JPS5829420Y2 - ヒ−トポンプにおける暖房時の除霜装置 - Google Patents

ヒ−トポンプにおける暖房時の除霜装置

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JPS5829420Y2
JPS5829420Y2 JP1978021494U JP2149478U JPS5829420Y2 JP S5829420 Y2 JPS5829420 Y2 JP S5829420Y2 JP 1978021494 U JP1978021494 U JP 1978021494U JP 2149478 U JP2149478 U JP 2149478U JP S5829420 Y2 JPS5829420 Y2 JP S5829420Y2
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JP
Japan
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evaporator
defrosting
sensor
output
temperature
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JP1978021494U
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JPS53116846U (ja
Inventor
耕平 小笠原
秀次郎 上村
Original Assignee
株式会社鷺宮製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はヒートポンプによる冷暖房システムにおいて蒸
発器の表面温度と、その周囲外気温度を知ることによっ
て上記蒸発器の着霜条件を判断し、四方弁を切換え除霜
運転(冷房運転)を行い蒸発器上の除霜を行うための除
霜装置に関するものである。
第1図はヒートポンプによる冷暖房システムのブロック
図を示し、1は四方弁で図の実線位置は暖房運転状態で
ある。
2はファン・モータ、3はファン、4は絞り弁、5は圧
縮器、6は該絞り弁4を介して送入される冷媒を膨張さ
せる蒸発器にして、ファン3によって冷風が送出される
Tcは蒸発器6に取付けられた表面温度を検出するセン
サー、Taは蒸発器6の周囲の外気温度を検出するセン
サー、7は上記2つのセンサーTo、Taより除霜を行
うための冷房運転を行うか否かを判断すると共にいつ暖
房運転に切換えるかを判断する除霜装置で、以上は室外
に設けられている。
8は上記ファン・モータ2によって回転されるシロッコ
ファン、9は該シロッコファン8によって温風を送出す
る凝縮器で、室内に設けられている。
而して、上記したヒートポンプによる冷暖房システムに
おいては、暖房運転の場合に蒸発器6が温度の低い室外
に露出されると共にさらに冷却されるので、容易に着霜
凍結状態となる。
この現象が起ると蒸発器6が外部との熱交換を悪くシ、
冷凍能力の低下、および冷媒の液バツク等の不都合な事
態を招く。
そこで従来蒸発器6に着霜したとき暖房運転から冷房運
転(第1図の四方弁1を切換えて点線の状態にする)に
し、蒸発器6を凝縮器とし、凝縮器9を蒸発器として作
用させ、除霜を行うという方式をとっている。
ところで上記除霜開始と終了を指示する方法としては以
下に述べる2つの方式がある。
その第1の方式としてタイマ一式除霜方式がある。
この方式は長時間タイマーによって45分とか1時間と
いう間隔をとり、その間の一定時間(10分程度)除霜
を行うことを基本としている。
すなわち蒸発器6の表面温度を検出するセンサーが成る
設定温度以下を検出し、しかも成る設定時間に達した時
にしか除霜を開始しないというものである。
そのため除霜を開始する設定時間の時には着霜していな
かったが、その後しばらくしてから着霜し、これをセン
サーが検出したとしても、次の除霜開始の設定時間にな
るまで除霜が行われず、従ってその間上記したような着
霜による不都合が生じた。
また第2の方式として温度式除霜方式がある。
この方式は蒸発器6の表面温度を検出するセンサーと、
その周囲の外気温度を検出するセンサーとを有し、この
2本のセンサーによって蒸発器6の表面における着霜状
態を判断させ除霜を行うことを基本としている。
すなわち上記タイマ一式除霜方式のように時間に関係な
く2本のセンサーにより着霜状態を判断して除霜を行う
ため、上記したような欠点は除去し得る。
しかしこの方式にあっては、例えば外部の風が強い場合
、除霜運転によって除霜が終了しても風のために蒸発器
6が所定の温度まで上昇しないというような問題が生じ
ると、暖房運転に切換わらず、いつまでも除霜運転であ
る冷房運転を続けるという欠点が生じた。
本考案は成上の欠点を是正せんがために威されたもので
、その目的は、蒸発器表面温度と外気温度とから着霜状
態を判断して除霜運転を行い、除霜開始後の成る一定時
間経過後あるいは蒸発器表面温度が成る一定温度まで達
した何れかの条件によって除霜を終了するヒートポンプ
における暖房時の除霜装置を提供するにある。
次に本考案の一実施例を第3図と共に説明する。
Tcは蒸発器6の表面温度を検出するサーミスタ等の′
センサー、Taは蒸発器6の周囲外気温度を検出するサ
ーミスタ等のセンサーで、抵抗R1,R2を基準辺とす
る2段ブリッジ回路を抵抗R3,R4と共に構成してい
る。
OPlはセンサーTc、Taが十入力端子および一入力
端子の電位を決定するように接続された演算増幅器にし
て、十入力端子電圧V+〉−入力端子電圧■−の時に略
電源電圧に近い電圧を出力として出す比較器として使用
されている。
Trlは後述する演算増幅器OP2よりの出力でON状
態となるトランジスタ、Tr2は上記演算増幅器OP1
の出力が無いときにON状態となるトランジスタ、Yは
演算増幅器OP1よりの出力で励磁され接点yが図の状
態から切換えられ冷房運転(除霜運転)となるように四
方弁1を切換えるリレー、抵抗R7、可変抵抗VRおよ
びコンデンサCはタイマー回路を構成している。
O40は該タイマー回路を一入力端子とし、分圧用抵抗
R8,R9の分圧点を十入力端子とする演算増幅器にし
て、上記演算増幅器OP□と同様に■や〉■−の時に略
電源電圧に近い電圧を出力として出す比較器として使用
されている。
R5,R6は常数を適当に選択することにより任意に大
切温度差を付は除霜終了特性も変えることができる抵抗
である。
次に、第2図において蒸発器への着霜条件の判断、すな
わち除霜運転の開始点を定める外気温度と蒸発器の表面
温度の特性について説明する。
外気温度の高い所(除霜開始線のA点付近)では四りの
空気に水分が多く含まれている傾向にあるので(絶対湿
度が高い)蒸発器表面が結露し易い状態である。
この状態でのセンサーTcの除霜開始温度としては0℃
付近を取ることが適当である。
またA点より上の温度で除霜開始線が水平になっている
のはセンサーToの温度が、それ以上では蒸発器表面の
水分が凍結する機会は有り得ないということで除霜の必
要がないためである。
さらにA点より下の温度では絶対湿度が低くなるので着
霜を招く蒸発器6の表面温度も低くなってくる。
而して上記回路構成に基いて動作を説明する。
今抵抗R1,R2の影響がないものとした場合、演算増
幅器OP1の出力はセンサーTaの抵抗値が変化すれば
その状態における除霜開始条件を満たすセンサーTcの
抵抗値もそれに比例して変化するので、第2図の除霜開
始特性のA点以下の所の傾斜を付けることができる。
また抵抗R1,R2を接続することによってイ点より0
点の電位が低い場合、すなわちA点以上の所の水平を付
けることができる。
センサーT8がA点の外気温度を検出した場合、第3図
の0点の電位が抵抗Rt、R2で決まるイ点の電位より
低くなるようにしておけば、それ以上の外気温度では全
て■−がイ点の電位で決まり除霜開始条件は蒸発器6の
表面温度のみに依存することになるので、水平特性を得
ることができる。
上記状態においてブリッジ回路よりの出力、すなわち演
算増幅器OP1の入力端子がV+>V−の状態(着霜状
態)になると、該演算増幅器OP1の出力より略電源電
圧が出力される。
この結果リレーYに通電され暖房状態から冷房状態(除
霜状態)に接点yが切換わる。
一方今までON状態であったトランジスタTr2はOF
F状態となるので、該トランジスタTr2を介して充電
されていたコンデンサCの電荷が抵抗R7、可変抵抗V
Rを介して放電される。
この場合演算増幅器OP2の一入力端子がコンデンサC
の電圧から取っているので上記演算増幅器OP1の動作
と同じく■ヤ〉■−になった時に演算増幅器OP2が出
力を出す。
(最初はコンデンサCの充電々圧〉ハ点電圧にしておく
)そしてこの時の放電時定数によって除霜時間を決定す
る。
また演算増幅器OP2から出力が出ると、トランジスタ
Tr1が、今までOFF状態であったものが、ON状態
になり演算増幅器OP1の■やが低電位に落され、その
結果演算増幅器OP1の出力が強制的にOFF状態とな
ってリレーYへの通電は遮断される。
こ・で、演算増幅器OP1の入力端子電圧V+が低電位
に落されることは等価的には蒸発器6の表面温度検出セ
ンサーTcの抵抗値が小さいといえる。
そして、センサーTcはサーミスタ等の負性温度特性を
有するものであるから、その抵抗値が小さいということ
はセンサーTcの検出温度は高いということとなり、蒸
発器6の表面温度は第2図に示す除霜終了線の上部にあ
ることを擬制する。
ところで、この際、外気風の影響で蒸発器6の実際の表
面温度が除霜終了線の下方、すなわち除霜開始線と除霜
終了線とにより挾まれる区域(デ゛イファレンシャル区
域)にあったとしても、その温度は上記タイマー回路に
より除霜を行ったものであるので、少くとも除霜開始線
より上位にある。
したがって、比較器OP1の出力が強制的にOFF状態
となって(反転されて)暖房運転に戻った後は蒸発器6
の表面温度が第2図の除霜開始線上にのるまでは冷房運
転に入ることがない。
一方センサーTcが検出する蒸発器6の表面温度が上昇
すると■ヤ〈V−に演算増幅器OP1の入力端子がなる
ので、該演算増幅器OP□からの出力はなくなり、従っ
てリレーYへの通電は遮断される。
以上により除霜運転の解除はセンサーToの温度上昇が
定められた値になるか、あるいは除霜終了時間になるか
の何れか一方の条件が整えば暖房状態に戻るものである
本考案は上記したように蒸発器表面温度とその周囲の外
気温度を知ることによって蒸発器の着霜条件を判断し、
四方弁を切替え除霜運転を行い、除霜運転の解除は蒸発
器表面温度の温度上昇の状態と、定められた時間幅の2
つの条件のうちどちらか一方の条件が整えば行なわれる
ので、冷房運転のしすぎによる室内の冷え過ぎを防止で
き、かつ外気風のための誤検知を防止して理想的な制御
を行うことができる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はヒートポンプ冷暖房システムのブロック図、第
2図は本考案に係るヒートポンプにおける暖房時の除霜
装置の除霜運転開始と終了特性図、第3図は具体的な回
路例を示す。 T、、、Tc・・・・・・センサー、C・・・・・・コ
ンデンサ、OPl。 O20・・・・・・演算増幅器、VR・・・・・・可変
抵抗、Tr、。 Tr2・・・・・・トランジスタ、Y・・・・・・リレ
ー、R1−R9・・・・・・抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蒸発器の表面温度を検出するサーミスタ等の第1のセン
    サーと、蒸発器の周囲外気温度を検出するサーミスタ等
    の第2のセンサーと、上記2つのサーミスタを夫々−辺
    に接続した2段ブリッジ回路と、上記第1のセンサーが
    接続された第■のブノツジ辺と第2のセンサーが接続さ
    れた第2のブリッジ辺とが入力端に接続され、第1のブ
    リッジ辺の出力電圧が第2のブリッジ辺の出力電圧より
    高くなると出力を送出する比較器と、該比較器よりの出
    力で暖房運転から冷房運転に四方弁を切換えるリレーと
    、上記比較器よりの出力でタイマーとして動作し始める
    タイマー回路と、該タイマー回路による一定時間の後に
    上記した比較器を反転させるスイッチング回路とより構
    成して成るヒートポンプにおける暖房時の除霜装置。
JP1978021494U 1978-02-23 1978-02-23 ヒ−トポンプにおける暖房時の除霜装置 Expired JPS5829420Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS53116846U JPS53116846U (ja) 1978-09-18
JPS5829420Y2 true JPS5829420Y2 (ja) 1983-06-28

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JP1978021494U Expired JPS5829420Y2 (ja) 1978-02-23 1978-02-23 ヒ−トポンプにおける暖房時の除霜装置

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JPS5329231Y2 (ja) * 1973-08-17 1978-07-22

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JPS53116846U (ja) 1978-09-18

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