JPS5829961B2 - カルボキシメチル化物の製造法 - Google Patents
カルボキシメチル化物の製造法Info
- Publication number
- JPS5829961B2 JPS5829961B2 JP52042544A JP4254477A JPS5829961B2 JP S5829961 B2 JPS5829961 B2 JP S5829961B2 JP 52042544 A JP52042544 A JP 52042544A JP 4254477 A JP4254477 A JP 4254477A JP S5829961 B2 JPS5829961 B2 JP S5829961B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- okara
- product
- producing
- water
- residue
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- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はオカラの有効利用に関し、さらに詳しくはオカ
ラのカルボキシメチル化物の製造法に係る。
ラのカルボキシメチル化物の製造法に係る。
大豆から油脂および蛋白質を除いた残渣いわゆるオカラ
は複雑な炭水化物からなる繊維質を主体とするが、従来
豆腐製造の際に副生ずるオカラは時に「うのはな」とし
て食用に供されることはあるものの殆どが飼料として消
費されている。
は複雑な炭水化物からなる繊維質を主体とするが、従来
豆腐製造の際に副生ずるオカラは時に「うのはな」とし
て食用に供されることはあるものの殆どが飼料として消
費されている。
然るに近年大豆蛋白工業が盛んになり、大豆蛋白質の生
産が増加するに伴ない副生ずるオカラが必然的に増える
ようになったが、このものは豆腐製造時に生ずるオカラ
と異なり栄養的価値も少なく廃棄物処理の一方法として
、ごく僅かに飼料に向けているのが現状であり、有効な
用途は殆どない。
産が増加するに伴ない副生ずるオカラが必然的に増える
ようになったが、このものは豆腐製造時に生ずるオカラ
と異なり栄養的価値も少なく廃棄物処理の一方法として
、ごく僅かに飼料に向けているのが現状であり、有効な
用途は殆どない。
本発明者らは上記の現状に鑑み工業的に副生ずるオカラ
を有効利用する方法について研究を重ねた結果、このも
のをカルボキシメチル化することにより所期の目的が達
成されることを見い出した。
を有効利用する方法について研究を重ねた結果、このも
のをカルボキシメチル化することにより所期の目的が達
成されることを見い出した。
本発明はかかる知見に基づいて完成されたもので、オカ
ラを含水状態のままモノクロル酢酸ナトリウムと加熱減
圧下に混和脱水しながら反応させることを特徴とするオ
カラのカルボキシメチル化物の製造法である。
ラを含水状態のままモノクロル酢酸ナトリウムと加熱減
圧下に混和脱水しながら反応させることを特徴とするオ
カラのカルボキシメチル化物の製造法である。
原料のオカラは工業的に副生ずるもの、例えば脱脂大豆
粉に常法により水またはアルカリを加え、必要ならば加
熱しながら蛋白質を抽出し、濾過または遠心分離によっ
て得た抽出残渣が適当であり、通常80係以上の水分を
含有したままで使用する。
粉に常法により水またはアルカリを加え、必要ならば加
熱しながら蛋白質を抽出し、濾過または遠心分離によっ
て得た抽出残渣が適当であり、通常80係以上の水分を
含有したままで使用する。
モノクロル酢酸ナトリウムの添加量はオカラの固形分に
対し50〜150%が好ましい。
対し50〜150%が好ましい。
50fO未満では反応物が水溶液中で透明に溶解し難く
、15ofbを越えると水溶液の粘性が著るしく劣り、
製品の品質上不適当である。
、15ofbを越えると水溶液の粘性が著るしく劣り、
製品の品質上不適当である。
反応は加熱減圧下、通常40℃で50mmHgないし8
0℃で350miHgで行なうことが必要であり、常温
常圧下では反応率が低い。
0℃で350miHgで行なうことが必要であり、常温
常圧下では反応率が低い。
本発明によって得られるカルボキシメチル化物ハ、従来
のカルボキシメチルセルローズ (CMC)と同様に保護コロイド、増粘剤、洗浄剤ビル
ダー等とし7て有用である。
のカルボキシメチルセルローズ (CMC)と同様に保護コロイド、増粘剤、洗浄剤ビル
ダー等とし7て有用である。
CMCの製造法には、原料のパルプに苛性ソーダを加え
てアルカリセルローズとなしこれにモノクロル酢酸ナト
リウムを反応させるものと、パルプに苛性ソーダおよび
モノクロル酢酸すI−IJウムを同時に反応させるもの
の2方法が知られており、反応は通常水分量40%以下
で、常温常圧下に行なわれる。
てアルカリセルローズとなしこれにモノクロル酢酸ナト
リウムを反応させるものと、パルプに苛性ソーダおよび
モノクロル酢酸すI−IJウムを同時に反応させるもの
の2方法が知られており、反応は通常水分量40%以下
で、常温常圧下に行なわれる。
これに対し本発明の方法では苛性ソーダを使用する必要
が全くないこと、アルカリセルローズのような中間物の
製造工程が不要なこと、オカラが水分80%以上の含水
状態のまま使用でき、従ってモノクロル酢酸すl−IJ
ウムを固体のまま添加しても均一に混和されること、反
応を加熱減圧下で行なうため反応率が高いこと等の点に
おいてCMCの製造法とは異なり、またこれらの諸点が
本発明方法の特長である。
が全くないこと、アルカリセルローズのような中間物の
製造工程が不要なこと、オカラが水分80%以上の含水
状態のまま使用でき、従ってモノクロル酢酸すl−IJ
ウムを固体のまま添加しても均一に混和されること、反
応を加熱減圧下で行なうため反応率が高いこと等の点に
おいてCMCの製造法とは異なり、またこれらの諸点が
本発明方法の特長である。
以上のように本発明は工業的に発生するオカラを原料と
し、これを従来のCMCの製造法とは異なる条件下にカ
ルボキシメチル化することによりCMCと同等の用途を
持った生成物を得るものであって、これまで大量に副生
しながら有効な用途がないまま、その処理に苦慮してき
たオカラに極めて有用な用途を提供するとともに、もと
もと廃棄物のオカラを原料としまた製造工程も前記の如
<CMCの場合に比べ簡略であるから製品を安価に得る
ことができる等、種々の利点を有している。
し、これを従来のCMCの製造法とは異なる条件下にカ
ルボキシメチル化することによりCMCと同等の用途を
持った生成物を得るものであって、これまで大量に副生
しながら有効な用途がないまま、その処理に苦慮してき
たオカラに極めて有用な用途を提供するとともに、もと
もと廃棄物のオカラを原料としまた製造工程も前記の如
<CMCの場合に比べ簡略であるから製品を安価に得る
ことができる等、種々の利点を有している。
以下に実施例を示す。
実施例 1
低変性脱脂大豆10kgを40メツシユ以下に粉砕し、
これに水1 ’OOlおよび水酸化すI−IJウム50
0gを混入し、40℃で1時間撹拌して蛋白質を抽出し
遠心分離機により不溶物を回収し、さらにこれに水70
1を加え5分間撹拌し再度同様に分離回収し水分87%
のオカラ14kgを得た。
これに水1 ’OOlおよび水酸化すI−IJウム50
0gを混入し、40℃で1時間撹拌して蛋白質を抽出し
遠心分離機により不溶物を回収し、さらにこれに水70
1を加え5分間撹拌し再度同様に分離回収し水分87%
のオカラ14kgを得た。
このもの10kgにモノクロル酢酸ナトリウム1.3k
gを加え50關Hgの減圧下に400Cで混和脱水しな
がら3時間反応させた。
gを加え50關Hgの減圧下に400Cで混和脱水しな
がら3時間反応させた。
モノクロル酢酸ナトリウムの反応率は64%であった。
反応物の固形分1咎水溶液(25℃ PH7に調整)は
透明で粘度18CPSを示した。
透明で粘度18CPSを示した。
これに対し上記反応を常温常圧下で行なった場合の反応
率は16%と非常に低い。
率は16%と非常に低い。
Claims (1)
- 1 大豆蛋白の抽出時に副生する残渣を含水状態のまま
モノクロル酢酸ナトリウムと加熱減圧下に混和脱水しな
がら反応させることを特徴とする前記残渣のカルボキシ
メチル化物の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52042544A JPS5829961B2 (ja) | 1977-04-15 | 1977-04-15 | カルボキシメチル化物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52042544A JPS5829961B2 (ja) | 1977-04-15 | 1977-04-15 | カルボキシメチル化物の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53128658A JPS53128658A (en) | 1978-11-09 |
JPS5829961B2 true JPS5829961B2 (ja) | 1983-06-25 |
Family
ID=12638994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52042544A Expired JPS5829961B2 (ja) | 1977-04-15 | 1977-04-15 | カルボキシメチル化物の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5829961B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01279031A (ja) * | 1988-04-21 | 1989-11-09 | Mutual Corp | ブリスタパツクに対する折目刻設方法及びその装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU3561484A (en) * | 1983-12-16 | 1985-06-20 | Krinski, Thomas Lee | Carboxymethylated soy polysaccharide anti redeposition material |
BR112014028085B1 (pt) * | 2012-05-09 | 2021-04-13 | Vale S.A. | Processo para obtenção de carboximetilcelulose a partir de resíduos agroindustriais, uso da carboximetilcelulose, composição de ligante e uso de uma composição de ligante |
-
1977
- 1977-04-15 JP JP52042544A patent/JPS5829961B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01279031A (ja) * | 1988-04-21 | 1989-11-09 | Mutual Corp | ブリスタパツクに対する折目刻設方法及びその装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53128658A (en) | 1978-11-09 |
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