JPS5826108Y2 - 化粧用コンパクトに於けるフツク部成形用金型 - Google Patents

化粧用コンパクトに於けるフツク部成形用金型

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JPS5826108Y2
JPS5826108Y2 JP6955880U JP6955880U JPS5826108Y2 JP S5826108 Y2 JPS5826108 Y2 JP S5826108Y2 JP 6955880 U JP6955880 U JP 6955880U JP 6955880 U JP6955880 U JP 6955880U JP S5826108 Y2 JPS5826108 Y2 JP S5826108Y2
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JP
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mold
hook
screw
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guide hole
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JP6955880U
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JPS56173108U (ja
Inventor
幸知 柚原
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吉田工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は化粧用コンパクトに於けるフック部の高さに対
する成形上の設定が任意に許容化されるように構成し、
これに依りフック強度の調整操作が極めて簡便に可能化
されるようにしたことを特徴とする化粧用コンパクトに
於けるフック部成形用金型に関するものである。
化粧用コンパクトにあっては、昨今はデザインや携行上
の利便あるいは製作上の至便、コスト等の諸点から合成
樹脂製のものが凡用される。
そして樹脂製のものは身体、蓋体とも可及的精度を重要
視して別体に射出成形したものを組立てるが、然し乍ら
一定条件下において成形したものであっても、材料樹脂
の収縮によるひずみ率、あるいは転開支点部となる蝶番
部の軸体の具合等が要因して前端において係合止するフ
ック部の強度は必ずしも設定どうりとならないのが実情
である。
従って、このフック強度が必要以上に弱い場合には、例
えばハンドバック内において振動や他の収納物等との触
れ合いにより蓋体が自然開口し思わぬ被害を蒙ることに
なりかねない。
また強すぎると携行中における自然開口の如き憂いはな
い反面、使用の都度開口に無理な外力が加わるばかりが
、ひいては開閉の反復によりフック部の係合止片に損傷
を招来することが免れ得ない。
要するに、此種コンパクトのフック部は適正な引張り強
度で開口でき、また閉止される強度を有するように組立
て時の条件等を必要に応じて加味することによりはじめ
から完全に近(・状態で成形しておくことが理想である
ことは当然であるが、従来にあっては、フック高さに対
する成形過程においての微調整は極めて困難であり、従
って成形及び組立て後の製品側々にそのフック強度の調
節作業を施さなければならないのが実情であったため、
その製造作業には著しい煩雑性が必然伴うことを余儀な
くされた。
本考案は、フック部の成形時にそのフック強度が最適と
なるような調整が極めて簡便に許容化されるように成1
〜以って上述した如き在来に於げる製造上の問題点の解
消化を図ったものである。
以下、本考案の構成を図面について詳細に説明する。
第1図及び第2図は本考案の金型を示したものであり、
同図に於て、1は金型基体でその−がわ側面には第4図
に示す化粧用コンパクトに於けるフック形成部分Aの表
面形状aを型取った型面2aを形成して戊るコア一部2
が一体的に連設されている。
3は上面を開口面とする如く基体1の中央部に堀設して
なる空所、4は上記コア一部2に対しその軸線方向に穿
設した案内孔であって、該案内孔4は第4図に示すフッ
ク部す成形のための後記するフック成形型6を摺動自在
に収装するためのものであり、該案内孔4は上記空所3
と連通ずる如く穿設されている。
5は一側面中心に棒状を呈するフック成形型6を連設し
て成る位置決め周体であって、上記空所3の前半部内に
前後進可能に収容されており、また該フック成形型6ば
その先端にフック部す形成用たる型面6aを設けると共
に上記した案内孔4内に摺動自在にしてかつしっくりと
収装されており、該フック成形型6の最前進時において
その型面6aが案内孔4の孔縁部分にはg一致する如(
臨まされるように構成しである。
5aは位置決め周体5の他側面中央に設けられかつ所要
長さを具えた袋螺子であって、下記する操作用螺子軸8
を螺合させるためのものである。
rは金型基体1の反コア一部形成がわ側面所要箇所に設
けた凹所、7aは前記空所3内と連通する如く該凹所7
aに穿設した連通孔、8は基端に頭体8aを形成しかつ
先端から基端寄りにかけて螺子部8bを刻設してなる操
作用螺子軸であって、該螺子軸8はその頭体8aを凹所
7内に収容させた状態で連通孔7aに対し挿入すると共
に、頭体8aのや\前方に抜は止め用フランジ8cを固
設することに依って連通孔7a部分で自由回動するよう
な支持が威されており、更に該螺子軸8の先端寄り部分
は上述した位置決め周体50袋螺子5aに対して部分的
に螺合されている。
すなわち、操作用螺子軸8の定位置回動に基き、その螺
子部8bを介して螺合させられている位置決め周体5の
前進または後退作動が威されるようになっているわけで
ある。
8dは上記頭体8aの頂面に設げた回動操作用六角孔で
あって、六角レンチ等を用いて操作用螺子軸80回動を
行なわせるためのものである。
9は前述したコア一部2のや瓦下方中心部に進退可能に
螺設したストッパー螺子であって、その先端は空所3内
に出没自在−に臨まされている。
すなわち、該ストッパー螺子9はその先端が前記位置決
め周体5に当ることにより該位置決め周体5の前進度合
を所定量に規制するためのものである。
第3図は上述した如き構成を有する本考案の金型を用い
て第4図に示すフック形成部分Aのみを射出成形するた
めの金型装置を示したものであり、同図に於て、10は
可動側の金型基体部の固定板、11は該固定板10上に
取付けた可動側型板であって、本考案の金型は該可動側
型板11に対し同図に示す如くセットして使用に供する
わけである。
12は該可動側型板11に対し型締め可能に臨ませた固
定側型板である。
12aは該固定側型板12に設けたスプルー、A′は上
記両型板11.12及び本考案の金型に依って構成され
るフック形成部分A射出底形用たる空隙である。
本考案の金型は上記の如きセット状態に於て射出成形作
業に従事するものであり、すなわち第3図に示す如き状
態に於て、スプルー12aを介して空隙A′内に溶融樹
脂を満し、該溶融樹脂の固化を待って型開きすれば、フ
ック形成部分Aの射出成形は完了する。
処で、本考案の金型に依るフック部すの高さに対する成
形上の設定であるが、これは位置決め周体5の前後進に
伴うフック成形型6の前後進に依って行なうものである
すなわち、位置決め周体5が第1図に実線で示す如き状
態に位置する場合に於て、操作用螺子軸8を所定方向に
回動することに依って、該螺子軸8の螺子部8bV一対
し袋螺子5a部分を介して螺合連結させである位置決め
周体5を同図に鎖線で示す如く後退させれば(螺子部8
bの螺子溝に沿ってこれに係合する袋螺子5a部分が引
寄せられるために位置決め周体5は後退運動を生ずるこ
ととなる)、これに伴いフック成形型6も後退し、従っ
て該フック成形型6の型i6aが案内孔4の内部に引込
まされることとなる結果、フック部すの射出成形用空隙
は該型面6aの弓込み分だけ延長され、結局、これに依
り成形されるフック部すは丈高となるような調整が施さ
れたこととなるわけである。
尚、この状態においてストッパー螺子9を操作すること
に依りその先端を位置決め周体5に圧接させることに依
り該位置決め周体5の定位置固設を図っておくものとす
る。
さらにフック部すを丈低とするための調整は前記の逆操
作(操作用螺子軸80回動を上記と逆転させる)に基き
フック成形型6を前進させれば、その型面6aが案内孔
4の孔縁に近接することとなる結果、フック部すの射出
成形用空隙は該型面6aの前進分だけ挟まり、結局、こ
れに依り成形されるフック部すは丈低となるような調整
が施されたこととなるわけである。
勿論この場合ストッパー螺子9はあらかじめ所定位置ま
で引込ませておくものとする。
尚、第3図に示す実施例はフック形成部分Aのみを独立
して射出成形し、これをコンパクト本体に貼着するよう
に成上た場合のものであるが、本考案の金型を用いて該
部分Aをコンパクト本体と一体成形するように成すこと
も、可動側型板11及び固定側型板12の形態を所要の
ものとすることに依って当然乍ら可能である。
本考案は以上のような構成を有するものであって、従来
の金型は第5図に示す如く金型Mに於げるコア一部Nの
所要箇所に、化粧用コンパクトに於けるフック部す成形
のための所要の深さを具えた盲孔状型孔Oを単に凹設し
たものであった結果、成形されるフック部すの高さ調整
はこれが低すぎた場合は紋型孔Oをや〜深く彫刻しなお
すことに依って可能とするも、これが高すぎた場合はそ
の修整はほとんど不可能とされ、従ってこのような在来
金型に依存した化粧用コンパクトに於けるフック強度の
調整は出来上り製品側々に対して施すことを余儀なくさ
れた。
これに対し本考案は、位置決め周体5の一側面中心に連
設されかつ先端を型面6aとするフック成形型6を、金
型基体1に設げたコア一部2に穿設の案内孔4内に摺動
自在にしてかつしっくりと収装したから、既述した如く
該フック成形型6を所要量後退させることに依りフック
部すの射出成形用空隙はその後過分だけ延長され、また
該フック成形型6を所要量前進させることに依りフック
部すの射出成形用空隙はその前進分だけ減少させられる
こととなり、このような操作を適宜施すことに依り成形
されるフック部すの高さは所望のものとなるようにその
成形段階において任意に設定可能とされる。
従って、上記した在来の金型に於て生じたフック強度調
節−ヒの困難性及び煩雑性は全(解消化されることとな
る。
更に本考案は、先端から基端寄りKかけて螺子部8bを
刻設してなりかつ回動操作用たる頭体8bを具えた操作
用螺子軸8を4規基体10反コア・−形成がわ側面所要
箇所に定位置回動i1j丁能に取付けると共に、該螺子
部8bを位置決め周体50袋螺子5aに対し部分的に螺
合させ’I::、h・b、既述l〜た如き作用に基き該
位置決め用碓5は操j’i”j fj螺子軸80所要方
向の回動に依り極めて円滑?・・つ[1由なる前後進作
動がなされ、従って、該位置決め周体5に連設されてい
るフック成形型6の前進及び後退の調整は無段階的かつ
微動的にわなうことができ、フック部すの成形高さの最
適化を求めるための調整が極めて容易かつ安定して1よ
されることとなる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は本
考案の縦断面図、第2図は同上右側面図、第3図は本考
案の使用状態を示す縦断面図、第4図は本考案の成形対
象とするフック部を具えた化粧用コンパクトの縦断面図
、第5図は従来の金型を示す一部切欠正面図である。 A・・・・・・フック形成部分、a・・・・・・表面形
状、b・・・・・・フック音115 A’・・・・・・
空隙、1・・・・・・金型基体、2・・・・・・コア一
部、2a・・・・・・型面、3・・・・・・空所、4・
・・・・・案内孔、5・・・・・・位置決め周体、5a
・・・・・・袋螺子、6・・・・・・フック成形型、6
a・・・・・・型面、7・・・・・・凹所、7a・・・
・・・連通孔、8・・・・・・操作用螺子軸、8a・・
・・・・頭体、8b・・・・・・螺子部、8c・・・・
・・抜げ止め用フランジ、8d・・・・・・回動操作用
六角孔、9・・・・・・ストッパー螺子、10・・・・
・・可動側の金型基体部の固定板、11・・・・・・可
動側型板、12・・・・・・固定側型板、12a・・・
°°°スプルー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 化粧用コンパクトに於けるフック形成部分の表面形状a
    を型取った型面2aを具えたコア一部2を金型基体1の
    側面所要箇所に形威し、該基体1に堀設した空所3内に
    連通ずる案内孔4を上記コア一部2に対しその軸線方向
    に穿設し、−側面に所要長さを具えた袋螺子5aを設け
    かつその他側面中心に棒状を呈するフック成形型6を連
    設して戊る位置決め周体5を、そのフック成形型6を上
    記案内孔4内に摺動自在にしてかつしっくりと収装する
    と共に該フック成形型6の先端に設けた型面6aを該案
    内孔4の孔縁部分に臨ませた状態で上記空所3内前半部
    に前後進可能に収容し、先端から基端寄りにかげて螺子
    部8bを刻設してなりかつ回動操作用たる頭体8aを具
    えた操作用螺子軸8を金型基体1の反コアー形成がわ側
    面所要箇所に定位置回動可能に取付けると共に、該螺子
    部8bを上記位置決め周体5の袋螺子5aに対し部分的
    に螺合させ、更に上記位置決め周体5の前進度合を規制
    するためのストッパー螺子9を金型基体1におけるコア
    一部2のや〜下方中心に進退可能に螺設したことを特徴
    とする化粧用コンパクトに於けるフック部底形用金型。
JP6955880U 1980-05-22 1980-05-22 化粧用コンパクトに於けるフツク部成形用金型 Expired JPS5826108Y2 (ja)

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JP2006006680A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Achilles Corp 靴底の製造方法及び成形型
JP4588372B2 (ja) * 2004-06-28 2010-12-01 アキレス株式会社 靴底の製造方法

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