JPS5830516B2 - 保冷容器 - Google Patents

保冷容器

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JPS5830516B2
JPS5830516B2 JP52101373A JP10137377A JPS5830516B2 JP S5830516 B2 JPS5830516 B2 JP S5830516B2 JP 52101373 A JP52101373 A JP 52101373A JP 10137377 A JP10137377 A JP 10137377A JP S5830516 B2 JPS5830516 B2 JP S5830516B2
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JP
Japan
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plate
water
resin
storage container
cold storage
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JP52101373A
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JPS5435457A (en
Inventor
大之 豊原
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Plastics Co Ltd filed Critical Sekisui Plastics Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特殊な発泡合成樹脂板状体から形成された箱体
であって、該板状体に水が包含せられ、水が凍結されて
収納物品を保冷する保冷容器に関するものである。
ポリスチレンやポリエチレン等の発泡体は独立気泡から
構成せられていて、断熱性に優れているので、従来、魚
箱その他の各種の断熱容器としで利用せられている。
しかし、ポリスチレン発泡体製容器の如き断熱性の良好
な容器は外部からの熱を遮断する効果はよいが、収納物
品を冷却することはできない。
このため、物品を収納した後、容器内に砕氷を投入して
冷却することが一般に行われでいる。
本発明者は、か\る不便を解消し、収納物品を冷却する
ことのできる保冷容器について種々研究した。
本発明者は、ポリスチレン、ポリエチレン等の独立気泡
からなる発泡体は通液性、吸水性等の性質を有しないが
、相溶性のない樹脂を混合しで押出機から細条体としで
押出し、これを集束して得た発泡体は、気泡が部分的t
こ破壊せられて連続気泡を形威し、該発泡体の吸水性が
良好であり、吸収せしめた発泡体を凍結せしめることに
よって優れた保冷効果を奏することを見出し、本発明を
なすFこ至った。
本発明は、ポリオレフィン系樹脂30〜70重量部と、
ポリオレフィン系樹脂と相溶性を有しない樹脂70〜3
0重量部よりなる混合樹脂に発泡剤を加えで押出機の先
端から多数の細条体として押出し、これを集束して平板
状fこ形成された発泡合成樹脂板状体からなり、長方形
の底板tこ4個の側板が連設され側板相互が連結せしめ
られた直立の箱体か形成せられ、該箱体を形成する発泡
合威樹脂板状体の気泡内部に水が包含せられ、この水が
凍結せられて収納物品を保冷するようにしたことを特徴
とする保冷容器を要旨とするものである。
本発明tこ使用されをポリオレフィン系樹脂は、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等の樹脂であり、ポリオレフィ
ン系樹脂と相溶性を有しない樹脂としではスチレン重合
体、メチルスチレン、ハロゲン化スチレン等の重合体、
ポリメチルメタアクリレート、ポリカーボネート、ナイ
ロン等が含まれ、また、これらの混合樹脂であってもよ
い。
ポリオレフィン系樹脂及びポリオレフィン系樹脂と相溶
性を有しない樹脂はそれぞれ30〜70重量係の比率で
混合されて、通常の押出機]こより発泡剤を加えで押出
される。
発泡剤としでは、プロパン、ブタン、ペンタン等の低級
脂肪族炭化水素、またはハロケン化メチル、ハロゲン化
エチル等のハロゲン化炭化水素が用いられる。
上記の混合樹脂を押出機内1こ供給し、140〜200
℃に加熱して溶融し、これに前記発泡剤を圧入しで、多
数の細孔を有する口金から大気中(こ細条体として押出
し、この細条体が未だ軟化状態fこある間に板状に集速
すること(こよって板状の発泡体が得られる。
このようにして得られた発泡体は、気泡が部分的に破壊
せられて連続気泡化せられていで、特に押出方向に良好
な通気性、通液性を有しでいる。
本発明の保冷容器は上記の発泡合成樹脂板状体から、長
方形の底板に4個の側板が連設せしめられた直立の箱体
として形成せしめられる。
箱体は、底板に4個の側板を接着剤または釘あるいはホ
ッチキス(登録商標)等で固定せしめでもよいが、1枚
の板状体から底板と側板との連結部はV字状に加熱押圧
された折曲線]こ沿って熱設着せられ、側板相互の連結
部は耳部が加熱切断された後熱融着せられて形成された
ものが好ましい。
これは箱体が実麗であり、強度がよく、また大量1こ生
産するのが容易であるからである。
次(こ、本発明を図面によって詳述する。
第1図は、本発明の保冷容器(こ使用される発泡合成樹
脂板状体の一部拡大斜視図であり、板状体1はポリプロ
ピレン70重量部とポリステレフ30重量部を混合した
混合樹脂を約180℃に加熱した押出機内tこ供給し、
ブタンを圧入しで、多数の細孔を有する口金から押出し
、押出された細条体が未だ軟化状態にある間lこ集束し
て平板状に取揃えて成\形したものである。
2は細条体であり互いに融着して一体に板状に底形せら
れている。
細条体2は相溶性のないポリプロピレンとポリスチレン
との混合樹脂からなっているので、気泡壁が部分的に破
壊されて連続気泡化されている。
即ち第2図および参考写真(断面の約30倍の拡大写真
)に示す如く気泡3は互いに融着しているが各気泡壁は
微細な小孔4が無数]と貫通している。
第3図および第4図は保冷容器としての魚箱の例を示す
もので、前記発泡合成樹脂の板状体1から、底板5と側
板6との連設部7は加熱刃の押圧によって断面約90度
のV字溝が設けられ、側板6相互の連結部8は加熱した
切断刃の押圧]こよつで耳部が切断除去されて側板6が
乗値(こ起立して側板6相互、および側板6と底板5が
強固に熱融着されて箱体が形成せられている。
第5図は蓋付の保冷容器の例を示すものであり、側板6
に耳部9を連設し、耳部9を介して側板6相互がホッチ
キス(登録商標)等の係止具によって固定されたもので
あり、蓋体10も上記箱体と同様に形成せられ、かつ蓋
体10の側壁11の内周は箱体の側板6の外周より僅か
]こ広く形成せしめられている。
本発明の保冷容器は、前記した通りポリオレフィン系樹
脂30〜70重量部とポリオレフィン系樹脂と相溶性を
有しない樹脂70〜30重量部とよりなる混合樹脂1こ
発泡剤を加えて、押出機の先端から多数の細条体として
押出し、これを集束して平板状に形成された発泡合成樹
脂板状体から横取されでいで、該板状体1の発泡体の気
泡は部分的に破壊せられて連続気泡化しでおり、通液性
がよいので充分に水分が包含せしめられる。
水分を含有せしめるには、成形前の板状体1または底形
した箱体を約95℃の熱水中(こ浸漬すると、水は気泡
3内に浸水し、毛細管現象1こよって小孔4を通り、板
状体1の内部tこ充満する。
水を充分tこ含んだ箱体は表面の水分を拭き取り、冷凍
機]こよって凍結する。
凍結した保冷容器中の水分は極めて徐々に解氷し、容器
内は長時間に亘り保冷される。
本発明の保冷容器を横取する板状体1は多数の細条体2
が集束されて形成されでいるので、細条体2自体の表皮
は細条内部1こ比して密度が高く強靭な板材となってい
で、剛性がよく容器としての保形性fこ優れ、板状体1
の表面は通液性が比較的少なく、押出方向、即ち細条体
(こ平行方向に通液性が良好な性質を有しでいる。
従って、本発明の保冷容器は内部の水分が解氷しでも表
面から水が滲出することは極めで少ない。
本発明の保冷容器(こ水を含浸せしめる(こは、予め板
状体1を水に浸漬しで、含水せしめた板状体1から箱体
が形成されていてもよいが、箱体を形成せしめた後にこ
れを水に浸漬して含水せしめるのが好適である。
般に冷水は含浸し難いので、80〜95℃の熱湯tこ浸
漬せしめるのがよい。
また界面活性剤を添加した水を含浸せしめることによっ
て、容易に、かつ、迅速1こ含水せしめることができる
保冷容器中(こ、含有される水の量は、発泡体の樹脂の
組成、発泡倍率連続気泡の容量等によって異なり、例え
ばポリプロピレフ60重量宏ポリスチレ740重量係か
らなる混合樹脂を約8倍(こ発泡せしめた板状体におい
では、該発泡体の約70〜80容量係の水を含有せしめ
ることができる。
一般(こ天然木材の含水量は約50〜60容量係である
から、上記発泡体の含水量は一般の木材よりも太きい。
本発明の保冷容器を、冷凍機によって凍結した場合水分
の凍結による変形、破損等は起らない。
これは気泡が破壊せられて連通化されでいで、しかも残
存する気泡内の空気が収縮して緩衝効果を発揮するから
であると思われる。
また、冷凍した保冷容器を常温の室内に放置すると、凍
結した氷は徐々に解氷して水を生じる。
しかし解氷しで生じた水は気泡が破壊されで生じた連続
気泡1こよる毛細管現象によって保水せられ、外部に滲
出することは殆んどない。
特に板状体の表面、即ち容器内面]こ滲出することはな
い。
従つて、凍結した水分が解氷しても水分の流出は少く、
そのまN再び凍結して保冷容器とすることかでき、含水
操作は、頻繁に行なう必要がない。
また、例えばカルボキシメチルセルロースまたはポリビ
ニルアルコールの如き増粘剤を少量水lこ添加すること
によって保水性が向上し、水の滲出の防止に有効である
更1こ、かかる増粘剤またはその他の物質を添加するこ
とによって、水の凝固点を降下せしめることができ、従
って一層低温に保持することができる。
本発明の保冷容器は、上記の如く優れた保冷効果を有し
、例えば鮮魚等を輸送、保管する魚箱としで利用すると
き、容器内に砕氷を入れる必要はなく、またその量を少
くすることができるので、輸送費の減少に極めて有効で
ある。
また、必要(こ応じで、第5図に示す如く、同様に蓋体
を含水凍結せしめて密閉した保冷容器とすることもでき
るので、各種生鮮食料品、冷凍食品その他の保冷容器と
して極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の保冷容器(こ使用される発泡合成樹脂
板状体の一部拡大斜視図、第2図は板状体の拡大断面図
、第3図は本発明の保冷容器の斜視図、第4図はその縦
断面図である。 第5図は蓋付の別の保冷容器の斜視図である。 図面中の主な符号は次の通りである。 1・・・・・・板状体、2・・・・・・細条体、3・・
・・・・気泡、4・・・・・・小孔、5・・・・・・底
板、6・・・・・・側板、7・・・・・・連設部、8・
・・・・・連結部、9・・・・・・耳部、10・・・・
・・蓋体、11・・・・・・側壁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリオレフィン系樹脂30〜70重量部と、ポリオ
    レフィン系樹脂と相溶性を有しない樹脂70〜30重量
    部よりなる混合樹脂に発泡剤を加えて押出機の先端から
    多数の細条体としで押出し、これを集束して平板状に形
    成された発泡合成樹脂板状体からなり、長方形の底板に
    4個の側板が連設され側板相互が連結せしめられた直立
    の箱体が形威せられ、該箱体を形成する発泡合成樹脂板
    状体の気泡内部に水が包含せられ、この水が連結せられ
    て収納物品を保冷するようにしたことを特徴とする保冷
    容器。 2 ポリオレフィン系樹脂がポリエチレンまたはポリプ
    ロピレンである特許請求の範囲第1項記載の保冷容器。 3 ポリオレフィン系樹脂と相溶性を有しない樹脂が、
    ポリスチレン、ポリメチルメタアクリレート、ポリカー
    ボネートまたはナイロンである特許請求の範囲第1項記
    載の保冷容器。 4 発泡合成樹脂板状体中に、水が30〜90容量係含
    有せしめられたことよりなる特許請求の範囲第1項記載
    の保冷容器。 5 箱体の底板と側板との連設部はV字状に加熱押圧さ
    れた折曲線に沿って熱融着せられ、側板相互の連結部は
    耳部が加熱切断された後熱融着せられて箱体が形成され
    たことよりなる特許請求の範囲第1項記載の保冷容器。
JP52101373A 1977-08-23 1977-08-23 保冷容器 Expired JPS5830516B2 (ja)

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JPS5435457A JPS5435457A (en) 1979-03-15
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JPH02130996U (ja) * 1989-04-07 1990-10-30

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JPS62288464A (ja) * 1986-06-04 1987-12-15 三菱化学株式会社 食品の保冷方法
JPS6439287U (ja) * 1987-09-04 1989-03-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5251153A (en) * 1975-10-22 1977-04-23 Kobe Steel Ltd Self refrigerating container and its manufacturing method

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