な弾力および歯ごたえのある構造を
もつ16〜50重量%の水分含量のソフトな湿潤ペツ
トフード製品に転化する。
本発明の濃縮な弾力のあるソフトな湿潤ペツト
フード製品は、出発原料が栄養的にバランスのと
れた蛋白質成分・でんぷん質成分混合物から成る
とき、完全な食飼として使用するのに好適であ
る。本発明のペツトフード製品の独特の感触は更
に、ペツトにとつて非常に魅力のある弾力および
歯ごたえのある、種々の形状および形態をもつ、
ペツト用の“ごちそう”のタイプの製品の製造を
可能にする。
第1図は本発明の方法を実施するために代表的
に使用される装置を図示するものである。
本発明のペツトフード製品はでんぷん質物質と
蛋白質物質との混合物を用いてまず配合される。
代表的には、この食飼製品は混合でんぷん質−蛋
白質原料と共に食飼を栄養的に完全なものとする
のに必要な脂肪、ビタミン類およびミネラル類を
まぜたものから製造される。でんぷん質−蛋白質
混合物はでんぷん質物質を主成分として含むこと
ができ、これらのでんぷん質としては小麦、大麦
またはカラス麦のような殻物およびそれらの粉砕
物たとえばコーンミール、小麦粉、小麦幼芽、ま
たは小麦あらひきなどの1種またはそれ以上があ
げられる。代表的には、でんぷん質成分は製品中
に該製品の重量を基準にして少なくとも40重量
%、代表的には少なくとも60重量%、好ましくは
65〜80重量%の量で存在させる。
でんぷん質−蛋白質混合物はまた少なくとも1
種の好適な蛋白質成分を含み、これらの蛋白質成
分として植物性蛋白質物質たとえば油性種子(た
とえば大豆または綿実種子)のあらびき粉、蛋白
単離物、蛋白濃縮物、小麦粉など、ならびに蛋白
質副生ミールたとえば食肉ミール、家禽ミールま
たは魚粉などがあげられる。
本発明に使用しうる他の蛋白質成分としてイー
ストまたは微生物蛋白、たとえばトルライース
ト、ビール醸造イースト、あるいはまた酪農蛋白
たとえばカゼインなど、があげられる。本発明の
方法を実施するのにえらばれる蛋白質−でんぷん
質混合物が一成分として新鮮な食肉を含む場合も
本発明において意図されており、従つて本発明の
配合物をある方法で乾燥または処理した蛋白質原
料の配合のみに限定する意図はない。ここに使用
する“新鮮な食肉”とは牛、豚、羊、山羊の食肉
に適用される通常の食肉源を意味するのみなら
ず、鯨その他の哺乳動物、家禽、魚をも意味す
る。ここに使用する“新鮮な”という用語は乾燥
または加工した製品たとえば食肉ミールまたは骨
ミールなどを包含しないことを意味する。代表的
には、本発明の蛋白質−でんぷん質混合物中の新
鮮な食肉の量は該混合物の水分含量を50重量%以
上に増大させる量を越えるべきではない。本発明
の製品のための出発原料混合物中の蛋白質成分の
代表的な量は製品の重量を基準にして18〜35重量
%、好ましくは20〜30重量%である。
本発明において使用する蛋白質またはでんぷん
質の成分の選択は食飼中の種々の栄養物の水準お
よびバランスに完全に依存する。これらの物質の
選択はペツトフードの処理または配合の技術に習
熟する者の技術範囲内にある。当然に理解される
ように、本発明の製品は蛋白質成分に比べて多量
割合のでんぷん質成分を含む。本発明のペツトフ
ード製品がこのような濃密な、弾力および歯ごた
えのある感触をもつということは、本発明により
押し出される混合物中に含まれる蛋白質の比較的
低い含有率を考慮するとき、独特のことであると
信ぜられる。
所望ならば、追加の栄養物質を本発明の蛋白質
−でんぷん質混合物中に含めることができ、また
押し出し後の該混合物に加えることもできる。こ
れらの物質の中でも脂肪が特に用いられ、その脂
肪は動物性または植物性の任意の食用脂肪であつ
てよい。生成物に存在する脂肪の総量はふつう、
使用する蛋白質原料およびでんぷん質原料中に存
在する脂肪の量に依存して製品の0〜10重量%の
水準にある。代表的には製品への脂肪の添加は製
品の4〜10重量%である。本発明の蛋白質−でん
ぷん質混合物中に使用および利用される他の好ま
しい成分には香料成分、加水分解蛋白質、塩、着
色剤または染料、繊維質成分たとえば大豆の皮、
ビタミン類、および他の栄養剤がある。押し出し
されるべき混合物に加えうるその他の成分には
米、調理していないトウモロコシ片、または繊維
質片たとえば本発明の濃密な弾力のある製品中に
その比較的均一な組織とは異なつた組織の粒子を
与える組織化植物質蛋白など種々の物質がある。
本発明のソフトな湿潤ペツトフードの他の必要成
分には種々の保存性、可塑化用物質および/また
は湿潤剤物質があり、これらは所望ならば蛋白質
−でんぷん質混合物に加えることができる。使用
しうる代表的な可塑剤または湿潤剤にはグリセロ
ール、ソルビトール、およびプロピレングリコー
ルのような多価アルコール類ならびに他のより複
雑な“糖”アルコール類がある。本発明の蛋白質
−でんぷん質混合物の他の選択成分には糖密、コ
ーンシロツプ固形物、デキストロース、転化糖、
およびその他の糖誘導体があり、これらは押し出
し後の本発明の勢品にソフトな感触を与えるため
に使用される。
本発明の蛋白質−でんぷん質混合物中に、その
押し出し前または押し出し後のいづれかに、製品
への微生物または菌の侵入を最少にするためのあ
る種の抗菌および(または)保存剤を含ませるこ
とも必要なことである。種々の好適な抗菌剤には
食品級の食用酸たとえばリン酸、酒石酸、クエン
酸、フマル酸、塩酸およびその他の食用酸があ
り、これらの酸は製品のPHを実質的に中性より低
い水準に変化させて製品に菌静止状態の製造を付
与する。この酸の代表的な量は製品に2.5〜5.0の
PHを与えのに十分な酸量である。本発明により製
造される製品中には高含量の水が存在するため、
ソルビン酸化合物のような種々の抗菌剤たとえば
ソルビン酸カリウムまたはソルビン酸、あるいは
また当業者に知られている他の抗菌剤たとえばプ
ロピオン酸、安息香酸、またはクロトン酸、を含
有させることも必要である。代表的には、本発明
に使用しうる抗菌剤の水準は製品の1重量%を越
えず、通常は製品の0.25〜0.75重量%の量で存在
する。前述のように、抗菌剤および(または)保
存剤は本発明の蛋白質−でんぷん質混合物に押し
出し前に加えることができ、あるいは後述のよう
に、本発明の処理の実施後に製品の表面に適用す
ることもできる。
蛋白質−でんぷん質成分の混合物の配合後に、
然し押し出し前に、混合物の水分含量を18〜35重
量%好ましくは20〜30重量%の水準に調節する。
本発明の方法を実施するのに使用する装置の型式
に依存して、水の添加は水分および(または)水
蒸気の形体で行なうことができ、代表的には添加
水分と蛋白質−でんぷん質混合物成分との間に若
干の混合が生じる押し出し機の予備調整区域中の
蛋白質−でんぷん質混合物に加える。
蛋白質−でんぷん質混合物の水分含量の調節後
に、該混合物を押し出しかけ且つそれによつて
100℃を越える、代表的には107〜177℃の、好ま
しくは107〜121℃の温度および昇圧条件にかけ
て、蛋白質−でんぷん質混合物を可塑性の流動性
のある且つ実質的に均質な状態に転化する。本発
明は本発明の方法を実施するのに使用する特定の
型の装置に制限されるものではないけれども、
種々の型式の押し出し機がペツトフード製品の当
業者にとつて知られており、一般にはこれらの押
し出し機は、押し出しすべき混合物の加工度およ
びかくはん度を増大させるために容積の縮少して
ゆくスクリユーを含む加熱部分を含んでいる。押
し出し部分の混合物は昇温および昇圧にかけら
れ、これによつて該部分に含まれる混合物は熱可
塑性もしくは流動性の状態に転化する。
上記の昇温および昇圧の条件下で該混合物を流
動性のある可塑性状態に転化するための蛋白質−
でんぷん質混合物の押し出しのあとに、該混合物
は押し出し機のダイから狭い帯域内に送られ、こ
の帯域で押し出し機の加熱帯域に存在する昇温お
よび昇圧の条件に保持される。この狭い帯域はふ
つう押し出し機の端部と後述の圧縮帯域との間に
ある柔軟性または剛性のチユーブ片から成る。
押し出し機のダイから出るとき、流動性または
熱可塑性の状態にある蛋白質−でんぷん質混合物
は、該混合物を大気下の温度および圧力にさらさ
れないようにすることによつて、押し出し機にあ
る昇温および昇圧に実質的に匹敵する条件下でこ
の流動性または熱可塑性の状態を保持する。これ
は蛋白質−でんぷん質混合物を流動性の状態に保
持しながら分離した圧縮帯域中に注入することを
可能ならしめ、この圧縮帯域中で該混合物は同時
に冷却されて38〜82℃好ましは43〜66℃の混合物
の製品の温度になる。本発明の方法を実施するた
めの装置の明細によつて本発明が限定されるもの
ではないけれども、本発明で使用する用語として
の圧縮帯域は冷却中の本発明のでんぷん質−蛋白
質混合物に区縮帯域を提供する通常のらせん状押
し出しスクリユーを含む熱交換器または押し出し
機を包含するものである。好ましくはこの装置は
少なくとも1.75対1の好ましくは1.75〜2.0対1の
圧縮比を圧縮帯域に付与した押し出し機から成
る。
それ故、流動性の状態にある本発明の蛋白質−
でんぷん質混合物は圧縮帯域に注入されて38〜82
℃の混合物の製品温度になる。流動性混合物の上
記温度での圧縮帯域への注入は製品の急激な温度
変化を生ぜしめ且つ製品の目だつた膨張を妨げ
る。同時に、圧縮帯域中のスクリユーの圧縮作用
は混合物をかくはんし且つこれを圧縮および成形
して濃密で然も高度に弾力のある構造をもつ本発
明の製品を与える。本発明の製品に含まれるでん
ぷん質物質の高含有率を考慮するときこの感触の
組織は独特であると信ぜられる。なんとなればこ
の製品は高度に弾力のある又は歯ごたえのある感
触をもつのみならず外観上全く濃密であるからで
ある。それ故、製造された製品はペツトの完全な
食料として好適であり、また形状および形態に依
存して“ごちそう”としての製品にもなりうる。
次に添付の図面を参照して、本発明のペツトフ
ード製品を製造するのに使用する代表的な装置を
説明する。
18〜35重量%の調節された水分含量をもつ配合
された蛋白質−でんぷん質混合物を押し出し機に
導入する。この押し出し機は駆動装置17、入口
3をもつ加熱帯域1、およびスクリユー部分2か
ら成る。このスクリユー部分は該部分中にくまな
く可変直径をもつスクリユーから成り、このスク
リユー上には可変ピツチのネジ山(flites)6が
ある。以下このネジ山をフリツトと呼ぶ。このス
クリユー部分は少なくとも1個のまたはそれ以上
の加熱または調理ジヤケツト4にとりかこまれて
おり、該ジヤケツト中で水蒸気または液体が循環
装置5によつて循環せしめられて加熱帯域1中の
温度を上昇させる手段を与えている。加熱帯域1
の出口端部に制限オリフイス8から成るダイ部分
7が含まれている。水分含量を調節した蛋白質−
でんぷん質混合物を押し出し機のスクリユー部分
2に供給して、加熱帯域中の昇温条件下で駆動装
置により機械的に操作してかくはんする。スクリ
ユーフリツト6の可変ルート直径およびピツチは
制限および(または)機械的操作の必要な組合せ
を与えて、加熱帯域内に昇圧を生ぜしめ、それに
よつて該混合物を流動性の又は熱可塑性の状態に
転化する。ダイ部分または制限オリフイスは加熱
帯域内に十分な背圧を与えて加熱帯域内に必要な
圧力増大をもたらす。ダイ部分7に到達する際に
流動性の状態になつている混合物は制限オリフイ
ス8を通過し、大気圧に解放することになしに、
加熱帯域に存在する温度および圧力と実質的に同
じ条件下で狭い帯域9内に導入もしくは閉じ込め
る。大気圧にさらすことなく流動性または熱可塑
性の状態に保持しながら混合物を閉じ込めておく
ことは、本発明の製品の濃密な弾力のある構造に
有意義に寄与しているものと信ぜられる。この混
合物を狭い帯域9から圧縮帯域にはこんで圧縮帯
域中に注入する。圧縮帯域は代表的には駆動装置
18をもつ熱交換器または押し出し器10から成
る。圧縮帯域は冷却剤を含むジヤケツト12の使
用によつて冷却しうるようになつており、冷却剤
はチユーブ14中を循環して圧縮帯域に冷却を与
えている。圧縮帯域は混合物を該帯域中を通して
はこぶスクリユー部分中のスクリユー11から成
る。このスクリユー11はテーパ付きルート直径
をスクリユー部分中にくまなくもつている、且つ
少なくとも約1.75対1の圧縮比をもつ圧縮スクリ
ユーである。スクリユーのフリツト13はスクリ
ユー部分中くまなく一定のピツチをもつている。
ダイ15および制限オリフイス16が圧縮帯域に
含まれていて、混合物を38〜82℃好ましくは43〜
66℃に冷却しながら混合物を圧縮するようになつ
ており、これによつて混合物が高い含量のでんぷ
ん質物質をもつときでさえ、濃密で然も弾力のあ
る構造をもつ製品がえられる。代表的には、上記
の方法によつて製造される物質の嵩密度は0.512
〜0.768g/c.c.である。
濃密である弾力ある構造は、肉片と類似した又
は肉片を含む製品と類似した、ソフトな変形自在
の組織をもつ製品の美的魅力を与える、ペツト用
の完全食品の単一成分または部分成分として使用
しうる製品を与える。更に、この製品の濃密な弾
力のある構造は、ペツトの“ごちそう”として好
適な種々の製品形状および形態に製品を成形する
ことを可能にする。
次の実施例は本発明の代表的な然し非限定的な
具体例を説明するためのものである。
実施例 1 栄養的に完全な、牛肉の風味を付けたドツグフ
ードを次の混合物をまず配合することによつて製
造した。
成分 重量%(最終製品) 小麦粉 61.60 大豆粉(44%蛋白) 12.00 コーングルテンミール 6.20 食肉および骨ミール 5.50 動物性脂肪 3.00 水素化コーンシロツプ 4.00 リン酸 1.00 リン酸三カルシウム 2.00 フマル酸 1.50 ソルビン酸 0.50 プロピオン酸 0.50 ビタミン類およびミネラル類 2.20 乾燥材料をまぜてから液体成分を加え、更に5
分間混合した。次いでこの混合物をらせん錐型の
搬送スクリユー付きの押し出し機の予備調整器に
供給し、水分を添加して混合物の水分含量を25重
量%にした。この水分調節混合物を押し出し機に
供給して昇圧および225〓の温度の条件下で熱可
塑性状態に転化した。この混合物を流動性の状態
に保持しながら、ダイを通して狭い帯域に押し出
した。この狭い帯域はダイの出口と圧縮スクリユ
ーを含む第2の押し出し機との間に取り付けた外
径3.8cmの柔軟性ホースの部分から構成されたも
のであつた。圧縮スクリユーはテーパ付きのルー
ト直径をもち、その圧縮比は少なくとも1.75対1
であつた。21℃の温度の水を含む冷却ジヤケツト
をもつこの第2の押し出し機を通して混合物を搬
送した。これは第2押し出し機中の製品を49℃の
製品温度に冷却し、混合物は押し出し機中を搬送
させて、制限オリフイスを通して大気中に押し出
すことによつて圧縮した。ダイに存在する製品を
回転ナイフの刃に接触させて製品を該物質の個々
の一体片に細分化した。この製品の97.5部にリン
酸およびビタミンAおよびEから成る混合物を噴
霧した。十分量の噴霧用混合物を加えて製品の
2.0重量%のリン酸および0.5重量%の追加脂肪を
与えた。この製品を試験したところ、高度に魅力
的な感触のあるソフトな濃密の弾力のある構造を
もつことがわかつた。細分化した製品は20重量%
の水分含量および0.704g/c.c.の嵩密度をもつて
いた。
実施例 2 栄養的に完全な、チーズの風味を付けたドツグ
フードを次の混合物をまず配合することによつて
製造した。
成分 重量%(最終製品) 小麦粉 66.36 大豆蛋白単離物 16.50 チーズミール 5.00 動物性脂肪 2.00 リン酸 2.25 炭酸カルシウム 2.50 プロピレングリコール 1.50 フマル酸 1.50 ソルビン酸 0.50 塩 0.70 ビタミン類およびミネラル類 1.20 乾燥成分をまぜてから液体成分を加え、すべて
の成分を更に5分間混合した。次いでこの混合物
をらせん錐型の搬送スクリユー付きの押し出し機
の予備調整器に供給して混合し、水分を加えて混
合物の水分含量を25重量%に調節した。この水分
調節混合物を次の特性をもつスクリユーの付いた
押し出し機に供給して昇圧および107℃の条件下
で熱可塑性の状態に転化した。この混合物を流動
性の状態に保ちながらダイを通して狭い帯域に押
し出した。この狭い帯域はダイの出口と圧縮スク
リユーを含む第2の押し出し機との間に取付けた
外径3.8cmの柔軟性ホースから構成されたもので
あつた。圧縮スクリユーはテーパ付きのルート直
径をもち、その圧縮比は少なくとも1.75対1であ
つた。21℃の温度の水を含む冷却ジヤケツトをも
つこの第2の押し出し機を通して混合物を搬送し
た。これは第2押し出し機中の製品を49℃の製品
温度に冷却し、混合物は押し出し機中を搬送させ
て、制限オリフイスを通して大気中に押し出すこ
とによつて圧縮した。ダイに存在する製品を回転
ナイフの刃に接触させて製品を該物質の個々の一
体片に細分化した。この製品の97.5部にリン酸お
よび添加ビタミンAおよびE含有脂肪から成る混
合物を噴霧した。十分量の噴霧用混合物を加えて
製品の2.0重量%のリン酸および0.5重量%の追加
脂肪を与えた。この製品を試験したところ、高度
に魅力的な感触のあるソフトな濃密の弾力ある構
造をもつことがわかつた。細分化した製品は22重
量%の水分含量および0.704g/c.c.の嵩密度をも
つていた。
上記の実施例は本発明の説明としての然し非限
定的な具体例を示すものであつて、上記の詳細、
原料、または工程の種々の他の変化が本発明の精
神から逸脱するうること、およびこのような変化
および変性が特許請求の範囲に包含されること、
を理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
添付の図面は本発明のペツトフード製品を製造
するのに使用する代表的な装置を示すものであ
る。 図中において;1……加熱帯域;2……スクリ
ユー部分;3……入口;4……加熱ジヤケツト;
5……循環装置;6……フリツト;7……ダイ;
8……オリフイス;9……狭い帯域;10……押
し出し機;11……スクリユー部分;12……冷
却ジヤケツト;13……フリツト;14……循環
装置;15……ダイ;16……オリフイス;1
7,18……駆動装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の諸工程すなわち (a) ペツトフード製品の少なくとも40重量%の水
    準のでんぷん質成分をもつ蛋白質−でんぷん質
    混合物の水分含量を18〜35重量%に調節し、 (b) この混合物を昇圧および少なくとも100℃の
    条件下で制限オリフイスを通して狭い帯域に押
    し出して該混合物を流動性の熱可塑性状態に転
    化し、 (c) 流動性の状態を保持しながら、この混合物を
    狭い帯域に閉じ込め、そして (d) この流動性の混合物を圧縮帯域に注入して該
    帯域内でこの混合物を38〜82℃の温度に冷却
    し、圧縮し、そして気泡の少ない弾力のある構
    造をもつ製品に成形する、 ことから成ることを特徴とする気泡の少ない弾力
    のある構造をもつソフトな湿潤ペツトフード製品
    の製造法。 2 該混合物を107〜177℃の温度で押し出す特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 3 該混合物が40〜85重量%の水準のでんぷん質
    成分をもつ特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 該混合物が60〜85重量%の水準のでんぷん質
    成分をもつ特許請求の範囲第3項記載の方法。 5 該混合物を20〜30重量%の水分含量に調節す
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 6 該混合物を43〜66℃の温度に冷却する特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 7 該混合物が18〜35重量%の蛋白質成分を含む
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 8 該混合物が20〜30重量%の蛋白質成分を含む
    特許請求の範囲第7項記載の方法。 9 該混合物が新鮮な食肉を含む特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 10 圧縮帯域が少なくとも1.75対1の圧縮比を
    もつスクリユー付き押し出し機から成る特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 11 該スクリユーが1.75〜2.0対1の圧縮比を
    もつ特許請求の範囲第10項記載の方法。
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