JPS582811Y2 - 開閉型天蓋ハウジング - Google Patents

開閉型天蓋ハウジング

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JPS582811Y2
JPS582811Y2 JP16302977U JP16302977U JPS582811Y2 JP S582811 Y2 JPS582811 Y2 JP S582811Y2 JP 16302977 U JP16302977 U JP 16302977U JP 16302977 U JP16302977 U JP 16302977U JP S582811 Y2 JPS582811 Y2 JP S582811Y2
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panel
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスポーツ施設等を屋内施設および屋外施設の双
方に兼用する如くした、開閉型天蓋ハウジングに関し、
更に詳しくは、複数枚のアーチ状パネルで形成した天蓋
上部に、水平方向および垂直方向に回転するローラを取
り付けて、このローラを水平梁に取り付けた上部レール
に回転自在に係合して、天蓋を水平′方向に開閉動作せ
しめる様にしたものに於いて、上記水平梁をその中心線
の下方に向って徐々に傾斜する略傾斜面を有する部材に
て形成し、この傾斜面に沿って上記複数の上部レールを
並設することに依って、この上部レールに対しローラを
水密且つ円滑に走行せしめる如くした、開閉型天蓋ハウ
ジングに関する。
従来から、プールは通常屋外に設置され、また、テニス
コート等の如く屋外に設置されているスポーツ施設も少
くない。
斯かるスポーツ施設に於いては、雨天時には使用するこ
とができなくなり、利用頻度は天候に左右される。
特に、屋外プールに於いては、好天候時のみ、それも夏
期の暖い時期のみに利用が可能であり、莫大な費用を掛
けて建設した割には、有効的に使用することができない
という欠点があった。
一方、斯かる不都合に鑑みて、スポーツ施設を天蓋で覆
い屋内施設としたものが提供されている。
この様な屋内施設では、雨天時に天蓋が有効的にその機
能を発揮し、雨を避けて運動を行うことができる。
また、このスポーツ施設では窓面積を大きくして、大量
の太陽光線を取り入れることができる様に配慮されたも
のもある。
然し乍から、窓部分を通して太陽光線を入射させたので
は、ガラスに太陽光線が反射され、或いは吸収されて入
射する光量が減少し、取り入れることができる光線の量
に限度がある。
加えて、スポーツは本来屋外で行うものであり、屋内で
スポーツを行ったのでは太陽光線を充分に浴びることは
できない。
屋外でスポーツを行うことに依り初めて健康的なスポー
ツとなるものである。
これに対して、屋外施設と、屋内施設とを兼用させ、夫
々の利点を生かす様にしたスポーツ施設が既に知られて
いる。
これはプールを開閉自在の天蓋で覆ったものである。
この施設はプールの両側に一定の高さの側壁を起設し、
透明部材で形成したアーチ状の天蓋を双方の側壁の上部
に架設したものである。
そしてその天蓋は複数枚のシェルタ−で構成され、プー
ルの長さ方向に天々のシェルタ−が移動′自在になって
いる。
雨天時には各シエルターを閉じ、晴天時にはこれらを開
放して太陽光線を取り入れ、全天候性の機能を有する。
しかし、以上の如き天蓋を備えたスポーツ施設に於いて
は、下記の如き問題がある。
先ず、施設を建設するにあたって、上記側壁を互いに対
向させて2つ設けなければならず、一般建築物と同様の
建築作業や費用が必要となる。
また、既存のスポーツ施設に新らたに前記天蓋を取り付
ける場合、側壁を設けるだけのスペースが残されている
施設に限定され、既に建築された施設に天蓋を追加建設
することは困難である。
更に、施設の両側は側壁で囲繞されるため、側方からの
光線を入射させることができず、上部の天蓋からのみ直
射光線を取り入れることができるのみで、その光量は極
めて少いという欠点がある。
更にまた、天蓋を構成する夫々のシェルタ−を開いても
、施設は側壁で囲まれているため、施設内の人が解放感
を味わうことができず、屋根の一部のみが解放された屋
内施設と同様であって、真の屋外施設とは成り難い等の
欠点がある。
また、斯かる屋根のシェルタ−の水密構造は複雑であり
、高価となる欠点がある。
本考案者は以上の如き従来のスポーツ施設に於ける問題
点に鑑み、これらを有効に解決して真の屋内施設および
屋外施設の兼用を図るべくなしたものである。
本考案の目的とするところは、施設の上部に水平梁を延
設し、この水平梁の側部にアーチ状の複数のパネルを配
設して、夫々のパネルの下端を施設の底面まで延ばし、
夫々のパネルで天蓋を構成するとともに、上記水平梁の
長さ方向に夫々のパネルを移動自在にした開閉型天蓋ハ
ウジングに於いて、上記水平梁を下方に向って互いに接
近する2つの略傾斜面を有する長尺部材または水平梁の
中心に向って下方に傾斜する略傾斜面を有する長尺部材
にて形成し、その傾斜面に沿って、上記複数のパネルを
ガイドする上部レールを上下方向に複数並設することに
依って、雨水などが上記上部レールとパネル上部との間
を縫ってノ\ウジング内に浸入するのを防止した、新規
な開閉型天蓋ノ\ウジングを提供するにある。
以下に、本考案の好適実施例を図面に従って詳述する。
第1図は開閉型天蓋ハウジング1の全体を示す斜視図で
あり、全体として略かまぼこ型に形成され、長さ方向に
同一形状が連続し、内部にプール2が設けられている。
ハウジング1の前後には支柱3,4を起設し、この支柱
3,4に水平梁5を架は渡して屋台骨とする。
水平梁5の前後端には前壁6と後壁7とを形成し、この
前壁6と後壁7とはハウジング1の長さ方向に幅を有し
、この部分を収納壁5a、6b、7a、7bとする。
収納壁6a 、7aは水平梁5の右側に、収納壁6b。
7bは水平梁5の左側に夫々設け、各収納壁5a。
6b、?a、7bをハウジング1の長さ方向と左右方向
とに対称的に形成するとともに、ハウジング1の外側に
同一曲率半径で湾曲したアーチ状とする。
以上の梁5や支柱3,4は一般的な建築用鋼材に外装部
材を被冠し、また前壁6、−後壁7や収納壁6 a y
6 b y 7 a 、7 bは枠組み鋼材に、例え
ば板金プレート等を被着して構成する。
収納壁6 a 、6 b y 7 a 、7 bを除く
ハウジング1の両側部は、ハウジング1の基盤8から水
平梁5まで解放し、この部分に開閉自在な天蓋9を装着
する。
この天蓋9は水平梁5の両側に設けられ同一幅で形成さ
れた合計20枚のパネル10a乃至10tにて構成しこ
れらのパネル10a乃至10tのうちのパネル10a乃
至10Jはハウジング1の右側に、パネル10に乃至1
0tはハウジング1の左側に配設する。
また、夫々のパネル10a乃至10tは水平梁5の長さ
方向に啓開自在となっており、特に、パネル10a乃至
10e、10に乃至10oは前方へ、パネル10f乃至
10j、iop乃至10tは後方へ移動自在となってい
る。
この移動はハウジング1の基盤8上に敷設された下部レ
ール11と、水平梁5の側面に取り付けられた上部レー
ル12とに案内されてなされる。
そして夫々のパネル10a乃至10tを所定の位置まで
移動させて閉じることに依り、第1図に示す如く天蓋9
が閉蓋状態となって、ハウジング1が屋内施設となり、
パネル10a乃至10tを開くことに依り、第2図に示
す如く天蓋9が開蓋状態となって、ノ1ウジングが屋外
施設となる。
第2図に示す如くパネル10a乃至10tは、夫々個有
の下部レール11a乃至11t(第2図では下部レール
11a乃至11jのみが示されている)上を移動する様
に構成され、夫々の下部し−ル11a乃至11jの基端
は上記収納壁5a。
6b、7a、7bまで同一に延び、先端は各下部レール
11a乃至11tごとに異る。
即ち、最外部の下部レールl 1 e y 11 fは
ハウジング20の中央部まで延設し、最外部から2番目
の下部レール11 d 、11 gはパネル1,0の幅
分だけ下部レール11e、llfより短くし、最外部か
ら3番目の下部レール11c、11hは下部レール11
d、11gよりパネル10の幅分だけ短く設定する。
以下同様にして夫々の下部レール11a。I Tb、1
1 i、、11 jの長さがパネル10の幅と等しく順
次短くなる様に設定する。
これに依り夫々のパネル10a乃至10tが移動するこ
とができる距離が限定され、第4図に示す如く下部レー
ルlla乃至1ftの先端にストッパー13を固着する
ことに依って、各パネル10a乃至10tの移動量を規
制する。
天蓋9の閉蓋時には、このストッパ13まで各パネル1
0a乃至10eが移動することとなり、パネル10a乃
至10eが段違いに並列してハウジング1を覆い、屋内
施設化する。
また、パネル10a乃至10eおよびパネル10f乃至
10j(更にパネル10に乃至10oおよびパネル10
p乃至10t)は互いに逆方向に移動して天蓋9を開閉
させるため、天蓋9はハウジング20の長さ方向の中央
部まで両開きとなる。
このようにハウジング1の片側に合計10枚のパネル1
0を配設し、両開き方式の天蓋を採用することに依って
、パネル10の幅の10倍長さのスポーツ施設をハウジ
ング1の内部に設けることができ、プール2の如き長大
なスポーツ施設でも室内施設とすることが可能となる。
また、上記パネル10は略四分の一円形のアーチ状に湾
曲されてなり、第3図に示す如くパネル10a乃至10
eの曲率半径は夫々異り、最外部のパネル10eの曲率
半径が最も大きく、その次の内側のパネル10dは次に
大きく、パネル10a乃至10eの曲率半径は外部のも
のから内部のものへ順次小さく設定される。
この曲率半径の違いは他のパネル10f乃至10tに於
いても同様である。
そしてこれに依り第2図に示す如く各パネル10a乃至
10tをハウジング1の端部まで移動させて天蓋を開け
た場合、パネル10a乃至10eの相互がハウジング1
の内外方向に重り合つて、スポーツ施設がオープン状態
となるのを保障する。
また、最内部のパネル10aの曲率半径は上記収納壁6
aの曲率半径よりも大きく設定しこの結果、このパネル
10aが収納壁6aとも重なり合う様にし、同一幅で形
成された全てのパネル10a乃至10tが夫々収納壁6
a p 6 b 、7a、7b部分に収まる様にする
従って、天蓋9の開蓋時に於いては、閉蓋時にパネル1
0a乃至10tで閉じられていた全ての表面積が解放さ
札ハウジング1内部のプール2は完全にオープン状態と
なる。
次に、上記の上部レール12は第3図に示す如く水平梁
5の両側面に各5個14乃至23ずつ上下方向に配設し
、且つ水平梁5の両端部まで延設する。
この場合、最上部の上部レール14,19を水平梁5の
最も外側に突出させ、最上部から2番目以降の上部レー
ル15乃至18および19乃至23は垂直方向に並べず
、最下部の上部レール1B、23から最上部の上部レー
ル14乃至19へ順次水平梁5の側部へ突出させる様に
する。
この結果、上部レール12は垂直線に対して上方へ拡開
する如く配設され、各パネル10a乃至10tは上部に
於いて左右方向に重複し、雨天時の雨漏り防止機能が付
与される。
また、夫々の上部レール14乃至23の配列方向に対応
する様に水平梁5の断面形状を略逆台形状となし、これ
に依り水平梁5の上端側辺24.25が下端辺26から
突出し、上端側辺24,25が庇の機能を発揮して一層
効果的に雨漏れを阻止することができる。
また、後述する如く、上記上部レール12は断面が略C
の字状をなし、上部の係止板が下部の係止板より外方に
突出する如く設けられているため、雨漏れ防止効果が更
に助長される。
更に、上記の雨漏れ防止効果を得るためには、略台形状
の傾斜面を水平梁5に設ける場合の外、その水平梁5を
逆三角形状等の如く、互いに下方に向って接近する傾斜
面を持った断面形状の部材に依って形成することもでき
る。
要するに、これらの傾斜面に庇の機能を具備せしめ、以
って上方から降る雨が上記上部ローラおよび上部レール
の間隙を縫って、ハウジング内部に浸入するのを防止す
ることができる。
更にまた、上記水平梁5の略傾斜面に、段状の切欠を設
けたり庇を突設したりすることに依り、より優れた雨漏
れ防止効果を得ることができる。
この場合に於いて、その庇をゴムや合成樹脂等の弾性部
材に依って形成することに依り水密効果を向上せしめう
る。
以上に於いて、ハウジング1の左右にパネル10が各1
0枚ずつ配設されるが、夫々の上部レール14乃至23
には各2枚ずつパネルが係合され、ハウジング1の前後
に逆方向に開閉するパネル10a乃至10tを移動自在
に支持する。
次に、上記の上部レール12は第5図に示す如く断面が
略Cの字状のチャンネル部材に依って形成され、この上
部レール体12は開口部12aが外側方に位置する如く
、横向きに水平梁5に取り付ける。
そして各上部レール14乃至23は同一形状であり、こ
れらは上板12b1下板12C1側板12dからなり、
上板12bおよび下板12Cの端部には開口部12a方
向へ対向する係止片12e、12fを形成する。
これに依り、各上部レール14乃至23が略Cの字状と
なる。
この場合に於いて、上記係止片12eは他の下部の係止
片12fよりも外方に突設する如くなし、後述する水平
ローラの案内および脱抜を防止するとともに、雨水が下
板12c上に溜まるのを防止する如く作用し、以って雨
水のハウジング1内への浸入を防止している。
一方、上記パネル10a乃至10tの上端には、第8図
に示す如く水平軸27に回転自在に枢支された垂直ロー
ラ28および垂直軸29に回転自在に枢支された水平ロ
ーラ30を有けるガイド枠31を取り付ける。
このガイド枠31は水平板31a1垂直板31b1取付
板31cを連設したものからなり、水平板31aには上
記垂直軸29を取り付け、垂直板31bには上記水平軸
27を取り付ける。
取付板31cには複数の取付孔31dが穿設されていて
、これにねじを通し、上記パネル10a乃至10tの上
端にねじ止めして固定する様になっている。
また、水平ローラ30は垂直ローラ28の上方に臨み、
その周面が垂直ローラ28の外端面から充分に外方に突
出する如くなり、水平軸27が直接上部レール12に接
触することがない様にしている。
尚、水平ローラ30および垂直ローラ28は金属で形成
することも可能であるが、騒音防止や緩衝効果に有効な
ゴムやゴムと金属枠との結合材料から構成する。
そして垂直ローラ28は上部レール12の側板12dと
係止板12fとの間の下板12c上に回転自在に支承さ
れ、上部レール12の長さ方向に転勤自在となるととも
に、上記各パネル10a乃至10tの内側に向って倒れ
る方向の荷重のうち、垂直方向の荷重を支承する。
また、水平ローラ30は上部レール12の側板12dと
係止板12eとの間に介在され、その一方の周面が上記
側板12dに接触して、上記各パネル10a乃至10t
の内側に向って倒れる方向の荷重のうち、水平方向の荷
重を支承する。
そして水平ローラ30は側板12dと係止板12eとの
間に、垂直ローラ28は側板12dと係止板12fとの
間にそれぞれ位置規制して、重畳される各パネル10a
乃至10tのそれぞれの間のガタを吸収したり、必要以
上に接近して接触することがない様にして、上部レール
12に対するパネル10の円滑な摺動および離脱の防止
を図る様になっている。
一方、上記下部レール11は、第6図に示す如くハウジ
ング1の基盤8に取り付けられるアングル部材32に溶
接されて取り付けら札アングル部材32は基板8に埋設
した部材33にねじ34で繰綿されて固着される。
夫々のパネル10a乃至10tの下端には、下部ローラ
35を軸35aに回転自在に枢支して取り付け、このロ
ーラ35を夫々の下部レール11と係合させ、下部レー
ル11の長さ方向に転勤自在とする。
以上の如く夫夫のパネル10a乃至10tは、下部レー
ル11および上部レール12に係合した下部ローラ35
および垂直ローラ28の走行に依り、円滑に移動するも
のである。
更に、各パネル10a乃至10tは第7図に示す如く縦
フレーム36と横フレーム37とを組み合せて構成され
、一枚のパネル10につき三本の縦フレーム36a、3
6b、36cを用いている。
各縦フレーム36a、36b、36cの外側面側には強
化ガラスやプラスチックス材料等で成形した透明板38
を取り付ける。
この透明板38は押え板39をボルト40に依って縦フ
レーム36に押圧することに依り圧着される。
押え板39と縦フレーム36とにバッキング41を介設
し、透明板38はバッキング41に依って各パネル10
a乃至10tに水密状態にて取り付けられる。
全てのパネル10a乃至10tに透明板38が被着され
、且つパネル10はハウジング1の基板8から水平梁5
までの上下方向の長さを有するため、天蓋9の閉蓋時に
於いても、太陽光線はハウジング1の上部や側部からも
スポーツ施設内に入射し、大量の光線を取り入れること
ができる。
また、両側に位置する縦フレーム35a、36cは中央
の縦フレーム36bよりもハウジング1の内方へ突出さ
せ、この部分を係止部42,43とする。
また、パネル1.Oe、10f、10o、10pを除く
全てのパネル10には、ハウジング1の外方へ突出した
係止部44を形成する。
この係止部44の両側部には、弾性材料にて成形したク
ッション部材45,46を固着する。
従って、天蓋9をオープン状態とするために、第7図に
於いてパネル10e、10fを矢印A方向に移動させた
場合、係止部42が隣接したパネル10d、10gの係
止部44と夫々当接して、二枚のパネル10e。
10d(或いはパネル10 fy 10 g )が一体
となって全部A方向に移動する。
係止部42と44との当接は各パネル10a乃至10t
ごとに行わた、ハウジング1の長さ方向に並べた5枚の
パネル10f乃至10j(或いはパネル10e乃至10
a)は一連に矢印A方向に移動する。
このためパネル10 e 、10 fを矢印A方向に移
動させるだけで、他のパネル10を収納壁6a、7aま
で連結して移動させることができる。
また、開蓋状態の天蓋9を閉じるためにパネル10e、
10fを矢印B方向へ移動させると、他方の係止部43
が隣接したパネル10d、10gの係止部44当接し、
同様に二枚のパネル10e。
10d(或いはパネル10 f y 10 g )が一
体となって矢印B方向へ移動する。
この当接も各パネル10a乃至10tごとに行われて、
夫々のパネル10a乃至10tは連結し、天蓋9の閉蓋
時に於いても、特定のパネル10e、10fを矢印B方
向へ移動させるだけで、この作業を達成することができ
る。
以上述べたハウジング1は前後に支柱3,4を起設し、
これらに水平梁5を架は渡すだけで建築することができ
るものであるため、既存のスポーツ施設に新たにハウジ
ング1を簡単な作業で組み立てることができ、スポーツ
施設とハウジング1とを必ずしも同時に建設する必要は
ない。
また、天蓋9を構成するパネル10はユニットとして工
場で一部を組み立てた後、作業現場に運んで簡単に組み
付けることができるものである。
以上詳細に説明した如く、本考案に依れば、水平梁を施
設の上部に架設し、その水平梁の側部に透光性のアーチ
状のパネルを複数配設するとともに、このパネルの下端
を施設の基盤まで延ばし、夫々のパネルを上記水平梁の
長さ方向に移動自在となし、上記水平梁を下方に向って
互いに接近する2つの略傾斜面を有する長尺部材または
水平梁の中心に向って傾斜する略傾斜面を有する長尺部
材にて形成し、その傾斜面に沿って上記複数のパネルを
水平方向にガイドする上部レールを上下方向に複数並設
することに依って、雨水が上部レールとパネル上部との
間を縫ってハウジング内に浸入することがない。
また、上記水平梁は庇の役目に依り、上部レールおよび
上部レール内を走行するローラの品質の劣化や錆の発生
、潤滑油の流失に依る不安定な回転を未然に防止するこ
とにもなる。
また、斯かる効果を得るため構成は極めて簡単で且つ安
価に得られ、頗る実用性に富むものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は各パネルを閉
じた状態の開閉型天蓋ハウジングの全体斜視図、第2図
は同じく各パネルを閉じた状態の全体斜視図、第3図は
各パネルの重なり合いを示す第2図に於ける3−3線断
面図、第4図は下部レールを示す平面図、第5図は上部
レールと上部ローラとの係合関係を示す第3図の一部拡
大図、第6図は下部レールと下部ローラとの係合状態を
示す第3図の一部拡大図、第1図は各パネルの構成を示
す第1図に於けるγ−7線断面図、第8図は垂直ローラ
と水平ローラとを保持する支持体の斜視図である。 尚、図面中1はハウジング、2はプール、3゜4は支柱
、5は水平梁、8は基盤、9は天蓋、10a乃至10t
はパネル、12は上部レール、14乃至18は上部レー
ル、28は垂直ローラ、30は水平ローラである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平梁を施設の上部に架設し、その水平梁の側部に透光
    性のアーチ状のパネルを複数枚配設するとともに、この
    パネルの下端を施設の基盤まで延ばし、夫々のパネルを
    上記水平梁の長さ方向に移動自在となし、上記水平梁を
    その中心線の下方に向って徐々に傾斜する略傾斜面を有
    する部材にて形成し、この傾斜面に沿って上記複数の上
    部レールを並設し、これらの上部レールにて上記パネル
    上端のガイド部分を案内せしめる如く構成したことを特
    徴とする開閉型天蓋ハウジング。
JP16302977U 1977-12-05 1977-12-05 開閉型天蓋ハウジング Expired JPS582811Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16302977U JPS582811Y2 (ja) 1977-12-05 1977-12-05 開閉型天蓋ハウジング

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JP16302977U JPS582811Y2 (ja) 1977-12-05 1977-12-05 開閉型天蓋ハウジング

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JPS5489006U JPS5489006U (ja) 1979-06-23
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