JPS58254Y2 - 可変抵抗器 - Google Patents
可変抵抗器Info
- Publication number
- JPS58254Y2 JPS58254Y2 JP1977155310U JP15531077U JPS58254Y2 JP S58254 Y2 JPS58254 Y2 JP S58254Y2 JP 1977155310 U JP1977155310 U JP 1977155310U JP 15531077 U JP15531077 U JP 15531077U JP S58254 Y2 JPS58254 Y2 JP S58254Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistor
- slider
- protrusion
- substrate
- rotating shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Adjustable Resistors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、小型の可変抵抗器に関するものである。
従来のこの種の可変抵抗器では、第１図に示すようにス
ライダー１′と抵抗体基板１との間に合成樹脂製の絶縁
性スペーサＳを介在させてスライダー１′の中央部を抵
抗体基板１より浮かせている。
ライダー１′と抵抗体基板１との間に合成樹脂製の絶縁
性スペーサＳを介在させてスライダー１′の中央部を抵
抗体基板１より浮かせている。
しかしこのような構造では、可変抵抗器をプリント配線
基板等に取付ける際に半田の熱によりスペーサが変形し
たり湿気を吸収して膨張したりして特性が劣化する欠点
があった。
基板等に取付ける際に半田の熱によりスペーサが変形し
たり湿気を吸収して膨張したりして特性が劣化する欠点
があった。
尚スペーサを金属製とすることが考えられるが、この場
合は抵抗体の内側の縁との間に絶縁距離を十分数る必要
があるため大型化する欠点があった。
合は抵抗体の内側の縁との間に絶縁距離を十分数る必要
があるため大型化する欠点があった。
更に上記のようにスペーサを用いると部品点数及び組立
工数が多（なってコスト高となる欠点があった。
工数が多（なってコスト高となる欠点があった。
捷たスペーサＳはその機械的強度を維持するために余り
小形にはできず、スペーサＳの径方向寸法は成程度以上
確保しておかなくてはならないため、スペーサＳと基板
１との接触面積及びスライダー１′とスペーサＳとの接
触面積は相当に大きくなるのを避けられない。
小形にはできず、スペーサＳの径方向寸法は成程度以上
確保しておかなくてはならないため、スペーサＳと基板
１との接触面積及びスライダー１′とスペーサＳとの接
触面積は相当に大きくなるのを避けられない。
そのため第１図に示した従来の可変抵抗器では、スライ
ダーを回転させるために必要なトルクが大きくなる傾向
になり、円滑な調整を行ない難くなるという問題もあっ
た。
ダーを回転させるために必要なトルクが大きくなる傾向
になり、円滑な調整を行ない難くなるという問題もあっ
た。
本考案の目的は、スライダーと抵抗体基板との間の間隔
を一定に保つ突出部をスライダーに一体に設けることに
より上記欠点を解消した可変抵抗器を提供することにあ
る。
を一定に保つ突出部をスライダーに一体に設けることに
より上記欠点を解消した可変抵抗器を提供することにあ
る。
以下本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
第２図及び第３図ａ、ｂにおいて、１は合成樹脂又はセ
ラミックからなる抵抗体基板で、この基板の表面には馬
蹄型の抵抗体２と抵抗体２の両端部に電気的に接続され
た電極３，３とが設けられている。
ラミックからなる抵抗体基板で、この基板の表面には馬
蹄型の抵抗体２と抵抗体２の両端部に電気的に接続され
た電極３，３とが設けられている。
抵抗体基板１には筐だ軸貫通孔４と両電極３，３の部分
に開口する端子取付孔５，５と軸貫通孔４の隣接位置に
開口する中間端子位置決め孔６とが設けられている。
に開口する端子取付孔５，５と軸貫通孔４の隣接位置に
開口する中間端子位置決め孔６とが設けられている。
抵抗体基板１の表面側にはスライダー７が配置される。
第３図すに示すようにこのスライダーの中央部には抵抗
体基板の軸貫通孔４の径よりも大きい径の略皿状の突出
部８が設けられ、この突出部８の平坦な圧部８ａにはド
ライバースロットを兼ねる矩形状の爪係入孔９が設けら
れている。
体基板の軸貫通孔４の径よりも大きい径の略皿状の突出
部８が設けられ、この突出部８の平坦な圧部８ａにはド
ライバースロットを兼ねる矩形状の爪係入孔９が設けら
れている。
スライダーの突出部８の周囲には略半円弧状の腕部１０
が連設され、腕部１０の中間部には抵抗体２に接触する
摺動接点１１が設けられている。
が連設され、腕部１０の中間部には抵抗体２に接触する
摺動接点１１が設けられている。
１２．１２は端子金具で、それぞれの端子金具は端子取
付孔５，５に挿入されて半田付等により電極３，３に電
気的に接続されている。
付孔５，５に挿入されて半田付等により電極３，３に電
気的に接続されている。
１３は抵抗体基板１の裏面側に配置されてその略中央部
に軸貫通孔１４を有する中間端子金具である。
に軸貫通孔１４を有する中間端子金具である。
この中間端子金具はその端部に起立片１５を有し、この
起立片が中間端子位置決め孔６に係入されて中間端子金
具１３が抵抗体基板１に対して位置決めされている。
起立片が中間端子位置決め孔６に係入されて中間端子金
具１３が抵抗体基板１に対して位置決めされている。
捷た軸貫通孔１４の付近にはスライダーＩの回転範囲を
規制するためのストッパー突起１６が設けられている。
規制するためのストッパー突起１６が設けられている。
１７は中間端子金具１３及び抵抗体基板１の軸貫通孔４
及び１４を貫通する略カップ状の中空の回転軸で、この
回転軸の開口部には中間端子金具の軸貫通孔１４０周辺
に摺動自在に係合する鍔部１８と回転軸が回転して中間
端子金具のストッパー突起１６に当接するストッパ一部
１９とが一体的に設けられている。
及び１４を貫通する略カップ状の中空の回転軸で、この
回転軸の開口部には中間端子金具の軸貫通孔１４０周辺
に摺動自在に係合する鍔部１８と回転軸が回転して中間
端子金具のストッパー突起１６に当接するストッパ一部
１９とが一体的に設けられている。
捷た回転軸１１の底部２０の一部を切り起すことにより
１対の爪２１，２１と孔２２とが形成され、爪２１．２
１がスライダーの爪係入孔９に係入されている。
１対の爪２１，２１と孔２２とが形成され、爪２１．２
１がスライダーの爪係入孔９に係入されている。
これらの爪は回転軸１７とスライダー７とを結合するよ
うに爪係人孔９の外側に折曲げられている。
うに爪係人孔９の外側に折曲げられている。
このように組立てられた状態で、スライダー１の突出部
８の平坦な底部８ａに設けられたドライバースロットは
、回転軸１γの孔２２及び該回転軸の中空部内を通して
抵抗体基板１の裏面側にも開口する。
８の平坦な底部８ａに設けられたドライバースロットは
、回転軸１γの孔２２及び該回転軸の中空部内を通して
抵抗体基板１の裏面側にも開口する。
したがって、基板の表裏両面側からこのドライバースロ
ットにドライバーを係入して抵抗値の調整を行なうこと
ができる。
ットにドライバーを係入して抵抗値の調整を行なうこと
ができる。
また上記のようにスライダーに皿状の突出部を設けてこ
の突出部の底部の外周部を抵抗体基板に当接させる構造
にすると、スライダーの機械的強度を何ら低下させるこ
となくスライダーと基板との接触面積を小さくすること
ができる。
の突出部の底部の外周部を抵抗体基板に当接させる構造
にすると、スライダーの機械的強度を何ら低下させるこ
となくスライダーと基板との接触面積を小さくすること
ができる。
したがってスライダーを回転させるために必要なトルク
を小さくすることができ、スライダーの回転を円滑に行
なわせることができる。
を小さくすることができ、スライダーの回転を円滑に行
なわせることができる。
上記実施例においては、スライダーＩの爪係人孔９が突
出部８の平坦な圧部８ａに１つ設けられており、この爪
係入孔９がドライバースロットを兼ねるような構成され
ているが、第４図ａ及び第５図に示すように突出部８の
平坦部８ａにドライバースロット２３と２つの爪係入孔
２４，２４を設けるようにしてもよい。
出部８の平坦な圧部８ａに１つ設けられており、この爪
係入孔９がドライバースロットを兼ねるような構成され
ているが、第４図ａ及び第５図に示すように突出部８の
平坦部８ａにドライバースロット２３と２つの爪係入孔
２４，２４を設けるようにしてもよい。
また回転軸１７は上記実施例において、カップ状に形成
され、爪２１゜２１が位置する側に底部２０が形成され
ているが、第４図すに示すように底部を設けずに開口部
２５を設けるようにしてもよい。
され、爪２１゜２１が位置する側に底部２０が形成され
ているが、第４図すに示すように底部を設けずに開口部
２５を設けるようにしてもよい。
以上のように本考案によれば、スライダーと抵抗体基板
との間の間隔を一定に保つ突出部をスライダーに一体に
設けたので、スペーサを必要とせず部品点数及び組立工
数が少なくて済み安価に提供することができる利点があ
る。
との間の間隔を一定に保つ突出部をスライダーに一体に
設けたので、スペーサを必要とせず部品点数及び組立工
数が少なくて済み安価に提供することができる利点があ
る。
筐た合成樹脂製のスペーサを使用した場合のように半田
付時の熱或いは湿気等による特性の劣化を防止でき、更
には金属製のスペーサを使用した場合に比べ短い距離で
抵抗体との絶縁距離を十分板れるので小型化が画れる等
の利点がある。
付時の熱或いは湿気等による特性の劣化を防止でき、更
には金属製のスペーサを使用した場合に比べ短い距離で
抵抗体との絶縁距離を十分板れるので小型化が画れる等
の利点がある。
特に本考案においては、スライダーの突出部を平坦な底
部を有する略皿状に形成してこの底部にドライバースロ
ットを設け、該ドライバースロットを回転軸の中空部内
を通して抵抗体基板の裏面側にも開口させるようにした
ので、基板の表裏面側から抵抗値の調整を行なうことが
できる。
部を有する略皿状に形成してこの底部にドライバースロ
ットを設け、該ドライバースロットを回転軸の中空部内
を通して抵抗体基板の裏面側にも開口させるようにした
ので、基板の表裏面側から抵抗値の調整を行なうことが
できる。
またスライダーに略皿状の突出部を一体に設けてその底
部の外周部を基板に当接させる構造としたため、スライ
ダーの機械的強度を何ら低下させることなくスライダー
と基板との接触面積を小さくすることができ、スライダ
ーの回転を円滑に行なわせることができる。
部の外周部を基板に当接させる構造としたため、スライ
ダーの機械的強度を何ら低下させることなくスライダー
と基板との接触面積を小さくすることができ、スライダ
ーの回転を円滑に行なわせることができる。
第１図は従来の可変抵抗器の断面図、第２図は本考案の
可変抵抗器の断面図、第３図ａは本考案の可変抵抗器の
分解斜視図、第３図すは同図ａの可変抵抗器の実施例で
用いるスライダーの縦断面図、第４図ａはスライダーの
変形を示す斜視図、第４図すは回転軸の変形例ｔ＝＝ｙ
ｄ例斜視図、第５図は第４図ａのスライダーの縦断面図
である。 １・・・・・・抵抗体基板、２・・・・・・抵抗体、３
・・・・・・電極、４．１４・・・・・・軸貫通孔、７
・・・・・・スライダー ８・・・・・・突出部、８ａ
・・・・・・平坦な圧部、９，２４・・・・・・爪係人
孔、１１・・・・・・摺動接点、１３・・・・・・中間
端子金具、１７・・・・・・回転軸、１８・・・・・・
鍔部、２１・・・・・・爪、２３・・・・・・ドライバ
ースロット。
可変抵抗器の断面図、第３図ａは本考案の可変抵抗器の
分解斜視図、第３図すは同図ａの可変抵抗器の実施例で
用いるスライダーの縦断面図、第４図ａはスライダーの
変形を示す斜視図、第４図すは回転軸の変形例ｔ＝＝ｙ
ｄ例斜視図、第５図は第４図ａのスライダーの縦断面図
である。 １・・・・・・抵抗体基板、２・・・・・・抵抗体、３
・・・・・・電極、４．１４・・・・・・軸貫通孔、７
・・・・・・スライダー ８・・・・・・突出部、８ａ
・・・・・・平坦な圧部、９，２４・・・・・・爪係人
孔、１１・・・・・・摺動接点、１３・・・・・・中間
端子金具、１７・・・・・・回転軸、１８・・・・・・
鍔部、２１・・・・・・爪、２３・・・・・・ドライバ
ースロット。
Claims (1)
- 馬蹄型の抵抗体と抵抗体の両端部に接続された電極とを
表面に有する抵抗体基板と、前記抵抗体基板の表面側に
配置され摺動接点を有するスライダーと、前記抵抗体基
板の裏面側に配置された中間端子金具と、前記抵抗体基
板及び中間端子金具に設けた軸貫通孔を貫通して設けら
れて前記スライダーに結合された回転軸とを備えた可変
抵抗器において、前記回転軸は中空に形成されて前記抵
抗体基板の裏面側に位置する端部に前記中間端子金具と
摺動自在に係止する鍔部を有するとともに前記抵抗体基
板の表面側に位置する端部に爪を有し、また前記スライ
ダーは平坦な底部を有する略皿状の突出部を一体に有し
ていて該突出部の外周部が前記抵抗体基板の軸貫通孔の
周辺部に摺動自在に当接されて該スライダーと抵抗体基
板との間の間隔が一定に保持され、前記回転軸の爪は前
記スライダーの突出部の平坦な底部を貫通して前記回転
軸とスライダーとを結合するように変形され、前記スラ
イダーの突出部の平坦な底部を貫通してドライバースロ
ットが形成され、前記ドライバースロットは前記回転軸
の中空部内を通して前記抵抗体基板の裏面側にも開口し
ていることを特徴とする可変抵抗器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977155310U JPS58254Y2 (ja) | 1977-11-21 | 1977-11-21 | 可変抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977155310U JPS58254Y2 (ja) | 1977-11-21 | 1977-11-21 | 可変抵抗器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5481439U JPS5481439U (ja) | 1979-06-09 |
| JPS58254Y2 true JPS58254Y2 (ja) | 1983-01-06 |
Family
ID=29144228
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977155310U Expired JPS58254Y2 (ja) | 1977-11-21 | 1977-11-21 | 可変抵抗器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58254Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5978605U (ja) * | 1982-11-19 | 1984-05-28 | 松下電器産業株式会社 | 小形可変抵抗器 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5244352B2 (ja) * | 1973-02-06 | 1977-11-07 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5244352U (ja) * | 1975-09-26 | 1977-03-29 |
-
1977
- 1977-11-21 JP JP1977155310U patent/JPS58254Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5244352B2 (ja) * | 1973-02-06 | 1977-11-07 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5481439U (ja) | 1979-06-09 |
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