JP3646369B2 - 産業車両の車体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォークリフトのような産業車両の車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、フォークリフトのような産業車両では、図4に示すように、機台1の一方の側面に作動油タンク8を備え、他方の側面に燃料タンク(図示省略)を備えている。また、高積みコンテナを扱うことを容易にするためのハイキャビン仕様のフォークリフトやマスト剛性を向上するためのハイティルト仕様のフォークリフトは、前記キャビン3及びティルトシリンダ5を支持するためのピラー2を機台1の略中央の左右両側部に立設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図5は図4のC−C線断面を、図6は図5のD−D線断面を表し、従来のピラー及び作動油タンクの断面構造を示している。これら両図に示すように、ピラー2は所要剛性を得るために薄板から縦長の箱形に形成されるとともに、機台1の主要な構成部材でありかつ強度部材であるフレームメインプレート9の外側面に溶接により結合された構成となっている。従って、前記作動油タンク8は前記ピラー2との干渉を避けてその外側に構成されているが、このような構成によると、作動タンク8の容量が減少する結果となる。
【0004】
一般に、フォークリフトの作動油タンク8は、作動油の油温上昇を抑えるために、またリフトシリンダ7の上昇・下降に伴うタンク内の大きな油量変化に対応するためには、タンク容量を大きく設定することが望ましいものであるが、タンク外形を前後や上下又は側方へ広げるという態様での容量増大は、車両のレイアウト上の制約から実質的に困難である。
【0005】
従って、その他の手段によりタンク容量を増大するには、例えばピラー2を前記したような箱形ではなく厚板から形成することにより該ピラー2に原因するタンク容量の減少スペースを極力縮小するといったことが考えられる。ところが、このようなピラー2の厚肉化による対応は、タンク容量の増大効果が低い上に、車両重量の増加を招来するという不具合を伴うものである。
【0006】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、タンクを大型化することなく、タンク容量を増大することが可能な産業車両の車体構造を提供することにある。
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を講じている。即ち、請求項1の発明は、機台側部に立設されたピラーによってキャビン及びティルトシリンダの双方を、又はそれらの一方を支持する構成の産業車両の車体構造であって、前記ピラーを中空状に形成するとともに、その下部側を機台側部に設置されるタンク内に挿入して設置し、ピラー内の中空部をタンクに連通したことを特徴とする。
【0008】
上記のように構成された請求項1の発明によれば、ピラーをタンクの一部として活用できるため、タンクを大型化することなくタンク容量を増大することが可能となる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1記載の産業車両の車体構造において、前記タンク内に挿入される前記ピラーの下部が、機台の主要な構成部材でありかつ作動油タンクの構成部材でもあるフレームメインプレートに溶接により接合され、しかもそのその接合部が前後方向に幅広に設定されたことを特徴とする。このような構成によると、溶接部の接合強度を高めることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。本実施の形態は図4に示すようなハイキャビン仕様でかつハイティルト仕様の大型フォークリフトを適用対象とするものであり、その全体構成については従来と同様である。即ち、この種の大型フォークリフトでは、機台1の略中央の左右両側部にピラー2が立設され、そのピラー2によってキャビン3及びマスト4前後傾用のティルトシリンダ5が支持されている。なお、図には荷役用アタッチメントとしてコンテナスプレッダ6が装着されている場合が示されており、また図中7はリフトシリンダを示している。
【0011】
機台1の左右の外側面の一方には、図示省略の燃料タンクが設けられ、他方には作動油タンク8が設けられている。作動油タンク8は図1〜図3に示すように、複数枚のプレートを相互に結合することにより略皿型に形成されたタンクプレート10を、機台の主要な構成部材でありかつ強度部材である前後方向に延在する右(又は左)のフレームメインプレート9の外面側に溶接により結合することにより、前後方向に長い密閉された略直方体状の箱形に形成されている。
【0012】
上述の如き構成の大型フォークリフトにおいて、前記キャビン3及びティルトシリンダ5を支持する前記ピラー2は、図2及び図3に示すように、断面略U溝状の溝形プレート11と、その溝形プレート11の開口部側に溶接により結合された平板12とから縦長の略矩形の箱形に形成されるとともに、上部が閉鎖され、下端部が開放されている。
【0013】
ピラー2の下部は、前記作動油タンク8の上板8aを貫通してタンク内に挿入されており、平板12側がフレームメインプレート9に当接された状態でその当接周縁部が溶接により結合されている。即ち、下端部を開放したピラー2はその中空部2aが作動油タンク8と連通されている。また、フレームメインプレート9に対する平板12の接合部12aは、それよりも上部側に比べて前後方向に幅広に形成されており、このことにより接合部12aの溶接面が増大され、ティルトシリンダ5からピラー2に入力される前後方向の曲げモーメントに十分に耐え得る接合強度が確保されている。
【0014】
上述のように構成された本実施の形態に係る車体構造にあっては、ピラー2の中空部2aを作動油タンク8の一部として活用できるため、作動油タンク8を大型化することなくタンク容量を実質的に増大することが可能となる。従って、作動油の絶対量が増大されることとなり、作動油温の上昇を抑える上で大きな効果がある。
【0015】
ところで、作動油タンク8は作動油の汚染防止及びオイルポンプの吸込性能アップの観点から、密閉された加圧タンクであることが望ましい。加圧タンクとは、作動油が外部回路から作動油タンク8に戻ったときに、タンク内の空気が大気圧よりやや高めに達した時点で排出されるように設定された構造の図示しないブリーザーを備えたものであり、タンク内に作動油が戻っている状態で作動油タンク8内の加圧された空気容積が大きいほどオイルポンプの吸込性能がアップする。
【0016】
従って、本実施の形態によれば、タンク容量の増大により、リフトシリンダ7の昇降に伴う作動油タンク8内の作動油の油面変動に対して十分に大きな空気容積を確保することが可能となるため、加圧タンク方式を採用した場合には、上記のようなオイルポンプの吸込性能アップに大きく役立つこととなる。
【0017】
また、本実施の形態では、作動油タンク8内でピラー2をフレームメインプレート9に溶接する構成とし、しかもその場合に平板12を前後方向に幅広化して接合部12aを形成してあるため、溶接面が拡大されてティルトシリンダ5から入力される曲げモーメントに対抗するに必要な接合強度を容易に確保することが可能となる。
【0018】
なお、上述した実施の形態では、作動油タンク8に実施した場合として説明しているが、必要であれば、燃料タンクに実施しても差し支えない。また、ピラー2の断面形状については、図示の矩形断面に限らず、タンクとして活用できる中空体であればよく、しかも全長にわたって中空体である必要もない。また、実施の形態では、ピラー2がキャビン3とティルトシリンダ5を支持する場合で説明しているが、少なくともそのいずれか一方を支持する構成であればよい。
【0019】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、作動油タンクを大型化することなくその容量を増大することができるため、作動油量の増大による作動油温の低減化に有効であり、またオイルポンプの吸込性能をアップするために加圧タンク方式とした場合においても、空気容積を大きくできることから、その効果をより大きく活用できる。また、請求項2の発明によるときは、ピラーに入力される曲げモーメントに十分に対抗し得る接合強度を容易に確保することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車体構造の一部破断側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】ハイキャビン仕様及びハイティルト仕様の大型フォークリフトの概略側面図である。
【図5】図4のC−C線断面図であり、従来のピラー及び作動油タンク構造を示す。
【図6】図5のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1…機台
2…ピラー
3…キャビン
5…ティルトシリンダ
8…作動油タンク
9…フレームメインプレート

Claims (2)

  1. 機台側部に立設されたピラーによってキャビン及びティルトシリンダの双方を、又はそれらの一方を支持する構成の産業車両の車体構造であって、
    前記ピラーを中空状に形成するとともに、その下部側を機台側部に設置されるタンク内に挿入して設置し、ピラー内の中空部をタンクに連通した産業車両の車体構造。
  2. 前記タンク内に挿入された前記ピラーの下部が、機台の主要な構成部材でありかつ作動油タンクの構成部材でもあるフレームメインプレートに溶接により接合され、しかもその接合部が前後方向に幅広に設定された請求項1記載の産業車両の車体構造。
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