JPS583006B2 - 省エネルギ−型鍛造材料の加熱法 - Google Patents
省エネルギ−型鍛造材料の加熱法Info
- Publication number
- JPS583006B2 JPS583006B2 JP53094817A JP9481778A JPS583006B2 JP S583006 B2 JPS583006 B2 JP S583006B2 JP 53094817 A JP53094817 A JP 53094817A JP 9481778 A JP9481778 A JP 9481778A JP S583006 B2 JPS583006 B2 JP S583006B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hearth
- heating zone
- combustion
- heating
- zone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Forging (AREA)
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
一般に回転炉床型鍛造加熱炉、特に重油燃料を使用する
場合、燃料の霧化及び気化が容易に行われ難く、高速燃
焼、高温高輝度火炎が得られず、火炎長が増加し、炉内
での完全燃焼は期待できない。
場合、燃料の霧化及び気化が容易に行われ難く、高速燃
焼、高温高輝度火炎が得られず、火炎長が増加し、炉内
での完全燃焼は期待できない。
従って大きな燃焼室負荷は不可避となり、炉内雰囲気温
度の大巾な上昇は得難く、急速加熱方式の導入は困難と
なる。
度の大巾な上昇は得難く、急速加熱方式の導入は困難と
なる。
又スケール発生は加熱時間、温度に係る所が大きく、ス
ケール発生を抑えるには還元性雰囲気、つまり不完全燃
焼域での加熱に依存しなければならず、それがために省
エネルギーとは相反する所が大である。
ケール発生を抑えるには還元性雰囲気、つまり不完全燃
焼域での加熱に依存しなければならず、それがために省
エネルギーとは相反する所が大である。
一方天井、側壁の断熱材としてセラミックファイバーの
使用、熱交換器の使用に対しては従来の重油燃焼方式で
は、未燃焼の重油がセラミックファイバー断熱材に浸透
し、燃料中の重金属との反応で使用に耐え得ない。
使用、熱交換器の使用に対しては従来の重油燃焼方式で
は、未燃焼の重油がセラミックファイバー断熱材に浸透
し、燃料中の重金属との反応で使用に耐え得ない。
又未燃焼物が熱交換器内でアフターバーニング現象を生
じ、排ガス温度を異状に上昇せしめる為に熱交換器の内
壁材料の腐食が激しく、その設置は極めてむずかしい。
じ、排ガス温度を異状に上昇せしめる為に熱交換器の内
壁材料の腐食が激しく、その設置は極めてむずかしい。
一方ガス燃料を用いた場合には、重油専焼の場合に比し
てその欠点は少いものの、高温高輝度火炎の発生がなく
、火炎輻射による材料への熱伝達が非常に少ない。
てその欠点は少いものの、高温高輝度火炎の発生がなく
、火炎輻射による材料への熱伝達が非常に少ない。
本発明は重油、灯油及びガス燃料の長所、短所を補った
ガス−重油、又はガス−灯油混焼バーナーを用い、高速
燃焼で火炎長の短い高温高輝度火炎を発生せしめ、小容
積の加熱室で高い燃焼室負荷を可能とし、放散熱量及び
温度上昇時間を抑え、尚かつ材料予熱及び一次空気予熱
による熱回収を行い、急速加熱方式で従来の回転炉床方
式に比して少いエネルギーで材料を所定の鍛造温度に加
熱する方式を提供せんとするものである。
ガス−重油、又はガス−灯油混焼バーナーを用い、高速
燃焼で火炎長の短い高温高輝度火炎を発生せしめ、小容
積の加熱室で高い燃焼室負荷を可能とし、放散熱量及び
温度上昇時間を抑え、尚かつ材料予熱及び一次空気予熱
による熱回収を行い、急速加熱方式で従来の回転炉床方
式に比して少いエネルギーで材料を所定の鍛造温度に加
熱する方式を提供せんとするものである。
即ち本発明は、廻転する炉床と側壁と加熱帯天井パネル
とに囲まれた加熱帯と、前記廻転する炉床と共通の炉床
と、側壁と、加熱帯天井パネルより低い天井に囲まれた
予熱帯とを曲面を以て接続させて加熱帯より予熱帯に入
る断面積を激減すると共に炉床の略中央部に炉床から天
井パネルに至るまで耐火物を介在して燃焼ガス及未燃焼
物の加熱帯での滞留を行わせることにより、ガス．重油
又はガス．灯油．混焼バーナーを用い、高速燃焼．高温
高輝度火炎及び完全燃焼により前記加熱帯に於て材料を
急速加熱すると共に、ここで発生した排ガスを前記予熱
室に導いて材料予熱を行わせ、更らにこの排ガスのもつ
熱エネルギーを熱交換器を介して一次空気の加熱によっ
て熱回収し、不完全燃焼、熱放散を抑えることを特徴と
する省エネルギー型鍛造材料の加熱法に係るものである
。
とに囲まれた加熱帯と、前記廻転する炉床と共通の炉床
と、側壁と、加熱帯天井パネルより低い天井に囲まれた
予熱帯とを曲面を以て接続させて加熱帯より予熱帯に入
る断面積を激減すると共に炉床の略中央部に炉床から天
井パネルに至るまで耐火物を介在して燃焼ガス及未燃焼
物の加熱帯での滞留を行わせることにより、ガス．重油
又はガス．灯油．混焼バーナーを用い、高速燃焼．高温
高輝度火炎及び完全燃焼により前記加熱帯に於て材料を
急速加熱すると共に、ここで発生した排ガスを前記予熱
室に導いて材料予熱を行わせ、更らにこの排ガスのもつ
熱エネルギーを熱交換器を介して一次空気の加熱によっ
て熱回収し、不完全燃焼、熱放散を抑えることを特徴と
する省エネルギー型鍛造材料の加熱法に係るものである
。
以下、実施例により本発明を説明する。
ガス−オイル混焼バーナー１は、鍛造加熱炉の加熱帯天
井パネル２の端部に接線方向に取りつけられており、且
その上下方向の取付角は炉床３に対し角度θを有するも
のである。
井パネル２の端部に接線方向に取りつけられており、且
その上下方向の取付角は炉床３に対し角度θを有するも
のである。
又本発明鍛造加熱炉は下部に配置したるモーター４を動
力とし、炉床受け軸５を介して矢印方向に回転する炉床
３と、外周部の一部に材料取り出入口１４をもつ円筒形
状の側壁６、煙道用開口部７をもつ予熱帯天井パネル８
及びダンパー９を有する熱交換器１０より構成されてい
る。
力とし、炉床受け軸５を介して矢印方向に回転する炉床
３と、外周部の一部に材料取り出入口１４をもつ円筒形
状の側壁６、煙道用開口部７をもつ予熱帯天井パネル８
及びダンパー９を有する熱交換器１０より構成されてい
る。
而して燃焼用一次空気は内部を排ガスが流通するように
なした熱交換器を通り予熱されてバーナーに送られる。
なした熱交換器を通り予熱されてバーナーに送られる。
又、炉床中央部には、ほぼ予熱室の天井パネルに達する
までの高さで、円筒状に耐火物１１が積層されている。
までの高さで、円筒状に耐火物１１が積層されている。
この様に炉床、側壁、予熱室、天井パネルに囲まれた部
分が予熱帯１２で、この部分の炉床から天井までの高さ
は、加熱帯部分の１／２以下である。
分が予熱帯１２で、この部分の炉床から天井までの高さ
は、加熱帯部分の１／２以下である。
炉床、側壁、加熱帯天井パネルに囲まれた部分が加熱帯
１３で、これと予熱帯１２の天井パネルの接続部は曲面
Ｒを介して接続されており、内壁はセラミックファイバ
ーで掩われている。
１３で、これと予熱帯１２の天井パネルの接続部は曲面
Ｒを介して接続されており、内壁はセラミックファイバ
ーで掩われている。
而して上記の構成においてガス−オイル混焼バーナーを
点火すると該バーナーより噴射された空気と霧化燃料は
高速燃焼反応を起しつつ放射状に加熱帯１３の中を進み
、加熱帯１３の中でほぼ燃焼を完了して燃焼ガスを発生
するが、加熱帯１３から予熱帯１２に入る部分の断面積
は急激に減少しており、又炉床中心部には炉床から天井
に至るまで耐火物１１が積層されているため、発生した
燃焼ガス及び未燃焼物はスムーズに予熱帯へ流れ難く、
加熱帯１３に滞留して再燃焼する。
点火すると該バーナーより噴射された空気と霧化燃料は
高速燃焼反応を起しつつ放射状に加熱帯１３の中を進み
、加熱帯１３の中でほぼ燃焼を完了して燃焼ガスを発生
するが、加熱帯１３から予熱帯１２に入る部分の断面積
は急激に減少しており、又炉床中心部には炉床から天井
に至るまで耐火物１１が積層されているため、発生した
燃焼ガス及び未燃焼物はスムーズに予熱帯へ流れ難く、
加熱帯１３に滞留して再燃焼する。
この様な燃焼を繰り返すことにより加熱帯雰囲気温度が
１３５０℃〜１４００℃まで上昇し、燃焼速度が急激に
増加して加熱帯１３で完全燃焼する。
１３５０℃〜１４００℃まで上昇し、燃焼速度が急激に
増加して加熱帯１３で完全燃焼する。
加熱帯で発生した燃焼ガスは熱交換器１０の上端に取り
付けられたダンパー９を調節することにより、予熱帯１
２へ流れるが予熱帯１２の断面積は加熱帯の１／２以下
であるため、予熱帯１２を流れる燃焼ガス速度は非常に
速く、輻射熱伝達もさることながら被加熱材の対流熱伝
達は大きくなる。
付けられたダンパー９を調節することにより、予熱帯１
２へ流れるが予熱帯１２の断面積は加熱帯の１／２以下
であるため、予熱帯１２を流れる燃焼ガス速度は非常に
速く、輻射熱伝達もさることながら被加熱材の対流熱伝
達は大きくなる。
一方被加熱材１５は、材料取り出し口１４より炉内に入
り炉床がバーナーの火炎方向と反対方向の矢印方向に回
転するため、先ず予熱帯１２で高速熱風により予熱され
、次に１３５０℃〜１４００℃の雰囲気温度をもつ加熱
帯１３のゾーンで鍛造温度まで急速に加熱される。
り炉床がバーナーの火炎方向と反対方向の矢印方向に回
転するため、先ず予熱帯１２で高速熱風により予熱され
、次に１３５０℃〜１４００℃の雰囲気温度をもつ加熱
帯１３のゾーンで鍛造温度まで急速に加熱される。
又、材料予熱を終えた排ガスは熱交換器を経て大気に放
出されるが、熱交換器より回収された熱量は燃焼一次空
気として再利用する。
出されるが、熱交換器より回収された熱量は燃焼一次空
気として再利用する。
加熱帯、予熱帯及び側壁の炉内は、かさ比重０．４以下
のセラミックファイバーで掩われているため炉壁からの
熱放散を抑えることが出来る。
のセラミックファイバーで掩われているため炉壁からの
熱放散を抑えることが出来る。
本発明は特定したる廻転炉を用いることにより加熱帯の
雰囲気温度を１３５０〜１４００℃の高温とするととも
に加熱帯の排ガス熱エネルギーを予熱帯に高速にて流下
せしめて対流熱伝達、輻射熱伝達を大きくして被加熱材
を予熱した後、さらに熱交換器を介して一次空気を加熱
して熱回収を行うため少い燃料で稼動でき所望の鍛造温
度に短時間で加熱できる等の利点を有する。
雰囲気温度を１３５０〜１４００℃の高温とするととも
に加熱帯の排ガス熱エネルギーを予熱帯に高速にて流下
せしめて対流熱伝達、輻射熱伝達を大きくして被加熱材
を予熱した後、さらに熱交換器を介して一次空気を加熱
して熱回収を行うため少い燃料で稼動でき所望の鍛造温
度に短時間で加熱できる等の利点を有する。
第１図は平面図、第２図は断面図、第３図は展開したる
説明図である。 １・・・・・・ガスオイル混焼バーナ、２・・・・・・
加熱帯天井パネル、３・・・・・・炉床、４・・・・・
・モータ、５・・・・・・炉床受け軸、６・・・・・側
壁、７・・・・・煙道用開口部、８・・・・・・予熱帯
天井パネル、９・・・・・・ダンパー、１０・・・・・
・熱交換器、１１・・・・・・耐火物、１２・・・・・
・予熱帯、１３・・・・・・加熱帯、１４・・・・・・
材料取り出入口、１５・・・・・・被加熱材。
説明図である。 １・・・・・・ガスオイル混焼バーナ、２・・・・・・
加熱帯天井パネル、３・・・・・・炉床、４・・・・・
・モータ、５・・・・・・炉床受け軸、６・・・・・側
壁、７・・・・・煙道用開口部、８・・・・・・予熱帯
天井パネル、９・・・・・・ダンパー、１０・・・・・
・熱交換器、１１・・・・・・耐火物、１２・・・・・
・予熱帯、１３・・・・・・加熱帯、１４・・・・・・
材料取り出入口、１５・・・・・・被加熱材。
Claims (1)
- １ 廻転する炉床と側壁と加熱帯天井パネルとに囲まれ
た加熱帯と、前記廻転する炉床と共通の炉床と、側壁と
、加熱帯天井パネルより低い天井に囲まれた予熱帯とを
曲面を以て接続させて加熱帯より予熱帯に入る断面積を
激減すると共に炉床の略中央部に炉床から天井パネルに
至るまで耐火物を介在して燃焼ガス及未燃焼物の加熱帯
での滞留を行わせることにより、ガス．重油又はガス．
灯油．混焼バーナーを用い、高速燃焼．高温高輝度火炎
及び完全燃焼により前記加熱帯に於て材料を急速加熱す
ると共に、ここで発生した排ガスを前記予熱室に導いて
材料予熱を行わせ、更らにこの排ガスのもつ熱エネルギ
ーを熱交換器を介して一次空気の加熱によって熱回収し
、不完全燃焼、熱放散を抑えることを特徴とする省エネ
ルギー型鍛造材料の加熱法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53094817A JPS583006B2 (ja) | 1978-08-02 | 1978-08-02 | 省エネルギ−型鍛造材料の加熱法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53094817A JPS583006B2 (ja) | 1978-08-02 | 1978-08-02 | 省エネルギ−型鍛造材料の加熱法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5521576A JPS5521576A (en) | 1980-02-15 |
| JPS583006B2 true JPS583006B2 (ja) | 1983-01-19 |
Family
ID=14120600
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53094817A Expired JPS583006B2 (ja) | 1978-08-02 | 1978-08-02 | 省エネルギ−型鍛造材料の加熱法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS583006B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6055981A (ja) * | 1983-09-07 | 1985-04-01 | ニチレイマグネツト株式会社 | 正多面体の表面を用いたパズル玩具 |
| JPS6294188A (ja) * | 1985-10-21 | 1987-04-30 | 株式会社エフ・プロジェクト | ブロツク球体 |
| CN107363212A (zh) * | 2017-08-03 | 2017-11-21 | 四川瑞丰锻造有限公司 | 一种余热再利用的锻造炉 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5222513A (en) * | 1975-08-15 | 1977-02-19 | Fuji Electric Co Ltd | Heating furnace apparatus |
-
1978
- 1978-08-02 JP JP53094817A patent/JPS583006B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5222513A (en) * | 1975-08-15 | 1977-02-19 | Fuji Electric Co Ltd | Heating furnace apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5521576A (en) | 1980-02-15 |
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