JPS5828201B2 - オゾナイザ - Google Patents

オゾナイザ

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JPS5828201B2
JPS5828201B2 JP9097276A JP9097276A JPS5828201B2 JP S5828201 B2 JPS5828201 B2 JP S5828201B2 JP 9097276 A JP9097276 A JP 9097276A JP 9097276 A JP9097276 A JP 9097276A JP S5828201 B2 JPS5828201 B2 JP S5828201B2
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JP
Japan
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discharge
ozone
discharge gap
raw material
ozonizer
Prior art date
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Expired
Application number
JP9097276A
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JPS5316386A (en
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隆則 上野
正明 田中
則一 田畑
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、無声放電式のオゾナイザに関する。
1ず、従来のこの種オゾナイザの構造を第1図について
説明すると、1は接地金属電極管、2はガラス等の誘電
体よりなる放電管であり、内面に金属皮膜の高電圧極が
設けられている。
3は接地金属電極管1と放電管20間の放電空隙、4は
放電管2に交流高電圧を供給する給電子、5はブッシン
グ、6は冷却水入口、7は同出口、8は原料気体入口、
9は同出口、10は缶体である。
第2図は接地金属電極管1と放電管2部分の拡大図で、
両者間の放電空隙3の空隙長d (Cm)は、従来装置
では気体の入口側から出口側1で一定である。
この装置では、酸素を含む原料気体は、原料気体人口8
より装置内に入り、放電空隙3を通過する際に、接地金
属電極1と放電管2の間で行なわれる無声放電で酸素の
一部がオゾンになり、これが出口9よりオゾン化気体と
して取り出される。
また、放電空隙3では上記の放電による発熱があり、放
電空隙3の温度上昇はオゾン発生量の減少を招くため、
接地金属電極管1は冷却水人口6から出ロアに至る冷却
水で冷却され、放電空隙3の温度を一定以下に保つ。
しかるに、この従来装置では、発生するオゾンの濃度が
高くなる程オゾン収率が低下するという欠点があった。
第3図、第4図のグラフはこの様子を示すものである。
ここで、QNを原料気体の流量(l/min、l、Wを
放電電力(W)、C(03)をオゾン濃度〔mg/lL
T′wを冷却水の温度〔°C〕、Sを多数の放電管の全
放電面積〔−〕とすると、W/QNは単位気体流量当り
に消費される放電電力(W−min/l)(以下、単位
放電電力という)であり、オゾン発生特性の重要なパラ
メータとなる。
第3図、第4図ではこのW/QNを横軸に、オゾン濃度
C(03)を縦軸にとっである。
筐たW/Sは放電管の単位面積当りの放電電力(W/c
yyV)(放電密度)、ηは単位放電電力当りのオゾン
発生量を示すオゾン収率〔mg/W・m1n)であり、
η−C(03)/(W/QN)となる。
第3図は、冷却水温度Tw、放電空隙長dを一定として
、放電密度W/Sを変化させた場合の単位放電電力W/
QNとオゾン濃度C(03)の関係を示したものである
このグラフから判るように、単位放電電力W/QNが小
さい範囲では、放電密度W/Sの大小はオゾン濃度C(
03)に影響を与えないが、単位放電電力W/QNが大
きくなると、放電密度W/Sが小さい程オゾン濃度C(
03)が高くなる。
また、同グラフにはオゾン収率ηが一定の直線が示され
ているが、放電密度W/Sが小さい程、オゾン収率ηが
高い。
これは放電密度W/Sが大きくなると、放電空隙3内の
温度が上昇するため、単位放電電力W/QNの太きいと
ころでは、オゾン収率η、オゾン濃度C(03)が低下
するものと考えられる。
以上のことは逆にオゾン濃度C(03)の高い領域では
、放電密度W/Sが小さい程オゾン収率ηが増加するこ
とを示す。
次に第4図は冷却水温度ん、放電密度W/Sを一定とし
て放電空隙長dをそれぞれ0.1(m、0.15z 、
0.2cmとした場合の単位放電電力W/QNとオゾ
ン濃度C(03)の関係を示したものである。
このグラフから明らかなように、放電空隙長dの増加も
、放電密度W/Sの増加と同様にオゾン濃度C(03)
、オゾン収率ηの減少をもたらし、オゾン濃度の高い領
域では放電空隙長dが小さい程オゾン収率ηが増加する
これは、放電空隙長dの増加も放電空隙3内の温度の上
昇を招くため、放電密度W/Sの増加と同様の効果とな
って表われるからと考えられる。
なむ、放電空隙長dの増加は放電状態の若干の変化をも
たらすので、単位放電電力W/QNの小さい範囲でも、
オゾン濃度C(03)の微差を生じるが、単位放電電力
W/QNの大きいところ程顕著ではない。
以上に説明したことは、放電密度W/S、放電空隙長d
が一定であるとすると、オゾン収率ηは、オゾン化が進
みオゾン濃度が高くなる程悪くなることを意味し、した
がって従来装置ではオゾン濃度が高い領域ではオゾン収
率ηが低下して高濃度のオゾン化気体を得ることができ
なかった。
また、上記考察の結果は、放電密度W/S、放電空隙長
dを小さくすればオゾン収率η、オゾン濃度C(03)
が高くなることを示しているが、放電密度W/Sを単純
に小さくすると同じ放電管数を有するオゾナイザのオゾ
ン発生量が減少するので単位オゾン発生量当りではオゾ
ナイザが大型になり高価になる。
また放電空隙長dを単純に小さくするのは放電管の寸法
精度により限界がある。
本発明は、以上の従来装置の欠点に鑑み、高濃度のオゾ
ン化気体が得られるオゾナイザを提案するものであって
、放電空隙長を原料気体の入口側から出口側にかけて順
次小さくして特にオゾンの高濃度領域にかけるオゾン収
率を高め、さらにこの構成に加えて放電空隙長の短かい
原料気体の出口側根放電密度が小なるように放電電圧を
設定することにより、より高いオゾン収率が得られるよ
うにしたことを特徴とするものである。
図示実施例について説明すると、第5図は本発明に係る
オゾナイザの接地金属電極管1と放電管2a部分の拡大
図であり、放電管2aはその軸方向にテーパ状に形成さ
れ、その放電空隙3は、原料気体の入口側の放電空隙長
dinは大きく、出口側の放電空隙長doutは小さく
なるように構成されている。
この他の部分の構成は、第1図に示す従来のオゾナイザ
と同様であり、また、本発明では同種の機能を営むオゾ
ナイザであれば他の部分の構成の如何は問わない。
したがって、上記構成の本装置では、放電空隙長が原料
気体の入口側から出口側にかけて小となっているので、
第4図のグラフから明らかな様に、オゾン濃度の高い領
域である原料気体の出口側にむいて特にオゾン収率ηが
増加し、一方原料気体の入口側では放電空隙長dinO
犬なることがオゾン収率ηに大きな悪影響を与えること
がないから、全体として高濃度のオゾン化気体が得られ
る。
次に、第6図は放電管に印加する交流電圧V(V)と放
電密度W/ S (W/crit )との関係を示すも
ので、直線Aが従来の放電空隙長d、直線B、Cがこの
放電空隙長dよりもそれぞれ犬と小の本発明にち・ける
放電空隙長din、 dout に於ける上記関係を
示す。
従来のオゾナイザでは、放電空隙長dによって定する放
電開始電圧V8(d)tで電圧■が達しないと放電が起
らず、したがって放電密度W/Sも零であるが、放電が
開始すると電圧上昇に比例して放電密度W/Sが増加す
る。
本発明における放電空隙長din、 doutでもこの
関係は同様であるが、放電空隙長dinは従来の放電空
隙長dより犬であるので、放電開始電圧V8(din)
はV8(d)より高くなりかつ電圧上昇に対する放電密
度W/Sの増加の割合も大きくなる。
逆に放電空隙長doutはdより小であるので、放電開
始電圧V (dout)は■8(d)より低く、放電
密度W/Sの増加の割合も小さくなる。
このことは、オゾンの高濃度領域では放電密度W/Sを
小とした方がオゾン収率ηが高くなるという第3図のグ
ラフの示す結果と符合し、したがって高濃度のオゾン化
気体が得られることになる。
本発明の第2の特徴は、放電空隙長が小さいところ、す
なわち原料気体の出口側柱、放電密度W/Sが小さくな
るように印加電圧を設定することである。
例えば、第6図に示す■1のような印加電圧を次式に基
づき選定すると、放電空隙長が順次小さくなってゆく原
料気体の入口側から出口側にかけて放電密度W/Sが小
さくなる。
但し、Cg:誘電体2a静電容量F Ca:放電空隙3の静電容量F ■ :放電空隙3の放電電圧■ したがって、オゾン濃度の高い気体出口側で放電密度W
/Sが小なることとなって、第3図に示すグラフから明
らかな様に、オゾンの高濃度領域にトけるオゾン収率η
が増加し、一方オゾン濃度の低い領域では放電密度W/
Sが犬であってもオゾン収率ηに影響を与えないから、
全体として高濃度のオゾン化気体が得られる。
すなわち、オゾンの低濃度領域では、必要以上に放電密
度W/Sが小さくなっているのでこの部分の放電密度W
/Sを高め、その高めた分をオゾンの高濃度領域で低く
して放電密度W/Sを小とし、平均としては一定の放電
密度W/Sの場合と同じ放電密度でオゾン収率ηを高め
ることができるのが本発明の第二の発明の効果である。
例えば放電空隙長を原料気体の入口側で0.2cm、出
口側で0.1に771とし、その間を順次小さくして交
流電圧15000Vを放電管2aに印加した場合には、
放電空隙長を入口側から出口側に亘り一様に0.156
rnとし、同電圧を放電管2に印加した従来の場合に比
べ、トよそ20咎程度オゾン収率が上昇する。
上記実施例では、放電空隙長を原料気体の入口側から出
口側にかけて順次小さくするため、放電管2aをその軸
方向にテーパ状に形成したが、これは接地金属電極管1
にテーパを与え、あるいは放電管2aと接地金属管10
両者にテーパを設けることによっても実現できることは
明らかである。
以上の通り本発明に係るオゾナイザは、放電空隙長を原
料気体の入口側から出口側にかけて順次小さくしたもの
であるか、ら、特にオゾン濃度の高い原料気体出口側に
釦けるオゾン収率を高めることができ、したがって全体
として高濃度のイオン化気体を得ることが可能であり、
さらに放電管に印加する電圧を、放電空隙長の小さい原
料気体の出口側柱放電密度が小なるように設定すること
によって、上記効果を助長してより高濃度のイオン化気
体を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の無声放電式オゾナイザの断面図、第2
図は、第1図のオゾナイザの放電部分の拡大断面図、第
3図、第4図は、無声放電式オゾナイザのオゾン発生特
性を示すグラフ、第5図は、本発明に係るオゾナイザの
放電部分を示す拡大断面図、第6図は、無声放電の印加
電圧と放電密度との関係を示すグラフである。 1:接地金属電極管、2:放電管、3:放電空隙、d
、 din 、 dout :放電空隙長。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも一方の電極が誘電体で被われた二つの電
    極間に交流電圧を印加して無声放電を起し、上記両電極
    間の放電空隙に原料気体を通過させてオゾンを発生させ
    るオゾナイザに釦いて、上記電極間の放電空隙長を、原
    料気体の入口側から出口側にかけて順次小さくなるよう
    に構成したことを特徴とするオゾナイザ。 2 少なくとも一方の電極が誘電体で被われた二つの電
    極間に交流電圧を印加して無声放電を起し、上記両電極
    間の放電空隙に原料気体を通過させてオゾンを発生させ
    るオゾナイザにおいて、上記電極間の放電空隙長を、原
    料気体の入口側から出口側にかけて順次小さくなるよう
    に構成し、かつ放電空隙長の小さい原料気体の出口側根
    、放電管の単位面積当りの放電電力が小さくなるように
    印加電圧を設定したことを特徴とするオゾナイザ。
JP9097276A 1976-07-29 1976-07-29 オゾナイザ Expired JPS5828201B2 (ja)

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JP9097276A JPS5828201B2 (ja) 1976-07-29 1976-07-29 オゾナイザ

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JPS5316386A JPS5316386A (en) 1978-02-15
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JPS6054802B2 (ja) * 1979-02-28 1985-12-02 三菱重工業株式会社 圧延機のロ−ル偏芯制御方法
JPS6065705A (ja) * 1983-09-16 1985-04-15 Senichi Masuda オゾン発生装置
JPS63168212A (ja) * 1986-12-27 1988-07-12 Nippon Steel Corp ロ−ル偏芯除去制御方法
WO2007014473A1 (de) 2005-08-03 2007-02-08 Ozonia Ag Ozongenerator

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