JPS5831158Y2 - フラツシユ定着装置

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【考案の詳細な説明】この考案は、フラッシュ光源と反射板とを有し、情報担
持体に閃光を照射するフラッシュ定着装置に関するもの
である。

従来のフラッシュ定着装置は、第１図および第２図に示
すように、直線状フラッシュ光源１が導線２を通じて電
気エネルギを受けて発光する。

反射板３によって適切な方向変換を受けた光エネルギは
、情報担持体４に達し、定着が行なわれる。

しかし、直線状フラッシュ光源１が発光するとき、瞬時
に強烈なエネルギを発するため、大きな音を発する。

従来、発生する音を小さくするため、第３図に示すよう
に、反射板３の外壁にブチルゴムなどの吸音材５を張り
付けているが、決して防音効果が十分なものではない。

この考案は、防音効果の大きいフラッシュ定着装置を提
供することを目的とする。

次に、この考案を適用したフラッシュ定着装置を図面の
第４図以下について説明する。

第４図および第５図において、反射板３の外側に空気層
６を備え、さらにその外側に反射板３を囲んで、例えば
石綿のような吸音性の防音カバー７を配置する。

反射板３の形状は、図示した以外の形状の場合にも適用
で゛きることはいうまで゛もない。

また、空気層の部分に、発泡スチロールのような非弾性
材料を入れたものとしてもよい。

フラッシュ光源が発光するとき、発生する音は、空気層
６またはこの空気層６の部分に入れた非弾性材料及び防
音カバー７に大部分吸収される。

以上説明したように、この考案によれば、空気層と防音
カバーが音を有効に吸収するから、従来のものよりはる
かに防音効果がある。

空気層に発泡スチロールのような非弾性のものを入れた
ものでは、更に効果が顕著である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のフラッシュ定着装置の横断面図、第２図
はその縦断面図、第３図は吸音材を用いた従来周知のフ
ラッシュ定着装置の横断面、第４図はこの考案によるフ
ラッシュ定着装置の横断面図第５図はその縦断面図で
ある。

【実用新案登録請求の範囲】

（１）フラッシュ光源と反射板とを有し、情報担持体に
閃光を照射するフラッシュ定着装置において、上記反射
板の外側に空気層をはさんで反射板を囲む防音層を配置
したことを特徴とするフラッシュ定着装置。
（２）上記の空気層に非弾性の吸音材を充填したことを
特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載のフラッ
シュ定着装置。