JPS5827930B2 - カ−ペツト掃除器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカーペット掃除器の改良に関する。

カーペット掃除器の普通の構造では、ボデーがこの掃除
器を操作することのできるハンドルを備え、ボデーのベ
ースに、カーペット等に接触し、カーペット掃除器がカ
ーペット上を動かされるとき適当なローラを介して中央
のブラシを駆動する車輪を４個有し、カーペットからご
みを掃き込む盆を備え、これらの盆は、集った物質を排
出するために時々開くことができる。

車輪をそれ自体でボデーに装着し、しかも掃除するため
にボデーから取除き、再び挿入しうる取外し可能なブラ
シを有するのが普通であった。

効果的な駆動が得られるようにするために、従来、掃除
中、カーペット掃除器の車輪を正しい力でもってローラ
に接触させるような種々の方法が用いられて来た。

前方に移動している車輪が実際の駆動作用を行なわしめ
ることが望ましいと予想されるので、この目的で、従来
、正確な作動を保証すべく車軸を摺動させることによっ
て車輪に成る程度の運動を与えるような成る取付物が提
案されてきた。

ブラシ、および掃き込まれる物質を保持する盆のような
容器の部分両方を掃除できることが必要であるから、ブ
ラシによって掃かれたごみを受ける盆に車輪を取付ける
ことが提案された。

盆が開かれるのに伴って車輪が盆と共に離れる場合、特
に、盆がボデーの前縁および後縁を中心にして開くとき
には、ブラシが完全に露出され、ブラシを容易に取出し
たり取り換えたりすることができるので大変良い掃除が
可能であり、この開きは、ブラシ又はその付属物から取
除くことを困難にするようなねじ等の取除きを可能にす
るため大変有効な特徴のものである。

従って本発明による改良掃除器の目的は、盆をヒンジ止
めするそしてこれを掃除のために開く簡単且つ効果的な
方法を提供するにあり、更に別の目的は、より簡単でよ
り良い作用と改良された１駆動を可能にする車輪の効果
的な取付形態を提供することである。

これらおよび他の目的は、下記の説明から明らかになろ
う。

しかし乍ら、下記の説明は本発明を限定するものではな
く、むしろカーペット掃除器の改良構造の例示としてみ
るべきである。

カーペット掃除器は、プラスチック材料、その他の適当
な材料のボデー１を緩衝体２で取り囲んで放る。

ボデー１の頂にはカバー３が取付けてあり、該カバーは
後述する装置によってダスト盆５を作動する制御レバー
４を支持している。

掃除器は、後述するように、掃除器に係合する取付部材
７をもったハンドル６で操作される。

盆５の夫々は好ましくはプラスチック材料のものであっ
て、クリップ１０をボデー１の孔１１に挿入させてボデ
ー１の而９にクリップ止めさせる部分８を有する。

盆５およびそれらの部分８は好ましくはプラスチックの
材料の一体物として形成され、盆５は、ヒンジ線１２に
よって部分８にヒンジされており、このヒンジ線１２は
材料の一層薄い断面の部分によって作られ、而して可撓
性のヒンジを形成している。

ボデ・−にはその下側に、ボデーを前後方向に分割する
隔壁１３．１４が形成してあり、各対の壁１３と１４間
の空間は凹部をなし、ここに車輪１５が位置し、且つこ
こにブラシ１６を位置決め且つ保持するための装置が設
けられる。

ブラシ１６は中央ブラシ板１７および２つの端ブラシ板
１８を備え、端ブラシ板１８は、ブラシ板１７および軸
２０に固着させであるローラ１９によって中央ブラシ板
１７から分離されており、各ローラにはタイヤ２１が嵌
めてありこれによりブラシは、車輪１５との摩擦接触に
よって駆動される。

ブラシは好ましくは、螺旋状に配列させた複数例の剛毛
群２２を有し、中央ブラシ板１７の各端における剛毛群
２２はブラシの外方且つ軸線方向に延びるように配列且
つ位置決めをさせており、その結果、これら剛毛の外端
はタイヤ２１の下に位置する。

これを容易にならしめるために、中央ブラシ板の端は適
当に形成され、剛毛群を収容する元はこれに対応して適
当な角度に形成される。

端ブラシ板１８は彎曲状態に成形されているので、軸２
０およびローラ１９に隣接した剛毛群２２も又ローラ１
９の領域に向って半径方向外方に延び、一方端ブラシ板
１８の外端はブラシ１６の端を通り越して外方に延び、
ブラシ１６は、剛毛がボデー１の端を僅かに通り越すよ
うにボデー１内に設置される。

ダスト盆５の夫々は、盆をごみを集める３つの室２５に
分割する隔壁２３．２４および車輪１５を自由に回転さ
せる凹部２６を有し、盆５の内縁にはブラシを清掃して
ブラシからごみを集めるくし２７が設けである。

車輪１５の夫々は、盆の内縁近くにクランク形部材によ
って枢着されている。

各クランク形部材は雌形車軸クランク２８と錐形車軸ク
ランク２９とからなり、クランクの夫々は、盆５の溝孔
３１ヘスナツプ嵌めさせうるようになっているピボット
３０を備えている。

雌形クランク２８のスリーブ車輪１５のボス３３に嵌り
込んで車輪の車軸を形成し、一方雄形車軸クランク２９
は、雌形クランクのスリーブに嵌り込むピン３４をもっ
ている。

このようにして車輪は車軸クランク上で自由に回転する
ことができ、車軸クランクは又盆５上で回動することが
できる。

車軸クランク、車輪、およびブラシの位置決めにより、
掃除器に加えられる下向きの圧力により車軸クランクを
回動させて車輪をブラシのタイヤ２１に接触させるので
、摩擦駆動力はハンドルによって加えられる下向きの力
に比例することが第４図かられかろう。

上述したように、盆５の夫々はヒンジ線１２に泊うて回
動でき、盆５は制御レバー４の操作によって開閉される
。

制御レバーは、各端に一対のカム面４１をもったカム４
０を操作する。

カム面の夫々は引張りワイヤ部材４２に摺動自在に係合
しうるようになっている。

各引張りワイヤ部材４２は基本的にはＵ形のものであっ
てＵのベース４３は掃除器の中央部分の巾に亘って延び
、各部材のアーム４４はその長さの中間で部材の平面か
ら外方に曲げられている。

アームの内部分はボデー１上のガイド４６によって摺動
自在に案内されるので、引張りワイヤ部材４２は実質的
にボデー１に泊うて摺動する。

アーム４４の外端はダスト盆５に枢着させであるので、
カム面４１がベース４３と接触して引張りばね４５で接
触保持されていることからして、カム４０の僅かな回転
により引張りワイヤ部材４２はガイドに治・うて摺動し
、その結果盆５を開き、−・方カム４０の反対方向にお
ける僅かな回転によりダスト盆５が閉じる。

ばね４５は引張りワイヤ部材４２を戻し、その結果ダス
ト盆５を閉位置へ戻す。

バンドル６は部材７によってカーペット掃除器に取付け
られている。

ボデー１には隔壁１３と１４との間の空間に車軸支持体
が装着しである。

支持体５０は上部長方形骨組５１および垂下壁５２を有
し、該壁５２は又部分円形フランジ５３を有し、このフ
ランジ５３は、支持体５０の中心を通る垂直線の両側に
ある２つの円弧物で構成される。

支持体５０は縦溝孔５４を有し、フランジ５３の突端部
６２によって形成される狭い開口をもった下方に開放し
ている溝孔５６を有する支持ブロック５５がこの縦溝孔
５４に嵌めてあり、車軸２０を支持ブロックの溝孔５６
にクリップ止めさせることできる。

支持ブロック５５は円弧状の上面５７を有する。

組立に当って、ブロック５５を溝孔５４に嵌め、円弧状
表面壁５９によって縁取られた凹面５８をもつバンドル
取付部材７を支持体５０に取付けその結果部材７は支持
ブロックを溝孔５４の中に保持する。

操作に際し、バンドルに加えられる下向きの力により面
５９は支持ブロック５５の上面で支えられ、而してブラ
シを下方へ移動させる。

この下向きの移動は、第４図でわかるように、掃除され
るべき表向で左右される。

厚いパイルのカーペットを掃除している場合には車輪は
第４図に示すように厚いカーペットの中へ沈み、ブラシ
はカーペット上へ押しつけられることになる。

薄いカーペットを掃除している場合には下向きの力がブ
ラシを一層下方へ移動させてブラシ作用を増す。

上述したように、掃除器のボデーに加えられる下向きの
力は、車輪１５が車軸クランクとともに、ダスト盆５に
対するクランクの取付部を中心に回動する傾向によりブ
ラシ上のタイヤに支持車輪を圧接させる。

それ故に、ブラシの高さが、掃除されている表面の形式
とバンドルによって下方に加えられる力に応じて調節さ
れるカーペット掃除器を提供していることがわかるであ
ろう。

バンドル６を掃除器に保持させるために、部材７にはス
トップ６０が設けてあり、このストップは車軸支持体に
ある現状ストップ６１に係合して、バンドルの揺動およ
び車軸支持体に対するノ１ンドルの縦移動を可能にしな
がらバンドルを所定位置に保持するようになっている。

第３図を参照すると、本体の各端近くの区切られた空所
は、ブラシの剛毛群がブラシの軸線に直角な線に関しで
ある角度でセットされるように形成されている。

而してこの角度により、ブラシの剛毛群の根元はブラシ
の線に沿うで更に接近しているけれども、剛毛群の自由
端は外方向に突き出て車輪が作動する実際の領域を超え
て外側に延びる。

ブラシが配置される空所を適当に形成することによって
適当な掃除動作がなされるが、その際ブラシは、ブラシ
が作動される実際の空所よりも広がっており、ブラシは
、空所の外でカーペットと接触して作動するときは、も
つと大きな角度で作動する。

ブラシは内方向に動かされて掃除し、盆の２つの外側部
分内にごみを貯める。

同様に、内部のブラシはその端の剛毛が斜に配置されて
いるので、ブラシはブラシを駆動するローラーの上にく
るように突き出ている。

ローラーが作動する部材の端は、剛毛が７駆動車輪と臨
界接触する点でローラーから取り払われるように形成さ
れている。

したがって、ブラシを、駆動するローラーと実際のブラ
シとのギャップがブラシの車輪と一直線にある位置にあ
るが、ブラシの効果的な作動はこれらの領域にまたがっ
ており、これらの領域に隣接する盆の内で掃除するので
、これらの位置においては掃除されない領域は存在しな
い。

したがって、ブラシはハウジング内に制限されており１
．駆動ローラーの内部は、前述した如く、バンドルと接
触する軸受はブロックと係合するので、バンドルが下方
向に押されると、ブラシも同様にこれらの部分との接触
によって下方向に押され、直角方向の一層良い掃除がな
される。

この軸受はブロック自体は案内されており、運動できる
ように十分緩くはめられている。

これによってブラシに負荷が掛かる。

端が掃除作用を供なって前方に押されるとき、バンドル
とこれらの制御部材上の圧力はブラシを押してカーペッ
トと接触させるが、後方に引く力がバンドルに加えられ
るときには、圧力は解放され、これらの制御部材または
軸受はブロックは後退し、ブラシはハウジング内で幾分
上昇させられ、その結果カーペットにより小さい力が働
く。

車輪の取付けは好ましくは、前述した如く、クランクー
ヒの車輪の軸に取付けられることによって行なわれ、そ
の車輪の軸は車輪のリムを超えて外側に延びており、盆
の内のソケット中に係合しているので、車輪が前方に移
動するとき、ユニットがバンドルによって押されるのに
つれて、クランクは車輪を押してブラシ上の駆動ローラ
ーと接触させる。

というのは、車輪はこれらのクランクに取付けられるこ
とによって前後に自由に揺動するからである。

しかし、クランクの角度は、車輪上に働く重量が車輪を
中央の位置に向って押して中央の位置したブラシと接触
させるようなものである。

もし、４つのすべての車輪がこのように取付けられてい
ると、簡単で効果的な配例は次のことを意味している。

即ち、車輪は制限を受けないでブラシローラーに向って
またほから離れて自由に揺動し、したがってそれらに加
えられる唯一の力は、それらが床またはカーペットに接
触するとき、生ずる。

その力はそれらをプラン上の駆動部材と接触させるが、
ユニットが取っ手によって押されると、前方の車輪はブ
ラシの駆動ローラーに対して一層強く押す。

一方、後方の車輪は、遊転取付けのために自由に移動す
る。

その結果、ブラシに対する極めて自由な駆動が、このと
きユニットの前方移動車輪である車輪から生ずる。

掃除機の後退運動の際には、バンドルからブラシ上に働
く下方向の力は減じ、ブラシは、ボデー内で垂直方向に
自由に移動できるために、自己調整して少し上方に垂直
方向に実際に動き、その結果ブラシの自由掃除動作と車
輪の回転動作とが起る。

ブラシがボデー内で自由に垂直方向に移動し、ばね等の
装置がボデーとブラシとを連結するために何ら用いられ
ておらず、そのことによってボデー上の下向きの力がブ
ラシに伝達されるが、前述した如く、バンドルは直接に
ブラシに圧力を加えるがボデーには加えないことに特に
留意すべきである。

掃除機の両側におけるブラシの自由垂直回転によって、
ブラシは、室の壁に対して直角に掃除するとき、室に隣
接するカーペットの敷いである領域とない領域に対して
容易に調整できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるカーペット掃除器の分解斜視図、
第２図はカーペット掃除器のボデーの下側の斜視図、第
３図は掃除器に装着しであるブラシの軸線に沿う部分断
面図、第４図はクランク軸の平面に沿うカーペット掃除
器の断面図、第５図は第２図の矢印Ａの方向に見た車軸
支持体の側面図、第６図は第２図の矢印Ｂの方向におけ
る車軸支持体の側面図である。 １・・・・・・ボデー ５・・・・・・盆、１５・・・
・・・支持車輪、１６・・・・・・ブラシ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ボディー１と、ボディー１に枢着的に取付けられた
   ダスト盆５と、カーペットに対する圧接力を変えるため
   にボディー１に調節可能に装着されダスト盆５の中ヘダ
   ストを掃き込むようになっている回転可能なブラシ１６
   と、ダスト盆５の開閉の際にダスト盆５と一緒に動かさ
   れるようにダスト盆５に装着されている車輪１５とを有
   し、車輪１５はダスト盆５の閉位置においてブラシ１６
   を駆動すべくブラシ１６の駆動表面に摩擦接触するよう
   になっているカーペット掃除器において、操作ハンドル
   ６によってボディー１に加えられる下向きの力が車輪１
   ５をブラシ１６の方向に移動させて、ボディー１に加え
   られる下向きの力に比例する力によって車輪１５とブラ
   シ１６とが摩擦接触するように、車輪１５がクランクア
   ームをを介してダスト盆５に枢着されていることを特徴
   とするカーペット掃除器。 ２ 上記ブラシ１６が、ボディー１に取付けられた支持
   体５０の垂直方向の一定範囲内で摺動可能に装着された
   少なくとも２つの支持ブロック５５に装着され、これに
   よってブラシ１６の垂直位置が掃かれているカーペット
   の表面に応じて調節され、また、各支持ブロック５５は
   狭い開口をもつ溝目５６の底部に支持面を有し、ブラシ
   １６の軸２０が上記狭い開口を通して嵌め入れられて上
   記支持面に係合することを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載のカーペット掃除器。