JPS5829487Y2 - 折畳式吊下、卓上兼用架台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は全体がポリプロピレン等のプラスチック製射出
成形品よりなる折畳式の吊下、卓上兼用架台に関するも
ので、架台として体裁が良く、かつ安定性のある形状か
らなるものであるとともに製品歩留りが良く、構造簡単
にして取扱いが容易で安価にこれを提供し得ることを目
的としたものである。

以下添附図面に示す一実施例について詳細に説明する。

１は全体がポリプロピレン等のプラスチック製の射出成
形による略二等辺三角形状の板状架台本体で、その上部
および下部には断面コ字状の係合部２，３が一体に形成
されている。

４は架台本体１の上方部に折離部分５を薄肉部となして
形成した折離式引掛部材で、図においてはその頭部６に
は係止用の孔７が設けられているが、前記折離式引掛部
材４そのものが引掛けられる形状であれば孔は無くても
よく、また孔坦外の如何なる形態のものとしてもよい。

８は架台本体の中央部に同じく折離部分５′ヲ薄肉部と
なして形成した折離式脚部材で、さらに前記折離式脚部
材８の下方部には同じく折離部分５／を薄肉部となした
折離式係止腕部材９が形成されており、前記折離式係止
腕部材９の先端部には架台本体１の下方部に形成された
孔１０に嵌合し得る係合突起１１が形成されている。

１２はアルバム帳、本、額等の飾物である。本考案は斜
上のような構成からなるものであるから、これを吊下用
架台として使用するときは、第３図示の如く、折離式引
掛部材４のみを折離した状態で、また卓上用架台として
使用するときは、第４図示の如く、折離式脚部材８およ
び折離式腕部材９’ｅ折起した状態にて用いるものであ
るが、非使用時には前記折離式引掛部材４、折離式脚部
材８、折離式腕部材９は総て架台本体１と同一平面状に
折込んでおくことにより、その取扱い、即ち箱詰め、梱
包、搬送等に際し、それぞれの作業を容易に行うことが
できるものであり、また全体はポリプロピレン等の合成
樹脂による一体射出成形品であるから、その製作が容易
であるとともに体裁も良いものであるが、特に本考案に
おいては架台本体１を略二等辺三角形状となしたので、
これを吊下、卓上用として使用する場合に、下側部分が
上側部分に比して犬き（、重心が下方に存在して安定性
がきわめて良いものであり、また飾物１２を取付けた場
合には架台本体１がその上下の断面コ字状の係合部２，
３により飾物１２の上下部を保持するので、飾物１２の
取付けが確実に行えるものであるばかりでなく、架台本
体１の殆んどが飾物１２の裏側にかぐれてし１つので、
これが目ざわりになることもないものである。

また本考案に釦いては各折離部材４，８．９の各折離部
５ 、５’ 、 ５／は薄肉部となっているので、その
折起しは容易に行えるものであり、また全体は適度の弾
性を有しているので薄肉部５ 、５’ 、 ！？／が容
易に破損するようなこともなく、製品歩留りも良く、安
価にこれ金提供し得る等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示すもので、第１図は正面図、
第２図は各折離部材を途中１で折起した状態の同縦断側
面図、第３〜４図は各使用例を示す図である。 １・・・架台本体、２・・・係合部、３・・縣合部、４
・・・折離式掛部材、５・・・折離部分、５’、５’・
・折離部分、６・・・頭部、７・・・孔、８・・・折離
式脚部材、９・・・折離式係止腕部材、１０・・・孔、
１１・・・係合突起、１２・・・飾物。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上部および下部に断面コ字状の係合部を突出形成した略
   二等辺三角形状からなるポリプロピレン等のプラスチッ
   ク製射出成形板状架台本体の上方部に折離部分を薄肉部
   となした折離式引掛部材を、また前記架台本体の中央部
   に同じく折離部分を薄肉部となした折離式脚部材を、ま
   た前記脚部材の下方部に同じく折離部分を薄肉部となし
   た折離式係止腕部材をそれぞれ形成するとともに、前記
   折離式係止腕部材の先端に形成した保合突起を嵌合し得
   る孔を架台本体の下方部に設けた折畳式吊下車上兼用架
   台。