JP2022080229A - 断熱容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】減圧空間に内装される断熱支持材を無くし、最適な断熱性能に柔軟に調整し、設定することが可能な断熱容器を提供する。【解決手段】複数の略矩形の外壁板31と複数の略矩形の内壁板41が周方向にそれぞれ連設されて外側周側壁32と内側周側壁42が形成され、外側周側壁32と内側周側壁42との間に空洞の本体減圧空間DS1が設けられる容器本体2を有する断熱容器1であり、外壁板31の中央C1に交差部363が配置されるように十字状の外壁補強部材36が外壁板31に沿って固設され、内壁板41の中央C2に交差部463が配置されるように十字状の内壁補強部材46が内壁板41に沿って固設される。【選択図】図1

Description

本発明は、外壁と内壁の間に減圧空間が設けられる断熱容器に関する。
従来、外壁と内壁の二重壁構造を有し、外壁と内壁との間に減圧空間が設けられる断熱容器が知られている。このような断熱容器として、特許文献1には、容器本体に、剛性を有する外壁と、外壁の内側に配置された内壁が設けられ、グラスウールなどの芯材の周囲をラミネートフィルムなどの外装材で覆って外装材の内部を真空状態にした板状の真空断熱材と発泡樹脂材が断熱支持材とされ、この断熱支持材が外壁と内壁の間に内装された断熱容器が開示されている。
特開2018-108851号公報
ところで、外壁と内壁の間に減圧空間が設けられる断熱容器では、外壁と内壁の間を真空排気して減圧空間を形成すると、大気圧と減圧空間の圧力差が生ずる。そのため、圧力差で断熱容器の外壁や内壁が曲がって潰れ、外壁と内壁の接触で断熱性が失われることを防止するため、外壁と内壁の間に断熱支持材が内装されるのが通常である。
しかしながら、断熱支持材を使用する場合、断熱容器の断熱性能が断熱支持材に依拠することとなり、断熱容器の断熱性能を最適な断熱性能に柔軟に調整し、設定することが困難となる。例えば生鮮食品とワクチンなど断熱容器に収容する内容物に応じて断熱容器に要求される断熱性能は異なるが、断熱容器の製造コストを低減しつつ、多様な要求断熱性能を達成するためには、最適な断熱性能に柔軟に調整し、設定することが可能な断熱容器の構造にすることが望ましい。更に、断熱支持材の使用は、断熱容器の製造コストを増加させ、断熱支持材の廃棄コストも生じさせるという問題もある。
本発明は上記課題に鑑み提案するものであり、減圧空間に内装される断熱支持材を無くし或いは低減し、断熱容器の製造コストの低減、断熱支持材の廃棄コストの発生防止を図ることができると共に、最適な断熱性能に柔軟に調整し、設定することが可能で、多様な要求断熱性能を容易に達成することができる断熱容器を提供することを目的とする。
本発明の断熱容器は、略矩形の外壁板と略矩形の内壁板が離間して対向配置され、3個以上の複数の前記外壁板と複数の前記内壁板が周方向にそれぞれ連設されて外側周側壁と内側周側壁が形成され、前記外側周側壁と前記内側周側壁との間に空洞の本体減圧空間が設けられる容器本体を有する断熱容器であって、前記外壁板の中央に交差部が配置されるように十字状の外壁補強部材が前記外壁板に沿って固設され、前記内壁板の中央に交差部が配置されるように十字状の内壁補強部材が前記内壁板に沿って固設されていることを特徴とする。尚、十字状の外壁補強部材は、略矩形の外壁板に対して縦横に延びるように配置し、十字状の内壁補強部材は、略矩形の内壁板に対して縦横に延びるように配置すると好適であるが、例えば後述の外壁突出部、内壁突出部を設けない構成の場合には、十字状の外壁補強部材を略矩形の外壁板に対して対角線方向に延びるように配置し、十字状の内壁補強部材を略矩形の内壁板に対して対角線方向に延びるように配置しても好適である。
これによれば、二重壁構造の外壁と内壁の間に空洞の減圧空間が設けられる断熱容器において、大気圧と減圧空間の圧力差で変形し易い外壁板と内壁板をそれぞれ十字状の外壁補強部材と十字状の内壁補強部材で補強すると共に、大気圧と減圧空間の圧力差で大きく変形し易い外壁板の中央箇所と内壁板の中央箇所を、それぞれ十字状の外壁補強部材の交差部と十字状の内壁補強部材の交差部で補強し、外側周側壁と内側周側壁の強度を高め、圧力差で断熱容器の外壁や内壁が曲がって潰れ、外壁と内壁が接触することを防止することができる。従って、本体減圧空間に内装され本体減圧空間を支持する断熱支持材を無くし或いは低減することが可能となり、断熱容器の製造コストの低減、断熱支持材の廃棄コストの発生防止を図ることができる。また、外側周側壁と内側周側壁との間の本体減圧空間を空洞の中空とすることにより、当該減圧空間における断熱性能の断熱支持材への依存性を無くし、減圧空間の圧力の調整によって最適な断熱性能に柔軟に調整し、設定することを可能にし、多様な要求断熱性能を容易に達成することができる。また、外側周側壁と内側周側壁との間を空洞の本体減圧空間とすることにより、例えば再度の真空排気とゲッターの交換でメンテナンスを行うことができ、断熱容器のメンテナンス作業を容易化することができる。また、十字状の外壁補強部材と十字状の内壁補強部材を設けることにより、外壁板や内壁板の圧力差による変形防止可能な板厚を薄肉化することができ、断熱容器内の容積の増加や断熱容器の重量の軽量化を図ることができると共に、外部からの衝撃荷重による外壁板や内壁板の変形防止を図ることができる。
本発明の断熱容器は、前記十字状の外壁補強部材と前記十字状の内壁補強部材の双方が、前記外側周側壁と前記内側周側壁との間の本体減圧空間の外側に設けられることを特徴とする。
これによれば、外壁板と内壁板の離間距離が外壁補強部材や内壁補強部材を介して短くなることを防止でき、外壁と内壁の接触をより確実に防止することができる。
本発明の断熱容器は、前記十字状の外壁補強部材と前記十字状の内壁補強部材の双方が、前記外側周側壁と前記内側周側壁との間の本体減圧空間の内部に設けられることを特徴とする。
これによれば、外壁補強部材や内壁補強部材を本体減圧空間の内部に設けることにより、断熱容器の容器本体の美観を高めることができる。
本発明の断熱容器は、前記容器本体の前記外壁板の隅部のそれぞれと前記外壁板の中央との間に配置されて前記外壁板に舌状の外壁突出部が形成され、前記外壁突出部が前記外壁板の中央から前記外壁板の隅部周辺に向かって外側に漸次突出する勾配で設けられていると共に、前記容器本体の前記内壁板の隅部のそれぞれと前記内壁板の中央との間に配置されて前記内壁板に舌状の内壁突出部が形成され、前記内壁突出部が前記内壁板の中央から前記内壁板の隅部周辺に向かって内側に漸次突出する勾配で設けられていることを特徴とする。
これによれば、外壁板の舌状の外壁突出部と内壁板の舌状の内壁突出部により、外側周側壁と内側周側壁の強度をより一層高め、圧力差で断熱容器の外壁や内壁が曲がって潰れ、外壁と内壁が接触することをより確実に防止することができる。
本発明の断熱容器は、前記容器本体の前記外壁板の中央が外側に膨出するようにして前記外壁板にドーム状の外壁湾曲部が形成され、前記容器本体の前記内壁板の中央が内側に膨出するようにして前記内壁板にドーム状の内壁湾曲部が形成されていることを特徴とする。
これによれば、ドーム状の外壁湾曲部で内方へ変形し易い外壁板の中央をドーム状に外側に膨出し、ドーム状の内壁湾曲部で外方へ変形し易い内壁板の中央をドーム状に内側に膨出し、外壁板の中央と内壁板の中央の離間距離をより長くすることができると共に、ドーム状の外壁湾曲部とドーム状の内壁湾曲部で外壁板と内壁板、外側周側壁と内側周側壁の強度を高めることができる。従って、圧力差で断熱容器の外壁や内壁が曲がって潰れ、外壁と内壁が接触することをより確実に防止することができる。
本発明の断熱容器は、前記容器本体が平面視略矩形で形成され、前記外側周側部が外側底板に連設され且つ前記内側周側壁が内側底板に連設され、前記外側底板と前記内側底板との間に空洞の本体減圧空間が設けられており、前記外側底板の中央に交差部が配置されるように十字状の外底補強部材が前記外側底板に沿って固設され、前記内側底板の中央に交差部が配置されるように十字状の内底補強部材が前記内側底板に沿って固設されていることを特徴とする。尚、十字状の外底補強部材は、略矩形の外側底板に対して縦横に延びるように配置し、十字状の内底補強部材は、略矩形の内側底板に対して縦横に延びるように配置すると好適であるが、例えば後述の外底突出部、内底突出部を設けない構成の場合には、十字状の外底補強部材を略矩形の外側底板に対して対角線方向に延びるように配置し、十字状の内底補強部材を略矩形の内側底板に対して対角線方向に延びるように配置しても好適である。また、十字状の外底補強部材と十字状の内底補強部材の双方を外側底板と内側底板との間の本体減圧空間の外側に設けると、外側底板と内側底板の離間距離が外底補強部材や内底補強部材を介して短くなることを防止できて好適であり、又、十字状の外底補強部材と十字状の内底補強部材の双方を外側底板と内側底板との間の本体減圧空間の内部に設けると、断熱容器の容器本体の美観を高めることができて好適である。
これによれば、二重底構造の外底と内底の間に減圧空間が設けられる断熱容器において、大気圧と減圧空間の圧力差で変形し易い外側底板と内側底板をそれぞれ十字状の外底補強部材と十字状の内底補強部材で補強すると共に、大気圧と減圧空間の圧力差で大きく変形し易い外側底板の中央箇所と内側底板の中央箇所を、それぞれ十字状の外底補強部材の交差部と十字状の内底補強部材の交差部で補強し、外側底板と内側底板の強度を高め、圧力差で断熱容器の外側底板や内側底板が曲がって潰れ、外側底板と内側底板が接触することを防止することができる。従って、外側底板と内側底板の間の本体減圧空間に内装され本体減圧空間を支持する断熱支持材を無くし、断熱容器の製造コストの低減、断熱支持材の廃棄コストの発生防止を図ることができる。また、外側底板と内側底板との間の本体減圧空間を空洞の中空とすることにより、当該減圧空間における断熱性能の断熱支持材への依存性を無くし、当該減圧空間の圧力の調整によって最適な断熱性能により柔軟且つ正確に調整し、設定することを可能にし、多様な要求断熱性能を容易に達成することができる。また、外側底板と内側底板との間を空洞の本体減圧空間とすることにより、例えば再度の真空排気とゲッターの交換でメンテナンスを行うことができ、断熱容器のメンテナンス作業を容易化することができる。また、十字状の外底補強部材と十字状の内底補強部材を設けることにより、外側底板や内側底板の圧力差による変形防止可能な板厚を薄肉化することができ、断熱容器内の容積の増加や断熱容器の重量の軽量化を図ることができると共に、外部からの衝撃荷重による外側底板や内側底板の変形防止を図ることができる。
本発明の断熱容器は、前記容器本体の前記外側底板の隅部のそれぞれと前記外側底板の中央との間に配置されて前記外側底板に舌状の外底突出部が形成され、前記外底突出部が前記外側底板の中央から前記外側底板の隅部周辺に向かって外側に漸次突出する勾配で設けられていると共に、前記容器本体の前記内側底板の隅部のそれぞれと前記内側底板の中央との間に配置されて前記内側底板に舌状の内底突出部が形成され、前記内底突出部が前記内側底板の中央から前記内側底板の隅部周辺に向かって内側に漸次突出する勾配で設けられていることを特徴とする。
これによれば、外側底板の舌状の外底突出部と内側底板の舌状の内底突出部により、外側底板と内側底板の強度をより一層高め、圧力差で断熱容器の外側底板や内側底板が曲がって潰れ、外側底板と内側底板が接触することをより確実に防止することができる。
本発明の断熱容器は、前記容器本体の前記外側底板の中央が外側に膨出するようにして前記外側底板にドーム状の外底湾曲部が形成され、前記容器本体の前記内側底板の中央が内側に膨出するようにして前記内側底板にドーム状の内底湾曲部が形成されていることを特徴とする。
これによれば、ドーム状の外底湾曲部で内方へ変形し易い外側底板の中央をドーム状に外側に膨出し、ドーム状の内底湾曲部で外方へ変形し易い内側底板の中央をドーム状に内側に膨出し、外側底板の中央と内側底板の中央の離間距離をより長くすることができると共に、ドーム状の外底湾曲部とドーム状の内底湾曲部で外側底板と内側底板の強度を高めることができる。従って、圧力差で断熱容器の外側底板や内側底板が曲がって潰れ、外側底板と内側底板が接触することをより確実に防止することができる。
本発明の断熱容器は、前記容器本体が平面視略矩形で形成されると共に、前記容器本体を閉塞する平面視略矩形の蓋体を有し、前記蓋体の上面を構成する略矩形の外蓋板に略矩形の内蓋板が離間して対向配置され、前記外蓋板と前記内蓋板との間に空洞の蓋減圧空間が設けられており、前記外蓋板の中央に交差部が配置されるように十字状の外蓋補強部材が前記外蓋板に沿って固設され、前記内蓋板の中央に交差部が配置されるように十字状の内蓋補強部材が前記内蓋板に沿って固設されていることを特徴とする。尚、十字状の外蓋補強部材は、略矩形の外蓋板に対して縦横に延びるように配置し、十字状の内蓋補強部材は、略矩形の内蓋板に対して縦横に延びるように配置すると好適であるが、例えば後述の外蓋突出部、内蓋突出部を設けない構成の場合には、十字状の外蓋補強部材を略矩形の外蓋板に対して対角線方向に延びるように配置し、十字状の内蓋補強部材を略矩形の内蓋板に対して対角線方向に延びるように配置しても好適である。また、十字状の外蓋補強部材と十字状の内蓋補強部材の双方を外蓋板と内蓋板との間の蓋減圧空間の外側に設けると、外蓋板と内蓋板の離間距離が外蓋補強部材や内蓋補強部材を介して短くなることを防止できて好適であり、又、十字状の外蓋補強部材と十字状の内蓋補強部材の双方を外蓋板と内蓋板との間の蓋減圧空間の内部に設けると、断熱容器の蓋体の美観を高めることができて好適である。
これによれば、二重蓋構造の外蓋と内蓋の間に減圧空間が設けられる断熱容器において、大気圧と減圧空間の圧力差で変形し易い外蓋板と内蓋板をそれぞれ十字状の外蓋補強部材と十字状の内蓋補強部材で補強すると共に、大気圧と減圧空間の圧力差で大きく変形し易い外蓋板の中央箇所と内蓋板の中央箇所を、それぞれ十字状の外蓋補強部材の交差部と十字状の内蓋補強部材の交差部で補強し、外蓋板と内蓋板の強度を高め、圧力差で断熱容器の外蓋板や内蓋板が曲がって潰れ、外蓋板と内蓋板が接触することを防止することができる。従って、外蓋板と内蓋板の間の蓋減圧空間に内装され蓋減圧空間を支持する断熱支持材を無くし、断熱容器の製造コストの低減、断熱支持材の廃棄コストの発生防止を図ることができる。また、外蓋板と内蓋板との間の蓋減圧空間を空洞の中空とすることにより、当該減圧空間における断熱性能の断熱支持材への依存性を無くし、当該減圧空間の圧力の調整によって最適な断熱性能により柔軟且つ正確に調整し、設定することを可能にし、多様な要求断熱性能を容易に達成することができる。また、外蓋板と内蓋板との間を空洞の減圧空間とすることにより、例えば再度の真空排気とゲッターの交換でメンテナンスを行うことができ、断熱容器の蓋体のメンテナンス作業を容易化することができる。また、十字状の外蓋補強部材と十字状の内蓋補強部材を設けることにより、外蓋板や内蓋板の圧力差による変形防止可能な板厚を薄肉化することができ、断熱容器内の容積の増加や断熱容器の重量の軽量化を図ることができると共に、外部からの衝撃荷重による外蓋板や内蓋板の変形防止を図ることができる。
本発明の断熱容器は、前記蓋体の前記外蓋板の隅部のそれぞれと前記外蓋板の中央との間に配置されて前記外蓋板に舌状の外蓋突出部が形成され、前記外蓋突出部が前記外蓋板の中央から前記外蓋板の隅部周辺に向かって外側に漸次突出する勾配で設けられていると共に、前記蓋体の前記内蓋板の隅部のそれぞれと前記内蓋板の中央との間に配置されて前記内蓋板に舌状の内蓋突出部が形成され、前記内蓋突出部が前記内蓋板の中央から前記内蓋板の隅部周辺に向かって内側に漸次突出する勾配で設けられていることを特徴とする。
これによれば、外蓋板の舌状の外蓋突出部と内蓋板の舌状の内蓋突出部により、外蓋板と内蓋板の強度をより一層高め、圧力差で断熱容器の外蓋板や内蓋板が曲がって潰れ、外蓋板と内蓋板が接触することをより確実に防止することができる。
本発明の断熱容器は、前記蓋体の前記外蓋板の中央が外側に膨出するようにして前記外蓋板にドーム状の外蓋湾曲部が形成され、前記蓋体の前記内蓋板の中央が内側に膨出するようにして前記内蓋板にドーム状の内蓋湾曲部が形成されていることを特徴とする。
これによれば、ドーム状の外蓋湾曲部で内方へ変形し易い外蓋板の中央をドーム状に外側に膨出し、ドーム状の内蓋湾曲部で外方へ変形し易い内蓋板の中央をドーム状に内側に膨出し、外蓋板の中央と内蓋板の中央の離間距離をより長くすることができると共に、ドーム状の外蓋湾曲部とドーム状の内蓋湾曲部で外蓋板と内蓋板の強度を高めることができる。従って、圧力差で断熱容器の外蓋板や内蓋板が曲がって潰れ、外蓋板と内蓋板が接触することをより確実に防止することができる。
本発明の断熱容器は、断熱性の容器本体が平面視略矩形で形成されると共に、前記容器本体を閉塞する平面視略矩形の蓋体を有し、前記蓋体の上面を構成する略矩形の外蓋板に略矩形の内蓋板が離間して対向配置され、前記外蓋板と前記内蓋板との間に空洞の蓋減圧空間が設けられ、前記外蓋板の中央に交差部が配置されるように十字状の外蓋補強部材が前記外蓋板に沿って固設され、前記内蓋板の中央に交差部が配置されるように十字状の内蓋補強部材が前記内蓋板に沿って固設されていることを特徴とする。前記断熱性の容器本体は、二重壁構造の外壁と内壁の間に空洞の減圧空間が設けられる容器本体の構造に限定されず、適用可能な範囲で適宜である。また、前記断熱容器でも、上記外蓋板の舌状の外蓋突出部や内蓋板の舌状の内蓋突出部を設ける構成としても好適であり、又、上記外蓋板のドーム状の外蓋湾曲部や内蓋板のドーム状の内蓋湾曲部を設ける構成としても好適である。
これによれば、二重蓋構造の外蓋と内蓋の間に減圧空間が設けられる断熱容器において、大気圧と減圧空間の圧力差で変形し易い外蓋板と内蓋板をそれぞれ十字状の外蓋補強部材と十字状の内蓋補強部材で補強すると共に、大気圧と減圧空間の圧力差で大きく変形し易い外蓋板の中央箇所と内蓋板の中央箇所を、それぞれ十字状の外蓋補強部材の交差部と十字状の内蓋補強部材の交差部で補強し、外蓋板と内蓋板の強度を高め、圧力差で断熱容器の外蓋板や内蓋板が曲がって潰れ、外蓋板と内蓋板が接触することを防止することができる。従って、外蓋板と内蓋板の間の蓋減圧空間に内装され蓋減圧空間を支持する断熱支持材を無くし、断熱容器の製造コストの低減、断熱支持材の廃棄コストの発生防止を図ることができる。また、外蓋板と内蓋板との間の蓋減圧空間を空洞の中空とすることにより、当該減圧空間における断熱性能の断熱支持材への依存性を無くし、当該減圧空間の圧力の調整によって最適な断熱性能により柔軟且つ正確に調整し、設定することを可能にし、多様な要求断熱性能を容易に達成することができる。また、外蓋板と内蓋板との間を空洞の減圧空間とすることにより、例えば再度の真空排気とゲッターの交換でメンテナンスを行うことができ、断熱容器の蓋体のメンテナンス作業を容易化することができる。また、十字状の外蓋補強部材と十字状の内蓋補強部材を設けることにより、外蓋板や内蓋板の圧力差による変形防止可能な板厚を薄肉化することができ、断熱容器内の容積の増加や断熱容器の重量の軽量化を図ることができると共に、外部からの衝撃荷重による外蓋板や内蓋板の変形防止を図ることができる。
また、本発明の断熱容器は、略矩形の外壁板と略矩形の内壁板が離間して対向配置され、3個以上の複数の前記外壁板と複数の前記内壁板が周方向にそれぞれ連設されて外側周側壁と内側周側壁が形成され、前記外側周側壁と前記内側周側壁との間に空洞の本体減圧空間が設けられる容器本体を有する断熱容器であって、前記容器本体の前記外壁板の隅部のそれぞれと前記外壁板の中央との間に配置されて前記外壁板に舌状の外壁突出部が形成され、前記外壁突出部が前記外壁板の中央から前記外壁板の隅部周辺に向かって外側に漸次突出する勾配で設けられていると共に、前記容器本体の前記内壁板の隅部のそれぞれと前記内壁板の中央との間に配置されて前記内壁板に舌状の内壁突出部が形成され、前記内壁突出部が前記内壁板の中央から前記内壁板の隅部周辺に向かって内側に漸次突出する勾配で設けられている構成としても好適である。更に、この構成において、前記容器本体の前記外壁板の中央が外側に膨出するようにして前記外壁板にドーム状の外壁湾曲部が形成され、前記容器本体の前記内壁板の中央が内側に膨出するようにして前記内壁板にドーム状の内壁湾曲部が形成される断熱容器としても好適である。
これによっても、減圧空間に内装される断熱支持材を無くし或いは低減し、断熱容器の製造コストの低減、断熱支持材の廃棄コストの発生防止を図ることができると共に、最適な断熱性能に柔軟に調整し、設定することが可能で、多様な要求断熱性能を容易に達成することができる。
また、外壁突出部と内壁突出部が形成される本発明の断熱容器の構成において、前記容器本体を平面視略矩形で形成し、前記外側周側部を外側底板に連設し且つ前記内側周側壁が内側底板に連設し、前記外側底板と前記内側底板との間に空洞の本体減圧空間を設け、前記容器本体の前記外側底板の隅部のそれぞれと前記外側底板の中央との間に配置されて前記外側底板に舌状の外底突出部を形成し、前記外底突出部を前記外側底板の中央から前記外側底板の隅部周辺に向かって外側に漸次突出する勾配で設けると共に、前記容器本体の前記内側底板の隅部のそれぞれと前記内側底板の中央との間に配置されて前記内側底板に舌状の内底突出部を形成し、前記内底突出部を前記内側底板の中央から前記内側底板の隅部周辺に向かって内側に漸次突出する勾配で設ける構成としても好適である。更に、この構成において、前記容器本体の前記外側底板の中央が外側に膨出するようにして前記外側底板にドーム状の外底湾曲部が形成され、前記容器本体の前記内側底板の中央が内側に膨出するようにして前記内側底板にドーム状の内底湾曲部が形成される断熱容器としても好適である。
また、本発明の断熱容器は、断熱性の容器本体が平面視略矩形で形成されると共に、前記容器本体を閉塞する平面視略矩形の蓋体を有し、前記蓋体の上面を構成する略矩形の外蓋板に略矩形の内蓋板が離間して対向配置され、前記外蓋板と前記内蓋板との間に空洞の蓋減圧空間が設けられ、前記蓋体の前記外蓋板の隅部のそれぞれと前記外蓋板の中央との間に配置されて前記外蓋板に舌状の外蓋突出部が形成され、前記外蓋突出部が前記外蓋板の中央から前記外蓋板の隅部周辺に向かって外側に漸次突出する勾配で設けられていると共に、前記蓋体の前記内蓋板の隅部のそれぞれと前記内蓋板の中央との間に配置されて前記内蓋板に舌状の内蓋突出部が形成され、前記内蓋突出部が前記内蓋板の中央から前記内蓋板の隅部周辺に向かって内側に漸次突出する勾配で設けられている構成としても好適である。更に、この構成において、前記蓋体の前記外蓋板の中央が外側に膨出するようにして前記外蓋板にドーム状の外蓋湾曲部が形成され、前記蓋体の前記内蓋板の中央が内側に膨出するようにして前記内蓋板にドーム状の内蓋湾曲部が形成されている断熱容器としても好適である。更に、この構成において、上述の外壁突出部と内壁突出部が形成される断熱容器や、外壁湾曲部や内壁湾曲部が形成される断熱容器や、外底突出部と内底突出部が形成される断熱容器や、外底湾曲部と内底湾曲部が形成される断熱容器を組み合わせるとより好適である。
これによっても、減圧空間に内装される断熱支持材を無くし或いは低減し、断熱容器の製造コストの低減、断熱支持材の廃棄コストの発生防止を図ることができると共に、最適な断熱性能に柔軟に調整し、設定することが可能で、多様な要求断熱性能を容易に達成することができる。
本発明の断熱容器によれば、減圧空間に内装される断熱支持材を無くし或いは低減し、断熱容器の製造コストの低減、断熱支持材の廃棄コストの発生防止を図ることができると共に、最適な断熱性能に柔軟に調整し、設定することが可能となり、多様な要求断熱性能を容易に達成することができる。
本発明による第1実施形態の断熱容器の斜視図。 第1実施形態の断熱容器の容器本体の斜視図。 第1実施形態の断熱容器の蓋体の斜視図。 第1実施形態の断熱容器の底面図。 第1実施形態の断熱容器の容器本体の平面図。 第1実施形態の断熱容器の縦断面図。 第1実施形態の断熱容器の蓋体周辺を対角線に沿って切断した部分断面図。 本発明による第2実施形態の断熱容器の縦断面図。 CAE解析試験における実施例1の解析モデルの斜視図。 実施例1のCAE解析結果を示す斜視コンター図。 実施例1のCAE解析結果を示す断面コンター図。 CAE解析試験における実施例2の解析モデルの斜視図。 実施例2のCAE解析結果を示す斜視コンター図。 実施例2のCAE解析結果を示す断面コンター図。 CAE解析試験における実施例3の解析モデルの斜視図。 実施例3のCAE解析結果を示す斜視コンター図。 実施例3のCAE解析結果を示す断面コンター図。 CAE解析試験における実施例4の解析モデルの斜視図。 実施例4のCAE解析結果を示す斜視コンター図。 実施例4のCAE解析結果を示す断面コンター図。 CAE解析試験における比較例の解析モデルの斜視図。 比較例のCAE解析結果を示す斜視コンター図。 比較例のCAE解析結果を示す断面コンター図。
〔第1実施形態の断熱容器〕
本発明による第1実施形態の断熱容器1は、例えばワクチン、検体、冷凍食品、又は生鮮食品等の輸送や貯蔵に用いられる断熱容器1であり、図1~図7に示すように、上方に開放する箱形で平面視略矩形に形成された容器本体2と、容器本体2を閉塞する平面視略矩形の蓋体7を備える。尚、本実施形態の断熱容器1の容器本体2と蓋体7はいずれもステンレス鋼等の金属材で形成されているが、所要箇所を金属材以外の樹脂材等で形成することも可能である。また、図示省略するが、容器本体2と蓋体7には減圧空間を形成する際の真空排気で使用された排気穴が閉塞された状態で設けられていると共に、容器本体2の本体減圧空間DS1内と蓋体7の蓋減圧空間DS2内には、それぞれゲッターが設置されている。
容器本体2は、複数の略矩形の外壁板31と複数の略矩形の内壁板41を有し、四方に位置するそれぞれの外壁板31と内壁板41は離間して対向配置されている。図示例の外壁板31と内壁板41はそれぞれ平板状である。そして、4個の外壁板31と4個の内壁板41が周方向にそれぞれ連設されて外側周側壁32と内側周側壁42が形成され、外側周側壁32を構成する外壁板31の上端と内側周側壁42を構成する内壁板41の上端に架橋するようにして平板矩形枠状の閉塞板21が設けられ、閉塞板21の外端縁と内端縁がそれぞれ外壁板31の上端と内壁板41の上端に溶接等で固着されている。外側周側壁32と内側周側壁42との間、換言すれば周方向に連設された外壁板31と内壁板41の間には空洞で中空の本体減圧空間DS1が設けられ、本体減圧空間DS1は、容器本体2の周回りに連続して設けられている。尚、外側周側壁32と内側周側壁42を構成する外壁板31と内壁板41の個数は、3個以上の複数個とすることが可能である。
外壁板31には、その隅部33のそれぞれと、外壁板31の中央C1との間に配置されて、舌状の外壁突出部34が形成されている。舌状の外壁突出部34は、外壁板31の隅部33の周辺側で曲率の大きい丸みを帯びた形状で形成され、中央C1側で隅部33の周辺側よりも曲率の小さい丸みを帯びた形状で形成されている。舌状の外壁突出部34は、外壁板31の中央C1から外壁板31の隅部33の周辺に向かって、或いは隅部33とこの隅部33を形成する2つの辺35・35に向かって容器本体2の外側に漸次突出する勾配で設けられ、隅部33の周辺側の先端部で容器本体2の内側に屈曲するように形成されている。
外壁板31には、外壁板31の中央C1を通り且つ外壁突出部34・34相互間を通るようにして、外壁板31の外側に十字状の外壁補強部材36が設けられており、十字状の外壁補強部材36は、外壁板31の中央C1に交差部363が配置されるように外壁板31に沿って固設されている。十字状の外壁補強部材36は、例えば細長い柱材、板材或いはチャンネル部材等の長材の長手方向における略中間位置の両側に、長材より短い柱材、板材或いはチャンネル部材等の短材をそれぞれ溶接等で接合したもの、或いは全体が一体的に形成された柱状或いは板状の十字状部材等とすると良好であり、又、十字状の外壁補強部材36の厚みは例えば全体で略一定とすると良好である。
図示例の十字状の外壁補強部材36は、軽量化を図りつつ強度をより高めるため、上下に延設された断面視略コ字形のチャンネル部材361と、中央C1と辺35との間で横方向に溶接等で接合して延設された断面視略コ字形のチャンネル部材362から構成され、断面視略コ字形の開放側を外壁板31側に向けて外壁板31に溶接等で固着されている。チャンネル部材361の下端と、チャンネル部材362の辺35側の先端は、それぞれ辺35に近接して配置されているが、チャンネル部材361の上端は辺35よりも若干下寄りの位置に配置されている。チャンネル部材361の上端を辺35よりも若干下寄りの位置に配置することにより、後述する屈曲部82、92、閉塞板71を有する蓋体7が閉じられた際に、チャンネル部材361の上端の干渉を防いで容器本体2の上端の閉塞板21と蓋体7の内蓋板91の当接を確保し、断熱効果を高められるようになっている。
内壁板41には、その隅部43のそれぞれと、内壁板41の中央C2との間に配置されて、舌状の内壁突出部44が形成されている。舌状の内壁突出部44は、内壁板41の隅部43の周辺側で曲率の大きい丸みを帯びた形状で形成され、中央C2側で隅部43の周辺側よりも曲率の小さい丸みを帯びた形状で形成されている。舌状の内壁突出部44は、内壁板41の中央C2から内壁板41の隅部43の周辺に向かって、或いは隅部43とこの隅部43を形成する2つの辺45・45に向かって容器本体2の内側に漸次突出する勾配で設けられ、隅部43の周辺側の先端部で容器本体2の外側に屈曲するように形成されている。内壁突出部44は、外壁突出部34と略対応する位置に配置されている。
内壁板41には、内壁板41の中央C2を通り且つ内壁突出部44・44相互間を通るようにして、内壁板41の内側に十字状の内壁補強部材46が設けられており、十字状の内壁補強部材46は、内壁板41の中央C2に交差部463が配置されるように内壁板41に沿って固設されている。十字状の内壁補強部材46も、例えば細長い柱材、板材或いはチャンネル部材等の長材の長手方向における略中間位置の両側に、長材より短い柱材、板材或いはチャンネル部材等の短材をそれぞれ溶接等で接合したもの、或いは全体が一体的に形成された柱状或いは板状の十字状部材等とすると良好であり、又、十字状の内壁補強部材46の厚みは例えば全体で略一定とすると良好である。
図示例の十字状の内壁補強部材46も、軽量化を図りつつ強度をより高めるため、上下に延設された断面視略コ字形のチャンネル部材461と、中央C2と辺45との間で横方向に溶接等で接合して延設された断面視略コ字形のチャンネル部材462から構成され、断面視略コ字形の開放側を内壁板41側に向けて内壁板41に溶接等で固着されている。チャンネル部材461の上端及び下端は、それぞれ辺45に近接して配置されていると共に、チャンネル部材462の辺45側の先端は、それぞれ辺45に略近接して配置されている。
本実施形態の容器本体2では、4個の外壁板31を周方向に連設して構成された外側周側部32が外側底板51に連設されており、外側周側部32と外側底板51は一体形成されている。また、4個の内壁板41を周方向に連設して構成された内側周側部42も内側底板61に連設されており、内側周側部42と内側底板61は一体形成されている。略矩形の外側底板51と略矩形の内側底板61は離間して対向配置され、外側底板51と内側底板61との間に、外側周側壁32と内側周側壁42との間の空洞で中空の本体減圧空間DS1と連続する空洞で中空の本体減圧空間DS1が設けられている。図示例の外側底板51と内側底板61はそれぞれ平板状である。
外側底板51には、その隅部52のそれぞれと、外側底板51の中央C3との間に配置されて、舌状の外底突出部53が形成されている。舌状の外底突出部53は、外側底板51の隅部52の周辺側で曲率の大きい丸みを帯びた形状で形成され、中央C3側で隅部52の周辺側よりも曲率の小さい丸みを帯びた形状で形成されている。舌状の外底突出部53は、外側底板51の中央C3から外側底板51の隅部52の周辺に向かって、或いは隅部52とこの隅部52を形成する2つの辺54・54に向かって容器本体2の外側に漸次突出する勾配で設けられ、隅部52の周辺側の先端部で容器本体2の内側に屈曲するように形成されている。
外側底板51には、外側底板51の中央C3を通り且つ外底突出部53・53相互間を通るようにして、外側底板51の外側に十字状の外底補強部材55が設けられており、十字状の外底補強部材55は、外側底板51の中央C3に交差部553が配置されるように外側底板51に沿って固設されている。十字状の外底補強部材55も、例えば細長い柱材、板材或いはチャンネル部材等の長材の長手方向における略中間位置の両側に、長材より短い柱材、板材或いはチャンネル部材等の短材をそれぞれ溶接等で接合したもの、或いは全体が一体的に形成された柱状或いは板状の十字状部材等とすると良好であり、又、十字状の外底補強部材55の厚みは例えば全体で略一定とすると良好である。
図示例の十字状の外底補強部材55は、軽量化を図りつつ強度をより高めるため、横方向に延設された断面視略コ字形のチャンネル部材551と、中央C3と辺54との間でチャンネル部材551と垂直になる横方向に溶接等で接合して延設された断面視略コ字形のチャンネル部材552から構成され、断面視略コ字形の開放側を外側底板51側に向けて外側底板51に溶接等で固着されている。チャンネル部材551の両端と、チャンネル部材552の辺54側の先端は、それぞれ辺54に近接して配置されている。
内側底板61には、その隅部62のそれぞれと、内側底板61の中央C4との間に配置されて、舌状の内底突出部63が形成されている。舌状の内底突出部63は、内側底板61の隅部62の周辺側で曲率の大きい丸みを帯びた形状で形成され、中央C4側で隅部62の周辺側よりも曲率の小さい丸みを帯びた形状で形成されている。舌状の内底突出部63は、内側底板61の中央C4から内側底板61の隅部62の周辺に向かって、或いは隅部62とこの隅部62を形成する2つの辺64・64に向かって容器本体2の内側に漸次突出する勾配で設けられ、隅部62の周辺側の先端部で容器本体2の外側に屈曲するように形成されている。内底突出部63は、外底突出部53と略対応する位置に配置されている。
内側底板61には、内側底板61の中央C4を通り且つ内底突出部63・63相互間を通るようにして、内側底板61の内側に十字状の内底補強部材65が設けられており、十字状の内底補強部材65は、内側底板61の中央C4に交差部653が配置されるように内側底板61に沿って固設されている。十字状の内底補強部材65も、例えば細長い柱材、板材或いはチャンネル部材等の長材の長手方向における略中間位置の両側に、長材より短い柱材、板材或いはチャンネル部材等の短材をそれぞれ溶接等で接合したもの、或いは全体が一体的に形成された柱状或いは板状の十字状部材等とすると良好であり、又、十字状の内底補強部材65の厚みは例えば全体で略一定とすると良好である。
図示例の十字状の内底補強部材65も、軽量化を図りつつ強度をより高めるため、横方向に延設された断面視略コ字形のチャンネル部材651と、中央C4と辺64との間でチャンネル部材651と垂直になる横方向に溶接等で接合して延設された断面視略コ字形のチャンネル部材652から構成され、断面視略コ字形の開放側を内側底板61側に向けて内側底板61に溶接等で固着されている。チャンネル部材651の両端と、チャンネル部材652の辺64側の先端は、それぞれ辺64に略近接して配置されている。
本実施形態における蓋体7は、蓋体7の上面を構成する略矩形の外蓋板81と略矩形の内蓋板91を有し、外蓋板81と内蓋板91が離間して対向配置されている。図示例の外蓋板81と内蓋板91はそれぞれ平板状である。外蓋板81の周囲には下方に屈曲して下方に延びる矩形枠状の屈曲部82が設けられていると共に、内蓋板91の周囲には下方に屈曲して下方に延びる矩形枠状の屈曲部92が設けられている。屈曲部82と屈曲部92は離間配置され、屈曲部82の先端と屈曲部92の先端に架橋するようにして平板矩形枠状の閉塞板71が設けられ、閉塞板71の外端縁と内端縁がそれぞれ屈曲部82の先端と屈曲部92の先端に溶接等で固着されている。閉塞板71で閉塞された外蓋板81及び屈曲部82と内蓋板91及び屈曲部92との間、換言すれば外蓋板81と内蓋板91との間には空洞で中空の蓋減圧空間DS2が設けられている。
外蓋板81には、その隅部83のそれぞれと、外蓋板81の中央C5との間に配置されて、舌状の外蓋突出部84が形成されている。舌状の外蓋突出部84は、外蓋板81の隅部83の周辺側で曲率の大きい丸みを帯びた形状で形成され、中央C5側で隅部83の周辺側よりも曲率の小さい丸みを帯びた形状で形成されている。舌状の外蓋突出部84は、外蓋板81の中央C5から外蓋板81の隅部83の周辺に向かって、或いは隅部83とこの隅部83を形成する2つの辺85・85に向かって蓋体7の外側に漸次突出する勾配で設けられ、隅部83の周辺側の先端部で蓋体7の内側に屈曲するように形成されている。
外蓋板81には、外蓋板81の中央C5を通り且つ外蓋突出部84・84相互間を通るようにして、外蓋板81の外側に十字状の外蓋補強部材86が設けられており、十字状の外蓋補強部材86は、外蓋板81の中央C5に交差部863が配置されるように外蓋板81に沿って固設されている。十字状の外蓋補強部材86も、例えば細長い柱材、板材或いはチャンネル部材等の長材の長手方向における略中間位置の両側に、長材より短い柱材、板材或いはチャンネル部材等の短材をそれぞれ溶接等で接合したもの、或いは全体が一体的に形成された柱状或いは板状の十字状部材等とすると良好であり、又、十字状の外蓋補強部材86の厚みは例えば全体で略一定とすると良好である。
図示例の十字状の外壁補強部材86は、軽量化を図りつつ強度をより高めるため、横方向に延設された断面視略コ字形のチャンネル部材861と、中央C5と辺85との間でチャンネル部材861と垂直になる横方向に溶接等で接合して延設された断面視略コ字形のチャンネル部材862から構成され、断面視略コ字形の開放側を外蓋板81側に向けて外蓋板81に溶接等で固着されている。チャンネル部材861の両端と、チャンネル部材862の辺85側の先端は、それぞれ辺85に近接して配置されている。
内蓋板91には、その隅部93のそれぞれと、内蓋板91の中央C6との間に配置されて、舌状の内蓋突出部94が形成されている。舌状の内蓋突出部94は、内蓋板91の隅部93の周辺側で曲率の大きい丸みを帯びた形状で形成され、中央C6側で隅部93の周辺側よりも曲率の小さい丸みを帯びた形状で形成されている。舌状の内蓋突出部94は、内蓋板91の中央C6から内蓋板91の隅部93の周辺に向かって、或いは隅部93とこの隅部93を形成する2つの辺95・95に向かって蓋体7の内側に漸次突出する勾配で設けられ、隅部93の周辺側の先端部で蓋体7の外側に屈曲するように形成されている。内蓋突出部94は、外蓋突出部84と略対応する位置に配置されている。
内蓋板91には、内蓋板91の中央C6を通り且つ内蓋突出部94・94相互間を通るようにして、内蓋板91の内側に十字状の内蓋補強部材96が設けられており、十字状の内蓋補強部材96は、内蓋板91の中央C6に交差部963が配置されるように内蓋板91に沿って固設されている。十字状の内蓋補強部材96も、例えば細長い柱材、板材或いはチャンネル部材等の長材の長手方向における略中間位置の両側に、長材より短い柱材、板材或いはチャンネル部材等の短材をそれぞれ溶接等で接合したもの、或いは全体が一体的に形成された柱状或いは板状の十字状部材等とすると良好であり、又、十字状の内蓋補強部材96の厚みは例えば全体で略一定とすると良好である。
図示例の十字状の内壁補強部材96も、軽量化を図りつつ強度をより高めるため、横方向に延設された断面視略コ字形のチャンネル部材961と、中央C6と辺95との間でチャンネル部材961と垂直になる横方向に溶接等で接合して延設された断面視略コ字形のチャンネル部材962から構成され、断面視略コ字形の開放側を内蓋板91側に向けて内蓋板91に溶接等で固着されている。
内蓋補強部材96のチャンネル部材961の両端と、チャンネル部材962の辺95側の先端は、それぞれ辺95よりも若干内寄りの位置に配置されており、蓋体7で容器本体2を閉じた際に、内蓋補強部材96の内壁補強部材46への干渉を防ぎつつ、内蓋補強部材96が内壁補強部材46の内側に内嵌合されるようになっている(図6参照)。また、蓋体7で容器本体2を閉じた際に、蓋体7の周設された屈強部92が容器本体2の外側周側壁32の外周面に沿って配置されるようになっており、閉状態の容器本体2と蓋体7の内部空間の断熱性と断熱効果の安定性が高められている。
第1実施形態の断熱容器1によれば、大気圧と減圧空間の圧力差で変形し易い外壁板31と内壁板41をそれぞれ十字状の外壁補強部材36と十字状の内壁補強部材46で補強すると共に、大気圧と減圧空間の圧力差で大きく変形し易い外壁板31の中央C1の箇所と内壁板41の中央C2の箇所を、それぞれ十字状の外壁補強部材36の交差部363と十字状の内壁補強部材46の交差部463で補強し、外側周側壁32と内側周側壁42の強度を高め、圧力差で断熱容器1の外壁や内壁が曲がって潰れ、外壁と内壁が接触することを防止することができる。従って、本体減圧空間DS1に内装され本体減圧空間DS1を支持する断熱支持材を無くし或いは低減することが可能となり、断熱容器1の製造コストの低減、断熱支持材の廃棄コストの発生防止を図ることができる。
また、外側周側壁32と内側周側壁42との間の本体減圧空間DS1を空洞の中空とすることにより、当該部分の本体減圧空間DS1における断熱性能の断熱支持材への依存性を無くし、本体減圧空間DS1の圧力の調整によって最適な断熱性能に柔軟に調整し、設定することを可能にし、多様な要求断熱性能を容易に達成することができる。また、外側周側壁32と内側周側壁42との間を空洞の本体減圧空間DS1とすることにより、例えば再度の真空排気とゲッターの交換でメンテナンスを行うことができ、断熱容器のメンテナンス作業を容易化することができる。また、十字状の外壁補強部材36と十字状の内壁補強部材46を設けることにより、外壁板31や内壁板41の圧力差による変形防止可能な板厚を薄肉化することができ、断熱容器1内の容積の増加や断熱容器1の重量の軽量化を図ることができると共に、外部からの衝撃荷重による外壁板31や内壁板41の変形防止を図ることができる。
また、外壁板31の舌状の外壁突出部34と内壁板41の舌状の内壁突出部44により、外側周側壁32と内側周側壁42の強度をより一層高め、圧力差で断熱容器1の外壁や内壁が曲がって潰れ、外壁と内壁が接触することをより確実に防止することができる。また、十字状の外壁補強部材36と十字状の内壁補強部材46の双方を、外側周側壁32と内側周側壁42との間の本体減圧空間DS1の外側に設けることにより、外壁板31と内壁板41の離間距離が外壁補強部材36や内壁補強部材46を介して短くなることを確実に防止することができ、外壁と内壁の接触をより確実に防止することができる。
また、大気圧と減圧空間の圧力差で変形し易い外側底板51と内側底板61をそれぞれ十字状の外底補強部材55と十字状の内底補強部材65で補強すると共に、大気圧と減圧空間の圧力差で大きく変形し易い外側底板51の中央C3の箇所と内側底板61の中央C4の箇所を、それぞれ十字状の外底補強部材55の交差部553と十字状の内底補強部材65の交差部653で補強し、外側底板51と内側底板61の強度を高め、圧力差で断熱容器1の外側底板51や内側底板61が曲がって潰れ、外側底板51と内側底板61が接触することを防止することができる。従って、外側底板51と内側底板61の間の本体減圧空間DS1に内装され本体減圧空間DS1を支持する断熱支持材を無くし、断熱容器1の製造コストの低減、断熱支持材の廃棄コストの発生防止を図ることができる。
また、外側底板51と内側底板61との間の本体減圧空間DS1を空洞の中空とすることにより、当該部分の本体減圧空間DS1における断熱性能の断熱支持材への依存性を無くし、本体減圧空間DS1の圧力の調整によって最適な断熱性能により柔軟且つ正確に調整し、設定することを可能にし、多様な要求断熱性能を容易に達成することができる。また、外側底板51と内側底板61との間を空洞の本体減圧空間DS1とすることにより、例えば再度の真空排気とゲッターの交換でメンテナンスを行うことができ、断熱容器のメンテナンス作業を容易化することができる。また、十字状の外底補強部材55と十字状の内底補強部材65を設けることにより、外側底板51や内側底板61の圧力差による変形防止可能な板厚を薄肉化することができ、断熱容器1内の容積の増加や断熱容器1の重量の軽量化を図ることができると共に、外部からの衝撃荷重による外側底板51や内側底板61の変形防止を図ることができる。
また、外側底板51の舌状の外底突出部53と内側底板61の舌状の内底突出部63により、外側底板51と内側底板61の強度をより一層高め、圧力差で断熱容器1の外側底板51や内側底板61が曲がって潰れ、外側底板51と内側底板61が接触することをより確実に防止することができる。また、十字状の外底補強部材55と十字状の内壁補強部材65の双方を、外側底板51と内側底板61との間の本体減圧空間DS1の外側に設けることにより、外側底板51と内側底板61の離間距離が外底補強部材55や内底補強部材65を介して短くなることを確実に防止することができ、外側底板51と内側底板61の接触をより確実に防止することができる。
また、大気圧と減圧空間の圧力差で変形し易い外蓋板81と内蓋板91をそれぞれ十字状の外蓋補強部材86と十字状の内蓋補強部材96で補強すると共に、大気圧と減圧空間の圧力差で大きく変形し易い外蓋板81の中央C5の箇所と内蓋板91の中央C6の箇所を、それぞれ十字状の外蓋補強部材86の交差部863と十字状の内蓋補強部材96の交差部963で補強し、外蓋板81と内蓋板91の強度を高め、圧力差で断熱容器1の外蓋板81や内蓋板91が曲がって潰れ、外蓋板81と内蓋板91が接触することを防止することができる。従って、外蓋板81と内蓋板91の間の蓋減圧空間DS2に内装され蓋減圧空間DS2を支持する断熱支持材を無くし、断熱容器1の製造コストの低減、断熱支持材の廃棄コストの発生防止を図ることができる。
また、外蓋板81と内蓋板91との間の蓋減圧空間DS2を空洞の中空とすることにより、蓋減圧空間DS2における断熱性能の断熱支持材への依存性を無くし、当該減圧空間の圧力の調整によって最適な断熱性能により柔軟且つ正確に調整し、設定することを可能にし、多様な要求断熱性能を容易に達成することができる。また、外蓋板81と内蓋板91との間を空洞の蓋減圧空間DS2とすることにより、例えば再度の真空排気とゲッターの交換でメンテナンスを行うことができ、断熱容器1の蓋体のメンテナンス作業を容易化することができる。また、十字状の外蓋補強部材86と十字状の内蓋補強部材96を設けることにより、外蓋板81や内蓋板91の圧力差による変形防止可能な板厚を薄肉化することができ、断熱容器1内の容積の増加や断熱容器1の重量の軽量化を図ることができると共に、外部からの衝撃荷重による外蓋板81や内蓋板91の変形防止を図ることができる。
また、外蓋板81の舌状の外蓋突出部84と内蓋板91の舌状の内蓋突出部94により、外蓋板81と内蓋板91の強度をより一層高め、圧力差で断熱容器1の外蓋板81や内蓋板91が曲がって潰れ、外蓋板81と内蓋板91が接触することをより確実に防止することができる。また、十字状の外蓋補強部材86と十字状の内蓋補強部材96の双方を、外蓋板81と内蓋板91との間の蓋減圧空間DS2の外側に設けることにより、外蓋板81と内蓋板91の離間距離が外蓋補強部材86や内蓋補強部材96を介して短くなることを確実に防止することができ、外蓋板81と内蓋板91の接触をより確実に防止することができる。
〔第2実施形態の断熱容器〕
本発明による第2実施形態の断熱容器1aは、図8に示すように、上方に開放する箱形で平面視略矩形に形成された容器本体2aと、容器本体2aを閉塞する平面視略矩形の蓋体7aを備える。容器本体2aは、複数の略矩形の外壁板31aと複数の略矩形の内壁板41aを有し、四方に位置するそれぞれの外壁板31aと内壁板41aは離間して対向配置されていると共に、第1実施形態の外側底板51と内側底板61と基本的な構成が同様である離間して対向配置された略矩形の外側底板51と略矩形の内側底板61を有する。また、蓋体7aは、略矩形の外蓋板81aと略矩形の内蓋板91aを有し、外蓋板81aと内蓋板91aが離間して対向配置されている。
外壁板31aには、その中央C1が外側に膨出するようにしてドーム状の外壁湾曲部311aが形成されており、外壁湾曲部311aが形成された外壁板31aに第1実施形態と同様の舌状の外壁突出部34が形成されている。十字状の外壁補強部材36aは、外壁板31aの中央C1に第1実施形態と同様に交差部363が配置されるようにして外壁板31aに沿って固設されており、外壁湾曲部311aが形成された外壁板31aの形状に倣って湾曲した形状で形成されている。
内壁板41aには、その中央C2が内側に膨出するようにしてドーム状の内壁湾曲部411aが形成されており、内壁湾曲部411aが形成された内壁板41aに第1実施形態と同様の舌状の内壁突出部44が形成されている。十字状の内壁補強部材46aは、内壁板41aの中央C2に第1実施形態と同様に交差部463が配置されるようにして内壁板41aに沿って固設されており、内壁湾曲部411aが形成された内壁板41aの形状に倣って湾曲した形状で形成されている。
外側底板51aには、その中央C3が外側に膨出するようにしてドーム状の外底湾曲部511aが形成されており、外底湾曲部511aが形成された外側底板51aに第1実施形態と同様の舌状の外底突出部53が形成されている。十字状の外底補強部材55aは、外側底板51aの中央C3に第1実施形態と同様に交差部553が配置されるようにして外側底板51aに沿って固設されており、外底湾曲部511aが形成された外側底板51aの形状に倣って湾曲した形状で形成されている。
内側底板61aには、その中央C4が内側に膨出するようにしてドーム状の内底湾曲部611aが形成されており、内底湾曲部611aが形成された内側底板61aに第1実施形態と同様の舌状の内底突出部63が形成されている。十字状の内壁補強部材65aは、内側底板61aの中央C4に第1実施形態と同様に交差部653が配置されるようにして内側底板61aに沿って固設されており、内底湾曲部611aが形成された内側底板61aの形状に倣って湾曲した形状で形成されている。
外蓋板81aには、その中央C5が外側に膨出するようにしてドーム状の外蓋湾曲部811aが形成されており、外蓋湾曲部811aが形成された外蓋板81aに第1実施形態と同様の舌状の外蓋突出部84が形成されている。十字状の外蓋補強部材86aは、外蓋板81aの中央C5に第1実施形態と同様に交差部863が配置されるようにして外蓋板81aに沿って固設されており、外蓋湾曲部811aが形成された外蓋板81aの形状に倣って湾曲した形状で形成されている。
内蓋板91aには、その中央C6が内側に膨出するようにしてドーム状の内蓋湾曲部911aが形成されており、内蓋湾曲部911aが形成された内蓋板91aに第1実施形態と同様の舌状の内蓋突出部94が形成されている。十字状の内蓋補強部材96aは、内蓋板91aの中央C6に第1実施形態と同様に交差部963が配置されるようにして内蓋板91aに沿って固設されており、内蓋湾曲部911aが形成された内蓋板91aの形状に倣って湾曲した形状で形成されている。第2実施形態の断熱容器1aのその他の構成は第1実施形態の断熱容器1と同様である。
第2実施形態の断熱容器1aによれば、第1実施形態の断熱容器1と対応する構成から対応する効果が得られると共に、ドーム状の外壁湾曲部311aで内方へ変形し易い外壁板31aの中央C1をドーム状に外側に膨出し、ドーム状の内壁湾曲部411aで外方へ変形し易い内壁板41aの中央C2をドーム状に内側に膨出し、外壁板31aの中央C1と内壁板41aの中央C2の離間距離をより長くすることができると共に、ドーム状の外壁湾曲部311aとドーム状の内壁湾曲部411aで外壁板31aと内壁板41a、外側周側壁と内側周側壁の強度を高めることができる。従って、圧力差で断熱容器1aの外壁や内壁が曲がって潰れ、外壁と内壁が接触することをより確実に防止することができる。
また、ドーム状の外底湾曲部511aで内方へ変形し易い外側底板51の中央C3をドーム状に外側に膨出し、ドーム状の内底湾曲部611aで外方へ変形し易い内側底板61aの中央C4をドーム状に内側に膨出し、外側底板51aの中央C3と内側底板61aの中央C4の離間距離をより長くすることができると共に、ドーム状の外底湾曲部511aとドーム状の内底湾曲部611aで外側底板51aと内側底板61aの強度を高めることができる。従って、圧力差で断熱容器1aの外側底板51aや内側底板61aが曲がって潰れ、外側底板51aと内側底板61aが接触することをより確実に防止することができる。
また、ドーム状の外蓋湾曲部811aで内方へ変形し易い外蓋板81aの中央C5をドーム状に外側に膨出し、ドーム状の内蓋湾曲部911aで外方へ変形し易い内蓋板91aの中央C6をドーム状に内側に膨出し、外蓋板81aの中央C5と内蓋板91aの中央C6の離間距離をより長くすることができると共に、ドーム状の外蓋湾曲部811aとドーム状の内蓋湾曲部911aで外蓋板81aと内蓋板91aの強度を高めることができる。従って、圧力差で断熱容器1aの外蓋板81aや内蓋板91aが曲がって潰れ、外蓋板81aと内蓋板91aが接触することをより確実に防止することができる。
〔本明細書開示発明の包含範囲〕
本明細書開示の発明は、発明として列記した各発明、各実施形態及びその変形例の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な内容を本明細書開示の他の内容に変更して特定したもの、或いはこれらの内容に本明細書開示の他の内容を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な内容を部分的な作用効果が得られる限度で削除して上位概念化して特定したものを包含する。そして、本明細書開示の発明には下記変形例や追記した内容も含まれる。
本発明の断熱容器には、容器本体の外側周側壁と内側周側壁との間に空洞の本体減圧空間が設けられ、外壁板の中央に交差部が配置されるように十字状の外壁補強部材が外壁板に沿って固設され、内壁板の中央に交差部が配置されるように十字状の内壁補強部材が内壁板に沿って固設される構成を有する適宜の断熱容器、或いは、断熱性の容器本体が平面視略矩形で形成されると共に、容器本体を閉塞する平面視略矩形の蓋体を有し、蓋体の上面を構成する略矩形の外蓋板に略矩形の内蓋板が離間して対向配置され、外蓋板と前記内蓋板との間に空洞の蓋減圧空間が設けられ、外蓋板の中央に交差部が配置されるように十字状の外蓋補強部材が外蓋板に沿って固設され、内蓋板の中央に交差部が配置されるように十字状の内蓋補強部材が内蓋板に沿って固設される構成を有する適宜の断熱容器が包含される。
例えば十字状の外壁補強部材と十字状の内壁補強部材が、それぞれ略矩形の外壁板と略矩形の内壁板に対して縦横に延びるように配置される構成の他に、それぞれ略矩形の外壁板と略矩形の内壁板に対して対角線方向に延びるように配置される構成の断熱容器としても良好であり、又、十字状の外底補強部材と十字状の内底補強部材、十字状の外蓋補強部材と十字状の内蓋補強部材も、それぞれ対角線方向に延びるように配置しても良好である。
また、十字状の外壁補強部材と十字状の内壁補強部材の双方、十字状の外底補強部材と十字状の内底補強部材の双方、十字状の外蓋補強部材と十字状の内蓋補強部材の双方は、接触防止の確実性向上の観点からは減圧空間の外側に設けると好適であり、又、美観向上の観点からは減圧空間の内部に設けると好適であるが、十字状の外壁補強部材と十字状の内壁補強部材のいずれか一方、十字状の外底補強部材と十字状の内底補強部材のいずれか一方、十字状の外蓋補強部材と十字状の内蓋補強部材のいずれか一方だけを減圧空間の外側に設け、他方を減圧空間の内部に設けても良好である。
また、本発明の断熱容器 或いは断熱容器の容器本体と蓋体は、平面視形状を略矩形とすると好適であるが、平面視形状が略矩形以外の三角形、六角形等の多角形形状の容器とすることも可能である。また、本発明の断熱容器は、十字状の外壁補強部材と十字状の内壁補強部材、十字状の外底補強部材と十字状の内底補強部材、十字状の外蓋補強部材と十字状の内蓋補強部材を設けずに、外壁突出部と内壁突出部が形成される断熱容器や、外壁湾曲部や内壁湾曲部が形成される断熱容器や、外底突出部と内底突出部が形成される断熱容器や、外底湾曲部と内底湾曲部が形成される断熱容器や、外蓋突出部と内蓋突出部が形成される断熱容器や、外蓋湾曲部や内蓋湾曲部が形成される断熱容器としても好適である。
〔解析試験〕
本発明の断熱容器における、十字状の外壁補強部材、十字状の内壁補強部材、十字状の外底補強部材、十字状の内底補強部材、十字状の外蓋補強部材、若しくは十字状の内蓋補強部材に相当する十字状の補強部材と、外壁突出部、内壁突出部、外底突出部、内底突出部、外蓋突出部、若しくは内蓋突出部に相当する突出部が形成された略矩形平板状の板材(実施例1、図9参照)と、前述の十字状の補強部材と突出部に、外壁湾曲部、内壁湾曲部、外底湾曲部、内底湾曲部、外蓋湾曲部、若しくは内蓋湾曲部に相当する湾曲部が形成された略矩形平板状の板材(実施例2、図12参照)と、前述の十字状の補強部材だけが形成された略矩形平板状の板材(実施例3、図15参照)と、前述の突出部だけが形成された略矩形平板状の板材(実施例4、図18参照)と、矩形平板状の板材(比較例、図21参照)に対して行ったCAE解析試験について説明する。
実施例1~4及び比較例の解析モデルにおける板材の物性値は、ステンレス鋼のSUS821L1と同一とし、ヤング率:200Gpa、ポアソン比:0.3とした。また、実施例1~4及び比較例の解析モデルにおける板材のサイズは、縦300mm×横300mm×十字状の補強部材を除いた厚さ1.5mmとした。実施例1~3の解析モデルにおける十字状の補強部材は、板材の縦横方向に延在して板材の中央で交差するようにし、高さ5mm×幅20mmに設定した。実施例1、2、4の解析モデルにおける各舌状の突出部は、平面視で突出部が占める領域の平面視面積を約14800mmにし、中央から隅部周辺に向かって漸次突出するように傾斜する勾配の傾斜角度を約15°に設定した。実施例2の解析モデルにおける外側に膨出するドーム状の湾曲部の曲率半径は約70mmに設定した。
そして、CAE解析におけるメッシュサイズを2mm、サグを0.2に設定し、実施例1~4及び比較例の解析モデルにおける板材を端縁から1.5mmの範囲を完全拘束し、十字状の補強部材が配置されている側、舌状の突出部が突出している側、ドーム状の湾曲部の凸側から、拘束範囲の内側の領域全体(圧力負荷領域)に亘って大気圧に相当する101325Paの圧力を等分布で負荷して、実施例1~4及び比較例の解析モデルに対するCAE解析試験を行った。
CAE解析の結果、比較例の解析モデルにおける最大変位量は板材中央で25.36mm(矩形の圧力負荷領域の短辺に対する最大変位量の比率:8.5%、本例では圧力負荷領域の縦辺297mm、横辺297mmであるため、25.36mm/297mm=8.5%)であった(図22、図23参照)。これに対して、実施例1、2の解析モデルにおける最大変位量はいずれも板材中央で2.53mm(矩形の圧力負荷領域の短辺に対する最大変位量の比率:0.85%(=2.53mm/297mm))となり(図10、図11、図13、図14参照)、実施例3の解析モデルにおける最大変位量は板材中央で3.42mm(矩形の圧力負荷領域の短辺に対する最大変位量の比率:1.15%(=3.42mm/297mm)となり(図16、図17参照)、実施例4の解析モデルにおける最大変位量は板材中央で6.32mm(矩形の圧力負荷領域の短辺に対する最大変位量の比率:2.1%(=6.32mm/297mm))となった(図19、図20参照)。
CAE解析の結果から、十字状の補強部材を板材に形成することにより、板材の法線方向における中央付近で最大となる変位量を格段に低下させることができ、更に、舌状の突出部を板材に形成することにより、板材の法線方向における中央付近で最大となる変位量をより一層低下させることができることが分かる。実施例3の結果から、板材をステンレス鋼、厚さ1.5mm以上の場合、矩形の圧力負荷領域の短辺に対する最大変位量の比率は1.15%以下となることから、実施例3の解析モデルの形状の板材2枚を離間配置して間に減圧空間を設ける場合、2枚の板材相互の中央付近の離間距離は矩形の圧力負荷領域の短辺に対する最大変位量の比率1.15%の2倍超に設定するとよい。実施例1、2の結果から、板材をステンレス鋼、厚さ1.5mm以上の場合、矩形の圧力負荷領域の短辺に対する最大変位量の比率は0.85%以下となることから、実施例1又は実施例2の解析モデルの形状の板材2枚を離間配置して間に減圧空間を設ける場合、2枚の板材相互の中央付近の離間距離は矩形の圧力負荷領域の短辺に対する最大変位量の比率0.85%の2倍超に設定するとよい。
本発明は、医薬品、食品等の各種収容物を収容する断熱容器として利用することができ、例えばワクチン、検体、冷凍食品、又は生鮮食品等の輸送や貯蔵に用いられる断熱容器として利用することができる。
1、1a…断熱容器 2、2a…容器本体 21…閉塞板 31、31a…外壁板 311a…外壁湾曲部 32…外側周側壁 33…隅部 34…外壁突出部 35…辺 36、36a…外壁補強部材 361、362…チャンネル部材 363…交差部 C1…外壁板の中央 41、41a…内壁板 411a…内壁湾曲部 42…内側周側壁 43…隅部 44…内壁突出部 45…辺 46、46a…内壁補強部材 461、462…チャンネル部材 463…交差部 C2…内壁板の中央 51、51a…外側底板 511a…外底湾曲部 52…隅部 53…外底突出部 54…辺 55、55a…外底補強部材 551、552…チャンネル部材 553…交差部 C3…外側底板の中央 61、61a…内側底板 611a…内底湾曲部 62…隅部 63…内底突出部 64…辺 65、65a…内底補強部材 651、652…チャンネル部材 653…交差部 C4…内側底板の中央 7、7a…蓋体 71…閉塞板 81、81a…外蓋板 811a…外蓋湾曲部 82…屈曲部 83…隅部 84…外蓋突出部 85…辺 86、86a…外蓋補強部材 861、862…チャンネル部材 863…交差部 C5…外蓋板の中央 91、91a…内蓋板 911a…内蓋湾曲部 92…屈曲部 93…隅部 94…内蓋突出部 95…辺 96、96a…内蓋補強部材 961、962…チャンネル部材 963…交差部 C6…内蓋板の中央 DS1…本体減圧空間、DS2…蓋減圧空間

Claims (12)

  1. 略矩形の外壁板と略矩形の内壁板が離間して対向配置され、
    3個以上の複数の前記外壁板と複数の前記内壁板が周方向にそれぞれ連設されて外側周側壁と内側周側壁が形成され、
    前記外側周側壁と前記内側周側壁との間に空洞の本体減圧空間が設けられる容器本体を有する断熱容器であって、
    前記外壁板の中央に交差部が配置されるように十字状の外壁補強部材が前記外壁板に沿って固設され、
    前記内壁板の中央に交差部が配置されるように十字状の内壁補強部材が前記内壁板に沿って固設されていることを特徴とする断熱容器。
  2. 前記十字状の外壁補強部材と前記十字状の内壁補強部材の双方が、前記外側周側壁と前記内側周側壁との間の本体減圧空間の外側に設けられることを特徴とする請求項1記載の断熱容器。
  3. 前記十字状の外壁補強部材と前記十字状の内壁補強部材の双方が、前記外側周側壁と前記内側周側壁との間の本体減圧空間の内部に設けられることを特徴とする請求項1記載の断熱容器。
  4. 前記容器本体の前記外壁板の隅部のそれぞれと前記外壁板の中央との間に配置されて前記外壁板に舌状の外壁突出部が形成され、
    前記外壁突出部が前記外壁板の中央から前記外壁板の隅部周辺に向かって外側に漸次突出する勾配で設けられていると共に、
    前記容器本体の前記内壁板の隅部のそれぞれと前記内壁板の中央との間に配置されて前記内壁板に舌状の内壁突出部が形成され、
    前記内壁突出部が前記内壁板の中央から前記内壁板の隅部周辺に向かって内側に漸次突出する勾配で設けられていることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の断熱容器。
  5. 前記容器本体の前記外壁板の中央が外側に膨出するようにして前記外壁板にドーム状の外壁湾曲部が形成され、
    前記容器本体の前記内壁板の中央が内側に膨出するようにして前記内壁板にドーム状の内壁湾曲部が形成されていることを特徴とする請求項1~4の何れかに記載の断熱容器。
  6. 前記容器本体が平面視略矩形で形成され、
    前記外側周側部が外側底板に連設され且つ前記内側周側壁が内側底板に連設され、
    前記外側底板と前記内側底板との間に空洞の本体減圧空間が設けられており、
    前記外側底板の中央に交差部が配置されるように十字状の外底補強部材が前記外側底板に沿って固設され、
    前記内側底板の中央に交差部が配置されるように十字状の内底補強部材が前記内側底板に沿って固設されていることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載の断熱容器。
  7. 前記容器本体の前記外側底板の隅部のそれぞれと前記外側底板の中央との間に配置されて前記外側底板に舌状の外底突出部が形成され、
    前記外底突出部が前記外側底板の中央から前記外側底板の隅部周辺に向かって外側に漸次突出する勾配で設けられていると共に、
    前記容器本体の前記内側底板の隅部のそれぞれと前記内側底板の中央との間に配置されて前記内側底板に舌状の内底突出部が形成され、
    前記内底突出部が前記内側底板の中央から前記内側底板の隅部周辺に向かって内側に漸次突出する勾配で設けられていることを特徴とする請求項6記載の断熱容器。
  8. 前記容器本体の前記外側底板の中央が外側に膨出するようにして前記外側底板にドーム状の外底湾曲部が形成され、
    前記容器本体の前記内側底板の中央が内側に膨出するようにして前記内側底板にドーム状の内底湾曲部が形成されていることを特徴とする請求項6又は7記載の断熱容器。
  9. 前記容器本体が平面視略矩形で形成されると共に、前記容器本体を閉塞する平面視略矩形の蓋体を有し、
    前記蓋体の上面を構成する略矩形の外蓋板に略矩形の内蓋板が離間して対向配置され、
    前記外蓋板と前記内蓋板との間に空洞の蓋減圧空間が設けられており、
    前記外蓋板の中央に交差部が配置されるように十字状の外蓋補強部材が前記外蓋板に沿って固設され、
    前記内蓋板の中央に交差部が配置されるように十字状の内蓋補強部材が前記内蓋板に沿って固設されていることを特徴とする請求項1~8の何れかに記載の断熱容器。
  10. 前記蓋体の前記外蓋板の隅部のそれぞれと前記外蓋板の中央との間に配置されて前記外蓋板に舌状の外蓋突出部が形成され、
    前記外蓋突出部が前記外蓋板の中央から前記外蓋板の隅部周辺に向かって外側に漸次突出する勾配で設けられていると共に、
    前記蓋体の前記内蓋板の隅部のそれぞれと前記内蓋板の中央との間に配置されて前記内蓋板に舌状の内蓋突出部が形成され、
    前記内蓋突出部が前記内蓋板の中央から前記内蓋板の隅部周辺に向かって内側に漸次突出する勾配で設けられていることを特徴とする請求項9記載の断熱容器。
  11. 前記蓋体の前記外蓋板の中央が外側に膨出するようにして前記外蓋板にドーム状の外蓋湾曲部が形成され、
    前記蓋体の前記内蓋板の中央が内側に膨出するようにして前記内蓋板にドーム状の内蓋湾曲部が形成されていることを特徴とする請求項9又は10記載の断熱容器。
  12. 断熱性の容器本体が平面視略矩形で形成されると共に、前記容器本体を閉塞する平面視略矩形の蓋体を有し、
    前記蓋体の上面を構成する略矩形の外蓋板に略矩形の内蓋板が離間して対向配置され、
    前記外蓋板と前記内蓋板との間に空洞の蓋減圧空間が設けられ、
    前記外蓋板の中央に交差部が配置されるように十字状の外蓋補強部材が前記外蓋板に沿って固設され、
    前記内蓋板の中央に交差部が配置されるように十字状の内蓋補強部材が前記内蓋板に沿って固設されていることを特徴とする断熱容器。
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