JPS5828652B2 - ヨミトリソウチ - Google Patents

ヨミトリソウチ

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JPS5828652B2
JPS5828652B2 JP731004A JP100473A JPS5828652B2 JP S5828652 B2 JPS5828652 B2 JP S5828652B2 JP 731004 A JP731004 A JP 731004A JP 100473 A JP100473 A JP 100473A JP S5828652 B2 JPS5828652 B2 JP S5828652B2
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憲二郎 後藤
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Mansei Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、映像並びに音声情報の如き情報を円盤状情報
媒体上に渦巻状情報トラックをもって、光学的形態に記
録し、これらの情報トラックにレーザービームを照射し
て情報を読みとる装置に関するものである。
これらに関する装置については、特公昭46−3085
1号公報に記載されている。
この従来装置においては、レーザービームを情報媒体に
照射し、この情報媒体から出る光ビームを、鋭角を成し
て配置された2つの反射面に収束させ、2つの副ビーム
に分割した後、光検出セルに供給する。
この2つの検出セルからの出力を比較することにより、
情報トラックに泊ってレーザーを含む読みとり装置を光
学的に制御し、さらに反射面の位置の制御も行なわれる
ものである。
また、この種の読みとり装置の改良については、特開昭
4726041号公報に記載されている。
この改良例は、読みとるべき情報トラック及びこの情報
トラック附近の像を回折格子上に形成し、光検出セルか
らの出力で、検出すべき格子の移動制御及び光学系の移
動制御を行い、情報媒体を読みとる方式である。
即ち、従来のこれらの装置については上述のごとく、情
報媒体にレーザービームを照射後、光検出セルに至る間
の光路中に、2面反射鏡あるいは回折格子等を設け、ト
ラックの移動を検出し、光ビーム内に含まれる他のトラ
ックと区別して読みとろうとするトラックのみを選出し
ようとするものである。
これらの装置にあっては、非常に高密度に記録された情
報、例えば情報トラック巾1μm、)ラックのピッチ2
μm1最高記録波長3μm程度の情報を再生する場合、
前者において、ビームスポットの情報トラックに対する
位置の制御は、検出系及び光学系を含むハウジング全体
を移動することにより行なわれる為、上記の様な微小な
位置関係を制御するには適さない。
また円盤状情報媒体の読みとり時の回転数にも制限を受
ける。
次に後者の場合には、検出用の照射ビームスポットは、
少くとも読みとろうとするトラック及びその部分附近の
トラックが格子を形成するだけの径であることが要求さ
れるため、読みとり得る最高記録波長は3μmをはるか
に越えた長さになってしまう。
従って後者の場合、読みとろうとするトラックの選択は
出来たとしても、最高記録周波数に制限を受けることに
なる。
しかし、これらの装置の欠点は、レーザービーム発生装
置から円盤状情報媒体照射に至る間のレーザービームの
精密制御を行い、レーザービームのビームスポットを、
一本の情報トラック上のみに正確に照射することにより
改良することが出来る。
ところで、この種の円盤状情報媒体に信号を光学的形態
で記録する場合、電子ビーム又はレーザービーム等を用
いる事により、記録トラック幅1μm、)ラックピッチ
2μm程度の記録は、良く制御されたビーム装置を用い
れば、円盤状記録媒体の回転中心と、記録トラックの偏
心を、トラック幅以下にする事は比較的容易である。
ところが記録された円盤状媒体を複製し、さらに読みと
り装置にかけて回転させながら読みとる場合、製作上の
誤差により、記録時と読みとり時との偏心はさけること
ができない。
円盤状情報媒体及び読みとり装置を大量生産出来る程度
の生産技術をもって生産したとすれば、円盤状情報媒体
の直径を30CIrL程母とした場合、偏心を50μm
〜100μm以下にすることは相当の困難を伴うもので
ある。
また読みとり装置にかけて読みとる場合、ビームスポッ
トは実用上2μmZ以下である必要があり、ビームスポ
ットと情報トラックの読みとり時の位置ずれは、0.5
μm・以下を要求される。
従ってビームスポットは全体として円盤状情報媒体の1
回転中に100μm〜200μmの移動を行い、しかも
微小部分について0.5μm以下の精度で精密に制御さ
れなければならない。
即ちビームスポットの制御機構は46dB〜52dB以
上の忠実度をもつ必要がある。
尚、通常この種の円盤状情報媒体にはNTSC方式のビ
デオ信号あるいはPAL方式のビデオ信号が記録され、
読みとり時には毎秒30回転あるいは25回転で回転し
ている。
電子ビームスポット又は光学的スポットで曲線を追跡す
る装置としては、特公昭47−12168号公報、同3
7−4815号公報、同36−8608号公報等に記載
があるが、トラック中に情報が記録されでおり曲線の位
置以外にその情報を読みとらなければならない場合には
、これらの例は適用できない。
本発明の目的とするところは、単一モードのレーザービ
ームを用い、情報トラックとビームスポットとの相対的
位置関係を一定に保持すべく、精密なトラッキング制御
を広範囲かつ正確に行い、高精度に記録した円盤状情報
媒体から情報を読みとる装置を提供するにある。
以下、本発明の一実施例を図示に従い説明する。
第1図は円盤状情報媒体(以下単に円盤と呼ぶ)1の一
例を示すものであり、この円盤1の一側面に情報トラッ
ク2により情報が記録されている。
第2図にはその記録状態の例として、円盤1上に記録さ
れた情報トラック2の極く一部分の平面図を拡大して示
しである。
ここでは便宜上、情報トラック2は光反射領域3に低反
射領域4の小ビット5を配列して構成されており、小ビ
ット5の半径方向の幅5μは一定であり、情報トラック
2方向(円周方向)の長さ5bと間隔が異なることによ
り、ビデオ及び音声等の情報が記録されている。
しかし、本発明及び以下述べる実施例は、低反射領域4
中に設けた高反射ビットは勿論、光透過領域中に設けた
光吸収小ビット、または、その反対構造においても適用
することができる。
尚、例えば小ビット5の幅5aは1μm程度、情報トラ
ック方向長さ5bは情報により任意に変り得るが、最も
短いもので2〜3μm1情報トラツク2の間隔は2μm
程度とする。
この円盤上の情報を読みとるのに使用される機械的構成
の概要を示す側面図を第3図に示す。
即ち、円盤1は、はぼ一定速度で回転するようにモータ
ー6で駆動するターンテーブル7の上に置かれる。
読みとりのためのレーザービーム発生装置8からのレー
ザービーム9は反射鏡10゜11を経て、ピックアップ
装置12に至る。
ピックアップ装置12の詳細は第4図に示す通りであり
、レーザービーム9を円盤1にほぼ垂直に入射させるた
めの反射鏡13、レーザービーム9を収束して円盤1上
に微小なビームスポット23を照射するためのビーム収
束装置14、レーザービームを微小角度偏向し、ビーム
スポット23を情報トラック2に正確に照射するための
偏向装置15、ビームスポット23の直径を一定範囲に
保つための自動焦点装置16より構成されている。
ピックアップ装置12は、送り用モーター17によって
作動されるリード螺子18により、円盤1の表面と平行
な方向で、かつ方向矢印19(半径方向)の向きに、円
盤1の一回転に対しほぼ正確に情報トラック2の1ピッ
チ分、連続的に送られる。
さらに円盤1を照射後の光ビーム20を電気信号に変え
る光検出素子21、及び光検出素子21に光ビーム20
を導入するための反射鏡22がピックアップ装置12と
一体的に取り付けられている。
ピックアップ装置12に入射した光ビーム9は反射鏡1
3により反射され、レンズ系で構成されるビーム収束装
置14により円盤1上にビームスポット23を形成する
円盤1を照射後の反射した光ビーム20は、反射鏡22
により光検出素子21に導かれ、電気信号に変換される
変換された電気信号の内、情報トラック2とビームスポ
ット23のずれ量の情報を含む部分は取り出されて、偏
向装置15を駆動し、円盤1上の情報トラック2の上を
ビームスポット23が正確に照射するように、ビームス
ポット23の精密な制御がなされる。
今、映像及び音声のごとき情報を、周波数変調、パルス
位相変調、パルス幅変調のごとき、搬送波振巾を変化さ
せない変調を捲して記録した第1図、第2図のごとき円
盤1の情報トラック2を照射した後の反射した光ビーム
20の出力は、ビームスポット23と情報トラック2が
正確に一致していれば第5図の様に光検出素子21によ
り読みとることができる。
またビームスポット23と情報トラック2が一致せず変
動している場合は第6図の様になる。
第5図、第6図において24は円盤の高反射領域により
得られる光検出素子21の受光する光ビーム20の出力
レベルであり、25は円盤の低反射領域にて構成される
小ビット5により得られる光検出素子21の受光する光
ビーム20の出力レベルである。
ここで、読みとるべき映像及び音声のごとき情報は、出
力レベル24と25の時間的変化に含まれており、断続
して表われる出力レベル25には、読みとるべき情報は
含まれていない。
即ち出力レベル25の部分は、ビームスポット23と情
報トラック2のずれのみにより変化する。
尚、記録を振幅構造のものとすると、出力レベル25ま
たは24の変動に、映像及び音声等の読みとるべき情報
が含まれており、これらの出力変動をとり出しても、ビ
ームスポット23と情報トラック2のずれによる出力変
動と干渉することになり、必要な情報を読みとることは
できない。
次に、光検出素子21の受光するビーム出力から、ビー
ムスポット23と情報トラック2との位置ずれ情報(以
下、トラッキング信号と呼ぶ)を分離する方法の電気的
段階を第7図に、ブロック図として示しである。
光検出素子21からの出力は、一度、増幅回路26で増
幅され、出力レベル24の部分と25の部分を分離すべ
く、基準出力との差出力をとり出す等の方法で構成され
る分離回路27を通り出力レベル25の部分の出力だけ
になる。
次に包絡線出力を得る回路28により包絡線出力を得た
後に、ビームスポット23の情報トラック2に対する基
準設定位置に対応する第2の基準出力との差を得るレベ
ル調整部29によりトラッキング信号として取り出され
る。
取り出された信号はさらにフィルター等で高周波雑音を
とり除かれる場合もある。
このようにして取り出されたトラッキング信号は断続的
でなく、後述するビームスポット24の偏向を安定して
制御する為に重要である。
尚、第7図のブロック図は、高反射領域中に低反射の小
ビット5を設けた場合であるが、逆に低反射領域4に高
反射の小ビット5を設けた場合については、分離回路2
7は省略出来ることは明らかである。
このようにして得られたトラッキング信号と、ビームス
ポット23と情報トラック2との位置ずれの関係が、ど
のような関係にあるかを解析する事により、トラッキン
グ信号を用いて、ビームスポット23位置を正確に制御
出来る。
即ち、単一モードのレーザービーム9を収束してビーム
スポット23を作り前記小ビツト5上に照射すると、小
ビット5とビームスポット23が、はずれない範囲に於
て、小ビット5とビームスポット23の中心の、微小な
時間に於けるずれ量lは、反射ビーム光量の函数、即ち
、トラッキング信号から逆算出来、l (t)=F (
u (t) )と表わせる。
、(1)は、時間tにおけるトラッキング信号レベルで
ある。
従って、情報トラックの総合ずれ量りは、 L=f l (t) d tであるから L=fF(u(t))d tと表わせる。
即ち、Lに相当する分だけ偏向装置15によりビームス
ポット23を移動させることを行えば、ビームスポット
23と情報トラック2は常に一致していることになる。
次に、ビームスポット23を移動させる偏向装置15に
ついて詳述する。
第8図に示すとおり、平行光線を焦点距離fなるレンズ
で収束したビームスポットは、入射角がθだけ変化する
と、収束平面上では、θが微小な場合fθだけ移動する
従って入射角の変化θに比例したビームスポット23の
移動量が得られることになる。
第8図は平行光線について説明したが、平行光線でない
場合は、第9図のように(f+m)θとなり、やはりビ
ームスポット23の移動量は入射角の変化に比例する。
偏向角θを得る装置は、第10図及び第11図に示しで
ある。
第10図は、KDP1チタン酸バリウム、硝石等の電気
光学結晶30を用いた場合の実施例であり、第11図は
、プリズム、又はミラー36等を用いた場合の実施例で
ある。
すなわち、第12図において、電気光学結晶30の30
aの方向に電気光学結晶30のZ軸をとり、Z軸方向に
電圧Vを加えると、屈折率変化分δは、 δ=n(9rv/2dと表わせる。
nは電圧を加えない場合の屈折率、rは電気光学結晶3
0による定数である。
又dは30aの方向の厚みである。
従って、これに第10図の30bの様に入射する光ビー
ムの偏向角θは、 θ=Hn3rv/hd となり、加える電圧■に比例した偏向角を得ることがで
きる。
Hは電気光学結晶30の光路方向の厚さであり、hはH
,dと直角な方向の厚みである。
尚、電気光学結晶30は、プリズム状に切りとった電気
光学結晶を2個用いて構成しであるが、1個の場合でも
、多数個の場合でも成りたつ。
以上を総合して、ビームスポット23の移動量りを得る
為に電気光学結晶30に加えるべき電圧■は、 Kは定数である。
と表わせ、トラッキング信号レベルU( t)を用 いて、■を得ることができる。
尚、電気光学結晶30には、 なるバイアス電圧■。
をかけて使用する事が望ましく、バイアス電圧■。
は、電気光学結晶30の偏向感度の増加と直線性の向上
、または付属する電気回路を容易にする等の効果がある
また、バイアス電圧■は屈折率を増す方向にかける方が
望ましい。
ここで、F(u(t))なるトラッキング信号の函数は
、概略的にはK。
、(1)の比例函数、あるいは、 等の近似函数を用いることが出来、要求される性能に応
じて種々の近似計算回路を用いる。
また、これらの積分は、第12図、第13図に示すよう
な、一般的積分回路を用いることにより容易に得られる
従って、ビームスポット23の制御系をブロック図で表
わすと、第14図の様になる。
トラッキング信号u(1)は、計算回路31により計算
された後、積分回路32に入り、積分回路32からの出
力は、適当な比例減衰器33を通った後に、電気光学結
晶30に加えられる。
次に、第11図に示すプリズム又はミラー36等を用い
た偏向装置15の実施例について説明する。
プリズム又はミラー36の回転角α(光ビームの偏向角
は、2αとなる。
)を得るためには、磁束密度を変化させる方法、または
圧電気磁気等を用いる方法等があるが、第11図には、
電流比例の可動コイル形の偏向装置15を例示しである
回転軸35,35’にミラー、又はプリズム36の、ビ
ーム反射又は入射面が、回転軸と略平行に取りつけ、回
転軸に対して垂直方向に磁石37により磁界をかけてお
くことにより、コイル38に電流■を流せば、コイル3
8には、回転力が発生し、スプリング39によりつり合
う位置まで回転する。
回転角が小さい範囲で、α−P■、となり電流と回転角
は比例する。
Pは定数である。コイル38のインピーダンスをRとす
れば、 となる。
■はコイル38両端の電圧である。即ち電圧に容易に変
換でき、前述の電気光学結晶30を用いた場合と同様の
制御が行える。
但し、レーザービーム9の偏向角に対し、ミラー又はプ
リズム36の偏向角は2分の1である。
また、適当なバイアスをかける事は前述の電気光学結晶
30を用いた偏向装置15の場合と同様であるが、この
場合は、電流又は電圧と、スプリング39との共動作用
において、バイアスがかけられることになる。
尚、図示してないが、偏向装置15は、レンズ系を光軸
に対して垂直方向に水平移動させる装置でも達成され、
この場合は収束装置も兼ねることになる。
以上のようなビームスポット23の制御系を用いること
により、非常に高@度に記録された情報トラック2の記
録幅に比べて広範囲な振れに対しても、ビームスポット
23が正確に追跡照射することができる。
ここで前述したように、円盤1の偏心等により生ずる情
報トラック2の変動によるビームスポット23と情報ト
ラック2とのずれは、100μm〜200μm程度であ
るのに対し、情報トラック2の小ビット5とビームスポ
ット23との位置関係の信号は、情報トラック2とビー
ムスポット23がまったくはずれたのでは発生せず、ビ
ームスポット23と情報トラック2とがはずれない範囲
しか発生しない。
しかし、この範囲での最大ずれは高々1μmである。
従って、単にビームスポット23を移動しようとしても
、ビームスポット23と情報トラック2がずれる範囲内
、即ち高々1μmの範囲でしかビームスポット23を移
動することはできない。
しかし前述の如げ100〜200μmのレーザービーム
の移動も当然必要なわけで、偏向装置15にもこれに相
当するだけの大きな入力を与えなければならない。
しかし乍ら、このような大きな入力を、高々1μmの範
囲でしかずれないビームスポット23と情報トラック2
とのずれから得るべきでない。
即ち、このようにビームスポット23が情報トラック2
からはずれずに信号を検出し得るずれの範囲は約1μm
であり、またこの1μmの範囲内において最大限ずれた
とすると、情報信号にも影響を与え雑音が混入すること
もある等の点を考慮すると、上記の如き余り大きくずれ
たずれからの誤差を含む出力信号を用いることは得策で
なく、たとえビームスポット23が情報トラック2から
外れず追跡したとしても、その精、度は極めて低いもの
とならざるを得ない。
そこで本発明では、ビームスポット23と情報トラック
2が相対的にずれることにより発生する信号を積分回路
を通して、その信号を時間と共に増大させ、その信号を
偏向装置15に入力し、ビームスポット23と情報トラ
ック2との相対的ずれを補正する。
このように積分回路によりビームスポット23と情報ト
ラック2との微小ずれから生ずる出力信号を積み重ねて
いるために、時間と共に、微小ずれから比較的大きな出
力信号を得る。
従って前述の如く円盤1の偏心等で情報トラック2が大
きく変動している場合でも、必ずしも、情報トラック2
とビームスポット23とがずれていなくとも、前記積み
重ねた信号を用いれば、ビームスポット23と情報トラ
ック2との相対的ずれの補正ができる。
このように情報トラック2の偏心、あるいはピックアッ
プ12の送りと情報トラック2のピッチとのずれ等に対
するレーザービームの比較的広範囲にわたる偏向制御を
可能にすると共に、ビームスポット23と情報トラック
2との小さなずれの範囲内からトラッキング信号を検出
できるようにして、精度の高いトラッキング及び情報の
再生を可能にしたものである。
そして本発明の上記実権例では、ビームスポット23を
制御すべきトラッキング信号は、記録されている信号と
互いに干渉することがなく、読みとるべき情報に影響を
与えず、単一モードのレーザービームを用いているから
、前述の計算回路31においても、非常に感度の良い一
定したものを用いることができ、またトラッキング信号
は、断続的でなく包絡線出力に変形されているので、ビ
ームスポット23の制御回踏による雑音が、読みとるべ
き情報に入り込むこともなく、シかも包絡線出力は積分
回路を通した後に偏向装置に入力されるから、情報トラ
ックの偏心、あるいはピックアップの送りと情報トラッ
クのピッチとのずれ等に対し、前述の如くレーザービー
ムを広範囲にわたって偏向制御できるとともに、ビーム
スポットと情報トラックとの小さなずれの範囲内からト
ラッキング信号を検出して精度の高いトラッキング及び
情報の再生を可能にし、さらに円盤1を照射する前のレ
ーザービーム9を制御する為、レーザービーム9の広が
りも少なく、偏向装置15も非常に小型化出来、制御特
性の良いものが得られる。
次に、ビームスボッ123位置の判定と移動させるべき
方向との関係について説明する。
第16図において、ビームスポット23が47に示す位
置にずれている場合に、ずれに対する修正の方向は矢印
4Bの方向に設定すると仮定する。
この場合ビームスポット23が49に示す位置にあって
もトラッキング信号の方向性は、やはり矢印48の方向
である。
従って、ビームスポット23は矢印50の方向へさらに
偏向されて隣接する情報トラック2の51の位置に移り
この部分で制御されることになる。
従って前記偏向装置15においては、ビームスポット2
3と情報トラック2位置の方向比の判定は特に必要とし
ない。
一般に、映像信号を記録した場合、例えばNTSC信号
を1回転1画像として記録した場合、隣接する情報トラ
ック2は30分の1秒に相当する画像の違いとして記録
されている。
従って初期の方向性の判定を特に行わない本実症例の場
合の様に、ビームスポット23の追跡初期に1トラック
飛んでしまうことがあっても以後の追跡が正確になされ
るならば、伺ら問題ない画像再生が行えるものである。
尚、自動焦点装置16の構成の1例は第15図に示す。
金属片44と円盤1との間の静電容量の変化を利用して
円盤1の上下方向の移動量を検出する装置45からの出
力によりビーム収束装置14を光軸方向に動かすドライ
バー46の作動を行いビーム収束装置14と円盤1が常
に等間隔を保つ様制御されている。
本発明は上述のごとく構成してなり、トラッキング信号
を断続的でなく包絡線出力に変形し、積分回路を通した
後にレーザービームの偏向装置に入力させているため、
情報トラックの偏心、あるいはピックアップの送りと情
報トラックのピッチとのずれ等に対応して必要な比較的
大きなレーザービームの移動から、ビームスポットと情
報トラックとの小さなずれの補正まで、精密なトラッキ
ング制御を広範囲かつ正確に行え、高@度に記録した円
盤からの確実な情報の再生を可能にした読みとり装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は円盤状情報媒体の1例、第2図は情報媒体上の
記録状態を示す情報媒体平面の1部拡大図、第3図は情
報媒体の記録を読みとるための機械的構成の側面図、第
4図はピックアップ装置の詳細図、第5図、第6図は光
検出素子より得られる出力波形を示す。 第7図は光検出素子の出力からビームスポットと情報ト
ラックとの位置ずれ情報を分離する電気的方法のブロッ
ク図、第8図、第9図はレンズにおけるビーム入射角と
ビームスポット位置の関係図、第10図、第11図はビ
ーム偏向装置の例、第12図、第13図は積分回路の例
、第14図はビームスポットの制御系をブロック形式で
表わしたもの、第15図は自動焦点装置の1例であり、
第16図はビームスポットのトラックの初期追跡の関係
を示す説明図である。 1・・・・・・円盤状情報媒体、2・・・・・・情報ト
ラック、8・・・・・・レーザービーム発生装置、9・
・・・・・レーザービーム、14・・・・・・ビーム収
束装置、15・・・・・・偏向装置、20・・・・・・
光ビーム、21・・・・・・光検出素子、23・・・・
・・ビームスポット、24,25・・・・・・出力レベ
ル、32・・・・・・積分回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 映像及び音声のごとき情報を、周波数変調、パルス
    位相変調、パルス幅変調のごとき搬送波振幅を変化させ
    ない変調を推して光学的形態に記録した円盤状情報媒体
    1の情報トラック2に、単一モードのレーザービームを
    照射し、このレーザービームによる円盤状情報媒体1上
    のビームスポット23と前記情報トラック2とのずれ量
    に相当する信号を、前記円盤状情報媒体1照射後の光ビ
    ーム20中に断続して含ませ、光検出素子21により電
    気的出力に変換し、該光検出素子21の出力レベル24
    .25のうち前記ずれ量に相当する信号を含む部分の出
    力レベル25と基準出力との差出力の包絡線出力を得、
    該包絡線出力を積分回路32を通して前記レーザービー
    ムの偏向装置15を作動させる入力となしたことを特徴
    とする読みとり装置。
JP731004A 1972-12-25 1972-12-25 ヨミトリソウチ Expired JPS5828652B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6015348U (ja) * 1983-07-08 1985-02-01 金海 繁男 医療用上掛寝具
JPS60177855U (ja) * 1984-05-01 1985-11-26 株式会社 森商店 健康づくりの敷布団カバ−

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