JPS5829297Y2 - 摩擦クラッチ - Google Patents
摩擦クラッチInfo
- Publication number
- JPS5829297Y2 JPS5829297Y2 JP1978144913U JP14491378U JPS5829297Y2 JP S5829297 Y2 JPS5829297 Y2 JP S5829297Y2 JP 1978144913 U JP1978144913 U JP 1978144913U JP 14491378 U JP14491378 U JP 14491378U JP S5829297 Y2 JPS5829297 Y2 JP S5829297Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- spline
- pressure plate
- elastic body
- friction clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、摩擦クラッチに係り、特に、駆動軸と一体的
に回転するフライホイールとプレッシャプレートにより
挾圧されて動力を伝達するクラッチディスクの・・ブを
軸方向へ移動可能に変速機のインプットシャフトにスプ
ライン結合してなる摩擦クラッチの改良に関するもので
、その目的とするところは当該摩擦クラッチの切れ不良
を簡単な構成により防止することにある。
に回転するフライホイールとプレッシャプレートにより
挾圧されて動力を伝達するクラッチディスクの・・ブを
軸方向へ移動可能に変速機のインプットシャフトにスプ
ライン結合してなる摩擦クラッチの改良に関するもので
、その目的とするところは当該摩擦クラッチの切れ不良
を簡単な構成により防止することにある。
以下に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、摩擦クラッチ10は、クラッチカバー
11と、フライホイール12と、プレッシャプレート1
3と、ダイヤフラムスプリング14と、クラッチディス
ク15と、レリーズブツシュロッド16を備えていて、
クランクシャフト20と変速機のインプットシャフト2
1間の動力伝達を断続可能としている。
11と、フライホイール12と、プレッシャプレート1
3と、ダイヤフラムスプリング14と、クラッチディス
ク15と、レリーズブツシュロッド16を備えていて、
クランクシャフト20と変速機のインプットシャフト2
1間の動力伝達を断続可能としている。
クラッチカバー11は、クランクシャフト20に固着さ
れ、その左側にはフライ、ホイール12が固着されてい
る。
れ、その左側にはフライ、ホイール12が固着されてい
る。
プレッシャプレート13はクラッチカバー11とフライ
ホイール12間にてストラップ17を介してクラッチカ
バー11に回転方向へは一体的にかつ軸方向へ移動可能
に組付けられており、その右側には環状の膨出部13a
が突設されている。
ホイール12間にてストラップ17を介してクラッチカ
バー11に回転方向へは一体的にかつ軸方向へ移動可能
に組付けられており、その右側には環状の膨出部13a
が突設されている。
ダイアフラムスプリング14は、外周縁をクラッチカバ
ー11に係止し中央部をプレッシャプレート13の膨出
部13aに係止し内周縁をレリーズプレート18を介し
てレリーズブツシュロッド16の先端16aに係合して
、プレッシャプレート13とクラッチカバー11間に介
装されており、プレッシャプレート13をフライホイー
ル12に向けて付勢している。
ー11に係止し中央部をプレッシャプレート13の膨出
部13aに係止し内周縁をレリーズプレート18を介し
てレリーズブツシュロッド16の先端16aに係合して
、プレッシャプレート13とクラッチカバー11間に介
装されており、プレッシャプレート13をフライホイー
ル12に向けて付勢している。
なお、ダイアフライスプリング14の内周縁とレリーズ
プレート18の外周縁はレリーズプレートセットリング
19により連結されている。
プレート18の外周縁はレリーズプレートセットリング
19により連結されている。
クラッチディスク15は、ハブ15aにてインプットシ
ャフト21上にトルク伝達可能かつ軸方向へ摺動可能に
スプライン結合され、またフェーシング15bにてプレ
ッシャプレート13とフライホイール12によりトルク
伝達可能に挾持されている。
ャフト21上にトルク伝達可能かつ軸方向へ摺動可能に
スプライン結合され、またフェーシング15bにてプレ
ッシャプレート13とフライホイール12によりトルク
伝達可能に挾持されている。
レリーズブツシュロッド16は、インプットシャフト2
1の軸心に設けた貫通孔21aに軸方向へ移動可能に組
込まれており、図示右方への移動時にはレリーズプレー
ト18を介してダイアフラムスプリング14の内周縁を
右方へ押動しクラッチディスク15の挾持を解(。
1の軸心に設けた貫通孔21aに軸方向へ移動可能に組
込まれており、図示右方への移動時にはレリーズプレー
ト18を介してダイアフラムスプリング14の内周縁を
右方へ押動しクラッチディスク15の挾持を解(。
しかして、本実施例においては、第2図にて拡大して示
したように、クラッチディスク15におけるハブ15a
の右端部内周に環状の溝31が設けられ、この溝31内
に環状の弾性体32が嵌合されている。
したように、クラッチディスク15におけるハブ15a
の右端部内周に環状の溝31が設けられ、この溝31内
に環状の弾性体32が嵌合されている。
溝31は、ハブ15aのスプライン歯底径より大なる円
筒状孔部15cに設けられていて、加工が容易であるば
かりか、ハブ15a側スプライン形成時に生じがちなパ
リ、力エリ等のスプライン摺動部に与える悪影響が少な
くなるようにしである弾性体32は、溝31から内方へ
延出してインプットシャフト21のスプライン外周面に
摺動可能に圧接しており、図示のごとくクラッチディス
ク15がフライホイール12とプレッシャプレート13
間にて挾持されているときには、第3図にて示したよう
に、内周縁部が湾曲変形している。
筒状孔部15cに設けられていて、加工が容易であるば
かりか、ハブ15a側スプライン形成時に生じがちなパ
リ、力エリ等のスプライン摺動部に与える悪影響が少な
くなるようにしである弾性体32は、溝31から内方へ
延出してインプットシャフト21のスプライン外周面に
摺動可能に圧接しており、図示のごとくクラッチディス
ク15がフライホイール12とプレッシャプレート13
間にて挾持されているときには、第3図にて示したよう
に、内周縁部が湾曲変形している。
この弾性体32の変形は、クランクシャフト20に摩擦
クラッチ10の上記構成部材を組付けた後に、インプッ
トシャフト21及びレリーズブツシュロッド16を嵌合
組付する工程において、インプットシャフト21のスプ
ライン外周面が弾性体32の内周面に摩擦係合して弾性
体32の内周縁部を弾性変形させることにより得られて
いる。
クラッチ10の上記構成部材を組付けた後に、インプッ
トシャフト21及びレリーズブツシュロッド16を嵌合
組付する工程において、インプットシャフト21のスプ
ライン外周面が弾性体32の内周面に摩擦係合して弾性
体32の内周縁部を弾性変形させることにより得られて
いる。
このように構成した本実施例においては、クラッチ解除
時、レリーズブツシュロッド16を右方へ摺動させると
、レリーズプレート18を介してダイアフラムスプリン
グ14の内周縁が右方へ押動され、プレッシャプレート
13がストラップ170作用により右動する一方、クラ
ッチディスク15が弾性体32の復帰力により第3図の
仮想線にて示したように右動し、クラッチディスク15
がフライホイール12とプレッシャプレート13に摺接
しない状態となる。
時、レリーズブツシュロッド16を右方へ摺動させると
、レリーズプレート18を介してダイアフラムスプリン
グ14の内周縁が右方へ押動され、プレッシャプレート
13がストラップ170作用により右動する一方、クラ
ッチディスク15が弾性体32の復帰力により第3図の
仮想線にて示したように右動し、クラッチディスク15
がフライホイール12とプレッシャプレート13に摺接
しない状態となる。
このため、摩擦クラッチ10の切れ不良が防止され、ク
ランクシャフト20とインプットシャフト21の動力伝
達が確実に断たれる。
ランクシャフト20とインプットシャフト21の動力伝
達が確実に断たれる。
なお、クラッチ係合時には、ダイアフラムスプリング1
4によって押動されるプレッシャプレート13によりク
ラッチディスク15が押動され、弾性体32が第3図の
実線にて示したように再び変形する。
4によって押動されるプレッシャプレート13によりク
ラッチディスク15が押動され、弾性体32が第3図の
実線にて示したように再び変形する。
ところで、クラッチディスク15のフェーシング15b
が摩耗した場合には、その摩耗量に応じてクラッチディ
スク15がプレッシャプレート13により左方へ押動さ
れ、それに伴なつで弾性体32がその内周縁部を湾曲変
形させた状態にてインプットシャフト21上を摩擦係合
力に打ちかつて左方へ摺動する。
が摩耗した場合には、その摩耗量に応じてクラッチディ
スク15がプレッシャプレート13により左方へ押動さ
れ、それに伴なつで弾性体32がその内周縁部を湾曲変
形させた状態にてインプットシャフト21上を摩擦係合
力に打ちかつて左方へ摺動する。
このため、上述した摩擦クラッチ10の切れ不良は長期
間防止される。
間防止される。
なお、上記実施例においては、レリーズブツシュロッド
16の動きをレリーズプレート18を介してダイアフラ
ムスプリング14(バネ部材)に伝える型式の摩擦クラ
ッチ10に本考案を実施した例について説明したが、本
考案はレリーズブツシュロッドの動きをプレッシャプレ
ートに伝える型式の摩擦クラッチにも実施し得るもので
ある。
16の動きをレリーズプレート18を介してダイアフラ
ムスプリング14(バネ部材)に伝える型式の摩擦クラ
ッチ10に本考案を実施した例について説明したが、本
考案はレリーズブツシュロッドの動きをプレッシャプレ
ートに伝える型式の摩擦クラッチにも実施し得るもので
ある。
以上要するに、本考案においては、上記実施例にて例示
したごとく、クラッチディスク15のハブ15aのプレ
ッシャプレート側端部内周に形成した同ハブ15aのス
プライン歯底径より犬なる円筒状内孔部15cに環状溝
31を設け、該環状溝31内に嵌合した環状弾性体32
の内周面を前記インプットシャフト21のスプライン外
周面に圧接させて、同環状弾性体32のクラッチ係合時
に生じる軸方向の変形により前記クラッチディスク15
の解放時の動作を助勢するようにしたことにその構成上
の特徴がある。
したごとく、クラッチディスク15のハブ15aのプレ
ッシャプレート側端部内周に形成した同ハブ15aのス
プライン歯底径より犬なる円筒状内孔部15cに環状溝
31を設け、該環状溝31内に嵌合した環状弾性体32
の内周面を前記インプットシャフト21のスプライン外
周面に圧接させて、同環状弾性体32のクラッチ係合時
に生じる軸方向の変形により前記クラッチディスク15
の解放時の動作を助勢するようにしたことにその構成上
の特徴がある。
これにより、本考案によれば、極めて簡単な構成にて摩
擦クラッチの切れ不良を防止し得ることは勿論のこと、
組付対象となる変速機のインプットシャフトに例等の加
工も施さないため、必要に応じて既存の変速機にも適用
できる利点がある。
擦クラッチの切れ不良を防止し得ることは勿論のこと、
組付対象となる変速機のインプットシャフトに例等の加
工も施さないため、必要に応じて既存の変速機にも適用
できる利点がある。
また、上記ハブ15aの端部内周に円筒状内孔部15c
を形成したことによりスプライン形成時に生じがちなパ
リ、力エリ等によるスプライン摺動部の悪影響を簡単な
加工によって少なくし得る利点がある。
を形成したことによりスプライン形成時に生じがちなパ
リ、力エリ等によるスプライン摺動部の悪影響を簡単な
加工によって少なくし得る利点がある。
第1図は本考案の一実施例を示す摩擦クラッチの縦断面
図、第2図は第1図の部分拡大図、第3図は第2図の要
部拡大図である。 符号の説明、10・・・摩擦クラッチ、11・・・クラ
ッチカバー 12・・・フライホイール、13・・・プ
レッシャプレート、14・・・ダイアフラムスプリング
(バネ部材)、15・・・クラッチディスク、15a・
・・ハブ、15b・・・フェーシング、16・・・レリ
ーズブツシュロッド、20・・・クランクシャフト(駆
動軸)、21・・・インプットシャフト(従動軸)、2
1a・・・貫通孔、 31・・・環状の溝、 32・・・環状の 弾性体。
図、第2図は第1図の部分拡大図、第3図は第2図の要
部拡大図である。 符号の説明、10・・・摩擦クラッチ、11・・・クラ
ッチカバー 12・・・フライホイール、13・・・プ
レッシャプレート、14・・・ダイアフラムスプリング
(バネ部材)、15・・・クラッチディスク、15a・
・・ハブ、15b・・・フェーシング、16・・・レリ
ーズブツシュロッド、20・・・クランクシャフト(駆
動軸)、21・・・インプットシャフト(従動軸)、2
1a・・・貫通孔、 31・・・環状の溝、 32・・・環状の 弾性体。
Claims (1)
- 駆動軸と一体的に回転するフライホイールとプレッシャ
プレートにより挾圧されて動力を伝達するクラッチディ
スクのハブを軸方向へ移動可能に変速機のインプットシ
ャフトにスプライン結合してなる摩擦クラッチにおいて
、前記ハブの前記プレッシャプレート側端部内周に形成
した同ハブのスプライン歯底径より犬なる円筒状内孔部
に環状溝を設け、該環状溝内に嵌合した環状弾性体の内
周面を前記インプットシャフトのスプライン外周面に圧
接させて、同環状弾性体のクラッチ係合時に生じる軸方
向の変形により前記クラッチディスクの解放時の動作を
助勢するようにしたことを特徴とする摩擦クラッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978144913U JPS5829297Y2 (ja) | 1978-10-20 | 1978-10-20 | 摩擦クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978144913U JPS5829297Y2 (ja) | 1978-10-20 | 1978-10-20 | 摩擦クラッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5561623U JPS5561623U (ja) | 1980-04-26 |
JPS5829297Y2 true JPS5829297Y2 (ja) | 1983-06-27 |
Family
ID=29123972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978144913U Expired JPS5829297Y2 (ja) | 1978-10-20 | 1978-10-20 | 摩擦クラッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5829297Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5115900Y2 (ja) * | 1971-05-08 | 1976-04-26 | ||
JPS559724Y2 (ja) * | 1975-04-18 | 1980-03-03 |
-
1978
- 1978-10-20 JP JP1978144913U patent/JPS5829297Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5561623U (ja) | 1980-04-26 |
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