JPS5825026B2 - 電子時計用モ−タ - Google Patents
電子時計用モ−タInfo
- Publication number
- JPS5825026B2 JPS5825026B2 JP50055446A JP5544675A JPS5825026B2 JP S5825026 B2 JPS5825026 B2 JP S5825026B2 JP 50055446 A JP50055446 A JP 50055446A JP 5544675 A JP5544675 A JP 5544675A JP S5825026 B2 JPS5825026 B2 JP S5825026B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- rotor
- reinforcing ring
- circumferential surface
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Electromechanical Clocks (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は永久磁石ロータ、コイルが巻かれた磁心、およ
び磁性材料からなるステータで構成されるステップモー
タを転換機に用いた電子時計用モータに関するものであ
る。
び磁性材料からなるステータで構成されるステップモー
タを転換機に用いた電子時計用モータに関するものであ
る。
この種の電子時計用モータに用いられるステータは通常
二体（一体）で作られ、夫々のステータはロータに対向
する半円筒状の面を有している。
二体（一体）で作られ、夫々のステータはロータに対向
する半円筒状の面を有している。
このような従来のステータの欠点として次のようなもの
が挙げられる。
が挙げられる。
すなわち、ステータが二個のため二倍のコストを要する
ばかりか、ステータに採用する材料がパーマロイ、純鉄
、硅素鋼板などの磁性材料のため、材料自体非常に高価
であり、これらは加工性が悪く、打ち抜き加工や焼純な
と加工費が非常に高い。
ばかりか、ステータに採用する材料がパーマロイ、純鉄
、硅素鋼板などの磁性材料のため、材料自体非常に高価
であり、これらは加工性が悪く、打ち抜き加工や焼純な
と加工費が非常に高い。
さらに対向する一対のステータの組立位置精度に厳しさ
が要求され、組立後においてその位置調整できるように
位置調整機構を必要としていた。
が要求され、組立後においてその位置調整できるように
位置調整機構を必要としていた。
この調整を不要とした解決策に一体化したステータをス
テンレス鋼製の下板にピン、カシメまたは溶接などで固
着し、そのあとステータ部のみをスライスし二体ステー
タにしたものがあるが加工が非常にむずかしくコスト高
を解消することができない。
テンレス鋼製の下板にピン、カシメまたは溶接などで固
着し、そのあとステータ部のみをスライスし二体ステー
タにしたものがあるが加工が非常にむずかしくコスト高
を解消することができない。
さらに、これらを解消する手段に一体ステータが試みら
れている。
れている。
これは、従来の対向する二個（一対）のステータを連結
したような形状であり、前記連結部分をなす部分は、磁
気抵抗を高くし飽和されてロータをとりかこむ部分にろ
うえい磁界が発生できるように断面積を極度に小さくし
なければならない。
したような形状であり、前記連結部分をなす部分は、磁
気抵抗を高くし飽和されてロータをとりかこむ部分にろ
うえい磁界が発生できるように断面積を極度に小さくし
なければならない。
この断面積が大きすぎると前記ろうえい磁界に影響があ
り、ロータの回転性能を著しく阻害し、精度を要求する
時計には実用されず、また、前記断面積が非常に小さい
ことから、時計組立その他の作業工程時にその部分より
変形されやすく、その変形によっても前記性能が低下さ
れるなど実用に供し得ない種々の欠点があった。
り、ロータの回転性能を著しく阻害し、精度を要求する
時計には実用されず、また、前記断面積が非常に小さい
ことから、時計組立その他の作業工程時にその部分より
変形されやすく、その変形によっても前記性能が低下さ
れるなど実用に供し得ない種々の欠点があった。
本発明は、かかる従来の欠点を一掃し、部品コストが安
く、調整不用で、しかも量産中に富み、かつ性能および
剛性が十分ある信頼性の高いステータを実現し、以って
電子時計の低価格化を可能にすることを目的よして開発
されたものである。
く、調整不用で、しかも量産中に富み、かつ性能および
剛性が十分ある信頼性の高いステータを実現し、以って
電子時計の低価格化を可能にすることを目的よして開発
されたものである。
すなわち、本発明の要旨は、ロータの外周全域をとりか
こむ穴内周面を持つ一体ステータで、前記穴内周面に沿
う平面上の一部分が磁気抵抗を高めるため断面積を小さ
くした細幅に形成され、前記穴内局面には前記細幅部分
を補強するための補強リングを固着し、前記補強リング
は前記ロータ軸を軸承する部分を備え、さらに、前記補
強リングの内周面はロータ外周に極く近接し、そして補
強リングの一部は少なくとも一つの時計輪列歯車の片面
に平行して極く近接するようにし、時計組立時における
ロータおよび前記輪列歯車の倒れ防止の役割をも兼ねる
ようにした電子時計用モーフを提供するにある。
こむ穴内周面を持つ一体ステータで、前記穴内周面に沿
う平面上の一部分が磁気抵抗を高めるため断面積を小さ
くした細幅に形成され、前記穴内局面には前記細幅部分
を補強するための補強リングを固着し、前記補強リング
は前記ロータ軸を軸承する部分を備え、さらに、前記補
強リングの内周面はロータ外周に極く近接し、そして補
強リングの一部は少なくとも一つの時計輪列歯車の片面
に平行して極く近接するようにし、時計組立時における
ロータおよび前記輪列歯車の倒れ防止の役割をも兼ねる
ようにした電子時計用モーフを提供するにある。
以下、本発明を一実施例として示した図面に基すいて説
明する。
明する。
第１図はステータとロータの平面図、第２図はその断面
図を示している。
図を示している。
これらの図において、１は磁性材料からなる一体ステー
タで、このステータ１にはコイルを巻いた磁心（図示せ
ず）が取付けられる。
タで、このステータ１にはコイルを巻いた磁心（図示せ
ず）が取付けられる。
前記ステータ１には永久磁石付（着磁されたものも含む
）ロータ３をとりかこむ穴内周面１ａが形成され、そし
て、前記穴内周面１ａに沿う平面上の一部分（実施例で
は１８０°対称された三箇所）は磁気抵抗を高めるため
断面積を小さくした細幅部１ｂ、Ｉｂが形成されている
。
）ロータ３をとりかこむ穴内周面１ａが形成され、そし
て、前記穴内周面１ａに沿う平面上の一部分（実施例で
は１８０°対称された三箇所）は磁気抵抗を高めるため
断面積を小さくした細幅部１ｂ、Ｉｂが形成されている
。
前記細幅部１ｂは、打ち抜きなどによりステータ外形形
状と同時または別々に形成され、その細幅は０．５ Ｍ
以下の幅である。
状と同時または別々に形成され、その細幅は０．５ Ｍ
以下の幅である。
２は非磁性材料からなる補強リングであり、ロータ３の
外周面３ａと０．５刷以下で極く近接する内周面２ａを
有し、一端を閉塞して床２ａを形成し、その中心にロー
タ３を軸承する受人２ｃがあけられ、また他端開口部に
おける外周には補強用および時計輪列歯車７の片面に平
行しかつ極く近接（０，５Ｍ以下）するフランジ２ｂが
形成される。
外周面３ａと０．５刷以下で極く近接する内周面２ａを
有し、一端を閉塞して床２ａを形成し、その中心にロー
タ３を軸承する受人２ｃがあけられ、また他端開口部に
おける外周には補強用および時計輪列歯車７の片面に平
行しかつ極く近接（０，５Ｍ以下）するフランジ２ｂが
形成される。
このように形成された補強リング２は第２図に示される
ようにステータ１の穴内周面１ａに嵌め合い等により固
着される。
ようにステータ１の穴内周面１ａに嵌め合い等により固
着される。
このとき、前記フランジ２ｂはステータ１の片面に平行
する。
する。
尚、前記補強リング２の固定は接着剤を用いてもよくま
たは合成樹脂等でインサート成形されてもよい、また床
２ｃ部分はロータ軸を受けるためのものであり、全体的
に閉塞するまでにないこと勿論である。
たは合成樹脂等でインサート成形されてもよい、また床
２ｃ部分はロータ軸を受けるためのものであり、全体的
に閉塞するまでにないこと勿論である。
第３図は前記ステータ１およびロータ３を時計体に組み
込んだ状態の概略側面図を示している。
込んだ状態の概略側面図を示している。
この図において、４は地板、６は受部材、７は時計輪列
歯車を示している。
歯車を示している。
この図でわかるように、ロータ３の軸は前記補強リング
２と受６との間に軸承され、また、ロータカナ３ｂに噛
み合う輪列歯車７が補強リング２のフランジに相対して
いる。
２と受６との間に軸承され、また、ロータカナ３ｂに噛
み合う輪列歯車７が補強リング２のフランジに相対して
いる。
以上の構成からなる本発明によれば、補強リング２が丁
度桶にだかをはめたと同様な剛性が得られ、通常時計に
加わる衝撃力により変形を起さないステータが実現でき
、従って一体ステータの連結部分を構成する細幅部分１
ｂを極度に細くして無調整で性能向上が達成でき、また
、補強フランジにより超小型時計の場合の超小型ステー
タの剛性を充分となり、しかも前記補強リングでロータ
の軸承を構成したから、ロータ３をステータ１の内周面
１ａに同心的に位置せしめる上で非常に効果があり、性
能のバラツキを小さくでき、さらには、前記補強リング
によって、時計組立時におけるロータおよび時計輪列の
倒れを防ぐことができ、しかも前記補強リングの軸承部
はステータ下面よりも十分下方にあるようにしたから前
記ロータの倒れ角度を少なくすることができ、受６の組
み込みが容易で組立の自動化を促進できる等諸種なる優
れた効果を有する。
度桶にだかをはめたと同様な剛性が得られ、通常時計に
加わる衝撃力により変形を起さないステータが実現でき
、従って一体ステータの連結部分を構成する細幅部分１
ｂを極度に細くして無調整で性能向上が達成でき、また
、補強フランジにより超小型時計の場合の超小型ステー
タの剛性を充分となり、しかも前記補強リングでロータ
の軸承を構成したから、ロータ３をステータ１の内周面
１ａに同心的に位置せしめる上で非常に効果があり、性
能のバラツキを小さくでき、さらには、前記補強リング
によって、時計組立時におけるロータおよび時計輪列の
倒れを防ぐことができ、しかも前記補強リングの軸承部
はステータ下面よりも十分下方にあるようにしたから前
記ロータの倒れ角度を少なくすることができ、受６の組
み込みが容易で組立の自動化を促進できる等諸種なる優
れた効果を有する。
第１図はステータおよびロータを示す本発明の主要部と
する平面図、第２図はその断面図、第３図はステータお
よびロータを組み込んだ時計の一部断面図である。 １・・・ステータ、２・・・補強リング、３・・・ロー
タ、２ｃ・・・軸承部。
する平面図、第２図はその断面図、第３図はステータお
よびロータを組み込んだ時計の一部断面図である。 １・・・ステータ、２・・・補強リング、３・・・ロー
タ、２ｃ・・・軸承部。
Claims (1)
- １ 永久磁石ロータ、コイルを巻いた磁心および前記磁
心と結合される磁心材料からなる板状の一体ステータで
構成される電子時計用モータにおいて、前記ステータは
前記ロータを配置する穴を有し前記穴内周面とそれに近
接するステータ縁とで形成される連結部分は磁気抵抗を
高めるため断面積が小さい細幅に形成され、前記穴には
非磁性材よりなり前記ロータ外周面全域に極近接する内
周面を有する補強リングを貫通して固着し、前記補強リ
ングの一端には前記ロータ軸の一端を軸承する軸受部を
有し、前記軸受部は前記ステータの下面よりも下部にあ
ることを特徴とする電子時計用モータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50055446A JPS5825026B2 (ja) | 1975-05-13 | 1975-05-13 | 電子時計用モ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50055446A JPS5825026B2 (ja) | 1975-05-13 | 1975-05-13 | 電子時計用モ−タ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS51131661A JPS51131661A (en) | 1976-11-16 |
| JPS5825026B2 true JPS5825026B2 (ja) | 1983-05-25 |
Family
ID=12998811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50055446A Expired JPS5825026B2 (ja) | 1975-05-13 | 1975-05-13 | 電子時計用モ−タ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5825026B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6173319A (ja) * | 1984-09-17 | 1986-04-15 | 日新電機株式会社 | コンデンサ設備 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5490511A (en) * | 1977-12-28 | 1979-07-18 | Seikosha Kk | Solid stator type motor |
| JPS607092U (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-18 | セイコーインスツルメンツ株式会社 | 電子時計のロ−タ支持構造 |
| JPS6315164U (ja) * | 1986-07-14 | 1988-02-01 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49132507A (ja) * | 1973-04-23 | 1974-12-19 | ||
| JPS5031309A (ja) * | 1973-07-24 | 1975-03-27 |
-
1975
- 1975-05-13 JP JP50055446A patent/JPS5825026B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49132507A (ja) * | 1973-04-23 | 1974-12-19 | ||
| JPS5031309A (ja) * | 1973-07-24 | 1975-03-27 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6173319A (ja) * | 1984-09-17 | 1986-04-15 | 日新電機株式会社 | コンデンサ設備 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS51131661A (en) | 1976-11-16 |
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