JPS5829155B2 - ムキトリヨウトマクノアトシヨリホウ - Google Patents

ムキトリヨウトマクノアトシヨリホウ

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Publication number
JPS5829155B2
JPS5829155B2 JP752892A JP289275A JPS5829155B2 JP S5829155 B2 JPS5829155 B2 JP S5829155B2 JP 752892 A JP752892 A JP 752892A JP 289275 A JP289275 A JP 289275A JP S5829155 B2 JPS5829155 B2 JP S5829155B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
paint
roll
rotating buff
base material
Prior art date
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Expired
Application number
JP752892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5175739A (ja
Inventor
正彦 初代
純 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd, Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP752892A priority Critical patent/JPS5829155B2/ja
Publication of JPS5175739A publication Critical patent/JPS5175739A/ja
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Expired legal-status Critical Current

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  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無機塗料によって形成された塗膜の後処理方法
に関する。
本来、塗料と言うものは下地表面を被覆するために用い
られるものであり、下地の物理的、化学的損傷を防止す
る目的ち−よび美感を高める目的を有している。
したがって塗料によって形成された塗膜には何の後処理
も施こさないのが普通である。
しかし塗料の性質と、これが塗布される下地の性質によ
っては塗膜の後処理を行った方が、塗膜の性能を一層良
好にする場合があることを知った。
本発明はか\る観点からなされたものであり、たとえば
スレート、セメント硬化体などの下地材上に、リン酸塩
系あるいはケイ酸塩系バインダを用いた無機塗料を塗布
し、焼付により塗膜を形成した後、表面処理する方法を
提供するものである。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明はたとえばリン酸塩系バインダまたはケイ酸塩系
バインダを用いたような無機質塗料を塗布して焼付形成
された塗膜を対象とする。
すなわち、スレート等の下地材に無機質塗料を塗装して
焼付乾燥を行うと、通常8〜13%含まれている下地材
中の水分が蒸発し、その含水率が低下する。
含水率が低下した塗装物を、そのま\使用して壁面等に
固定すると、外気の水分を徐々に吸収して平衡水分まで
回復する。
このような場合、下地材が反りを起す。
また焼付中の水分蒸発に伴って乾燥ムラが生ずることに
よっても反りを生ずる。
本発明は以上の欠点を除去するために、塗装しかつ焼付
の終った後に塗膜表面に水分を補給しつつ回転・・フロ
ールにより研磨することを特徴とする。
本発明に釦いて用いられる回転バフロールは適当な繊維
質の基材、たとえば綿布、合成繊維布などに金剛砂、カ
ーボランダム、炭化ケイ素、炭化タングステンなどのい
わゆる砥材を合成樹脂結合剤で結合してなるロール状の
パフを用いる。
以上の回転バフロールを用いて、無機塗料塗膜を処理す
る場合、シャワーなどで水を注ぎながら研磨すると、回
転バフロールの目詰りが起らず、長時間安定して作業が
可能である。
さらに、この処理により反りが改良され、かつ塗膜の耐
エフロレッセンス性が改良される。
以上の場合、単に水を塗膜に補給するのみではさきの効
果は充分達成できず、また、回転バフロール処理による
のみでもさきの効果は達成できない。
これらの理由については明らかではないが、スレートな
どのように下地材が多孔質であり、定の平衡水分を保持
している下地材に対しては、水を塗膜面から補給しなが
ら研磨することにより水分を塗膜表面からスムーズに下
地材の方へ移行させることが可能で、かつ水切りも同時
に可能となる。
このことより、適量の水を効率的に下地材の方へ移行さ
せることができ、焼付により乾燥状態となっている下地
材の水分を平衡水分にまでもどすことができるのである
これを単に水中に浸漬するとか、単に水をシャワーする
のみでは平衡水分以上に含水率が上り、かえって悪い効
果を与える。
また、塗装に水を補給しながら回転バフロールを施こす
と、塗膜表面部分に存在する。
無機塗料に由来する未反応の水可溶性成分や顔料外が除
去され耐エフロレッセンス性が向上するものと理解され
る。
これらの効果により塗装外観は無処理の場合に比べて一
層改良されるのである。
なお、水の補給条件は、限定する趣旨ではなく、塗装物
を、通常は移動させつつ回転バフロール処理するので、
その移動速度により単位時間当りの量は変動するが、塗
膜1m′当す0.1〜11程度が好ましい。
さらにこの場合、塗膜表面から水を補給すると、共に、
下地材裏面からも水を補給すると水の浸透性がよく、効
率がよい。
本発明の塗膜形成の対象とされる下地材については限定
する趣旨ではないが、たとえばスレートなどのセメント
硬化体、ケイ酸カルシウム板、あるいは石コウを一成分
とする無機硬化体など、通常は無機質の板体が対象とさ
れる。
そして、一定の平衡含水率を有していて焼付後反りを生
ずるような下地材に対して本発明は有効な場合が多く、
さらには表面が比較的粗面のものに本発明の処理効果が
より多く認められる。
勿論これらは限定する主旨ではなく、たとえば有機質の
下地材に適用することも可能である。
な釦、回転バフロールの処理条件についても限定するも
のでなく、任意であり、処理効率を勘案して適宜決定す
るが、好ましくは回転バフロールの回転速度は500−
150 Or、p、m、これに対する塗膜の移動速度は
回転バフロールの回転方向に逆って5〜30m/分、回
転バフロールの押付は圧力は500g〜2.5kg/−
程度である。
以下実施例を述べる。
な釦、以下で部、%とあるのは重量基準を意味している
実施例 1 ケイ酸カルシウム水溶液 58.2部(固形分27
.3%) ケイ酸ソーダ水溶液 14.7“(固形分37
.6%) 亜鉛華 5.7部 セライト 4.9 “カオリングレ
ー 4.9 “顔料(チタン白)
11.6 “以上の組成の無機塗料をスレート板(1
800X450X5g扉)に塗装し、予備乾燥を150
’Cで15分行い、ついで230℃で80分間焼付けを
行った。
同様にして焼付塗装板100枚を作成した。
それぞれにつき回転バフロール処理をした。
その条件は該ロールの直径35CrrL、長さ60cI
7L、ロール回転数70 Or、p、m、塗装板の移動
速度10m/分、ロール押圧力2 kg /cyi、注
水量31/分であり、回転バフロールは砥材として金剛
砂を使用し、これを綿布にフェノール樹脂で結合させた
ものを使用した。
な督、比較例1として、前記と同一の塗料、釦よび同一
焼付条件で塗装板を100枚作成し、注水しないで乾式
法により前記と同条件の回転バフロール処理した。
実施例 2 第1リン酸アルミニウム 80部 第1リン酸カルシウム 20“ 以上の配合物を200℃で2時間焼成して粉砕した。
これを粉末〔■〕とする。ホウ酸
19部 カオリン 40“ 炭酸カルシウム 5“ 焼成マグネシャ 8〃 パライト 5〃 酸化チタン(顔料) 8〃 上記配合物を1200℃で4時間焼成して粉砕した。
これを粉末CII)とする。以上の各粉末を1:1の重
量比で混合し、これを水に、固形分が60%になるよう
に分散させて塗料を作った。
この塗料を100枚のスレート板(1800X450X
5mm)に塗布し、150℃で20分間焼付した。
つぎに毎分41の水を注ぎながら回転バフロール処理し
た。
その他の処理条件は実施例1と同じであった。
なか、比較例2として前記と同一塗料、同一焼付条件で
塗装スレート板を得て、注水しないで回転バフロール処
理した。
以上の実施例、比較例で得た塗装スレート板の性能試験
を行い、表にその結果を示した。
表より明らかなように、実施例1,2に釦いては塗装ス
レート板全部について、各塗膜性能は良好な結果を示し
、光沢値も一定の値を示した。
しかし、比較例1,2にち・いては塗装スレート板20
枚目程度までは実施例と比較し、耐エフロレッセンス性
、外観(特に反り)以外ばはマ同程度を示している。
しかし処理数40枚目以後では、塗膜性能に欠陥のある
ものが目立ち、特に外観で光沢ムラが目立ち、未処理塗
膜の方がむしろすぐれていた。
以上のように、スレー等の下地材上に無機塗料により形
成した塗膜を水補給しつつ回転バフロール処理すること
により、反り、耐エフロレッセンス性の改良ができるこ
とが了解される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 無機塗料により、焼付形成された塗膜に、水を補給
    しつつ回転バフロール処理することを特徴とする無機塗
    料塗膜の後処理法。
JP752892A 1974-12-26 1974-12-26 ムキトリヨウトマクノアトシヨリホウ Expired JPS5829155B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP752892A JPS5829155B2 (ja) 1974-12-26 1974-12-26 ムキトリヨウトマクノアトシヨリホウ

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JP752892A JPS5829155B2 (ja) 1974-12-26 1974-12-26 ムキトリヨウトマクノアトシヨリホウ

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Publication Number Publication Date
JPS5175739A JPS5175739A (ja) 1976-06-30
JPS5829155B2 true JPS5829155B2 (ja) 1983-06-21

Family

ID=11541999

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JP752892A Expired JPS5829155B2 (ja) 1974-12-26 1974-12-26 ムキトリヨウトマクノアトシヨリホウ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59165855A (ja) * 1983-03-10 1984-09-19 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 内燃機関の吸気装置
JPH057492Y2 (ja) * 1987-02-06 1993-02-25
JPH0528378Y2 (ja) * 1987-04-28 1993-07-21

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JPS5468830A (en) * 1977-11-10 1979-06-02 Dainippon Toryo Kk Method and apparatus for fireecoating slate roof tile

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