JPS5831164B2 - ジドウフクロクリダシソウチ ニオケル フクロケンチソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粉粒体などの袋詰機の自動袋繰出装置における
袋検知装置に関するものである。

脱穀機などにおける穀粒の袋詰機は、一般に多数枚の収
納袋を一度に裂損バーにセットしておき、これら収納袋
の一枚ずつに穀粒を供給し、これが満杯になると順次次
の新しい収納袋を繰出していくようにする。

この収納袋の繰出しを自動的に行なうため、螺旋翼を軸
全長にわたって設け、このような螺旋翼を多数枚の収納
袋上端において係合させ、その軸を回転させることによ
り一枚ずつ収納袋を自動的に繰出すようにする装置が従
来知られている。

しかし、このような軸全長が螺旋翼からなる袋繰出装置
の場合は、螺旋ピッチによって収納袋の吊下げ枚数が限
定されるばかりでなく、収納袋の吊下げセット時に袋を
一枚一枚螺旋ピッチ内に装着する必要があるという煩わ
しさがある。

そこでか＼る欠点がなく、螺旋ピッチ数に無関係に多数
枚の収納袋が一度にセットすることができ、しかもその
装着の容易なような袋詰機における自動袋繰出装置とし
て、ネジ付の袋繰出軸と裂損バーとを平行に設け、前記
裂損バーには多数枚の収納袋を吊下げるようにし、前記
袋繰出軸にはネジ部に繰出部を螺合させて設けるととも
に繰出端側には螺旋翼を設け、該袋繰出軸の回転により
前記繰出部が多数枚の収納袋の側部を押出すとともに前
記螺旋翼が前記多数枚の収納袋の上端にお・いて一枚ず
つの収納袋と係合して袋繰出端に繰出すようにした自動
袋繰出装置が考えられるが、か＼る自動袋繰出装置にむ
いても連続作業中に袋がなくなることが起り、その１Ｘ
知らずに放置しておくと袋がないにもか＼わらず袋が供
給されている時と同様に籾が落下するという不都合が生
じ、折角袋の繰出しを自動的に行うようにしてもそのよ
うな点で自動化の効果が充分発揮されないという欠点が
ある。

本発明の目的は、上述のような従来の装置の欠点を解消
し、多数枚の収納袋を一度にセットでき、その収納袋を
自動的に繰出すことかできるものでありながら、作業中
に袋がなくなったり、不足してきたことを作業者に知ら
せたり、袋かなくなると自動的に自動袋繰出装置を停止
させるような装置を得ることにある。

以下図に示す実施態様によって本発明の詳細な説明する
。

第１図は本発明の実施態様からなる装置を一部断面にし
て示す側面図、第２図は第１図の装置における繰出部分
の正面図である。

図において、１は袋繰出軸であり、２はこれと平行に設
けられた裂損バーである。

袋繰出軸１にはその中間部全体にわたってネジ部３が設
けられており、また繰出端側には螺旋翼４が設けられて
いる。

袋繰出軸１のネジ部３には繰出部５が螺合している。

裂損バー２には多数枚の収納袋６が挿通孔７を介して吊
下げられており、これら集団の収納袋６の一方の側部は
繰出部５により押圧され、また聞方の側はその上部の金
具８を介して一枚ずつ螺旋翼４のピッチ間にくい込１れ
るようになっている。

９は穀粒の供給シュートで上下に移動することができ、
穀粒を供給するときは下方に降下し、その先端を収納袋
６の開口部に挿入する。

１０はモーターであり、このモーター１０の動力はギヤ
１１と爪１２とがクラッチ１３により結合されることに
より袋繰出軸１を回動するようにする。

１４はソレノイドで、クラッチ１３の接合離脱の作動を
行なわせる役目をする。

この場合のソレノイド１４は袋繰出軸１が１回転だけす
るようにクラッチ１３を作動し、この１回転により、繰
出部５により収納袋６が押出されるとともに、繰出軸１
の先端に設けられた螺旋翼４により満杯の収納袋を押出
し、かつ次の袋を確実に一枚くい込むようにする。

捷た、袋繰出軸１と裂損バー２とは支点１５を中心とし
て回動することができ、したがって多数枚の収納袋６を
裂損バー２の上にセットするときは繰出軸１を支点１５
を中心として上方に上げれば一度に簡単に差込むことが
できる。

との繰出軸１を上方に上げるときは第２図に示すように
繰出部５に設けられている掛金１６を１６で小す鎖線の
位置のようにはずして行なうようにする。

したがって、逆にこの掛金１６を裂損バー２の方に掛げ
れば袋繰出軸１と裂損バー２とは平行に保つようにする
ことができる。

繰出部５に検知スイッチ１７を設け、これがバッチ１，
１−ＡおよびブザーＢに接続されて警報装置の電気回路
を構成している。

この繰出部５が裂損バー２上の収納袋６の上端を押しな
がら第１図の右方へ移動していくと、裂損バー２上の収
納袋６は次第に無くなっていく。

このようにして繰出部５に設けた検知スイッチ１７が繰
出部５の移動終端位置である定位置の螺旋翼４に衝突す
ると、この繰出部５の移動終端位置を検知した検知スイ
ッチ１７が作動してブザーＢが鳴り、裂損バー２上に収
納袋が無くなってきたことを作業者に警報する。

即ち、袋がなくなってきたことが検知スイッチ１７とブ
ザーの作動により作業者に自動的に知らされ、その結果
確実に袋の充足が行われることになり、袋の欠如により
籾等が無１駄に床に落下したりするような不都合が生じ
ないという効果があるばかりでなく、作業中に一々自動
袋繰出装置のそばに作業者がついている必要がなく、警
報ブザーが鳴った時に袋の補充に行けばすむという利点
を有する。

また、本発明における検知スイッチ１７を装置の駆動モ
ータの電気回路に連繁することにより、繰出部５の移動
終端位置を検知した検知スイッチ１７によって、駆動モ
ーターを停止させ、装置全体の作動を停止さぐるように
して、後の補充を行うようにしてもよいことは勿論であ
る。

これを要するに、本発明による自動袋繰出装置にお・け
る袋検知装置は、裂損バーに吊り下げた多数枚の収納袋
の後部に位置する繰出部を、駆動装置により駆動して後
方から前方に向けて移動させることにより収納袋を自動
的に前方に繰り出すべく構成し、前記駆動装置または警
報装置の電気回路に連繁すると共に、前記繰出部の移動
終端位置を検知する検知スイッチを設けた構成であるか
ら、多数枚の収納袋を一度にセットすることができ、し
かも、この多数枚の収納袋を繰出部により自動的に繰り
出すことができるものでありながら、その繰出部が移動
終端１で移動して収納袋が少なくなると、繰出部の移動
終端位置を検知する検知スイッチが自動的に作動し、駆
動装置を停止または警報装置を作動状態にするから、収
納袋が無い１１無駄に穀粒を放出することを確実に防止
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施態様からなる装置を一部断面にし
て示す側面図、第２図は第１図の装置にむける操出部部
分の正面図である。 １・・・袋繰出軸、２・・・裂損バー、３・・・ネジ部
、４・・・螺旋翼、５・・・繰出部、６・・・収納袋、
１７・・・検知スイッチ、Ａ・・・バッテリー、Ｂ・・
・ブザー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 裂損バーに吊り下げた多数枚の収納袋の後部に位置
   する繰出部を、駆動装置により駆動して後方から前方に
   向けて移動させることにより収納袋を自動的に前方に繰
   り出すべく構成し、前記駆動装置または警報装置の電気
   回路に連繋すると共に、前記繰出部の移動終端位置を検
   知する検知スイッチを設けたことを特徴とする自動袋繰
   出装置における袋検知装置。