JPS5829322A - 電話用保安装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 して、通信線へ地絡電流が紳続流入した場合効果的に応
動するようにした電話用保安装置に関する。

最近の電力線側遮断器は、送電の安定化と保安目的から
電力線の地絡等にて遮断動作した場合、一定時間経過後
自動回復するようになっており、回復時に異常が解消さ
れていれば再送電を継続し、異常が解消されていなけれ
ば完全遮断動作するシステムとなっている。

而して従来の電話加入者用保安装置の原理は第１図に示
すように、同保安装置の通信＃（Ｌ−１）にヒユーズＦ
が直列に挿入され、該ヒユーズＦの内線端子１側を避雷
器Ａを介し接地して成るっ斯る保安装置において、例え
ば高圧電力線と通信線が接触した場合、その地絡電流に
て上述の如く電力線側遮断器が遮断動作すると共に、必
然的に上記保安装置のヒユーズＦが溶断する。

従って、一定時間後電力線側遮断器が回復した場合、ヒ
ユーズＦが溶断しているために、見かけ上異常が回復し
たと同等の状態となってそのまま再送電が続けられ、外
線端子Ｌに高電圧が印加された１ま、非常に危険な状態
で放置されることとなる。

而して、本発明は電話加入者用保安装置における上記不
具合を解消するために、第２図に示すように、電話加入
者用保安装置の外線側通信線路に前記ヒユーズＦに代え
て、開披習性を付与された可動接片ＳＷを設け、該可動
接片８Ｗの接触部を低融点金属Ｍを介し通信線路へ固着
して可溶接点を構成し、上記電力線の地絡等に起因する
障害電流の通信線路への持続流入時に上記可溶接点を構
成する低融点金属Ｍの溶融を促し、該接点溶融に伴なう
上記接片Ｓｗの開披習性により該接片Ｓｗを接地側へ切
換接続し、依って線路遮断を図るように構成したことを
特徴とする。

第２図において、Ｅは避雷器Ａの接地点に接続されたア
ース端子であり、該接地端子Ｅは上記接片Ｓｗがその開
披習性により閉から開に移行する過程で弾圧接触する位
置に配置される。Ｓは上記接片Ｓｗに開披習性を付与す
るバネであり、上述のように該バネＳの弾力を蓄えつつ
、上記接片Ｓｗを低融点金属Ｍで線路へ固着接続し、該
低融点金属Ｍの溶融、即ち可溶接点の溶融に伴ない該蓄
性弾力にて上記アース接点Ｅへその弾圧下で切換接続さ
れるようにした場合を示す。

上記可動接片８ｗに与えられる開披習性は接片Ｓｗを引
張バネ、又は抑圧バネでアース端子凹方向へ牽引又は弾
発する場合の他、接片８ｗ自身を弾性接片で形成してそ
の開披習性を与える構成としても良い。

第４図はその一例を示している。即ち、図に示すように
ベークライトの如き絶縁基板１の一端に弾性接片ＥＩＷ
をピン２等で固定し、同他端に固定接片Ｓｗ“をビン３
等で固定し、固接片Ｓ　ｗ　、　Ｓｗ’を向かい合せに
延ばし、開被弾性を付与された弾性接片Ｓｗの自由端を
その弾性に抗して固定接片Ｓｗ’の自由端へ重ね、その
重ね合せ部にノ・ンダを盛り付は固接片Ｓｗ、Ｓｗ”を
固着接続して、前記可溶接点を構成する。

接片Ｓｗ、Ｓｗ’の基端には夫々一体加工で内外線路取
付接続用の座板４，５を設け、可動接片Ｓｗの座板４に
外線端子り側を、固定接片Ｓｗ“の座板５に内線端子１
側又は避雷器Ａの一端を夫々接続できる構成とする。

座板４，５はフック形又はフォーク形とし、そのＵ字形
切欠孔４ａ、５ａを利用して上記接続を螺子綿めにて行
なうことができるようにする。

上記の如き部品を予じめ準備することにより第２図に説
明した保安装置が極めて簡便に組立て可能である。

本発明によれば、電力線と通信線との接触等に起因して
通信線に地絡電流が流入した場合、上記保安装置の線路
（Ｌ−１）を接続する可溶接点７５Ｅ速やかに溶融せら
れ、可動接片Ｓｗをその開披習性にて完全開放とする。

これにより避雷器接続の外線端子り側で線路が開放状態
となり、内線端子１に接続された電話機と避雷器Ａとを
外線端子り側から完全に遮断する。同時に接片ＳＷはア
ース接点Ｅ側に切換接続され、外線端子り側を接地状態
とする。

従って上記電力線地絡等に起因する高電圧は的確に除か
れ、保安目的を達成する。殊に前記したように電力線側
の遮断器が回復して再送電が行なわれた時に、上記電力
線地絡が修復されていない場合には、上記接片Ｓｗが地
絡側に働くことにより該地絡電流を検知して遮断器を再
び完全遮断状態に動作されることが可能である。

依って従来のヒユーズＦの溶断の場合のように、再送電
時見かけ上異常が回復した状態が形成されて、外線端子
りに高電圧が印加されたまま放置される、といった極め
て危険な状態が確実且つ効果的に解消される。しかも接
片Ｓｗの開披習性と低融点金属による「接点」構成によ
り上記異常現象時の応動性が極めて良好で、上記作用効
果が効果的に達成し得る。

本発明によれば線路（Ｌ−１）が・・ンダ等の低融点金
属Ｍから成る接点で接続されているので、接片Ｓｗが単
に接触している場合のような接触不良、線路抵抗の変化
等を来ださず、上記目的を達成し得る。

上＝１可溶接点を構成する低融点金属の加熱溶融は異常
電流流入時における接片８ｗ自身の発熱によってなされ
る。又第５図に示すように接片Ｓｗの外線端子り側線路
に低抵抗発熱素子Ｈを直列に挿入する場合もある、

【図面の簡単な説明】 第１図は従来の電話加入者用保安装置の原理を示す回路
図、第２図は本発明に係る同保安装置の原理を示す回路
図、第３図は同回路に用いる可動接片構成部品の一例を
示す平面図、第４図は同断面図、第５図は牙２図の他側
を示す回路図である。 ム・・・避雷器、Ｌ・・・外線端子、１・・・内線端子
、Ｓｗ・・・可動接片、Ｓｗ’・・・固定接片、Ｓ・・
・ＳＷに開披習性を付与するバネ、Ｍ・・・可溶接点を
構成する低融点金属。 特許出尉・人 株式会社　白画製作所 代理人弁理土 中　　　　畑　　　　　　　　孝

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電話加入者用保安装置の外線側通信線路に開披習性を付
   与された可動接片を設け、該接片の接触部を低融点金属
   を介し通信線路へ固着して可溶接点を構成し、持続障害
   電流流入時に該可溶接点を構成する低融点金属の溶融を
   促し、該接点溶融に伴なう上記接片の開披習性により該
   接片を接地側へ切換接続し、線路遮断を図る構成とした
   電話用保安装置。