JPS5829955B2 - チオリン酸エステル誘導体およびその製造法 - Google Patents
チオリン酸エステル誘導体およびその製造法Info
- Publication number
- JPS5829955B2 JPS5829955B2 JP54075345A JP7534579A JPS5829955B2 JP S5829955 B2 JPS5829955 B2 JP S5829955B2 JP 54075345 A JP54075345 A JP 54075345A JP 7534579 A JP7534579 A JP 7534579A JP S5829955 B2 JPS5829955 B2 JP S5829955B2
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- JP
- Japan
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- alkyl group
- lower alkyl
- atom
- acid ester
- hydrogen atom
- Prior art date
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、殺虫剤として有用な新規なチオリン酸エステ
ル誘導体および該製造法に関するものである。
ル誘導体および該製造法に関するものである。
さらに詳しくは、本発明は
〔式中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立して低級
アルキル基を表わし、Zl は水素原子またはハロゲ
ン原子を表わし、Z2は水素原子、低級アルキル基また
は・・ロゲン原子を表わし、Z3は水素原子、低級アル
キル基、低級アルコキシ基または一ロゲン原子を表わし
、Z4は水素原子、低級アルキル基または低級アルコキ
シ基を表わす。
アルキル基を表わし、Zl は水素原子またはハロゲ
ン原子を表わし、Z2は水素原子、低級アルキル基また
は・・ロゲン原子を表わし、Z3は水素原子、低級アル
キル基、低級アルコキシ基または一ロゲン原子を表わし
、Z4は水素原子、低級アルキル基または低級アルコキ
シ基を表わす。
ただし、ZI、Z2、Z3およびZ4は同時に水素原子
を表わすことはない。
を表わすことはない。
〕で示されるチオリン酸エステル誘導体
(2)一般式CII)
〔式中、Mはナトリウム原子、カリウム原子あるいはア
ンモニウム基を表わし、R1およびR2は前述と同じ意
味を表わす。
ンモニウム基を表わし、R1およびR2は前述と同じ意
味を表わす。
〕で示されるチオリン酸エステル塩と一般式〔■■〕〔
式中、Wは・・・ロゲン原子を表わし、R3、Zl、Z
2、Z3およびZ4 は前述と同じ意味を表わす。
式中、Wは・・・ロゲン原子を表わし、R3、Zl、Z
2、Z3およびZ4 は前述と同じ意味を表わす。
〕で示されるハロアセトアミド誘導体とを反応させるこ
とを特徴とする一般式CI)で示されるチオリン酸エス
テル誘導体の製造法である。
とを特徴とする一般式CI)で示されるチオリン酸エス
テル誘導体の製造法である。
ブ般式CI)で示される本発明化合物は、たとえば半翅
目、双翅目、鱗翅目等に属する害虫類に対して著しい活
性を示し、農林業害虫ならびに衛生害虫防除にきわめて
有利に使用しうるものである。
目、双翅目、鱗翅目等に属する害虫類に対して著しい活
性を示し、農林業害虫ならびに衛生害虫防除にきわめて
有利に使用しうるものである。
特にニカメイチュウ、イエバエ等にはきわめて高い致死
効力を有している。
効力を有している。
本発明は前述の新知見に基づいて完成されたもので、(
1)は一般式CI)で示されるチオリン酸エステル誘導
体、(2)はその製造法に関するものである。
1)は一般式CI)で示されるチオリン酸エステル誘導
体、(2)はその製造法に関するものである。
本発明(2)においては、−搬に一般式〔■〕で示され
るチオリン酸エステル塩を適当な溶媒、たとえばベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クロロホルム、アセトン、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、塩化メチレン、メチル
アルコール、エチルアルコール等、好ましくはアセトン
に溶解あるいはげん濁させ、一般式〔■〕で示されるハ
ロアセトアミド誘導体を室温あるいは必要に応じては加
熱あるいは冷却しながら攪拌下に加え、暫時攪拌を続け
る。
るチオリン酸エステル塩を適当な溶媒、たとえばベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クロロホルム、アセトン、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、塩化メチレン、メチル
アルコール、エチルアルコール等、好ましくはアセトン
に溶解あるいはげん濁させ、一般式〔■〕で示されるハ
ロアセトアミド誘導体を室温あるいは必要に応じては加
熱あるいは冷却しながら攪拌下に加え、暫時攪拌を続け
る。
反応終了後、生成した塩をろ過あるいは水洗して除去し
、溶媒を留去すれば、一般式〔I〕で示されるチオリン
酸エステル誘導体が純度よくしかも高収率で得られる。
、溶媒を留去すれば、一般式〔I〕で示されるチオリン
酸エステル誘導体が純度よくしかも高収率で得られる。
本製品はシリカゲルカラムクロムマドグラフィー等によ
りさらに純化することが可能である。
りさらに純化することが可能である。
次に実施例および参考例をあげて本発明をさらに詳細に
説明する。
説明する。
実施例 1 製造法
0−0−ジメチル5−CN−(2・4−ジメチルフェニ
ル) −N−エトキシカルボニルメチルカルバモイルメ
チル〕ホスホロジチオエート300rIl14日フラス
コにアセトン150vllと0−O−ジメチルジチオリ
ン酸ナトリウム10.1’を仕込み、室温で攪拌下16
.4′7ON−(2・4−ジメチルフェニル)−N−エ
トキシカルボニルメ*くチルフロモアセトアミドを加え
た。
ル) −N−エトキシカルボニルメチルカルバモイルメ
チル〕ホスホロジチオエート300rIl14日フラス
コにアセトン150vllと0−O−ジメチルジチオリ
ン酸ナトリウム10.1’を仕込み、室温で攪拌下16
.4′7ON−(2・4−ジメチルフェニル)−N−エ
トキシカルボニルメ*くチルフロモアセトアミドを加え
た。
室温で3時間攪拌を続けたのち、アセトンを留去し水2
00mAを加えた。
00mAを加えた。
分離した油状物をベンゼンで抽出し、ベンゼン層を無水
硫酸ナトリウムで乾朦後、減圧下に溶媒を留去して目的
とするチオリン酸エステル18.4グを得た。
硫酸ナトリウムで乾朦後、減圧下に溶媒を留去して目的
とするチオリン酸エステル18.4グを得た。
n2T31.5437
元素分析値
C(%) H(%) N(%)S(%) P(%)計算
値 47.40 5.97 3.45 15.82 7
.64(C1e H24NO582Pとして) 実測値 47.31 6.18 3.47 15.66
7.51以上のようにして得た化合物例を下表に記載
するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない
。
値 47.40 5.97 3.45 15.82 7
.64(C1e H24NO582Pとして) 実測値 47.31 6.18 3.47 15.66
7.51以上のようにして得た化合物例を下表に記載
するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない
。
参考例 1
本発明化合物(1)〜(10)および対照化合物の各々
25部にツルポール5M−200(東邦化学登録商標名
)15部およびキシレン60部をそれぞれ加えて、各々
の25%乳剤を調整する。
25部にツルポール5M−200(東邦化学登録商標名
)15部およびキシレン60部をそれぞれ加えて、各々
の25%乳剤を調整する。
直径5.5CrrLのポリエチレンカップの底に同大の
1紙を敷く。
1紙を敷く。
得られた乳剤の水による500倍希釈液(500ppm
相当)0,7rulを沢紙上に滴下し、餌としてシ
ュークロース30■を1紙上に入**れる。
相当)0,7rulを沢紙上に滴下し、餌としてシ
ュークロース30■を1紙上に入**れる。
その中にイエバエ雌成虫10頭を放ち、フタをして48
時間後にその生死を調べ死重率を求めた。
時間後にその生死を調べ死重率を求めた。
(2反復)参考例 2
1.710000 aワグネルポット植えの分けつ期の
イネにニカメイチュウの緋化直前の卵塊を接種し、4日
後に参考例1と同様に調整した本発明化合物および対照
化合物500 ppm液を1−5献/ボット散布した。
イネにニカメイチュウの緋化直前の卵塊を接種し、4日
後に参考例1と同様に調整した本発明化合物および対照
化合物500 ppm液を1−5献/ボット散布した。
散布4日後に茎を分解し、幼虫の生死を調査した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1一般式 〔式中、 R1、 R2およびR3 はそれぞれ独立して 低級アルキル基を表わし、Zl は水素原子またはハロ
ゲン原子を表わし、Z2 は水素原子、低級アルキル基
またはハロゲン原子を表わし、Z3は水素原子、低級ア
ルキル基、低級アルコキシ基またはハロゲン原子を表わ
し、Z4 は水素原子、低級アルキル基または低級アル
コキシ基を表わす。 ただし、Zl、Z2、Z3およびZ4は同時に水素原子
を表わすことはない。 〕で示されるチオリン酸エステル誘導体。 2一般式 〔式中、R1およびR2はそれぞれ独立して低級アルキ
ル基を、Mはナトリウム原子、カリウム原子あるいはア
ンモニウム基を表わす。 〕で示されるチオリン酸エステル塩と一般式〔式中、W
はハロゲン原子を、R3は低級アルキル基を表わし、Z
l は水素原子またはハロゲン原子を表わし、Z2
は水素原子、低級アルキル基またはハロゲン原子を表わ
し、z3は水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ
基またはハロゲン原子を表わし、Z4は水素原子、低級
アルキル基または低級アルコキシ基を表わす。 ただし、Zl、Z2、Z3およびZ4は同時に水素原子
を表わすこ一 とはない。 〕で示されるハロアセトアミ ることを特徴とする一般式 ド誘導体とを反応させ C式中、R1、R2、R3、Zl、Z2、Z3およびZ
4 は、前述と同じ意味を表わす。 〕で示されるチオリン酸エステル誘導体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54075345A JPS5829955B2 (ja) | 1979-06-14 | 1979-06-14 | チオリン酸エステル誘導体およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54075345A JPS5829955B2 (ja) | 1979-06-14 | 1979-06-14 | チオリン酸エステル誘導体およびその製造法 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11882882A Division JPS5823606A (ja) | 1982-07-07 | 1982-07-07 | 殺ダニ、殺線虫剤 |
JP11882782A Division JPS5823605A (ja) | 1982-07-07 | 1982-07-07 | 殺虫剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55167293A JPS55167293A (en) | 1980-12-26 |
JPS5829955B2 true JPS5829955B2 (ja) | 1983-06-25 |
Family
ID=13573562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54075345A Expired JPS5829955B2 (ja) | 1979-06-14 | 1979-06-14 | チオリン酸エステル誘導体およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5829955B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60110216U (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-26 | 日成通商株式会社 | 包装用台紙 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4981540A (ja) * | 1972-12-11 | 1974-08-06 | ||
JPS5154929A (en) * | 1974-09-24 | 1976-05-14 | Sumitomo Chemical Co | Shinkinajoso satsuchu satsudani satsusenchusoseibutsu oyobisono seizoho |
JPS51148025A (en) * | 1975-06-13 | 1976-12-18 | Nippon Nohyaku Co Ltd | Insecticides, miticides and their preparation |
JPS5583793A (en) * | 1978-12-14 | 1980-06-24 | Philagro Sa | Nn*substituted phenyl**nn*alkoxycarbornylalkyl** acetoamidophosphate derivative*its manufacture and bactericidal composition containing it |
-
1979
- 1979-06-14 JP JP54075345A patent/JPS5829955B2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4981540A (ja) * | 1972-12-11 | 1974-08-06 | ||
JPS5154929A (en) * | 1974-09-24 | 1976-05-14 | Sumitomo Chemical Co | Shinkinajoso satsuchu satsudani satsusenchusoseibutsu oyobisono seizoho |
JPS51148025A (en) * | 1975-06-13 | 1976-12-18 | Nippon Nohyaku Co Ltd | Insecticides, miticides and their preparation |
JPS5583793A (en) * | 1978-12-14 | 1980-06-24 | Philagro Sa | Nn*substituted phenyl**nn*alkoxycarbornylalkyl** acetoamidophosphate derivative*its manufacture and bactericidal composition containing it |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60110216U (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-26 | 日成通商株式会社 | 包装用台紙 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55167293A (en) | 1980-12-26 |
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