JPS5827540Y2 - 電力増幅器 - Google Patents
電力増幅器Info
- Publication number
- JPS5827540Y2 JPS5827540Y2 JP11842676U JP11842676U JPS5827540Y2 JP S5827540 Y2 JPS5827540 Y2 JP S5827540Y2 JP 11842676 U JP11842676 U JP 11842676U JP 11842676 U JP11842676 U JP 11842676U JP S5827540 Y2 JPS5827540 Y2 JP S5827540Y2
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- JP
- Japan
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- heat
- transistors
- power
- voltage
- sensitive thyristor
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はHi−Fi用などのトランジスタ式B級プッシ
ュプル電力増幅器の改良に関するものである。
ュプル電力増幅器の改良に関するものである。
第1図は従来のB級プッシュプル電力増幅器を例示する
回路図で、図中の1,2は1組の出力用パワートランジ
スタ、3.4はパワートランジスタ1,2を駆動する1
組のドライブ用トランジスタ、5はドライブ用トランジ
スタ3,4を入力に応じ励振するプリドライブ用トラン
ジスタ、6はドライブ用トランジスオ3,4のベース間
の電圧を発生することによりパワートランジスタ1,2
にクロスオーバ歪を除去するためのアイドリンク電流を
流す電圧発生部、7は電圧発生部6を構成するバリスタ
である。
回路図で、図中の1,2は1組の出力用パワートランジ
スタ、3.4はパワートランジスタ1,2を駆動する1
組のドライブ用トランジスタ、5はドライブ用トランジ
スタ3,4を入力に応じ励振するプリドライブ用トラン
ジスタ、6はドライブ用トランジスオ3,4のベース間
の電圧を発生することによりパワートランジスタ1,2
にクロスオーバ歪を除去するためのアイドリンク電流を
流す電圧発生部、7は電圧発生部6を構成するバリスタ
である。
第1図の電力増幅器において、パワートランジスタ1,
2は通常放熱器に取り付けられ、電圧発生部6を構成す
るバリスタ1はパワートランジスタ1,2のケースもし
くはその放熱器と熱的に結合するように取り付けられる
。
2は通常放熱器に取り付けられ、電圧発生部6を構成す
るバリスタ1はパワートランジスタ1,2のケースもし
くはその放熱器と熱的に結合するように取り付けられる
。
この電圧発生部6の電圧は、通常クロスオーバ歪を除去
するためにパワートランジスタ1,2に数tomA8度
のアイドリンク電流が流れるように調整され、かつパワ
ートランジスタの熱暴走を防止するためパワートランジ
スタと熱的に結合してパワートランジスタの温度に対応
して変化するように構成される。
するためにパワートランジスタ1,2に数tomA8度
のアイドリンク電流が流れるように調整され、かつパワ
ートランジスタの熱暴走を防止するためパワートランジ
スタと熱的に結合してパワートランジスタの温度に対応
して変化するように構成される。
しかしながら、パワートランジスタ1,2の接合部と電
圧発生部6のバリスタ7が取り付けられているパワート
ランジスタ1,2のケースもしくは放熱器の間の熱容量
により、アイドリンク電流が一定値に落ち着くまでには
かなりの長時間を要することになる。
圧発生部6のバリスタ7が取り付けられているパワート
ランジスタ1,2のケースもしくは放熱器の間の熱容量
により、アイドリンク電流が一定値に落ち着くまでには
かなりの長時間を要することになる。
このため従来のHi−F’i用)ランジスタ式B級プッ
シュプル電力増幅器では所定の性能を発揮させるために
数10分程度以上のランニングが必要となるなどの欠点
があった。
シュプル電力増幅器では所定の性能を発揮させるために
数10分程度以上のランニングが必要となるなどの欠点
があった。
本考案はこのような欠点を改善するためになされたもの
で、アイドリンク電流を流すための電圧発生部に感熱サ
イリスタを用いることにより、ランニング時間を短縮し
たトランジスタ式B級プッシュプル電力増幅器を提供す
るものである。
で、アイドリンク電流を流すための電圧発生部に感熱サ
イリスタを用いることにより、ランニング時間を短縮し
たトランジスタ式B級プッシュプル電力増幅器を提供す
るものである。
以下、本考案の実施例を図にしたがって説明する。
第2図は本考案による電力増幅器の一実施例を示す回路
図で、図中の第1図と同一符号は相当部分を示すものと
し、8は感熱サイリスタ、9は感熱サイリスタ8のカソ
ード・ゲート間に接続された抵抗器、10は感熱サイリ
スタ8のアノード・カソード間に接続された抵抗器であ
る。
図で、図中の第1図と同一符号は相当部分を示すものと
し、8は感熱サイリスタ、9は感熱サイリスタ8のカソ
ード・ゲート間に接続された抵抗器、10は感熱サイリ
スタ8のアノード・カソード間に接続された抵抗器であ
る。
なお、感熱サイリスタ8はパワートランジスタ1,2の
ケースもしくは放熱器に熱的に結合され、感熱サイリス
タの接合部温度が所定の温度場下ではそのアノード・カ
ソード間が非導通状態で、所定の温度以上で導通状態に
なる温度スイッチ特性を有し、その導通開始温度は抵抗
器9の値により変化させることができる。
ケースもしくは放熱器に熱的に結合され、感熱サイリス
タの接合部温度が所定の温度場下ではそのアノード・カ
ソード間が非導通状態で、所定の温度以上で導通状態に
なる温度スイッチ特性を有し、その導通開始温度は抵抗
器9の値により変化させることができる。
第2図の構成において、電力増幅器が周囲温度まで冷却
されている状態で電源を投入したとき、感熱サイリスタ
8が非導通状態であるように導通開始温度を設定してお
くと、電源投入後のアイドリンク電流はバリスタ7と抵
抗器10の電圧の和の電圧で決定されるため、抵抗器1
0の電圧に相当する分だけ多くのアイドリンク電流がパ
ワートランジスタ1,2に流れる。
されている状態で電源を投入したとき、感熱サイリスタ
8が非導通状態であるように導通開始温度を設定してお
くと、電源投入後のアイドリンク電流はバリスタ7と抵
抗器10の電圧の和の電圧で決定されるため、抵抗器1
0の電圧に相当する分だけ多くのアイドリンク電流がパ
ワートランジスタ1,2に流れる。
この結果、パワートランジスタ1,2の接合部からの発
熱量は多くなり、パワートランジスタ1,2の接合部と
ケースもしくは放熱器間の熱容量が大きくても、短時間
でパワートランジスタ1,2のケースもしくは放熱器の
温度を上昇させることができる。
熱量は多くなり、パワートランジスタ1,2の接合部と
ケースもしくは放熱器間の熱容量が大きくても、短時間
でパワートランジスタ1,2のケースもしくは放熱器の
温度を上昇させることができる。
こうしてパワートランジスタ1,2のケースもしくは放
熱器の温度が所定の温度まで上昇したとき、感熱サイリ
スタ8は導通状態となるので、この時点で温度上昇は中
止し、以後はバリスタTのみで定まる電圧によってアイ
ドリンク電流が流れる。
熱器の温度が所定の温度まで上昇したとき、感熱サイリ
スタ8は導通状態となるので、この時点で温度上昇は中
止し、以後はバリスタTのみで定まる電圧によってアイ
ドリンク電流が流れる。
したがってトラフジ2フ8級プッシュプル電力増幅器の
電源投入後に短時間で所定の性能を発揮することが可能
となる。
電源投入後に短時間で所定の性能を発揮することが可能
となる。
第3図は本考案による電力増幅器の他の実施例を示す回
路図で、図中の第2図と同一符号は相当部分を示すもの
とし、11.12は抵抗器、13はトランジスタである
。
路図で、図中の第2図と同一符号は相当部分を示すもの
とし、11.12は抵抗器、13はトランジスタである
。
この回路は電圧発生部6を構成するトランジスタ13の
ベース・エミッタ間電圧を利用してアイドリンク電流を
流すように1した回路に本考案による感熱サイリスタ8
を適用したもので、この場合の電圧発生部6の電圧すな
わちトランジスタ3゜40ベ一ス間電圧VBBは次式に
より与えられる。
ベース・エミッタ間電圧を利用してアイドリンク電流を
流すように1した回路に本考案による感熱サイリスタ8
を適用したもので、この場合の電圧発生部6の電圧すな
わちトランジスタ3゜40ベ一ス間電圧VBBは次式に
より与えられる。
感熱サイリスタ非導通時には、
ただしRlo、R10,R12はそれぞれ抵抗器10゜
11.12の抵抗値、VBEはトランジスタ130ベー
ス・エミッタ間電圧値である。
11.12の抵抗値、VBEはトランジスタ130ベー
ス・エミッタ間電圧値である。
したがって電源投入時の感熱サイリスタ8の非導通時に
は電10 圧VBBは、5・VBEだげ増加し、この相当分だけ余
分にパワートランジスタ1,2にアイドリンク電流を流
すことができて、第2図と同様の効果がある。
は電10 圧VBBは、5・VBEだげ増加し、この相当分だけ余
分にパワートランジスタ1,2にアイドリンク電流を流
すことができて、第2図と同様の効果がある。
以上説明したように、本考案によれば感熱サイリスタの
温度スイッチ特性を利用することにより、熱容量による
トランジスタ式B級プッシュプル電力増幅器のランニン
グ時間を短縮できる効果がある。
温度スイッチ特性を利用することにより、熱容量による
トランジスタ式B級プッシュプル電力増幅器のランニン
グ時間を短縮できる効果がある。
第1図は従来のトランジスタ式B級ブツシュフル電力増
幅器を例示する回路図、第2図は本考案による電力増幅
器の一実施例を示す回路図、第3図は同じく他の実施例
を示す回路図である。 なお各図面を通じて同一記号または符号は回−内容また
は相当部分を示すものとし、1,2はパワートランジス
タ、3,4はドライブ用トランジスタ、5はプリドライ
ブ用トランジスタ、6は電圧発生部、7はバリスタ、8
は感熱サイリスタ、13はトランジスタである。
幅器を例示する回路図、第2図は本考案による電力増幅
器の一実施例を示す回路図、第3図は同じく他の実施例
を示す回路図である。 なお各図面を通じて同一記号または符号は回−内容また
は相当部分を示すものとし、1,2はパワートランジス
タ、3,4はドライブ用トランジスタ、5はプリドライ
ブ用トランジスタ、6は電圧発生部、7はバリスタ、8
は感熱サイリスタ、13はトランジスタである。
Claims (1)
- 1組の出力用パワートランジスタと、該パワートランジ
スタを駆動する1組のドライブ用トランジスタと、前記
ドライブ用トランジスタのべ・−ス間の電圧を発生する
ことにより前記パワートランジスタにクロスオーバ歪を
除去するためのアイドリンク電流を流す電圧発生部と、
該電圧発生部に直列に接続された感熱サイリスタと、該
感熱サイリスタのアノード・カソード間に接続された第
1の抵抗と、該感熱サイリスタのゲート・カソード間に
接続され、゛所定の温度以上で該感熱サイリスタを導通
状態とする第2の抵抗と、を具備することを特徴とする
トランジスタ式B級プッシュプル電力増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11842676U JPS5827540Y2 (ja) | 1976-09-03 | 1976-09-03 | 電力増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11842676U JPS5827540Y2 (ja) | 1976-09-03 | 1976-09-03 | 電力増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5337341U JPS5337341U (ja) | 1978-04-01 |
JPS5827540Y2 true JPS5827540Y2 (ja) | 1983-06-15 |
Family
ID=28728002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11842676U Expired JPS5827540Y2 (ja) | 1976-09-03 | 1976-09-03 | 電力増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5827540Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6040626A (ja) * | 1983-08-16 | 1985-03-04 | Matsushita Giken Kk | 材料供給装置 |
JPH0490138U (ja) * | 1991-05-24 | 1992-08-06 | ||
JP4267435B2 (ja) * | 2003-04-07 | 2009-05-27 | 株式会社日立国際電気 | 送信増幅器 |
-
1976
- 1976-09-03 JP JP11842676U patent/JPS5827540Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5337341U (ja) | 1978-04-01 |
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