JPS5828299A - 還元型グルタチオン抽出液の濃縮精製法 - Google Patents

還元型グルタチオン抽出液の濃縮精製法

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JPS5828299A
JPS5828299A JP12521781A JP12521781A JPS5828299A JP S5828299 A JPS5828299 A JP S5828299A JP 12521781 A JP12521781 A JP 12521781A JP 12521781 A JP12521781 A JP 12521781A JP S5828299 A JPS5828299 A JP S5828299A
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reduced glutathione
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liquid
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Kunio Hata
秦 邦男
Sadao Takahashi
高橋 貞夫
Norio Matsukura
松倉 紀男
Hideki Fujiwara
秀樹 藤原
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Jujo Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、還元型グルタチオン抽出液を濃縮精製する方
法に関するものである。
一般に、酵母から還元型グルタチオンを分離するには、
常法に従い酵母菌体を酸、たとえば1.ON硫酸水溶液
で抽出し、この抽出液を#JI除濁した後鎖縮液より銅
塩として単離することが出来る。
還元型グルタチオンは水溶液の状態では非常に不安定で
分解及び鈑化反応を受は易く、更にこれらの反応はff
i度の上昇にともない急速に進行し、収率、及び純度の
低下をきたす。このため従来の蒸発濃縮法によって抽出
液を濃縮するには、還元型グルタチオンの分解及び酸化
反応を抑制すべく蒸発温度を可能なかぎシ低くシ、でき
れば常温で行なうことが望ましい0理論的には、蒸発温
度を低くとることは、蒸発罐内圧力を減圧すれば可能に
なる。しかしながら、実際面では装置の機能上減圧には
限界があり、熱効率や設備費等を考慮すれば装置内の蒸
発液温としては50〜60℃が下限であシ、常温下での
濃縮は非常に難かしいという欠点があった。
本発明は、上記従来法の欠点を改良したもので、抽出液
を前処理として限外濾過膜により充分清澄化した後に、
逆浸透膜を用いて濃縮することにより、常温で且つ短時
間に還元型グルタチオンを分解及び酸化させることなく
濃縮精製することを可能にしたものである。
一般に、酵母菌体より還元型グルタチオンを抽出処理し
た後、抽出液と抽出残酵母を分離するには、デフパル型
遠心分離機が使用される。この際得られる抽出液には、
機械的に破砕された微細な酵母破片や菌体より抽出され
た蛋白等コロイド状の濁質物が、完全には分離されずに
混入して来る。
これら濁質物が濃縮抽出液に混入した状態で次の還元型
グルタチオン単離のためのグルタチオン銅塩析出工程に
持ち込まれた場合、この濁質物は析出するグルタチオン
銅塩77ツクに凝集混入し、このため単離還元型グルタ
チオンの純度が低下するのみならず、抽出液よシのグル
タチオン銅塩フロックの分離並びに洗滌操作に支障をき
たす。さらKこのグルタチオン銅塩フロックと共に分離
された濁質物は、グルタチオン銅塩懸濁水溶液に硫化水
素を吸収させ銅を硫化鋼と12てグルタチオン銅塩より
分離沈澱させ還元型グルタチオンを水溶液として再溶解
せしめる段階で、硫化水素と反応し蛋白質の硫化物に変
化するため、還元型グルタチオン水溶液との分離を完全
に行なうことが困難である。このために1分離グルタチ
オン水溶液が着色し後工程での精製に支障をきたす。従
って、抽出液の除濁は極めて重要なポイントである。
従来の蒸発濃縮法では、抽出液の濃縮段階で濁質物は凝
集フロック化するため濃縮液を珪藻土による通常の清澄
一過を行なえばある程度の清澄濃縮抽出液が得られるが
、必ずしも完全ではないために後工程での精製処理の煩
雑さは避けられない。
更に1珪藻土は溶存還元型グルタチオンの分解を促進す
る傾向にあるために、逆に還元型グルタチオンの収率を
低下させる結果となってしまう。
本発明者らは還元型グルタチオンの逆浸透膜による濃縮
工程の前処理としての除濁工程に、適切な膜を選択した
限外濾過膜分離法によりPH2,0〜3.5の範囲内で
除濁することにより、抽出液中の溶存還元型グルタチオ
ンの分解を促進させることなく非常に清澄な抽出液を得
ることが出来ることを見出した。
即ち、本発明の特徴は、還元型グルタチオン抽出液を常
温且つ低PHKて限外濾過膜を用いて短時間K濾過する
ことによシ必要且つ充分の清澄液を得、これを逆浸透膜
を用いて常温且つ短時間に2遍することにより抽出液中
の溶存還元型グルタチオンの酸化及び分騰反応を抑制し
ながら濃縮することにある。
ここでいう限外−過膜とは、分画分子量150,000
以下の膜であり、還元型グルタチオン抽出液がもつ低P
H(2,0〜五5)域で長期間その特性が変らぬ限りど
のような材料でできていても良いが、−過膜の型態はチ
ューブラ−状でなければならない。例として、鐘淵化学
工業KKIIPS−100及び150、並びに日東電気
工業K K $I N T U−20100−18Aを
挙けることができる。更に、分画分子量150,000
以下の膜とは分子量2 Q、000のポリエチレングラ
イコールの阻止率2〇−以上の限外−過膜をいう。
分画分子量がl5(1,000より大きい場合でも、抽
出液の除濁は可能で少くとも通常の清澄−過による除濁
以上の効果はあるが、抽出液中の微細なコロイド状の濁
質物を完全には除くことかでをないため、次の工程であ
る逆浸透膜による除濁抽出液の濃縮の段階で膜の初期透
過流束が低くなった妙1、?b 濃縮時間の灸過に伴い透過流束の低下が急速に進む吟膜
汚染による影響があられれると同時に!I縮液の液質の
低下をも伴うことになる。
温度、PHO濾過條件は抽出液の持つ特性から温度25
〜55℃、PH2,0〜&5附近で一過を行なう。
−過残液は水にて希釈し再度限外炉遇を行なえば目的グ
ルタチオンの収率をさらに高めることが出来る。
除濁抽出液の濃縮に使用する逆浸透膜とは、シュ−クロ
ーズ除去率99チ以上の膜であや、還元型グルタチオン
抽出液の持つ低P H(2,0〜5.5 ) Mで長期
間その特性が変らぬ限り如何なる材質でできていても曳
く、又濾過膜の形態は平板状、筒状、あるいは非常に纏
い筒状ないしは中空糸状その他一般に逆浸透濾過に適し
た形態であるかぎり任意である。例としては東しKK製
S C−5100、米国オスモニツクス社製97CAが
あげられる。ここで、シー−クローズ除去率99%以上
の逆浸透膜とは、シ番−クローズ濃度α1チ(1,OO
Oppm )の原溶液を一過した時透過液側のシ為−ク
ローズ濃度がα001%(1oppm)以下となる逆浸
透膜である。
還元型グルタチオン抽出液の逆浸透膜による濃縮におけ
る重要なポイントは、還元型グルタチオンの膜透過性に
ある。膜透過性が高ければ、lll#による透過液の流
出に伴ない還元型グルタチオンの流失する量が増加し、
還元型グルタチオンの濃縮収率の低下につながる。即ち
、逆浸透膜とし℃要求されるものは、還元型グルタチオ
ンは透過せず、水の透過流束の高いものということにな
る。
シェークローズの餘去率99%以上の逆浸透膜でFi#
デぼこの目taC近い#果や見られるのに対し、除去率
99優以下の膜ではこの除去率の減少にともない急激に
還元型グルタチオンの透過量は増大し収率が低下する。
以下!*施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
しかし本発明は実施例により何らの制限を受けるもので
F!、ない。
〔実施例1〕 常法に従い酵母菌体を1.ON硫酸水溶液で抽出し、デ
ツバル型遠心分離機にて分離したグルタチオ/抽出@5
ootを日東電気工業KK製限外炉遇膜NTU−201
00−18A(チューブ2−状外画分子量10G、00
0゜膜面積1.6m’)を用いて、透過圧”’/ly1
% mal液流量18t/分でII縮側液を循環しつつ
透過液4501を得た。
清澄p液のミリポアー膜(α45μ孔径)についてF起 過閉塞常数はi x1a’ (1鷹)で珪藻土濾過によ
る清澄P液の1/7であった。次に、上記の限外濾過膜
により除濁した清澄P液を東しKK製逆浸透膜5C−5
100(スパイラル状、膜面積6.5i)を用い平均透
過圧50 Md 、循環液流量2017分で濃縮液を循
環しつつ濃縮度4倍迄濃縮した。この際逆浸透膜透過液
中への還元型グルタチオンの透過はトレース程度であっ
た。
抽出液中の還元型グルタチオンに対する最終製果が得ら
れた。
〔実施例2〕 実施例1と同様のグル(チオン抽出液5DC1tを日東
電気工業KKlllj限外P遇膜N T U −201
00−18A(f−−ブt−e、分m分子111oo、
ooo、 Mit[t6Il/)を用いて、透過圧&0
胸/−循環液流量18t/分で―縮液側液を循環しつつ
透過液450tを得た。この際得られたp過残液は50
tであった。この−過残液に当量(SOZ)の洗滌水を
加えて2倍に稀釈した後、前回と同一の條件でもって限
外濾過を行ない透過液751を得た;得られた透過液を
最初の透過液と合せて525tの透過液とした。この透
過清澄液のミリポアー膜(孔径(L45μ)についての
−過閉塞常数はtsx1o’ (1/−)であった。次
に、上記の清澄透過液を東しKK製逆浸透膜S C−5
100を用いて実11IifR1と同一の条件で濃縮度
4倍迄濃縮した。
この際得られた還元型グルタチオンの収率は、蒸発浪縮
法と比較して15%程の収率増が見られた〔実施例3〕 実施例1と同様のグルタチオン抽出液200tを鐘淵化
学工業KK製限外濾過膜P S−150(チューブラ−
状、分画分子量15QOOO膜面積0.4m”)を用い
透過圧五〇q〜、循環液流31103t/分で濃縮液側
液を循環しつつ透過液160tを得た。清澄液のオリポ
アー膜(0,45μ孔径)についての−過閉塞常数はj
2.4X1o’(1/d)で珪藻土濾過((よる清澄液
の約1/3です ちった。上記の限外い過膜によも除濁した清澄液を、オ
スモ製逆浸透PA97CA (スパイラル状、膜m積5
m”)を用いて、平均透過圧30b/m 、循環液流量
20t/分で濃縮液を循環しつつ濃縮度4倍迄鋳縮した
。この際逆浸透膜透過液中への還元型グルタチオンの透
過は2ppm弱であった。
抽出液中の還元壓グルタチオンに対する最終議縮液中の
還元型グルタチオン収率は、通常の蒸発濃縮・除濁法に
よる収率と比較して93嗟であった。
特許出願人  十條製紙株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酵母を酸性下で抽出処理した還元型グルタチオン
    抽出液をPH2,0〜&5の範囲内で分画ヤ分子量15
    CLOOO以下の合成樹脂系チェーブラー状限外−過膜
    を用いて濾過精製を行なうた後、シュ−クローズ除去率
    99チ以上の逆浸透膜を透過させて濃縮することをI!
    #微とする還元型グルタチオン抽出液の濃縮精製法。
JP12521781A 1981-08-12 1981-08-12 還元型グルタチオン抽出液の濃縮精製法 Expired JPS596640B2 (ja)

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JPS596640B2 JPS596640B2 (ja) 1984-02-13

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4582801A (en) * 1981-11-10 1986-04-15 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Process for producing glutathione
CN102335594A (zh) * 2011-06-16 2012-02-01 中国科学院长春应用化学研究所 一种带谷胱甘肽配体的亲和层析多孔介质的制备方法和应用
CN106282280A (zh) * 2016-09-21 2017-01-04 河北美邦工程科技股份有限公司 一种谷胱甘肽提取方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4582801A (en) * 1981-11-10 1986-04-15 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Process for producing glutathione
CN102335594A (zh) * 2011-06-16 2012-02-01 中国科学院长春应用化学研究所 一种带谷胱甘肽配体的亲和层析多孔介质的制备方法和应用
CN106282280A (zh) * 2016-09-21 2017-01-04 河北美邦工程科技股份有限公司 一种谷胱甘肽提取方法

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