JPS5826812B2 - 油入電気機器タンク - Google Patents
油入電気機器タンクInfo
- Publication number
- JPS5826812B2 JPS5826812B2 JP14519279A JP14519279A JPS5826812B2 JP S5826812 B2 JPS5826812 B2 JP S5826812B2 JP 14519279 A JP14519279 A JP 14519279A JP 14519279 A JP14519279 A JP 14519279A JP S5826812 B2 JPS5826812 B2 JP S5826812B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- oil
- electrical equipment
- gas chamber
- filled electrical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/02—Casings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Transformer Cooling (AREA)
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、変化器やりアクドルのような油入電気機器に
係り、特にタンクの改良に関する。
係り、特にタンクの改良に関する。
一般に油入電気機器、たとえば変圧器においては、絶縁
性能を確保するために、予め気相乾燥を行ない、水分を
除去してから、油を真空注油し、油が絶縁物に完全に含
浸するようにしている。
性能を確保するために、予め気相乾燥を行ない、水分を
除去してから、油を真空注油し、油が絶縁物に完全に含
浸するようにしている。
上記変圧器の容量が大きい場合には、タンクに寸法の大
きいブッシングや放熱器が取付けられるので外形寸法が
大きくなってしまい、このような場合には変圧器の中身
のみを予め乾燥し、これをタンク内部に収容してからそ
のタンク内を真空引きして注油する方法が採られている
。
きいブッシングや放熱器が取付けられるので外形寸法が
大きくなってしまい、このような場合には変圧器の中身
のみを予め乾燥し、これをタンク内部に収容してからそ
のタンク内を真空引きして注油する方法が採られている
。
したがってタンク構造としては、側板に補強梁を溶接手
段により取付け、タンクが真空強度に耐え得るようにし
ている。
段により取付け、タンクが真空強度に耐え得るようにし
ている。
一方タンク内に収容された油の劣化を防ぐために、タン
ク内に窒素ガスを封入する手段も知られているが、この
場合にはタンク内の圧力が、変圧器中身の温度上昇や周
囲温度上昇に伴なう油の膨張等に原因して上昇するので
そのタンク内の圧力上昇を一定値以下に制御するために
、タンクの一部にガス室を設け、そのガス室に窒素ガス
を封入している。
ク内に窒素ガスを封入する手段も知られているが、この
場合にはタンク内の圧力が、変圧器中身の温度上昇や周
囲温度上昇に伴なう油の膨張等に原因して上昇するので
そのタンク内の圧力上昇を一定値以下に制御するために
、タンクの一部にガス室を設け、そのガス室に窒素ガス
を封入している。
上記ガス室は、通常カバー下に設けられるが、変圧器の
高さを低くするため等の理由で、カバー下のガス室の容
積を小さくするとともに、タンク側面にも補強を兼ねた
ガス室を設けるようにしている。
高さを低くするため等の理由で、カバー下のガス室の容
積を小さくするとともに、タンク側面にも補強を兼ねた
ガス室を設けるようにしている。
さらに近年タンクの軽量化、タンク内の油等を図るため
に、タンク形状を略楕円形としたものが採用されている
。
に、タンク形状を略楕円形としたものが採用されている
。
上記楕円形タンクは、第１図および第２図に示すように
、断面形状を楕円形とした側板１と、その側板１の上端
に取付けられるトップバンド２と、側板１の下端開口部
を覆うように設けられる底板３と、その底板の下面に固
設されるベース４とを有し、側板１の長辺部分１ａの外
面にはガス室５を画成するための箱状補強体６が取付け
られている。
、断面形状を楕円形とした側板１と、その側板１の上端
に取付けられるトップバンド２と、側板１の下端開口部
を覆うように設けられる底板３と、その底板の下面に固
設されるベース４とを有し、側板１の長辺部分１ａの外
面にはガス室５を画成するための箱状補強体６が取付け
られている。
上記箱状補強体６は第３図に示すように矩形状枠体７と
その枠体７に取付けられる板体８とより構成されるもの
であって、その板体８の内面には補強杆体９，９が間隔
を置いて横設されている。
その枠体７に取付けられる板体８とより構成されるもの
であって、その板体８の内面には補強杆体９，９が間隔
を置いて横設されている。
上記構造のタンクにおいて、タンク内を真空引きした場
合におけるタンク各部の圧力状態は第３図および第４図
に示すように、タンク側板１の長辺部分１ａの両側すな
わちタンク内側とガス室側に同じ圧力が加えられた状態
にあり、圧力はバランスしている。
合におけるタンク各部の圧力状態は第３図および第４図
に示すように、タンク側板１の長辺部分１ａの両側すな
わちタンク内側とガス室側に同じ圧力が加えられた状態
にあり、圧力はバランスしている。
一方タンク側板１の長辺部分１ａと半円状部分１ｂとの
連結部分すなわちガス室の側壁取付位置近くにおいては
、圧力の加わる断面形状が急激に変化し第５図に示すよ
うに、この部分に応力集中が生じ、材料の降伏応力を超
えるような非常に高い応力σ、が発生する。
連結部分すなわちガス室の側壁取付位置近くにおいては
、圧力の加わる断面形状が急激に変化し第５図に示すよ
うに、この部分に応力集中が生じ、材料の降伏応力を超
えるような非常に高い応力σ、が発生する。
したがって上記構造のタンクでは、真空強度に耐え得る
ようにするために、ガス室連結部近くに発生するモーメ
ントに応じて側板の板厚を厚くし、断面係数を大きくし
て側板最大発生応力を許容応力以下とする必要があるが
、これは材料費がかさむとともにタンク重量が増加し、
さらに工作性が悪くなることで加工費が犬となる等の欠
点が生じることになる。
ようにするために、ガス室連結部近くに発生するモーメ
ントに応じて側板の板厚を厚くし、断面係数を大きくし
て側板最大発生応力を許容応力以下とする必要があるが
、これは材料費がかさむとともにタンク重量が増加し、
さらに工作性が悪くなることで加工費が犬となる等の欠
点が生じることになる。
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、タンクに
加わる圧力により生じる最大発生応力を大幅に低減させ
て板厚を薄くし、タンク重量を軽くするとともに工作性
を改良して加工費を下げ得るようにした油入電気機器を
提供することを目的とする。
加わる圧力により生じる最大発生応力を大幅に低減させ
て板厚を薄くし、タンク重量を軽くするとともに工作性
を改良して加工費を下げ得るようにした油入電気機器を
提供することを目的とする。
以下本発明の実施例を図面につき説明する。
なお第６図ないし第８図において、第１図ないし第３図
と同一部材については同一符号を付す。
と同一部材については同一符号を付す。
第６図において符号１０は、楕円形タンクの半円状部分
を構成する側板であって、その側板１０は、半円状部分
１ｂと、その半円状部分に一体に連設された延長部分１
１とから構成され、その側板１０の円周方向モーメント
の最小値区域に、タンクの長辺部分を構成する側板１ａ
が接合されている。
を構成する側板であって、その側板１０は、半円状部分
１ｂと、その半円状部分に一体に連設された延長部分１
１とから構成され、その側板１０の円周方向モーメント
の最小値区域に、タンクの長辺部分を構成する側板１ａ
が接合されている。
上記延長部分１１は上記連結部における半円状部分の接
線上すなわち長辺部分１ａの面に対して角度θ１上に延
び、その端部には補強杆体９を有する補強板１２か補強
杆体９が長辺部分１ａに対向する側に位置するように接
合されている。
線上すなわち長辺部分１ａの面に対して角度θ１上に延
び、その端部には補強杆体９を有する補強板１２か補強
杆体９が長辺部分１ａに対向する側に位置するように接
合されている。
上記延長部分１１は、タンク側板の長辺部分１ａと補強
板１２とにより両底されるガス室１３の両側壁を構成し
ている。
板１２とにより両底されるガス室１３の両側壁を構成し
ている。
上記補強板１２の上・下端部は、同じ方向に基面に対し
て角度θ２だけ折曲げられ、その折曲げ部が上記ガス室
１３の上部壁１４、下部壁１５を構威し、その折曲げ部
には補強補助板１６．１７が縦方向に延びるように接合
されている。
て角度θ２だけ折曲げられ、その折曲げ部が上記ガス室
１３の上部壁１４、下部壁１５を構威し、その折曲げ部
には補強補助板１６．１７が縦方向に延びるように接合
されている。
次に作用を説明する。
タンクを真空引きした時におけるタンク側板に加わる圧
力状態は、第９図に示すように、ガス室１３により覆わ
れたタンク長辺部分をなす側板１ａの両面すなわちタン
ク内側とガス室側で同じ圧力が加わり、バランスし、圧
力が加えられていない状態を保つことになる。
力状態は、第９図に示すように、ガス室１３により覆わ
れたタンク長辺部分をなす側板１ａの両面すなわちタン
ク内側とガス室側で同じ圧力が加わり、バランスし、圧
力が加えられていない状態を保つことになる。
一方半円状部分の接線上に延長した延長部分１１でガス
室１３の側壁を形成しているので、断面形状が比較的ゆ
るやかな変化となり、ガス室１３を構成する補強板１２
の側板への連結部近くの応力集中が著しく緩和すること
になる。
室１３の側壁を形成しているので、断面形状が比較的ゆ
るやかな変化となり、ガス室１３を構成する補強板１２
の側板への連結部近くの応力集中が著しく緩和すること
になる。
また長辺側板１ａの終端部が従来タンクにおける応力値
の零に近い区域に位置し、かつ半円状部分の接線方向外
方に延長した側板が縦補強として荷重分担するので、本
発明による油入電気機器タンクの応力分布は第１０図に
示すようになり、その最大応力値σ、′は従来のものの
応力分布（点線）の最大応力値σ、に対して数分の一板
下に低下する。
の零に近い区域に位置し、かつ半円状部分の接線方向外
方に延長した側板が縦補強として荷重分担するので、本
発明による油入電気機器タンクの応力分布は第１０図に
示すようになり、その最大応力値σ、′は従来のものの
応力分布（点線）の最大応力値σ、に対して数分の一板
下に低下する。
さらに上記補強板１２の上部壁１６、下部壁１７は、傾
斜面となっているので、圧力の加わる断面形状変化はゆ
るやかになり、応力が低減する構造となっている。
斜面となっているので、圧力の加わる断面形状変化はゆ
るやかになり、応力が低減する構造となっている。
なお上記実施例では、補強板１２の上部壁および下部壁
は側板に対して傾斜しているがこれを直角に交わるよう
にしても同じ効果を得ることができるのはもちろんであ
る。
は側板に対して傾斜しているがこれを直角に交わるよう
にしても同じ効果を得ることができるのはもちろんであ
る。
以上述べたように本発明によれは、真空引き時等におい
てタンクに圧力が加えられた場合に、タンク側板に設け
たガス室兼用の補強体とタンク半円状部分との連結部に
おける発生応力を従来構造のタンクに比較して大幅に低
減し得、したがってタンク側板の板厚を薄くしてタンク
重量を軽くするとともに工作性向上による加工費の節減
を図り得るという効果を奏する。
てタンクに圧力が加えられた場合に、タンク側板に設け
たガス室兼用の補強体とタンク半円状部分との連結部に
おける発生応力を従来構造のタンクに比較して大幅に低
減し得、したがってタンク側板の板厚を薄くしてタンク
重量を軽くするとともに工作性向上による加工費の節減
を図り得るという効果を奏する。
第１図は従来の油入電気機器タンクの平面図、第２図は
同正面図、第３図は同タンクの変形状態を示す図、第４
図同タンクの圧力状態を示す図、第５図は同応力分布図
、第６図は本発明の油入電気機器タンクの正面図、第７
図は同正面図、第８図は第７図の■−■線に沿う断面図
、第９図は第７図のＩＸ−ＩＸ線に沿う断面の応力の加
わる状態を示す図、第１０雅量応力分布図、である。 １ａ・・・・・・長辺部分、１ｂ・・・・・・半円状部
分、９・・・・・・補強杆体、１０・・・・・・側板、
１１・・・・・・延長部分、１２・・・・・・補強板、
１３・・・・・・ガス室、１４・・・・・・上部壁、１
５・・・・・・下部壁、１６．１７・・・・・・補強補
助板。
同正面図、第３図は同タンクの変形状態を示す図、第４
図同タンクの圧力状態を示す図、第５図は同応力分布図
、第６図は本発明の油入電気機器タンクの正面図、第７
図は同正面図、第８図は第７図の■−■線に沿う断面図
、第９図は第７図のＩＸ−ＩＸ線に沿う断面の応力の加
わる状態を示す図、第１０雅量応力分布図、である。 １ａ・・・・・・長辺部分、１ｂ・・・・・・半円状部
分、９・・・・・・補強杆体、１０・・・・・・側板、
１１・・・・・・延長部分、１２・・・・・・補強板、
１３・・・・・・ガス室、１４・・・・・・上部壁、１
５・・・・・・下部壁、１６．１７・・・・・・補強補
助板。
Claims (1)
- １ 断面形状を楕円状としたタンク本体と、そのタンク
本体の側板長辺部分外側に固設されてガス室を画成する
補強体とを有する油入電気機器タンクにおいて、上記タ
ンク本体の半円状部分を構成する側板の円周方向モーメ
ントの最小値区域に長辺部分を構成する側板を連結する
とともに上記半円状部分を構成する側板を連結部におけ
る接線方向に延設し、その延設部分が上記ガス室の側壁
を形成するようにしたことを特徴とする油入電気機器タ
ンク。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14519279A JPS5826812B2 (ja) | 1979-11-09 | 1979-11-09 | 油入電気機器タンク |
| GB8013620A GB2050069B (en) | 1979-05-02 | 1980-04-24 | Tanks for use in liquid filled electric apparatus |
| SE8003238A SE441132B (sv) | 1979-05-02 | 1980-04-29 | For en vetskefylld, elektrisk apparat avsedd tank |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14519279A JPS5826812B2 (ja) | 1979-11-09 | 1979-11-09 | 油入電気機器タンク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5669811A JPS5669811A (en) | 1981-06-11 |
| JPS5826812B2 true JPS5826812B2 (ja) | 1983-06-06 |
Family
ID=15379544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14519279A Expired JPS5826812B2 (ja) | 1979-05-02 | 1979-11-09 | 油入電気機器タンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5826812B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62106419A (ja) * | 1985-11-01 | 1987-05-16 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光フアイバコネクタ |
-
1979
- 1979-11-09 JP JP14519279A patent/JPS5826812B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5669811A (en) | 1981-06-11 |
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