JPS5828883Y2 - 車両のドアにおけるベンチレ−シヨン構造 - Google Patents
車両のドアにおけるベンチレ−シヨン構造Info
- Publication number
- JPS5828883Y2 JPS5828883Y2 JP9992779U JP9992779U JPS5828883Y2 JP S5828883 Y2 JPS5828883 Y2 JP S5828883Y2 JP 9992779 U JP9992779 U JP 9992779U JP 9992779 U JP9992779 U JP 9992779U JP S5828883 Y2 JPS5828883 Y2 JP S5828883Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- air hole
- ventilation structure
- vehicle
- valve plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、自動車等の車両におけるドア(テールケート
を含む。
を含む。
)のベンチレーション構造に関する。
従来の車両のドアに設けられるベンチレーション構造と
しては第1,2図に示すようなものがあり、ドア21の
内壁を形成するインナパネノL/21aと、そのウォー
タープルーフフィルム21bとにあけられた空気孔22
を開閉しつるように、これを覆うバルブプレート23の
上縁23aが、ウォータープルーフフィルム21bの縁
部に枢着されている。
しては第1,2図に示すようなものがあり、ドア21の
内壁を形成するインナパネノL/21aと、そのウォー
タープルーフフィルム21bとにあけられた空気孔22
を開閉しつるように、これを覆うバルブプレート23の
上縁23aが、ウォータープルーフフィルム21bの縁
部に枢着されている。
ところで、第2図aに示すように鉛直壁としてのドア内
壁21a、21bに空気孔22が形成されて、その縁部
にバルブプレート23の上縁23aが枢着されている場
合は、バルブプレート23の自重により、その下縁が常
時は空気孔22の縁部のウォータープルーフフィルム2
1bに密接してバルブ閉鎖状態を維持することができる
。
壁21a、21bに空気孔22が形成されて、その縁部
にバルブプレート23の上縁23aが枢着されている場
合は、バルブプレート23の自重により、その下縁が常
時は空気孔22の縁部のウォータープルーフフィルム2
1bに密接してバルブ閉鎖状態を維持することができる
。
しかしながら、第1図の■−■線に沿う断面形状が第2
図すに示すごとく形成されて、ドア内壁21a、21b
が外方へ倒れる向きに傾斜している場合は、バルブプレ
ート23の下端がその自重による鉛直下方への垂下によ
り、空気孔22の縁部のウォータープルーフフィルム2
1bとの間にスキマEを生じて、バルブとしての機能を
十分に果たせなくなるという問題点がある。
図すに示すごとく形成されて、ドア内壁21a、21b
が外方へ倒れる向きに傾斜している場合は、バルブプレ
ート23の下端がその自重による鉛直下方への垂下によ
り、空気孔22の縁部のウォータープルーフフィルム2
1bとの間にスキマEを生じて、バルブとしての機能を
十分に果たせなくなるという問題点がある。
本考案は、このような問題点を解決しようとするもので
、車両のドア内壁に形成された空気孔を覆うバルブプレ
ートが、濫りに開かないようにしたベンチレーション構
造を提供することを目的とする。
、車両のドア内壁に形成された空気孔を覆うバルブプレ
ートが、濫りに開かないようにしたベンチレーション構
造を提供することを目的とする。
このため本考案のベンチレーション構造は、車両のドア
の内壁と外壁との間の空間部において、上記内壁に設け
られた開口部に、外方へ上向きの傾斜面を有して箱状に
突出したダクトが取付けられるとともに、上記傾斜面に
車室内から上記空間部へ通じる空気孔が形成され、この
空気孔を開閉可能に覆うべく上記傾斜面に載るバルブプ
レートが、その上縁を上記空気孔の縁部に回動可能に取
付けられたことを特徴としている。
の内壁と外壁との間の空間部において、上記内壁に設け
られた開口部に、外方へ上向きの傾斜面を有して箱状に
突出したダクトが取付けられるとともに、上記傾斜面に
車室内から上記空間部へ通じる空気孔が形成され、この
空気孔を開閉可能に覆うべく上記傾斜面に載るバルブプ
レートが、その上縁を上記空気孔の縁部に回動可能に取
付けられたことを特徴としている。
以下、図面により本考案の実施例としての車両のドアに
おけるベンチレーション構造について説明すると、第3
図は本考案によるベンチレーション構造をそなえた自動
車の斜視図、第4図は上記自動車側部のドアの組立図、
第5図は上記ドアにおけるベンチレーション構造の詳細
を示す組立図、第6図は第5図の■矢視図、第7図は第
5図の■−■矢視断面図、第8図は第7図に対応させて
上記ベンチレーション構造の開放作用を示す断面図、第
9図は上記ベンチレーション構造におけるバルブプレー
トの閉鎖原理を示す説明図、第10図は第4図のX−X
線に沿う断面図であり、第11図は第3図の自動車のX
[−XI線に沿うテールゲート断面図である。
おけるベンチレーション構造について説明すると、第3
図は本考案によるベンチレーション構造をそなえた自動
車の斜視図、第4図は上記自動車側部のドアの組立図、
第5図は上記ドアにおけるベンチレーション構造の詳細
を示す組立図、第6図は第5図の■矢視図、第7図は第
5図の■−■矢視断面図、第8図は第7図に対応させて
上記ベンチレーション構造の開放作用を示す断面図、第
9図は上記ベンチレーション構造におけるバルブプレー
トの閉鎖原理を示す説明図、第10図は第4図のX−X
線に沿う断面図であり、第11図は第3図の自動車のX
[−XI線に沿うテールゲート断面図である。
第3〜8図に示すドアのベンチレーション構造では、ド
ア8のインナパネル9に張設された雨水侵入防止用のウ
ォータープルーフフィルム1が、インナパネル9の作業
穴としての開口部10に合わせて開口しており、このよ
うにしてドア内壁としてのウォータープルーフフィルム
1とインナパネル9とに共通の開口部10が形成されて
いる。
ア8のインナパネル9に張設された雨水侵入防止用のウ
ォータープルーフフィルム1が、インナパネル9の作業
穴としての開口部10に合わせて開口しており、このよ
うにしてドア内壁としてのウォータープルーフフィルム
1とインナパネル9とに共通の開口部10が形成されて
いる。
そして、この開口部10の縁部におけるウォータープル
ーフフィルム1に、外方へ上向きの傾斜面2aを有する
箱状のダクト2が接合フランジ6を介し取付けられてお
り、このダクト2は、ドア内壁1,9と、アウタパネル
からなるドア外壁15との間の空間部Sにおいて、ドア
内壁1,9からドア外壁15側へ突出するように配置さ
れている。
ーフフィルム1に、外方へ上向きの傾斜面2aを有する
箱状のダクト2が接合フランジ6を介し取付けられてお
り、このダクト2は、ドア内壁1,9と、アウタパネル
からなるドア外壁15との間の空間部Sにおいて、ドア
内壁1,9からドア外壁15側へ突出するように配置さ
れている。
またケース2の傾斜面2aには、車室R内からドア内外
壁間の空間部Sへ通じる複数の空気孔3が形成され、各
空気孔3を開閉可能に覆うべく傾斜面2aに載るバルブ
プレート4が、その上縁のヒンジ部5を空気孔3の上縁
部に沿って回動可能に接合されている。
壁間の空間部Sへ通じる複数の空気孔3が形成され、各
空気孔3を開閉可能に覆うべく傾斜面2aに載るバルブ
プレート4が、その上縁のヒンジ部5を空気孔3の上縁
部に沿って回動可能に接合されている。
さらに、ドア8の端面には、第10図に示すように車外
アウトレット16が形成されている。
アウトレット16が形成されている。
なお、第4図に示すように、ウォータープルーフフィル
ム1の表面には内張材11が張設され、この内張・第1
1が開口部10と整合する部分には、ベンチレーション
ガーニツシュ12が設けられている。
ム1の表面には内張材11が張設され、この内張・第1
1が開口部10と整合する部分には、ベンチレーション
ガーニツシュ12が設けられている。
またウォータープルーフフィルム1はインナパネル9に
適宜の個所で接着剤13により取付けられている。
適宜の個所で接着剤13により取付けられている。
上述の構成により、第7図に示すごとく、バルブプレー
ト4は、常時は空気孔3を閉鎖して、車室R内を外部か
ら遮断することができる。
ト4は、常時は空気孔3を閉鎖して、車室R内を外部か
ら遮断することができる。
すなわち、第9図に示すように、ダクト2の傾斜面2a
(傾斜角θ)上に載っているバルブプレート4は、その
自重Wの傾斜面2aへの分力T(=WS1nθ)により
空気孔3の縁部に密着し、これにより空気孔3を確実に
閉鎖しうるのである。
(傾斜角θ)上に載っているバルブプレート4は、その
自重Wの傾斜面2aへの分力T(=WS1nθ)により
空気孔3の縁部に密着し、これにより空気孔3を確実に
閉鎖しうるのである。
そして、例えばドア8を閉める際のように、車室R内の
圧力が外部の大気圧よりも高くなる場合は、バルブプレ
ート4が押し開かれて、空気流Fが、車室R内から、空
気孔3を通り、ドア内外壁間の空間部Sを経て、車外ア
ウトレット16を介し車外へ排出されるのである。
圧力が外部の大気圧よりも高くなる場合は、バルブプレ
ート4が押し開かれて、空気流Fが、車室R内から、空
気孔3を通り、ドア内外壁間の空間部Sを経て、車外ア
ウトレット16を介し車外へ排出されるのである。
第11図は自動車のテールケートキに本考案のベンチレ
ーション構造を備えた場合を示しており、第11図中、
第4〜7図と同じ符号は、はぼ同様の部分を示している
。
ーション構造を備えた場合を示しており、第11図中、
第4〜7図と同じ符号は、はぼ同様の部分を示している
。
このテールゲート8′におけるベンチレーション構造の
場合も、ダクト2における外方への上向き傾斜面2aが
θだけ傾斜していて、この傾斜面2aの空気孔3を覆う
べく、同傾斜面2aに載っているバルブプレート4も傾
斜角θを有するため、第9図について述べたと同様の閉
鎖原理により、常時は空気孔3を確実に閉じることがで
きる。
場合も、ダクト2における外方への上向き傾斜面2aが
θだけ傾斜していて、この傾斜面2aの空気孔3を覆う
べく、同傾斜面2aに載っているバルブプレート4も傾
斜角θを有するため、第9図について述べたと同様の閉
鎖原理により、常時は空気孔3を確実に閉じることがで
きる。
以上詳述したように、本考案の車両のドア(テールケー
トを含む。
トを含む。
)におけるベンチレーション構造によれば、ドアの内外
壁間の空間部を利用して突設される箱状ダクトに、外方
へ上向きの傾斜面を形成して、この傾斜面にあけられた
空気孔を覆うべく同傾斜面に載るバルブプレートが、回
動開閉可能に設けられるという簡素な構成で、ドア内壁
の断面形状にかかわりなく、上記バルブプレートの自重
により上記空気孔を常時は確実に閉鎖状態に維持するこ
とができ、しかも車室内の過圧時には上記バルブプレー
トの回動開放作用により上記空気孔を円滑に開きつる利
点がある。
壁間の空間部を利用して突設される箱状ダクトに、外方
へ上向きの傾斜面を形成して、この傾斜面にあけられた
空気孔を覆うべく同傾斜面に載るバルブプレートが、回
動開閉可能に設けられるという簡素な構成で、ドア内壁
の断面形状にかかわりなく、上記バルブプレートの自重
により上記空気孔を常時は確実に閉鎖状態に維持するこ
とができ、しかも車室内の過圧時には上記バルブプレー
トの回動開放作用により上記空気孔を円滑に開きつる利
点がある。
第1,2図は従来の車両のドアにおけるベンチレーショ
ン構造を示すもので、第1図はその内側からみた見取図
、第2図a、bはそれぞれ第1図の■−■線における断
面形状の各側を示す断面図であり、第3図は本考案によ
るベンチレーション構造をそなえた自動車の斜視図、第
4図は上記自動車側部のドアの組立図、第5図は上記ド
アにおけるベンチレーション構造の詳細を示す組立図、
第6図は第5図の■矢視図、第7図は第5図の■−■矢
視断面図、第8図は第7図に対応させて上記ベンチレー
ション構造の開放作用を示す断面図、第9図は上記ベン
チレーション構造におけるバルブプレートの閉鎖原理を
示す説明図、第10図は第4図のX−X線に沿う断面図
であり、第11図は第3図の自動車のXI−XI線に沿
うチー・ルゲート断面図である 1・・・・・・ウォータープルーフフィルム、2・・・
・・・ダクト、2a・・・・・・傾斜面、3・・・・・
・空気孔、4・・・・・・バルブプレート、5・・・・
・・ヒンジ部、6・・・・・・接合フランジ、8・・・
・・・ドア、キ・・・・・・テールゲート、9・・・・
・・インナパネル、10・・・・・・開口部、11・・
・・・・内張材、12・・・・・・ベンチレーションガ
ーニツシュ、13・・・・・・接着材、15・・・・・
・ドア外壁、16・・・・・・車外アウトレット、F・
・・・・・空気流、R・・・・・・車室、S・・・・・
・ドアの内外壁間の空間部、θ・・・・・・傾斜角、W
・・・・・・バルブプレート4の自重、T・・・・・・
分力。
ン構造を示すもので、第1図はその内側からみた見取図
、第2図a、bはそれぞれ第1図の■−■線における断
面形状の各側を示す断面図であり、第3図は本考案によ
るベンチレーション構造をそなえた自動車の斜視図、第
4図は上記自動車側部のドアの組立図、第5図は上記ド
アにおけるベンチレーション構造の詳細を示す組立図、
第6図は第5図の■矢視図、第7図は第5図の■−■矢
視断面図、第8図は第7図に対応させて上記ベンチレー
ション構造の開放作用を示す断面図、第9図は上記ベン
チレーション構造におけるバルブプレートの閉鎖原理を
示す説明図、第10図は第4図のX−X線に沿う断面図
であり、第11図は第3図の自動車のXI−XI線に沿
うチー・ルゲート断面図である 1・・・・・・ウォータープルーフフィルム、2・・・
・・・ダクト、2a・・・・・・傾斜面、3・・・・・
・空気孔、4・・・・・・バルブプレート、5・・・・
・・ヒンジ部、6・・・・・・接合フランジ、8・・・
・・・ドア、キ・・・・・・テールゲート、9・・・・
・・インナパネル、10・・・・・・開口部、11・・
・・・・内張材、12・・・・・・ベンチレーションガ
ーニツシュ、13・・・・・・接着材、15・・・・・
・ドア外壁、16・・・・・・車外アウトレット、F・
・・・・・空気流、R・・・・・・車室、S・・・・・
・ドアの内外壁間の空間部、θ・・・・・・傾斜角、W
・・・・・・バルブプレート4の自重、T・・・・・・
分力。
Claims (1)
- 車両のドアの内壁と外壁との間の空間部において、上記
内壁に設けられた開口部に、外方へ上向きの傾斜面を有
して箱状に突出したダクトが取付けられるとともに、上
記傾斜面に車室内から上記空間部へ通じる空気孔が形成
され、この空気孔を開閉可能に覆うべく上記傾斜面に載
るバルブプレートが、その上縁を上記空気孔の縁部に回
動可能に取付けられたことを特徴とする、車両のドアに
おけるベンチレーション構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9992779U JPS5828883Y2 (ja) | 1979-07-19 | 1979-07-19 | 車両のドアにおけるベンチレ−シヨン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9992779U JPS5828883Y2 (ja) | 1979-07-19 | 1979-07-19 | 車両のドアにおけるベンチレ−シヨン構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5616514U JPS5616514U (ja) | 1981-02-13 |
JPS5828883Y2 true JPS5828883Y2 (ja) | 1983-06-24 |
Family
ID=29332662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9992779U Expired JPS5828883Y2 (ja) | 1979-07-19 | 1979-07-19 | 車両のドアにおけるベンチレ−シヨン構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5828883Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-07-19 JP JP9992779U patent/JPS5828883Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5616514U (ja) | 1981-02-13 |
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