JPS5830785Y2 - 自転車用荷篭 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自転車の前部に適確容易に取付けることのでき
る自転車用荷電の改良に関するものである。

金属線材よりなる自転車用荷・籠はこれを自転車車体の
前部に取付けるために廐主体の背部にランプ掛けと対応
する形状の取付金具を付設し、この取付金具をもって自
転車のランプ掛けに固定するようにしたものが広く採用
されている。

ところが、ランプ掛けとしてはＬ型のものとＴ型の２種
類があるため、ランプ掛けの形状に応じた自転車用荷電
を用意せねばならず、商品流通上程々の不便があり、こ
の異なる形状のランプ掛けのいずれにも適確容易に取付
けできる自転車用荷電の開発が強く要望されている。

本考案は前記のような要望に応えた自転車用荷電を目的
として完成されたもので、以下、図示の実施例につき詳
細に説明する。

１は金属線材よりなる籠主体であって、該籠主体１の背
部２にはその内外面の対向位置に横長の帯金３，３′を
該背部２の一側方部から他側方部にわたり添装して該帯
金３．イをボルト４とナツト５により締付は固定して帯
金６としてあり、該帯金６は内側の帯金３の両端に外向
きに折曲形成した係止杆部３ａ、３ａを背部２の縦杆２
ａ、２ａ間に介入させて縦Ｈ２ａに係止させて該帯金６
の揺動を防止するとともに籠主体１内にある該帯金３の
切断端縁によって収納物に傷がつくことを防止するもの
としである。

７は両端にランプ掛けの肉厚より僅かに短い内向きの短
脚片部８，８を折曲形成した帯状の止金具であって、こ
の止金具７は帯金６の帯金３′に該短脚片部８，８の先
端部を近接させて該止金具７の両側方部に設けた横長の
ボルト挿通孔９と前記した帯金３．イに設けた横長のボ
ルト挿通孔１０ 、１０’に挿通するボルト１１とナツ
ト１２により締付けられて帯金６に取付けられて前記帯
金３′と止金具７間にランプ掛は挿込部１６が形成され
ている。

なお、１３は籠主体１の底部１４に固定された止板１８
とこれにボルト、ナツト１６をもって着脱できる板状の
止金具１７をもって頂辺部１３′を枢着させた門形の支
枠杆である。

このように構成されたものは、第２図に示すようなＬ型
のランプ掛はイが設けられている自転車に対しては、止
金具７の両側方部に設けたボルト挿通孔９と帯金３，３
′に設けたボルト挿通孔１０゜１０に挿通しであるボル
ト１１とナツト１２を緩めて帯金３′の外面と止金具７
の内向間のランプ掛け挿込部１５の間隙を拡げ、これに
ランプ掛はイを挿込んだうえナツト１２を締付けること
により取付ければ、止金具７にはその両端に短脚片部８
゜８か設けられているものであるから、ナツト１２を強
く締付けても短脚片部８，８がストッパーとして働いて
ランプ掛はイの湾曲は規制され、止金具７は略平板状を
保持して止金具７とランプ掛はイの接触面積が減少する
ことがなくてランプ掛はイの取付は極めて適確なものと
なる。

さらに、桁金６は金属線材よりなる籠主体１の背部２の
内外面の一側方部から他側方部にわたり対向して添装さ
れる帯金３，３′をボルト４とナツト５により締付けた
ものとして籠主体１の背部２に取付けたものであるから
、移動したり傾動することがないうえに籠・主体１の前
部から籠主体１に大きな衝撃が加えられた際に止金具７
の周縁附近から背部２を達成する縦杆２ａが屈曲して籠
主体１が変形する欠点は解消されて耐久性が著しく増し
、走行中に相当な振動を受けてもも主体１の適正な取付
状態は保持される。

他方、第３図に示すような上方をボルト挿通孔付の広幅
部としたＴ型のランプ掛は口が設けられている自転車に
対しては、止金具７の両側方部に設けたボルト挿通孔９
と帯金３，３′に設けたボルト挿通孔１０，１０’に挿
通するボルト１１とナツト１２を一旦取り外したうえラ
ンプ掛は口のボルト挿通孔ハとボルト挿通孔９ 、１０
゜１０′を合致させてランプ掛けの広幅部をランプ掛は
挿込部１５に挿込んだうえボルト１１を帯金３゜３′に
設けたボルト挿通孔１０ 、１０’、ランプ掛は口のボ
ルト挿通孔ハ、止金具７のボルト挿通孔９に挿通してナ
ンド１２を締付ければ、ランプ掛は口の広幅部が桁金６
の帯金ぎと止金具７間に挾持されたものとされているか
ら、適正な取付状態を保持できるうえランプ掛けを損傷
する慮れもないものである。

本考案は前記実施例による説明から明らかなようにＬ型
のランプ掛けを設けた自転車にもＴ型のランプ掛けを設
けた自転車にも適確容易に取付けできるうえに籠主体の
変形防止効果にも優れた自転車用荷電として実用的価値
極めて犬なものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は一部切欠
斜視図、第２図はＬ型のランプ掛けに取付けた状態を示
す要部の一部切欠平面図、第３図はＴ型のランプ掛けに
取付けた状態を示す要部の一部切欠平面図である。 １・・・籠主体、２・・・背部、３，３′・・・帯金、
４・・・ボルト、５・・・ナツト、７・・・止金具、８
・・・短脚片部、１１・・・ボルト、１２・・・ナンド
、１５・・・ランプ掛は挿込部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 金属線材よりなる籠主体１の背部２の内外面に横長の帯
   金３，３′を該背部２の一側方部から他側方部にわたり
   添装して該帯金３，３′を複数本のボルト４とナツト５
   により締付は固定するとともに外側の帯金３′の中央部
   には両端に内向きの短脚片部８，８を備えた帯板状の止
   金具７を該止金具７の両側方部において締付けるボルト
   １１とナツト１２をもって取付けて前記帯金３′と止金
   具７間にランプ掛は挿入部１５を形成したことを特徴と
   する自転車用荷電。