JPS5826157B2 - 酸素センサ素子内蔵型点火栓 - Google Patents

酸素センサ素子内蔵型点火栓

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JPS5826157B2
JPS5826157B2 JP54095573A JP9557379A JPS5826157B2 JP S5826157 B2 JPS5826157 B2 JP S5826157B2 JP 54095573 A JP54095573 A JP 54095573A JP 9557379 A JP9557379 A JP 9557379A JP S5826157 B2 JPS5826157 B2 JP S5826157B2
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oxygen
insulator
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洋 高尾
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    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/406Cells and probes with solid electrolytes
    • G01N27/407Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing gases
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は点火栓に係り、特に酸素イオン伝導性固体電
解質を用いて酸素濃淡電池の原理を応用し、あるいは酸
化物半導体を用いた膜構造型の酸素センサ素子を内蔵す
ることにより酸素濃度検出機能と点火機能の両方を兼備
させた酸素センサ内蔵型点火栓に関するものである。
中心電極を絶縁体で取り囲むと共に前記中心電極の一端
側で火花ギャップを介して側方電極を対向させた構造の
点火栓は、点火コイルで発生させた高圧電気を中心電極
と側方電極との間に導ひき、火花ギャップ間で強烈な火
花を確実に飛ばして圧縮混合気を爆発させる役目をもっ
ている。
このような点火栓は、一般自動車用、競走自動車用、航
空機用、農耕用、船舶用、発電機用等々の内燃機関に使
用され、また、熱の逃げる度合(熱価)を異ならせたも
のや雑音の発生を防止したものなど、用途に合わせた数
多くの種類のものが開発されている。
一方、とくに一般自動車用内燃機関においては、近年と
くに排出ガスの清浄化や燃焼効率の向上による省エネル
ギー化が大きな課題となっている。
この課題のための一手段としては、排出ガス中の一酸化
炭素および炭化水素の酸化と、窒素酸化物の還元とを触
媒の助けにより同時におこなわせ、それぞれ無害な二酸
化炭素、水蒸気および窒素に変換させる三元触媒方式に
よる排出ガスの清浄化がある。
そして、このときに使用される三元触媒は理論空燃比(
ガソリン燃焼の場合に空気と燃料との重量比が約14.
7)で燃焼させたときに最も有効にはたらくうえに、そ
のときの燃焼が最も効率良くおこなわれるため省エネル
ギーにもかなっていることから、たとえば酸素濃淡電池
の原理を応用した酸素センサ素子を用いて常に理論空燃
比での燃焼をおこなわせようとすることも実際に試みら
れている。
すなわち、排出ガス中の酸素濃度は理論空燃比を境に空
気過剰側に移るにつれて大きくなるため、この酸素濃度
の変化を酸素センサ素子により検出して空燃比を制御し
ようとするものである。
ところで、酸素濃淡電池の原理を応用した酸素センサ素
子にも種々の構造のものが知られており、たとえば一端
側を閉じた管状の酸素イオン伝導性固体電解質の内外表
面に電極を設けたもの(特開昭49−130292号公
報等)や、固体電解質と電極とを膜状に積層したもの(
米国特許第3578578号明細書1、特開昭52−1
36689号公報等)などがある。
従来、前記酸素センサ素子を用いて排出ガス中の酸素濃
度の検出をおこなうに際しては、はとんどの場合酸素セ
ンサ素子を排気管に取り付けているため、燃焼から検出
までにある程度の時間を要し、フィードバックが緩漫に
なりがちであると同時に、多くの内燃機関は多気筒のも
のであるが、このような場合に酸素濃度検出部では散気
筒あるいは金気筒の燃焼ガスが集合されたものとなって
いる。
そして、多気筒の場合に燃焼状態は各気筒毎に異なって
いるのが一般的であり、従来のように混合燃焼ガスの平
均的な酸素濃度を検出して全気筒の空燃比←律に制御す
る方式では、燃焼効率の向上に限界を生じて十分でない
問題を残していた。
そこで、内燃機関の各気筒毎の燃焼室に何んらかの形で
酸素センサ素子を設けることも考えられるが、内燃機関
の燃焼室は燃焼効率の最大化を追求して最少部品ならび
に最小空間におさえられているため、いままでは新たに
酸素センサ素子の如きものを燃焼室内に設けることはな
かなか困難であった。
また、燃焼室内は燃料の吸入や圧縮・爆発という非常に
厳しい環境下にあるため、その中で十分な機能を発揮し
しかも耐久性を保証できる材質および形状等の酸素セン
サ素子を開発するにはいまだ非常に多くの工夫と検討を
要し、現実的なものとはなっていない。
この発明は上述した従来の問題点に着目してなされたも
ので、内燃機関の各電筒毎の燃焼室内での酸素濃度の検
出を可能にして、空燃比のフィードバック制御を即時的
におこなうことができるようにすることを目的としてい
る。
上述したように、内燃機関の各気筒毎の燃焼室内で酸素
濃度の検出をおこなうことの利点はかなり太きいが、実
際には燃焼室内に酸素センサ素子を設けることがなかな
か困難であった。
ところで、燃焼室内に欠くことのできない部品でしかも
苛酷な環境に耐えて使用されているものに点火栓がある
そこで、本発明者らは、点火栓の機能を全く損なうこと
なくしかも点火栓と一体化できる構造の酸素センサ素子
があれば、前述の困難と考えられていた燃焼室内での酸
素濃度の検出が可能であることに着目して種々の実験を
試みた。
すなわち、苛酷な環境下での耐久性は点火栓が保証して
おり、酸素センサ素子自体に格別大きな構造的強度を要
求されず、燃焼室内での取り付は位置の問題も解消する
加えて、点火栓は金気筒に必要な部品であるため、各気
筒毎の空燃比制御が可能となる。
このような考え方に基づいて種々の研究を重ねた結果、
従来の例えば管状形をなす構造の酸素センサ素子では、
点火栓の構造が複雑になりすぎて実施化が困難であるこ
とがわかり、従来既知の酸素センサ素子ならばすべて適
用できるものではないこともわかった。
そこで、この発明では、中心電極を絶縁体で取り囲むと
共に前記中心電極の一端側で火花ギャップを介して側方
電極を対向させた点火栓において、前記絶縁体に、膜構
造よりなる酸素センサ素子をその測定側が被測定ガスと
接触可能である状態にして取付け、前記酸素センサ素子
を前記絶縁体で支持させることにより上述の目的を達成
した。
次にこの発明の実施例を図面に基いて詳細に説明する。
第1図ないし第4図はこの発明の一実施例における酸素
センサ素子内蔵型点火栓を示すもので、中心電極1を絶
縁体2で取り囲むと共に、中心電極1と絶縁体2との間
に充填粉末3を介在させ、絶縁体2の周囲に主体金具4
を固定して該主体金具4と絶縁体2との間に充填粉末5
を介在させている。
この主体金具4は、ナツト部4aと、取り付は用おねじ
部4bをそなえ、さらに前記中心電極1の一端側で火花
ギャップ6を介して対向する側方電極4cを一体的にそ
なえている。
また、中心電極1の他端側には接続用端子7を電気的に
導通させて固定している。
さらに、絶縁体2にはコルゲーション2aを形成してい
る。
そして、絶縁体2の火花ギャップ6側の端部に積層型膜
構造酸素センサ素子8を設け、該酸素センサ素子8の起
電力取り出し用等のリード線9を前記絶縁体2に形成し
た貫通孔2b内に挿通させている。
上記積層型膜構造酸素センサ素子8は、第3図および第
4図に示すように、構造基体としての強度を保持する基
板10上に基準側電極11、酸素イオン伝導性固体電解
質12、測定側電極13および多孔性保護層14を順次
積層した膜構造をなし、さらに両電極11.13間にリ
ード線9を介して直流電源15および電圧測定装置16
を接続できるようにしている。
そして、第4図に示す如く基板19上に形成した酸素セ
ンサ素子8を第3図に示すように点火栓の絶縁体2の端
部に形成した凹陥部2cに嵌合して固定し、酸素センサ
素子内蔵型点火栓とする。
そこで、たとえば両電極11.13を白金等の触媒活性
材料から形成し、直流電源15のプラス側を基準側電極
11に接続すると共に、マイナス側を測定側電極13に
接続したとすると、固体電解質12内で測定側電極13
から基準側電極11へ向けて酸素イオンの移動を生じて
基準側電極11の酸素分圧が上昇し、酸素分圧の上昇が
過大になると多孔性固体電解質12を通して酸素の流し
出しを生じて酸素分圧が高目の状態すなわち10−2〜
110−3at程度に維持される。
一方、排出ガスである被測定ガスと接触する測定側電極
13の表面では、これが触媒活性材料からなるために酸
化が促進され、理論空燃比を境に酸素分圧が急激に変化
する。
したがって、酸素センサ素子8の出力電圧特性は第5図
に示すように理論空燃比を境に急激に変化する。
そのため、上述した酸素センサ素子内蔵型点火栓では、
燃焼室内における混合気の吸入・圧縮行程では出力電圧
を発生せず、爆発後に酸素分圧が急激に低下して混合気
の空燃比がリッチ側の場合にのみ出力電圧を発生する。
したがって、爆発後に酸素センサ素子8が出力電圧を発
生しない場合には空燃比がリーン側にあると判断される
ため、空燃比をリッチ側に移動させて理論空燃比での燃
焼をおこなわせるようにし、出力電圧を発生する場合に
は空燃比がリッチ側にあると判断されるため、空燃比を
リーン側に移動させて理論空燃比での燃焼をおこなわせ
るようにすれば、排出ガス浄化用三元触媒のはたらきを
最も効率よくすることができる。
そして、この場合、酸素センサ素子8は絶縁体2によっ
て支持された状態となっているので、酸素センサ素子8
が格別大きな構造的強度を有していなくとも、使用に十
分耐えることができる。
なお、直流電源15を用いない場合には、基準側電極1
1における酸素分圧を安定した状態で維持することはで
きないが、たとえば、基準側電極11における酸素分圧
が低いときに排出ガスがリーン側空燃比の場合に測定側
電極13の酸素分圧が高いために出力電圧を発生し、酸
素分圧の高い排出ガスが多孔性固体電解質12を通って
基準側電極11に到達した際に出力電圧を発生しなくな
り、この状態では基準側電極11の酸素分圧が高くなっ
ている。
次に排出ガスがリッチ側空燃比の場合に逆極性の出力電
圧が発生するというように酸素分圧の異なる排出ガスが
多孔性固体電解質12を通って基準側電極11に至るに
要する時間だけ瞬間的にパルス電圧として出力が発生す
る。
このような出力電圧特性であっても理論空燃比における
燃焼制御が可能である。
また、測定側電極13をSiC等の触媒不活性材料から
形成し、基準側電極11をPt等の触媒活性材料から形
成して直流電源15のプラス側を基準側電極11に接続
すると共にマイナス側を測定側電極13に接続したとす
ると、固体電解質12内における測定側電極13から基
準側電極11への酸素イオンの移動と多孔性固体電解質
12を通しての酸素の放出とが均衡されて基準側電極1
1における酸素分圧は10−2〜110−3at程度に
維持される。
一方、排出ガスと接触する測定側電極13における酸素
分圧はこれが触媒不活性材料から形成されているため第
6図に示すようにリッチ側では出力電圧を発生するが、
リーン側に移動するにつれて排出ガス中の酸素分圧が上
昇し、出力電圧が漸次低下する。
そこで、このような出力電圧特性の酸素センサ素子8を
内蔵した点火栓を使用すれば、燃料消費効率のすぐれた
若干リーン側空燃比での燃焼制御が可能になる。
第7図はこの発明の池の実施例を示すもので、酸素セン
サ素子8が、構造基体としての強度を保持する基板10
上に、基準酸素分圧発生物質17、基準側電極11、固
体電解質12、測定側電極13および多孔性保護層14
を順次積層した構造をなすものである。
この場合には基準酸素分圧発生物質17によって基準側
電極11の酸素分圧が一定に維持されるため、直流電源
15を設ける必要はない。
また、図示しないが、基板10上に、基準側電極11、
基準酸素分圧発生物質17、固体電解質12、測定側電
極13および多孔性保護層14を順次積層した膜構造を
なすものであってもよい。
そして、いずれの場合とも固体電解質12が多孔性であ
ってガス透過が可能でなければならないという必要はな
い。
この場合にも、第7図に示すように基板10上に形成し
た酸素センサ素子8を点火栓の絶縁体2の端部に形成し
た凹陥部2cに嵌合固定し、酸素センサ素子8を絶縁体
2で支持させた状態とする。
第8図はこの発明のさらに他の実施例を示すもので、点
火栓の絶縁体2の端部に形成した凹陥部2cに直接基準
酸素分圧発生物質17、基準側電極11、固体電解質1
2、測定側電極13および多孔性保護層14を順次積層
して膜構造の酸素センサ素子8を設けた場合を示してい
る。
この場合にも、絶縁体2の凹陥部2cに直接基準側電極
11を積層し、次いで基準酸素分圧発生物質17、固体
電解質12、測定側電極13および保護層14を順次積
層してもよい。
そしていずれの場合においても、基板10を用いない酸
素センサ素子8であるが、絶縁体2によって支持されて
いるため、使用に十分耐えることができる。
このように、酸素センサ素子8は、非常に苛酷な環境下
で十分な耐久性を有する点火栓の絶縁体2の先端微小部
分に取り付けられているため、絶縁体2と一体化した如
く形成させることができ、同時に絶縁体2によって支持
されているため耐久性に非常にすぐれたものとすること
が可能である。
しかも、従来の点火栓の構造を殆んど変えることなく酸
素センサ素子の内蔵が可能であり、燃焼室を新たに設計
しなおす必要性も全くない。
そして、従来のように非気管の部分で各気筒からの排出
ガスを一律にして検出した場合に比べて、酸素濃度の検
出をきわめて迅速にかつ遅滞のない空燃比のフィードバ
ック制御が可能であり、さらに各気筒毎に独立して酸素
濃度の検出をおこなうことができる。
上述した各実施例に示すものにおいて、測定側電極13
および基準側電極11の素材としては、触媒作用Ru、
Pd、Rh、Os、Ir、Pt等の白金族元素の単体も
しくはこれらの合金、さらには白金族元素と卑金属元素
との合金などを用いることができ、あるいは触媒作用の
ないAu、Agおよび5iC1またはTiO2,CoO
、LaCrO3などの酸化物半導体、さらには上記金属
とセラミックスとを混合した導電性サーメットなどを用
いることができる。
そして、このような電極素材を絶縁体2、基板10ある
いは固体電解質12の表面に形成する際にしては、スパ
ッタリングやイオンブレーティングなどの物理的な蒸着
法、めっきなどの電気化学的な方法、あるいはペースト
を用いた印刷焼成法などを採用することができる。
また、酸素イオン伝導性固体電解質12の素材としては
、CaO,Y2O3,SrO、MgO。
Th02 t WQ3 + Ta205などで安定化し
たZrO2、あるいはNb2O5,5rO2WO3゜T
a205.Y2O3などで安定化したBi2O3,さら
にはThO2,=¥203.CaO−¥203など既知
のものを用いることができる。
そして、固体電解質素材を膜状に形成するに際しては、
スパッタリングやイオンブレーティングなどの物理的な
蒸着法、めっきなどの電気化学的な方法、あるいはペー
ストを用いた印刷焼成法などを採用することができる。
また、基準酸素分圧発生物質17としては、金属と金属
の酸化物、なかでも金属とその酸化物との混合体(Me
−MeO)を用いるのが望ましく、さらには価数の異な
る金属酸化物の混合体(Meo−MeO2)や異種の金
属酸化物の混合体(MeO−MeE)などを用いること
ができる。
具体的(こは、Ni −NiO、Cu−Cu2O、Fe
FeOなどを用いるのが望ましく、これを形成する
に際しては、スパッタリングやイオンブレーティングな
どの物理的な蒸着法、めっきなどの電気化学的な方法、
ペーストを用いた印刷焼成法などを採用することができ
る。
さらに、酸素センサ素子8をいったん基板10上で形成
させる場合において、前記基板10の素材としてはアル
ミナ、ムライト、スピネル、フォルステライトなどを使
用することができ、基板10として形成する場合に粉末
を用いた圧粉成形焼結体やグリーンシートの焼結体など
を用いることができる。
また、医護層14を被覆する場合にその素材としては、
カルシウムジルコネート、アルミナ、スピネルなどを用
いることができ、浸漬焼成法やプラズマ溶射法などによ
り付着させることができる。
上記した実施例では、酸素センサ素子として酸素イオン
伝導性固体電解質を用いたものを示しているが、そのほ
か、酸化物半導体からなるものであってもよい。
このとき、酸化物半導体としては、TlO2,CoOな
どがあり、この場合の構造列を第9図に示す。
すなわち、絶縁体2の凹陥部2cにたとえば酸化物半導
体18として白金製のリード線9 a t 9’ bを
2本埋め込んだCo0(あるいはT i 02 )チッ
プを接着した膜構造をなす。
このようにしてリード線9に電気抵抗測定器19を接続
すれば、燃焼室内の酸素濃度が変化した場合に第10図
に示すような電気抵抗の変化を生ずるので、酸素濃度の
検出が可能となる。
また、この場合にも構造によっては基板を使用したり、
医護層を設けたりすることも考えられるが、いずれにし
ても絶縁体2によって支持された構造とすることによっ
て、格別に大きな構造的強度を要求されず、膜構造であ
っても十分使用に耐えることができる。
試験例 1 まず、点火栓の絶縁体2を作製するにあたり、5%タル
クを含むアルミナをラバープレス法により成形し、機械
加工により仕上寸法の生体を得た。
このとき、酸素センサ素子8の設置が可能であるように
、先端部分に溝切り加工を施して凹陥部2cを形成する
と共に、リード線9を取り出すための貫通孔(直径0.
5mm)2bを前記ラバープレス成形時に設けた。
次に、第11図aに示すように、基板10の素材として
4 X 4 X 0.5 mmのアルミナグリーンシー
トを用意し、この未焼成基板10上に、第11図すに示
すように、白金ペーストをスクリーン印刷して100°
Cで1時間乾燥することにより未焼成状態の基準側電極
11を形成し、その上に第11図Cに示すように、固体
電解質ペーストをスクリーン印刷して100℃で1時間
乾燥することにより未焼成状態の固体電解質12を形成
し、その上に第11図dに示すように、白金ペーストを
スクリーン印刷して100℃で1時間乾燥することによ
り未焼成状態の測定側電極13を形成して未焼成状態の
酸素センサ素子積層体を作製した。
その後、前記未焼成絶縁体2の凹陥部2cに前記未焼成
状態の酸素センサ素子積層体を嵌合してアルミナスリッ
プにより貼着し、絶縁体2の貫通孔2b内に白金サスペ
ンションを流し込んで焼成後に所定の導通が得られるよ
うにした。
そこで、絶縁体2に対して1600℃で2時間の焼成処
理をおこなって絶縁体2および酸素センサ素子8を同時
晩成した。
最後に、第11図eに示すように、酸素センサ素子8の
表面部分にスピネルをプラズマ溶射により付着させて多
孔性医護層14を被覆した。
そこで、上記酸素センサ素子8を取り付けた絶縁体2を
用い、第1図に示すように中心電極1および主体金具4
などと共に点火栓を組立て、内燃機関の燃焼室に取り付
けて酸素濃度の検出実験をおこなった。
なお、実験に際して基準側電極11に直流電源15のプ
ラス側を接続すると共に測定側電極13にマイナス側を
接続し、定電流3μAを流した。
また、電圧測定装置16の内部インピーダンスはIMg
のものを用いた。
この状態で内燃機関を作動させたところ、第12図に示
すような出力電圧特性を得た。
すなわち、吸入・圧縮状態では混合気の酸素分圧が高い
ため、第5図からも明らかなように出力電圧は低く、点
火により混合気を燃焼させた後においては、混合気が若
干リッチ側であったために酸素分圧が急減して約800
mVの出力電圧を得た。
また、混合気を若干リーン側にしたときには出力電圧が
常に約100 mV以下の値であって、従来の排気管内
における出力電圧特性と同様であり、理論空燃比検出用
酸素センサ素子として十分活用できることが確認された
なお、心配された点火時の高電圧による影響は皆無では
なかったが、酸素センサ素子の出力電圧特性には殆んど
影響を及ぼさない程度の軽微なものであった。
試験例 2 試験例1で作製した酸素センサ素子内蔵型点火栓をガソ
リン内燃機関(この場合は6気筒)の1番気筒に取り付
け、回転数を520 Or、p、m、として重負荷の耐
久試験をおこなったところ、耐久実験後の酸素センサ素
子の出力電圧特性に伺んらの異常も認められず、非常に
すぐれた耐久性をそなえていることが確認された。
以上詳述したところから明らかなように、この発明によ
れば、点火栓の絶縁体に酸素イオン伝導性固体電解質あ
るいは酸化物半導体を用いた膜構造よりなる酸素センサ
素子をその測定側が被測定ガスと接触可能である状態に
して取付け、前記酸素センサ素子を前記絶縁体で支持さ
せる構成としたため、内燃機関の各気筒毎の燃焼室内で
の空燃比の検出が可能となり、従来の排気管内での検出
のように多気筒の平均化された空燃比の検出をおこなう
のではなく、各気筒毎の空燃比のフィードバック制御を
正確におこなうことができる。
また、空燃比の検出を混合気の燃焼直後におこなうため
、空燃比のフィードバック制御を即時的におこなうこと
ができ、しかも従来きわめて多量に使用されている点火
栓にわずかに変更に加えるだけでよいため、耐久性にも
すぐれ、価格の上昇を最小限におさえることができると
いう非常にすぐれた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの発明の一実施例における酸素
センサ素子内蔵型点火栓のそれぞれ縦断面図および側面
図、第3図および第4図は第1図の酸素センサ素子設置
部分の拡大断面図および酸素センサ素子の模式的断面図
、第5図および第6図はともに酸素センサ素子の出力電
圧と空燃比との関係を示すグラフ、第7図ないし第9図
はこの発明の池の実施例における酸素センサ素子の模式
的断面図、第10図は空燃比の変化と酸化物半導体の電
気抵抗の変化との関係を示すグラフ、第11図a−eは
この発明の試験例における酸素センサ素子の製作工程を
示す説明図、第12図はこの発明の試験例における酸素
センサ素子の出力電圧特性を示すグラフである。 1・・・・・・中心電極、2・・・・・・絶縁体、4c
・・・・・・側方電極、6・・・・・・火花ギャップ、
8・・・・・・酸素センサ素子、11・・・・・・基準
側電極、12・・・・・・酸素イオン伝導性固体電解質
、13・・・・・・測定側電極、18・・・・・・酸化
物半導体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中心電極を絶縁体で取り囲むと共に前記中心電極の
    一端側で火花ギャップを介して側方電極を対向させた点
    火栓において、前記絶縁体に、膜構造よりなる酸素セン
    サ素子をその測定側が被測定ガスと接触可能である状態
    にして取付け、前記酸素センサ素子を前記絶縁体で支持
    させたことを特徴とする酸素センサ素子内蔵型点火栓。 2 酸素センサ素子が、基準側電極、酸素イオン伝導性
    多孔性固体電解質および測定側電極を順次積層した膜構
    造をなす特許請求の範囲第1項記載の酸素センサ素子内
    蔵型点火栓。 3 酸素センサ素子が、基準酸素分圧発生物質、基準側
    電極、酸素イオン伝導性固体電解質および測定側電極を
    順次積層した膜構造をなす特許請求の範囲第1項記載の
    酸素センサ素子内蔵型点火栓。 4 酸素センサ素子が、基準側電極、基準酸素分圧発生
    物質、酸素イオン伝導性固体電解質および測定側電極を
    順次積層した膜構造をなす特許請求の範囲第1項記載の
    酸素センサ素子内蔵型点火栓。 5 酸素センサ素子が、膜構造の酸化物半導体からなる
    特許請求の範囲第1項記載の酸素センサ素子内蔵型点火
    栓。 6 基板上に形成した膜構造の酸素センサ素子を点火栓
    の絶縁体に固定した特許請求の範囲第1項ないし第5項
    のいずれかに記載の酸素センサ素子内蔵型点火栓。 7 膜構造の酸素センサ素子を点火栓の絶縁体に直接設
    けた特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれかに記
    載の酸素センサ素子内蔵型点火栓。
JP54095573A 1979-07-28 1979-07-28 酸素センサ素子内蔵型点火栓 Expired JPS5826157B2 (ja)

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