JPS5828288Y2 - 内面巻きつけドラム装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、光学文字読取装置等に於ける内面巻きつけド
ラム装置に関する。

光学文字読取装置等に於ては、走査速度の早い回転ドラ
ム装置が使われているが、そのドラム装置へのデーター
シートの装着を容易にする為に、内面巻きつけ方式のド
ラムが提案されている。

（特願昭５１−８７７６３号特願昭５２−５７１７７号
等）しかしながら、従来の内面、巻きつけ方式のドラム
では、一定の大きざのみのデーターシートの装着は可能
であるが、それ以外の大きざのデーターシー）Ｕ不可能
であった。

以下、第１図、第２図を参照しながら、そのことを説明
すると、符号４．５ｒｉ、一対の有底短円筒形状のガイ
ド筒であり、該ガイド筒４，５の底部中央は、ドラム軸
１０に固着され、その開方端が対向状態になるように配
置されている。

また上記ガイド筒４，５の周壁の一部は、軸線方向に切
り欠かれ、データーシート挿入用の開口を形成し更に該
開口端には、データーシート２０をガイド筒内にガイド
するための案内板１が配置されている。

データーシート２０ｒｉ、該案内板１によってガイドさ
れながら上記開口に挿入ざ九上記ガイド筒内に配備され
た巻き付はローラー３によってガイド筒４，５の内周面
にそって搬送され、その先端が、あてつけストッパー２
にあてつけられる。

この状態で巻き付はローラー３をクランプすると、デー
ターシート２０は、ガイド筒４，５の内周面にあてつけ
られた状態で円弧状に装着されろ。

しかしながら、この様にガイド筒を固定すると、幅の小
さなデーターシートの場合、データーシートの一方もし
くは両方がガイド筒にかからず、装着そのものが不可能
となり、極めて不都合な結果を生じろ。

本考案の目的は、従来の内面巻きつけ方式のドラムを改
良し、簡易な機能で多種類の大きざのデーターシートを
装着可能とする機構を提供するものであり、その特徴と
する所は、従来の内面巻きつけ方式のドラムにおいて、
一方のガイド筒を自在に動かし、種々の幅と長さを持っ
たデーターシートの装着を可能にしたことにある。

以下、図面に従って本考案の一実施例を説明する。

第３Ａ、Ｂ図は、本考案の一実施例を示す正面図及び側
面から見た機能図であり、該第３Ａ。

Ｂ図に於て、符号４，７は、ドラム軸１０の両端部にそ
の開放端が対向状態になるように配置された一対の有底
短円筒形状のガイド筒であり、一方のガイド筒４Ｕ、従
来通り、その底部中央をドラム軸１０に固定するが、他
方のガイド筒７の底部中央は、ドラム軸１０に対して摺
動自在に嵌合して釦り、従って、他方のガイド筒７ｔ′
ｉ、一方のガイド筒４に対して、データーシート２０の
幅に応じてスライド可能となっている。

符号８は、上記ドラム軸１０と平行に配設されたガイド
棒であり、該ガイド棒８ｒｉ、ドラム軸１０に固定され
たドラム側板９とガイド筒４の底部との間に橋架されて
いる。

上記ガイド筒７の底部側端は、該ガイド棒８に対して摺
動自在に嵌合して卦り、ガイド棒８は、ガイド筒７が図
中矢印向に移動する際、ガタなくスムーズに移動できる
ようにするためのものである。

また、ガイド筒４，７の周壁の一部は、軸線方向に切り
欠かれて、データーシート２０の挿入口となっており、
該挿入口端に配置された案内板１にガイドされて該挿入
口からガイド筒４゜Ｔ内に挿入されたデーターシート２
０が、上記ガイド筒内に配備されたローラー３によって
ガイド筒４，７の内周面にガイドされながら搬送され、
あてつけストッパー２にその先端があてつけられた状態
でローラー３がクランプされると、ガイド筒４，５の内
周面にあてつけられた状態で円弧状に装着されるのは、
従来通りである。

尚、上記巻きつけローラー３及び該ローラー３の駆動用
のモーター１８ｄ、第３Ｂ図に示す様に、従来通りでも
構わないが、巻き付は方向の長さの短かいデーターシー
トをも装着したい場合には、巻きつけローラー３と同じ
もの１９を第５図の様に複数組使用することも可能であ
る。

更に、上述の如く、可動ガイド筒７は、装着したいデー
ターシートの幅に従って図の矢印の様に自在に動くこと
が可能であるが、モーター等の動力で自動的に移動させ
る場合には、第３Ａ図に示す如く例えば、ガイド筒４内
にモーター１１を配設し、該モーター１１の駆動軸に巻
き取りプーリー１２を取り付け、該巻き取りブー’）−
１２ＶＣ巻回されたワイヤー１３を第４図に示す如く、
ワイヤー用プーリ１４を介して、閉ループ的に可動ガイ
ド筒７に接続させればモーター１１を回転させることで
可動ガイド筒７Ｖ′ｉ、ワイヤー１３に引かれて例えば
幅の小ざなデーターシートでは、第３Ａ図中仮想線で描
かれた位置１５に移動することになる。

符号１６．１７［、この様にガイド筒７が移動する場合
の停止位置を指定する為のマイクロスイッチ等で、どの
幅曾てのデーターシートを許容するかにより、設計時に
配置すればよい。

本考案は、以上のように構成される所から、本考案の機
構を用いると、種々の幅のデーターシートの装着が可能
となり、内面巻きつけドラムの利点と相俟って光学文字
読取装置等への利用効果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は、従来の内面巻きつけドラムの正面図
及び側面図、第３Ａ、Ｂ図は、本考案の一実施例を示す
正面図及び側面図、第４図は、可動ガイド筒の駆動の一
実施例を示す図、第５図は、複数個のローラーを用意し
た場合の本考案の側面図である。 ３：巻きつけローラー、４，７：ガイド筒、１０： ド
ラム軸、１９：巻きつけローラー ２０：データーシー
ト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ドラム軸１０の両端部に一対の有底短円筒形状のガイド
   筒４，７をその開放端が対向状態となるように配置し、
   一方のガイド筒４の底部中央を上記ドラム軸１０に固着
   すると共に他方のガイド筒７の底部中央をドラム軸１０
   に対して摺動自在に嵌合させ、更に他方のガイド筒７が
   一方のガイド筒４に対してデーターシート２００幅に応
   じてスライド可能と為すスライド機構を設けると共に、
   上記ガイド筒４，７の周壁の一部を軸線方向に切り欠い
   て、データーシート２０の挿入口となし、更にデーター
   シートを上記挿入口からガイド筒内に挿入する事及びデ
   ーターシート２０をガイド筒４．７の内周面にそって移
   動させその後、ガイド筒４，７の内周面にあてつけさせ
   ろ事とを行うべく巻きつけローラー３を上記ガイド筒内
   に配備したことを特徴とする内面巻きつけドラム装置。