JPS5825749B2 - キンゾクノヒヨウメンシヨリホウ - Google Patents
キンゾクノヒヨウメンシヨリホウInfo
- Publication number
- JPS5825749B2 JPS5825749B2 JP50066947A JP6694775A JPS5825749B2 JP S5825749 B2 JPS5825749 B2 JP S5825749B2 JP 50066947 A JP50066947 A JP 50066947A JP 6694775 A JP6694775 A JP 6694775A JP S5825749 B2 JPS5825749 B2 JP S5825749B2
- Authority
- JP
- Japan
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- resin
- film
- soluble
- water
- chromate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Paints Or Removers (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はエポキシ樹脂にビニル性二重結合を導入した水
溶性樹脂に水溶性リン酸基を添加しあるいは添加しない
ものに難溶性クロム酸塩を添加してなる1種または混合
した処理液を金属表面に塗布し、紫外線照射して塗布皮
膜を重合硬化せしめる金属の表面処理法に関する。
溶性樹脂に水溶性リン酸基を添加しあるいは添加しない
ものに難溶性クロム酸塩を添加してなる1種または混合
した処理液を金属表面に塗布し、紫外線照射して塗布皮
膜を重合硬化せしめる金属の表面処理法に関する。
金属特に鉄鋼などの製品は、鉄鋼メーカにおいて一般に
銅帯または切板のような形で生産されるが、これらは産
業用素材として需要家において次のような工程で使用さ
れることが多い。
銅帯または切板のような形で生産されるが、これらは産
業用素材として需要家において次のような工程で使用さ
れることが多い。
すなわち鋼板の切断→成形加工→溶接および組立→脱脂
→化成処理→塗装→製品の如くである。
→化成処理→塗装→製品の如くである。
このような工程を通して使用される鋼板は冷延鋼板ある
いは亜鉛メッキ鋼板などの表面処理鋼板などが多いが、
そのため清浄な表面を必要とするため、これらの鋼板は
鉄鋼メーカ側で防錆用塗油あるいは伺らかの化成処理を
施されていることが多い。
いは亜鉛メッキ鋼板などの表面処理鋼板などが多いが、
そのため清浄な表面を必要とするため、これらの鋼板は
鉄鋼メーカ側で防錆用塗油あるいは伺らかの化成処理を
施されていることが多い。
特に最近は公害防止の見地から、これら化成処理工程に
おいて発生する各種有害物質の排出に対するきびしい法
的規制があるため、需要家は極力自社における化成処理
を省略し、鉄鋼メーカ側において処理された、いわゆる
化成処理鋼板を使用する例が多くなっている。
おいて発生する各種有害物質の排出に対するきびしい法
的規制があるため、需要家は極力自社における化成処理
を省略し、鉄鋼メーカ側において処理された、いわゆる
化成処理鋼板を使用する例が多くなっている。
これらの用途に使用される化成処理鋼板は塗装下地とし
て十分な性能を有していることが必要であって、いわゆ
る耐食性、塗料密着性については需要家が自社で処理す
る化成処理と同等またはそれ以上の十分な性能を有して
いなければならない。
て十分な性能を有していることが必要であって、いわゆ
る耐食性、塗料密着性については需要家が自社で処理す
る化成処理と同等またはそれ以上の十分な性能を有して
いなければならない。
このような観点から現在鉄鋼メーカで行われている化成
処理法を検討してみると、必ずしも需要家の満足のいく
ような化成処理法が行われていないのが実情である。
処理法を検討してみると、必ずしも需要家の満足のいく
ような化成処理法が行われていないのが実情である。
つまり、鉄鋼メーカで化成処理をほどこされた鋼板が需
要家における上記工程を通り、塗装される場合に、処理
された表面皮膜は各工程において安定であって、塗装下
地として十分な性能を保持していなければならない。
要家における上記工程を通り、塗装される場合に、処理
された表面皮膜は各工程において安定であって、塗装下
地として十分な性能を保持していなければならない。
鉄鋼メーカ側で行われている塗装下地用化成処理として
は現在、リン酸塩処理、クロメート処理法が知られてい
る。
は現在、リン酸塩処理、クロメート処理法が知られてい
る。
リン酸塩処理は塗料密着性、耐食性にすぐれており、塗
装下地として最も広く使用されているが、皮膜が結晶性
であり、強度のプレス加工を含むような成形加工によっ
て皮膜が破壊してしまうこと、皮膜の電気抵抗が高くス
ポット溶接性、溶接強度が十分でなく問題となる場合が
ある。
装下地として最も広く使用されているが、皮膜が結晶性
であり、強度のプレス加工を含むような成形加工によっ
て皮膜が破壊してしまうこと、皮膜の電気抵抗が高くス
ポット溶接性、溶接強度が十分でなく問題となる場合が
ある。
一方、クロメート処理法は大別してクロム酸−リン酸を
主体とする無機クロメート処理と水溶性樹脂−クロム酸
で処理する有機クロメート処理法に分類できる。
主体とする無機クロメート処理と水溶性樹脂−クロム酸
で処理する有機クロメート処理法に分類できる。
何れもリン酸塩処理の欠点とされている成形加工性、抵
抗溶接性については特に問題とはならないが、需要家に
おいて切断、成形加工、溶接組立などの工程で付着する
機械油、プレス油、ゴミなどの除去する脱脂工程におい
て脱脂剤の中に皮膜を構成するクロムイオン、リン酸イ
オン、水溶性樹脂などが溶出してしまい、これら溶出物
を含有する排水の新たな排水公害が問題となるほか、塗
装下地用として十分な耐食性、塗料密着性が期待できな
いことが多い。
抗溶接性については特に問題とはならないが、需要家に
おいて切断、成形加工、溶接組立などの工程で付着する
機械油、プレス油、ゴミなどの除去する脱脂工程におい
て脱脂剤の中に皮膜を構成するクロムイオン、リン酸イ
オン、水溶性樹脂などが溶出してしまい、これら溶出物
を含有する排水の新たな排水公害が問題となるほか、塗
装下地用として十分な耐食性、塗料密着性が期待できな
いことが多い。
本発明は、これら従来の金属の表面処理法の欠点に鑑み
、種々研究検討の結果、これら従来の欠点の解消された
方法を見出して、ここに提供するものである。
、種々研究検討の結果、これら従来の欠点の解消された
方法を見出して、ここに提供するものである。
本発明はエポキシ樹脂プレポリマーにアクリル酸または
メタクリル酸を反応させ、該分子中にビニル性二重結合
を導入したものの水溶性化合物、あるいはエポキシ樹脂
プレポリマーにアクリル酸またはメタクリル酸を反応さ
せ、さらにリン酸基を導入したものの水溶性化合物のい
ずれか一方またはそれらの混合物に、難溶性クロム酸塩
を添加してなる処理液を金属表面に塗布し、紫外線照射
により塗布皮膜を硬化せしめる金属の表面処理法である
。
メタクリル酸を反応させ、該分子中にビニル性二重結合
を導入したものの水溶性化合物、あるいはエポキシ樹脂
プレポリマーにアクリル酸またはメタクリル酸を反応さ
せ、さらにリン酸基を導入したものの水溶性化合物のい
ずれか一方またはそれらの混合物に、難溶性クロム酸塩
を添加してなる処理液を金属表面に塗布し、紫外線照射
により塗布皮膜を硬化せしめる金属の表面処理法である
。
本発明は、このようにエポキシ樹脂にビニル性二重結合
を導入した水溶性樹脂と難溶性クロム酸塩からなる金属
面上の塗布皮膜に紫外線照射することによって重合硬化
せしめ、プレス加工などのきびしい成形加工においても
塗装皮膜の剥離や皮膜の破壊を起さないような強靭な皮
膜を生成せしめるものである。
を導入した水溶性樹脂と難溶性クロム酸塩からなる金属
面上の塗布皮膜に紫外線照射することによって重合硬化
せしめ、プレス加工などのきびしい成形加工においても
塗装皮膜の剥離や皮膜の破壊を起さないような強靭な皮
膜を生成せしめるものである。
なお、同時に需要家の脱脂工程においても皮膜が溶出せ
ず、かつ難溶性クロム酸塩を使用することによって脱脂
液中への可溶性6価クロムイオンの溶出を最小におさえ
、皮膜中に残存した6価クロムイオンは金属表面を不働
態化する作用がある。
ず、かつ難溶性クロム酸塩を使用することによって脱脂
液中への可溶性6価クロムイオンの溶出を最小におさえ
、皮膜中に残存した6価クロムイオンは金属表面を不働
態化する作用がある。
また残存する難溶性クロム酸塩が脱脂後においても塗装
下地として十分な耐食性を保持するように特に水溶性樹
脂の種類、防錆クロム酸塩の種類の面から検討を行い従
来の有機クロメート処理の欠点のあった可溶性クロム酸
と水溶性樹脂からなる表面処理の欠点を解決したもので
ある。
下地として十分な耐食性を保持するように特に水溶性樹
脂の種類、防錆クロム酸塩の種類の面から検討を行い従
来の有機クロメート処理の欠点のあった可溶性クロム酸
と水溶性樹脂からなる表面処理の欠点を解決したもので
ある。
以下に本発明の構成と成分別の効果および適用例につい
て説明する。
て説明する。
本発明に使用する水溶性樹脂はアクリル系、ビスフェノ
ール系、ノボラック系、ポリエステル系、ウレタン系、
ポリブタジェン系など何れも使用可能であるが樹脂中に
エポキシ基を有することが必須である。
ール系、ノボラック系、ポリエステル系、ウレタン系、
ポリブタジェン系など何れも使用可能であるが樹脂中に
エポキシ基を有することが必須である。
これら樹脂を出発物質として樹脂中にエポキシ基を導入
し、得られたエポキシ系プレポリマーにビニル性二重結
合を導入するにはアクリル酸、メタクリル酸などの1乃
至数モルをエポキシ系プレポリマー1モル当り反応させ
て得られる。
し、得られたエポキシ系プレポリマーにビニル性二重結
合を導入するにはアクリル酸、メタクリル酸などの1乃
至数モルをエポキシ系プレポリマー1モル当り反応させ
て得られる。
これらビニル性二重結合が導入された樹脂を水溶化する
ために樹脂中に残存している水酸基にマレイン酸などの
多価カルボン酸をさらに反応させてアミン類で中和して
水溶化する(以下、これを樹脂Aと称す)。
ために樹脂中に残存している水酸基にマレイン酸などの
多価カルボン酸をさらに反応させてアミン類で中和して
水溶化する(以下、これを樹脂Aと称す)。
樹脂Aの骨格として本発明にもつとも効果のある樹脂は
次のようなものである。
次のようなものである。
(1) ビスフェノール型エポキシ樹脂(シェル化学
株式会社製、商品名工ピコ−t−828,834゜10
01.1004,1007,1009など)(2)グリ
シジルエステル型エポキシ樹脂(昭和電工株式会社製、
商品名ショーダイン508、シェル化学株式会社製、商
品名エピコート871など) (3)グリシジルエーテル型エポキシ樹脂(旭電化工業
株式会社製、商品名アデカEP−4000、日東化或株
式会社製、商品名工ポニット014など) (4)ノボラックエポキシ樹脂(ダウケミカル株式会社
製、商品名り、E、N、438,431など)(5)ハ
ロゲン化エポキシ樹脂(ダウケミカル株式会社製、商品
名、D、E、R0542など)(6)ポリブタジェン系
エポキシ樹脂(日本曹達株式会社製、商品名BF−10
00など)。
株式会社製、商品名工ピコ−t−828,834゜10
01.1004,1007,1009など)(2)グリ
シジルエステル型エポキシ樹脂(昭和電工株式会社製、
商品名ショーダイン508、シェル化学株式会社製、商
品名エピコート871など) (3)グリシジルエーテル型エポキシ樹脂(旭電化工業
株式会社製、商品名アデカEP−4000、日東化或株
式会社製、商品名工ポニット014など) (4)ノボラックエポキシ樹脂(ダウケミカル株式会社
製、商品名り、E、N、438,431など)(5)ハ
ロゲン化エポキシ樹脂(ダウケミカル株式会社製、商品
名、D、E、R0542など)(6)ポリブタジェン系
エポキシ樹脂(日本曹達株式会社製、商品名BF−10
00など)。
これらの樹脂にアクリル酸も反応させたものは空気中で
紫外線照射を行っても2〜5秒で硬化することがわかっ
た。
紫外線照射を行っても2〜5秒で硬化することがわかっ
た。
一方において、これらエポキシ基を持つ樹脂にアクリル
酸類を反応させたのち、さらに樹脂中に存在する水酸基
(−OH)に無機酸としてリン酸をエステル化反応によ
って付加し、アミン類やアンモニアで中和して水溶化す
る(以下、樹脂Bと称す)。
酸類を反応させたのち、さらに樹脂中に存在する水酸基
(−OH)に無機酸としてリン酸をエステル化反応によ
って付加し、アミン類やアンモニアで中和して水溶化す
る(以下、樹脂Bと称す)。
この場合のアミン類としてはトリエチルアミンモノエタ
ノールアミン、ジエチルアミン、トリエタノールアミン
などの他にアンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
なども使用可能であり、皮膜の耐水性向上にはこれらの
アミン類などの使用量はできるだけ少量で中和する必要
がある。
ノールアミン、ジエチルアミン、トリエタノールアミン
などの他にアンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
なども使用可能であり、皮膜の耐水性向上にはこれらの
アミン類などの使用量はできるだけ少量で中和する必要
がある。
なお、リン酸の反応量は樹脂1モル当り、リン酸1〜数
モルで十分であって、水溶化に当って中和するアミン数
を適宜選択すれば問題なく水溶化できることが判った。
モルで十分であって、水溶化に当って中和するアミン数
を適宜選択すれば問題なく水溶化できることが判った。
このように樹脂中にリン酸基を導入した樹脂Bは紫外線
照射による塗布皮膜の硬化速度が、リン酸を導入しない
ものよりも増大すると共に耐食性※※能も向上すること
が判った。
照射による塗布皮膜の硬化速度が、リン酸を導入しない
ものよりも増大すると共に耐食性※※能も向上すること
が判った。
本発明における樹脂A、Bは単独または混合して使用す
るが、その樹脂濃度は通常樹脂液l当り樹脂1〜30g
の範囲で使用する。
るが、その樹脂濃度は通常樹脂液l当り樹脂1〜30g
の範囲で使用する。
本発明で使用する難溶性クロム酸塩は、従来のクロム酸
処理における欠点を解消するものである。
処理における欠点を解消するものである。
すなわち従来のクロメート処理においては使用するクロ
ム酸塩はM2CrO4、重クロム酸塩はM2Cr207
のような水可溶性のものである(Mは1価の陽イオン
)。
ム酸塩はM2CrO4、重クロム酸塩はM2Cr207
のような水可溶性のものである(Mは1価の陽イオン
)。
これらのクロム塩は金属表面の化成処理時の化学反応に
より、一部は3価クロムイオンに還元され皮膜を形成す
るが、大部分のものは可溶性の6価クロムイオンの形で
存在するものと思われる。
より、一部は3価クロムイオンに還元され皮膜を形成す
るが、大部分のものは可溶性の6価クロムイオンの形で
存在するものと思われる。
これら皮膜中の6価クロムイオンは需要家における脱脂
工程においてほぼ全量脱脂液中に溶解し、脱脂後の皮膜
においては殆ど6価クロムイオンは存在しない。
工程においてほぼ全量脱脂液中に溶解し、脱脂後の皮膜
においては殆ど6価クロムイオンは存在しない。
このように皮膜に於てはクロムイオンの不働態化作用が
ほとんど期待できないので、塗装時までの一次ストック
中に錆の発生ならびに塗装後においても耐食性不良など
の問題がある。
ほとんど期待できないので、塗装時までの一次ストック
中に錆の発生ならびに塗装後においても耐食性不良など
の問題がある。
本発明者らは、これら問題点の解決につき鋭意検討した
結果、脱脂液によっても溶解せず溶解度積により一定量
の6価クロムイオンを一定量補給し金属を不働態化する
ような難溶性クロム酸塩(顔料)として次表のものが本
発明の目的に合致することを見出して本発明に致達した
。
結果、脱脂液によっても溶解せず溶解度積により一定量
の6価クロムイオンを一定量補給し金属を不働態化する
ような難溶性クロム酸塩(顔料)として次表のものが本
発明の目的に合致することを見出して本発明に致達した
。
上記表のクロム酸塩は樹脂A、樹脂Bと事前に十分攪拌
混合してお(ことが必要であるが、樹脂に対するクロム
酸塩の添加量はCPVC(限界顔料濃度)以下であるこ
とが必要である。
混合してお(ことが必要であるが、樹脂に対するクロム
酸塩の添加量はCPVC(限界顔料濃度)以下であるこ
とが必要である。
本発明においては(クロム酸塩/樹脂)比が5/95〜
55/45までの添加量が有効であることがわかった。
55/45までの添加量が有効であることがわかった。
これらのクロム酸塩と樹脂(A、B、A+B)からなる
水溶性処理液は鋼板などにロール塗装、スプレー塗装、
静電スプレー塗装、浸漬塗装などによって所定の付着量
を塗布されたのち熱風乾燥により皮膜中の水分を除去さ
れたのち紫外線照射を行うことにより硬化される。
水溶性処理液は鋼板などにロール塗装、スプレー塗装、
静電スプレー塗装、浸漬塗装などによって所定の付着量
を塗布されたのち熱風乾燥により皮膜中の水分を除去さ
れたのち紫外線照射を行うことにより硬化される。
このようにして得られた処理皮膜の膜厚は一般の用途な
どから0.05〜5P程度で十分であるが膜厚がIP以
上の場合には抵抗溶接性から考えて皮膜中に導電性金属
粉末(例えばZn、A7など)などの添加が必要である
。
どから0.05〜5P程度で十分であるが膜厚がIP以
上の場合には抵抗溶接性から考えて皮膜中に導電性金属
粉末(例えばZn、A7など)などの添加が必要である
。
紫外線の照射時間は本発明に於ては1〜5秒程度(高圧
水銀灯出力80W/cfrLの場合の例)でラジカル重
合による樹脂の硬化反応が起り皮膜は不溶化する。
水銀灯出力80W/cfrLの場合の例)でラジカル重
合による樹脂の硬化反応が起り皮膜は不溶化する。
この際、上記組成からなる塗装皮膜中には難溶性クロム
酸塩の溶解度積にもよるが遊離した6価クロムイオン(
Cr” )が存在するがCr6+が紫外線照射時にCr
”Cr の反応が起り樹脂の一部と3価クロムと
のクロムキレート高分子形成反応も上記ラジカル反応と
同時に起る。
酸塩の溶解度積にもよるが遊離した6価クロムイオン(
Cr” )が存在するがCr6+が紫外線照射時にCr
”Cr の反応が起り樹脂の一部と3価クロムと
のクロムキレート高分子形成反応も上記ラジカル反応と
同時に起る。
このクロムキレート高分子を含む皮膜は強靭で硬度も高
いためラジカル重合のみによる硬化皮膜のみでは不十分
な、きびしいプレス成形加工に対しても皮膜の損傷がな
い。
いためラジカル重合のみによる硬化皮膜のみでは不十分
な、きびしいプレス成形加工に対しても皮膜の損傷がな
い。
本発明に適用できる金属としては上記は冷延鋼板につい
て代表して記載したが、同様に亜鉛メッキ鋼板、アルミ
ニウムメッキ鋼板、同型材、同鋼管などのメッキ鋼材に
適用できるものである。
て代表して記載したが、同様に亜鉛メッキ鋼板、アルミ
ニウムメッキ鋼板、同型材、同鋼管などのメッキ鋼材に
適用できるものである。
このように本発明の金属の表面処理法に於ては従来の金
属の表面処理方法では得られないすぐれたプレス加工性
、抵抗溶接、耐脱脂性の強靭な塗装皮膜が定常的均一に
得られさらにその皮膜処理後の耐食性、塗料密着性のす
ぐれた方法である。
属の表面処理方法では得られないすぐれたプレス加工性
、抵抗溶接、耐脱脂性の強靭な塗装皮膜が定常的均一に
得られさらにその皮膜処理後の耐食性、塗料密着性のす
ぐれた方法である。
次に本発明の詳細について以下に実施例と共にさらに説
明する。
明する。
実施例 1
ノボラックフェノールエポキシ樹脂(ダウケミカル株式
会社製、商品名り、B、N、438)をアクリル酸と反
応させ、そのジアクリレートを作成させ、さらに無水マ
レイン酸を反応させ、トリエチルアミンで中和し水溶化
したもの50部(樹脂A)、ノボラックフェノールエポ
キシ樹脂のアクリル酸でアクリル化したのちリン酸(H
3PO4)をノボラックフェノールエポキシ樹脂1分子
当り3〜5モル添加しエステル化して付加させて水溶化
したもの50部(樹脂B)に、クロム酸ストロンチウム
10部、金属亜鉛粉末(三井金属株式会社製、商品名L
S−4)400部を添加し全量を1000部の処理液と
した。
会社製、商品名り、B、N、438)をアクリル酸と反
応させ、そのジアクリレートを作成させ、さらに無水マ
レイン酸を反応させ、トリエチルアミンで中和し水溶化
したもの50部(樹脂A)、ノボラックフェノールエポ
キシ樹脂のアクリル酸でアクリル化したのちリン酸(H
3PO4)をノボラックフェノールエポキシ樹脂1分子
当り3〜5モル添加しエステル化して付加させて水溶化
したもの50部(樹脂B)に、クロム酸ストロンチウム
10部、金属亜鉛粉末(三井金属株式会社製、商品名L
S−4)400部を添加し全量を1000部の処理液と
した。
この処理液を冷延鋼板(Q、8in厚)に皮膜厚2F塗
布し、紫外線照射を行い皮膜を硬化させた。
布し、紫外線照射を行い皮膜を硬化させた。
樹脂Bの添加は硬化を促進し皮膜を強靭にし耐食性を向
上させる効果がある。
上させる効果がある。
このようにして得られた処理鋼板は、プレス性について
は全く問題がなく、耐食性については湿潤試験で48時
間行ったがほとんど赤錆発生はみられなかった。
は全く問題がなく、耐食性については湿潤試験で48時
間行ったがほとんど赤錆発生はみられなかった。
更にこの処理鋼板は、処理皮膜が厚いが皮膜は導電性を
有し、抵抗溶接が可能である。
有し、抵抗溶接が可能である。
また皮膜は脱脂液に不溶であるので従来プライマーを使
用している塗装系ではプライマーが省略できることが判
り、工程が簡単になり且つ安価にすぐれた皮膜が得られ
た。
用している塗装系ではプライマーが省略できることが判
り、工程が簡単になり且つ安価にすぐれた皮膜が得られ
た。
Claims (1)
- 1 エポキシ樹脂プレポリマーにアクリル酸またはメタ
クリル酸を反応させ、該分子中にビニル性二重結合を導
入したものの水溶性化合物、あるいはエポキシ樹脂プレ
ポリマーにアクリル酸またはメタクリル酸を反応させ、
さらにリン酸基を導入したものの水溶性化合物のいずれ
か一方またはそれらの混合物に、難溶性クロム酸塩と導
電性金属粉末とを添加してなる処理液を金属表面に塗布
し、紫外線照射により塗布皮膜を硬化せしめることを特
徴とする金属の表面処理法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50066947A JPS5825749B2 (ja) | 1975-06-03 | 1975-06-03 | キンゾクノヒヨウメンシヨリホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50066947A JPS5825749B2 (ja) | 1975-06-03 | 1975-06-03 | キンゾクノヒヨウメンシヨリホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51142437A JPS51142437A (en) | 1976-12-08 |
JPS5825749B2 true JPS5825749B2 (ja) | 1983-05-30 |
Family
ID=13330704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50066947A Expired JPS5825749B2 (ja) | 1975-06-03 | 1975-06-03 | キンゾクノヒヨウメンシヨリホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5825749B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0713302B2 (ja) * | 1983-12-29 | 1995-02-15 | 日本ペイント株式会社 | 耐食性塗装積層体 |
JPH0688371B2 (ja) * | 1990-05-02 | 1994-11-09 | 株式会社淀川製鋼所 | 耐久性塗装金属板 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5045739A (ja) * | 1973-08-28 | 1975-04-24 | ||
JPS5437627A (en) * | 1977-08-30 | 1979-03-20 | Sharp Corp | Picture quality adjusting circuit |
-
1975
- 1975-06-03 JP JP50066947A patent/JPS5825749B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5045739A (ja) * | 1973-08-28 | 1975-04-24 | ||
JPS5437627A (en) * | 1977-08-30 | 1979-03-20 | Sharp Corp | Picture quality adjusting circuit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51142437A (en) | 1976-12-08 |
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