JPS5826060B2 - デ−タ集計装置の集計デ−タ訂正方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は取引途中におけるデータも順次端末装置からセ
ンタ等の集計装置に送出しているデータ集計装置におい
て、取引中止或は取引成立となったとき、センタ及び端
末の記憶内容を制御容易にして処理できる集計データ訂
正方式に関する。

従来のこの種データ集計システムの一例は第１図に示す
構成となっている。

ＰＯＳターミナルとして示される端末装置からデータ収
集センタＤＣにデータ例えば、販売した商品の商品コー
ド、数量、金額等のデータを送る場合、入力鍵盤ＫＢに
おいて操作された情報はＰＯＳ内の累積記憶装置ＴＭに
累積蓄積される。

なお累積記憶装置ＴＭに蓄積される前に数量データ、金
額データは商品コード毎或は当該商品コードの属する分
類毎に分類器ＣＬＳにより分類され演算器ＣＵＬにより
該当分類の、当該取引直前迄に累計されている例えば数
量、金額データに累計カ目算される。

例えば商品コードの上位桁で、数十種類に分類され、数
量、金額のように所定の順序に整理されてから蓄積され
るとともに分類別等各々累計加算される。

これはＰＯＳ毎の在庫高・売上高の時間的変化により例
えば、デパート内での各売場の売上状況等を管理すると
きなどにセンタ側に収集されるか若しくはＰＯ８端末の
プリンタに打出される。

これは売場点にいるオペレータがキーボードＫＢ上の所
定のキーを押下して「精算」の信号を入力させると売上
状況が印字、又は表示出力され、上述の各売場点におけ
る売上状況の管理のため有効に利用できるようにされる
。

ＰＯＳターミナルにおいて例えば１人の顧客が現金取引
で、１又は複数の商品を購入する場合を例に掲げて説明
する。

商品コード、数量、金額等の取引情報は鍵盤ＫＢの図示
されない登録キーが押下された時点で前述のように蓄積
され預り合計キーの押下により１取引が終了されその取
引の合計金額が演算されるが、取引が終了して預り合計
鍵が押される以前に顧客の都合で或いは鍵盤操作の大き
なミスにより今迄の取引を中止する場合が時に起る。

ＬかＬながら鍵盤ＫＢの操作により入力されるデータは
、取弓途中であっても、刻々変化する売上点情報を管理
するよう過去の取引が記憶装置ＴＭにおいて累算されて
いるから前述のように取引中止が発生したときは既に記
憶装置ＴＭ内の各分類毎のデータが、その取引について
順次更新されてし曾っている。

この取引中止の処理、例えば記憶データの補正は、記憶
装置ＴＭには商品コード別に識別可能にその金額等を記
憶しているため、当該取引についての各単位取引データ
（商品コード、数量及び金額データ）をこの識別情報を
基に丹念に引出し、取引中止となった取引についての情
報を引算処理する事も考えられるが長時間を要すること
である。

そのため１人の顧客の取引毎の記憶領域を持つ記憶装置
として大容量のものを準備し、各ＰＯＳ毎の１取引別に
記憶して行くことも考えられるが、顧客の数は大きく変
化することが多く、１回の取引量としては最大規模のも
のを準備する必要があり小規模取引には無駄であり、装
置は当然高価になった。

本発明の目的は前述の欠点を改善し、取引途中において
中止となったとき及び成立した時の記憶装置の蓄積内容
を簡単な制御で且つ小型の装置で処理できるデータ集計
装置のデータ訂正方式を提供することにある。

このため本発明では、２つの所謂バードトータルメモリ
を持ち１つの取引が終了する迄一方のメモリのみ更新し
て、他方のメモリは過去の取引の取引情報の累計を保持
するよう構成し取引中止キーが押下されたら、当該他方
の過去の取引累計データを一方のメモリに転送し、成立
した場合一方のデータを他方のメモリに転送したもので
あり、以下第２図に示す本発明の詳細な説明する。

図中第１図に用いたものと同類のものは同一記号で示さ
れており、ＦＫはファンクションキー、ＴＫは数値キー
（テンキーと称する）、ＳＰＫは中止キー、ＥＫは完了
キー、ＳＷはスイッチ、ＡＮは判別部、ＴＭＩ、ＴＭ２
は累計メモリであり、その領域にバードトータルを格納
するトークルカウンタＴＣ１〜ＴＣｎ及びＴＣ１′〜Ｔ
Ｃｎ′が配置されるもの、Ｇ１及びＧ２はゲート群であ
る。

通常取引を行う場合、テンキーＴＫから商品コードを入
力し、次にファンクションキーＦＫＯ内「商品コード」
と印刷されるキーを押下する。

スイッチＳＷはこのファンクションキーＦＫの種類に応
じ、「商品コード」を指すキーであれば、これを判別部
ＡＮにテンキーＴＫから先に入力された商品コードを入
力する。

判別部は所謂デコーダの機能を有し、この受渡されたデ
ータに応じ、トークルカウンタＴＣＩ〜ＴＣｎの内、１
つのトークルカウンタＴＣｉを選択しこのトークルカウ
ンタの内容を演算部ＣＵＬに受渡す。

オペレータは次に、テンキーＴＫを使用して金額を入力
する。

次にまたファンクションキーＦＫの内の「金額」と印刷
されたキーを押下すると、スイッチＳＷがこの入力され
た数値データを演算部ＣＵＬに供給する。

演算部ＣＵＬは先にトークルカウンタＴＣｉから受渡さ
れている累積データの内、金額のデータ部分に累算し、
累算値をトークルカウンクＴＣｉに再格納する。

以下同様にして、他の商品の金額を既に格納されである
各トークルカウンタＴＣ１〜ＴＣｎに累算する。

１人の客の取引が終了すると、オペレータはキーボード
ＫＢ上の完了キーを押下する。

この押下信号は、ゲートＧ２ を開き、メモＩＪ Ｔ
Ｍ １の各トークルカウンタＴＣ１〜ｎの内容を各々対
応するメモリＴＭ１’のトークルカウンクＴＣ１’〜ｎ
′にセットする。

これにより、両メモリＴＭＩとＴＭ１’とが格納する内
容が一致する。

また、取引途中において取引中止キーＳＰＫを押下する
と、ゲートＧ１が開くようにされる。

これによりメモリＴＭ１’の各トークルカウンタＴＣＴ
ＣＩ’〜ＴＣｎ’の格納している直前の顧客の取引量の
累算値がメモリＴＭＩの各トークルカウンタＴＣ１〜Ｔ
Ｃｎに転送されて格納される。

即ち、取引中止事象が発生する迄に更新されたトークル
カウンクＴＣｊは、それ迄の取引の累積値を記憶するト
ークルカウンタＴＣｊ’によってその内容が訂正される
。

以上記載した様に本発明によれば、データを集計する装
置にあっては２つのメモリ間でデータを転送し合う形式
にするだけで、ＰＯ８端末の如き集計値の訂正の生ずる
ものについては、匍脚容易に変更できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の装置のブロック図、第２図は本発明の一
実施例ブロック図である。 図中ＫＢはキーボード、ＣＬＳは分類器、ＣＵＬは演算
器ないし演算部、ＴＭ、ＴＭＩ、ＴＭＩ’は累計メモリ
である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 端末装置における単位取引データが所定数で構成さ
   れる取引データを累積して蓄積する第１゜の記憶装置を
   有し、入力される取引データによって前記記憶装置の内
   容を更新して行くデータ集計システムにおいて、単位取
   引毎にその単位取引データを累計して蓄積する第２の記
   憶装置と、取引中止を指示する中止キーと取引成立を指
   示する成立キーとを設け、該中止キーを押下したとき第
   ２の記憶装置内の蓄積データを前記第１の記憶装置の記
   憶データにより訂正処理し、該成立キー押下により該第
   ２記憶装置の蓄積データにより該第１の記憶装置の記憶
   データを訂正処理することを特徴とするデータ集計装置
   の集計データ訂正方式。