JPS5828853Y2

JPS5828853Y2 - 印字装置

Info

Publication number: JPS5828853Y2
Application number: JP14553276U
Authority: JP
Inventors: 裕本間
Original assignee: 株式会社東芝
Priority date: 1976-10-29
Filing date: 1976-10-29
Publication date: 1983-06-23
Also published as: JPS5363914U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、印字位置を表示するカラムインジケータを改
良した印字装置に関する。

近年、プラテンに沿って移動する印字ヘッドにより印字
を行なう印字装置が広く使用されるようになった。

しかるに、キャリッジに取り付けられた印字ヘッドは、
印字する文字よりも相当大きなものであり、このため最
後に印字される数文字は、その印字ヘッドに覆れて見え
ない。

ただ、従来は、最後の印字位置を表示するため、印字ヘ
ッドに指示針を取り付け、この指示針により最終の印字
位置に対応したマージンスケール上の目盛を指示するよ
うになっている。

しかしながら、最終的に印字した文字は見ることができ
ず、その確認は、さらに数文字を印字した後において始
めて可能となるものであった。

そこで、最近では、最終的に印字した文字をも直接に見
ることができるようにするため、印字ヘッドを数文字分
ずらせるようにしたものが現われている。

しかし、これは確かに印字ヘッドをずらすことにより最
終的に印字した文字を直接に見ることができるが、反面
、そのときには最終的に印字する位置の表示が不能とな
り、操作者にとっては、はなはだ不便であった。

本考案は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは、印字中のみならず、最後の印字位置を
見るため印字ヘッドをずらしたときにも最後の印字位置
を指示できるようにした印字装置を提供することにある
。

以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。

第１図中１は、印字装置の本体を示し、この手前上部に
は、所定の印字動作を指令するキーボード２が設けられ
ており、さらに、本体１の後部には、記録紙３を巻装す
るプラテン４が設けられている。

なお、プラテン４の両端には、つまみ５，５が取り付け
られている。

さらに、プラテン４の前方には、そのプラテン４と平行
に印字ヘッド６の案内杆７が設置されている。

すなわち、印字ヘッド６は、上記案内杆７に沿って移動
するキャリッジ８に取り付は固定されていて、プラテン
４の前面に対向しながら平行に移動するようになってい
る。

そして、上記キーボード２の操作内容に応じて作動し、
その移動方向に沿って記録紙３上に所定の文字９・・・
・・・を順次に印字するものである。

なお、上記印字ヘッド６は、たとえばワイヤ１０によっ
て左右に引かれて適宜移動させられるようになっている
。

また、印字ヘッド６のキャリッジ８には、印字位置を指
示する一対の指示標１１．１２を有した指示体１３が一
体的に取り付けられていて、上記印字ヘッド６とともに
一体に移動するようになっている。

すなわち、指示体１３は、第２図で示すようにキャリッ
ジ８から突出してなり、これは、キャリッジ８の移動方
向に沿って設置した印字位置表示尺１４の目盛１５・・
・・・・に逐次対向するようになっている。

そして、また、一方の指示標１１は、印字ヘッド６が印
字動作を行なっているとき、印字位置表示尺１４の目盛
１５・・・・・・を直接に指示し、その印字動作位置を
指示するものであり、また、他方の指示標１２は、記録
紙３上の最後の印字位置を目視するため、印字ヘッド６
を移動させたとき、その最後の印字位置に対応する目盛
１６・・・・・・を指示するものである。

しかして、一対の指示標１１．１２の間隔δは、記録紙
３上の最後の印字位置を目視するため、印字ヘッド６が
移動する距離に等しい。

なお、上記指示標１１．１２は、両方とも常に見えるよ
うにしておいてもよいが、その識別を容易にするため、
使用する指示標１１．１２を選択してそのとき現出する
ようにすることが望ましい。

たとえば、指示標１１．１２に、発光部を有する電気素
子を用い、必要に応じて発光させるようにする。

このようにすれば直ちにその指示標１１．１２を選択し
て印字位置を知ることができる。

また発光させる指示標１１．１２の選択動作は、電気的
な制御操作により自動的に行なわれるようになっている
。

しかして、上記構成の印字装置によれば、通常の印字動
作中においては、指示標１１が点灯して現出し、その各
印字位置に対応する目盛１５・・・・・・を指示する。

また、最後の印字位置を目視するため、印字ヘッド６を
退避させたときは、自動的に点灯する指示標１１．１２
が切り換わり、他方の指示標１２が点灯する。

そして、この指示標１２により、同じ目盛１５を指示し
、最後の印字位置を続けて表示するのである。

なお、最後の印字位置としては、すでに印字を終了した
印字位置のみならず、次に印字しようとする印字位置を
指すようにした場合も含むものとする。

以上、説明したように本考案によれば、通常の勧学動作
中のみならず、最後の印字位置を目視するため、印字ヘ
ッドをずらしたときにも続けてその印字位置に対応した
目盛を表示することができる。

また、各指示標や印字位置表示尺をそれぞれ固定的に設
けることができるので、それだけ構成の簡略化を図るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

図面は、本考案の一実施例を示すもので、第１図は、そ
の印字装置の平面図、第２図は、カラムインジケータ部
分の拡大した平面図である。１・・・・・・本体、２・・・・・・キーボード、３・
・・・・・記録紙、４・・・・・・プラテン、６・・・
・・・印字ヘッド、７・・・・・・案内杆、−１１，１
２・・・・・・指示標、１３・・・・・・指示体、１４
・・・・・・印字位置表示尺、１５・・・・・・目盛。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

記録紙を巻装するプラテンと、このプラテンに沿って移
動するように設置され、上記記録紙に印字を行なう印字
ヘッドと、この印字ヘッドの移動に伴って移動し印字中
の印字ヘッドに対する印字位置を指示する第１の指示標
と記録紙上の最後の印字位置を目視可能とするため印字
ヘッドを移動させたときその最後の印字位置を指示する
第２の指示標とを有する指示体と、この指示体の各指示
標によって選択される目盛を有する印字位置表示尺とを
具備したことを特徴とする印字装置。