JPS5824402B2 - 2−シクロヘキセン−1−オン誘導体除草剤 - Google Patents

2−シクロヘキセン−1−オン誘導体除草剤

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JPS5824402B2
JPS5824402B2 JP37975A JP37975A JPS5824402B2 JP S5824402 B2 JPS5824402 B2 JP S5824402B2 JP 37975 A JP37975 A JP 37975A JP 37975 A JP37975 A JP 37975A JP S5824402 B2 JPS5824402 B2 JP S5824402B2
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JP
Japan
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compound
present
active ingredient
herbicide
cyclohexen
Prior art date
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Expired
Application number
JP37975A
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English (en)
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JPS5180844A (en
Inventor
岩滝功
広野好彦
佐脇幹雄
石川尚雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5180844A publication Critical patent/JPS5180844A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は式 または式 で表わされる化合物を有効成分として含有することを特
徴とする除草剤である。
本発明の目的とするところは該化合物類を工業的に有利
に得、簡便かつ効果の確実な除草剤を提供せんとするに
ある。
本発明者らは多数のシクロヘキセン−1−オン誘導体を
合成し、上記目的に適合するものを検索中 式 または式 で示される化合物に塩化ベンゾイルまたは安息香酸無水
物を反応せしめることにより前記化合物CI、l及び(
III)が工業的に有利に得られ、しかも該化合物類が
ある種の雑草に対して強い除草作用を示すことを見い出
し、本発明を完成した。
本発明化合物の製造にあたっては、前記式(III、1
または(IV)で示される化合物を適当な溶媒に溶解し
、苛性ソーダ、苛性カリ等のアルカリを添加せしめてア
ルカリ金属塩とする。
これをいったん反応混合物より分離し、またはそのまま
、塩化ベンゾイルまたは安息香酸無水物を反応せしめる
反応溶媒としてはアセトン、エーテル、アルコール、ベ
ンゼン、トルエン、クロロホルム、酢酸エチル等一般の
有機溶媒が用いられ、反応温度は一20℃から用いる溶
媒の沸点まで、好ましくは室温以下の温度において反応
を行う。
15分〜10時間程度の反応時間の後、必要ならば溶媒
の置換または溶媒抽出の後、アルカリ洗浄、次いで水洗
、乾燥し、減圧下にて溶媒を留去することにより結晶状
または液状物として目的化合物を得る。
また生成物は再結晶またはカラムクロマトグラフィー等
により精製した後、元素分析、IRスペクトル、NMR
スペクトルなどの分析結果によりその構造を確認した。
前記式CI[I)または〔■〕で表わされる化合物は、
互変異性にもとづく次のような異性体構造式%式% [) 化合物〔■〕 この互変異性により生成するシクロヘキセン環上のヒド
ロキシ基は塩化ベンゾイルまたは安息香酸無水物と縮合
反応をする場合、縮合生成物はシクロヘキセン環の他の
置換基の立体障害の影響の少ない方向に生成する。
しかしながら多少の異性体も副成する場合もある。
次に本発明方法の若干の製造例を示す。
製造例 1 2−(1−アリルオキシプロピオンイミドイル)−3−
ベンゾイルオキシ−5・6−テトラメチレン−2−シク
ロヘキセン−1−オン 2グの2−(1−アリルオキシアミノプロピリデン)−
4・5−テトラメチレンシクロヘキサン=1・3−ジオ
ンC2−(1−アリルオキシアミノプロピリデン)デカ
リン−1・3−ジオン〕をアセトン30m1に溶解し、
攪拌しながらこれに水1 mlに溶解したカセイソーダ
0.2f、次いでベンゾイルクロライド0.71をそれ
ぞれ滴下した。
室温で5時間攪拌した後、反応混合物を氷水中に注キ込
み、クロロホルムで抽出した。
クロロホルム層をINカセイソーダ水溶液で洗浄し、次
いで硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下にクロロホルムを留去して油状の目的物1.81
を得た。
屈折率はn賃°51.5499であった。
製造例 2 2−(N−アリルオキシプロピオンイミドイル)=3−
ベンゾイルオキシ−5・5−ペンタメチレン−2−シク
ロヘキセン−1−オン 1.51の2−(1−アリルオキシアミノプロビリテン
)−5・5−ペンタメチレンシクロへキサンート3−ジ
オン(4−(1−アリルオキシアミノプロピリデン)ス
ピロビシクロヘキサン−3・5−ジオン〕を30771
1のアセトンに溶解し、攪拌しながらこれに水1 rt
tlに溶解したカセイソーダ02グ、次いでベンゾイル
クロライド0.1’を滴下した。
室温で5時間攪拌した後、反応混合物を氷水中に注ぎ込
み、以後実施例1と同様に処理して油状の目的物0,8
りを得た。
屈折率はn231.5475であった。
以上の方法にて得られた本発明化合物は、土壌処理、茎
葉処理共にスズメノカタビラ、スズメノカタビラ、メヒ
シバ、ヒエなどの禾本科雑草に対して極めて優れた選択
的除草作用を示し、とくに他の多くの除草剤によって薬
害を受けやすいアズキ、大豆などのマメ科作物をはじめ
ビートなどの広葉作物には、はとんど無害であるという
特性を有する。
すでに本発明者らにより、4−アセトキシ−6−メチル
−α−ピロン誘導体を有効成分とする除草剤が特許出願
開告昭49−30533号として公知になっているが、
前記の禾本科雑草を完全に枯殺せしめるためにはかなり
多量の薬量を要することがこの除草剤の有する一つの欠
点となっている。
すなわち前記公報の記載および本発明者らの追試したと
ころによれば実際の使用の場合、10アール当り有効成
分5002の薬量で期待された効果が得られるが、同2
501以下の薬量ではすべての雑草を枯殺まで至らしめ
ることができず、完全な効果は得られない。
驚くべきことには本発明化合物は、公知化合物に比較し
て1/2〜115以下の薬量でも充分な殺草効果を発揮
するものである。
また本発明は雑草に対して発芽前、発芽後を問わずどん
な生育時期に処理しても、栽培作物に薬害を与えること
なく、優れた殺草効果を示す。
本発明化合物は茎葉散布処理で例えば禾本科雑草のメヒ
シバを完全に枯殺せしめる薬量でも大根、アズキ、大豆
、エントウ、ホウレン草、ビート等の広葉作物に対して
はほとんど影響が見られず、また雑草の発芽前土壌処理
において、メヒシバの発芽を完全に阻止する薬量でも広
葉作物の種子にはほとんど影響が認められないなど、広
葉作物に対する除草剤による薬害の安全性が非常に高く
、その適用も適用時期、適用場所、適用濃度において極
めて広範に使用できる。
また本発明化合物は低濃度で使用されるため、植物体中
における残留毒性や人畜魚類に対する急性毒性等の心配
がなく、安全に使用し得る。
本発明除草剤は前記一般式〔■〕で示される化合物類の
1または2以上の適当量を、一般に、担体と混合して通
常使用される農薬の使用形態、例えば水和剤、乳剤、粉
剤、粒剤等の形で使用される。
固体担体としてはタルク、ベントナイト、クレー、ケイ
ソウ士などがあげられ、液体担体とし−Cは水、アルコ
ール、ベンゼン、キシレン、ケロシン、鉱油、シクロヘ
キサン、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド等が
使用される。
これらの製剤において均一な、かつ安定な形態をとるた
めに必要ならば界面活性剤を添加することもできる。
製剤にあたっては、通常の農薬の製剤方法に準するもの
であるが、例えば水和剤は有効成分および固体の担体の
適当量を必要ならば界面活性剤を添加して均一に混合し
、微細に粉砕することにより得られる。
水和剤中の有効成分含量は約5〜80%、好ましくは1
0〜60%が適当である。
乳剤は適当量の有効成分を界面活性剤を加え、または加
えずして前述した液体の担体に充分溶解せしめることに
より得られ、有効成分含量は約5〜70%、とくに20
〜60%が好ましい。
粒剤においては適当量の有効成分および固体の担体を必
要ならば界面活性剤と共に均一に混合し、微細に粉砕し
、さらに造粒機にて直径0.1〜1.5mm、好ましく
は0.5〜LOmmの粒状物にする方法が行われる。
また水和剤の製剤に準じた方法により粉剤を得る。
粒剤および粉剤中における有効成分量は約0.5〜30
%であり、さらに1〜10%が望ましい。
この様にして得られた水和剤、乳剤は水で所定の濃度に
希釈して懸濁液あるいは乳濁液として、粉剤、粒剤はそ
のまま雑草の発芽前に土壌表面処理もしくは土壌混和処
理、あるいは雑草の発芽後に茎葉散布処理される。
実際に本発明除草剤を適用するにあたってはlOアール
当り有効成分102以上、好ましくは同252以上の適
当量が施用される。
また本発明除草剤は公知の殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、
除草剤、植物生長調整剤などと混合して使用することも
できる。
特に除草剤と混合使用することにより、使用薬量を減少
させまた省力化をもたらすのみならず、両薬剤の相乗作
用による一層高い効果も期待できる。
本発明除草剤と混合使用するにふされしい公知の除草剤
としてはシマジン剤、プロパジン剤、プロメトリン剤等
のトリアジン系除草剤、ベタナール剤等のカーバメート
系除草剤、リニュロン剤、トリプニル剤等の尿素系除草
剤、ペンタシン剤、ピラゾン剤、レナシル剤等の複素環
系除草剤などがあげられる。
次に本発明除草剤に関する実施例を若干示すが、有効成
分化合物、添加物および添加割合は本実施例にのみ限定
されることなく広く範囲で変更可能である。
実施例 1 水和剤 実施例1の化合物 30部ケイソウ土
60部高級アルコール硫酸エ
ステル 10部以上を均一に混合し、微細に粉砕
して有効成分30%の水和剤を得た。
実施例 2 粒剤 実施例2の化合物 5部タルク
80部ベントナイト
15部以上を均一に混合して微細
に粉砕し、造粒機にて径0.5〜1.0mynに造粒し
て有効成分5%の粒剤を得た。
実施例 3 乳剤 実施例1の化合物 50部キシレン
40部ポリオキシエチレンア
ルキルアリル IO部エーテル 以上を混合溶解して有効成分50%の乳剤を得た。
次に試験例を示して本発明化合物の有効性を証明する。
試験例 1 一葉期処理 ポットに土壌を詰め、その上にタイヌビエ種子約50粒
を播き、軽く覆土して温室内に生育させた。
タイヌビエが1葉期まで生育したとき、水深3CrrL
の湛水状態にし、各化合物の乳剤を水で希釈して調製し
た所定濃度の薬液をそれぞれのポットに潅注した。
0は無処理と同等、■は1〜39%の被害、2は40〜
59%の被害、3は60〜79%の被害、4は80〜9
9%の被害、5は枯死または不発芽とする0〜506段
階で生育状況を表わし、第1表に示す結果を得た。
対照化合物として特開昭49−30533号に記載され
ている3−(N〜エトキシアセトイミドイル)−4−ア
セトキシ−6−メチル−α−ピロンを用いた。
試験例 2 茎葉処理試験 ポットに土壌を詰め、メヒシバ種子を播いて軽く覆土し
て温室内に生育させた。
メヒシバが2〜4葉期に生育したとき、各供試化合物の
乳剤を水で希釈して調製した所定濃度の薬液を101/
10aの割合で茎葉散布処理した。
3週間後にメヒシバの生育状況を調査し、試験例1と同
様の判定基準に従って生育状況を表わし、第2表に示す
結果を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1式 または式 で表わされる化合物を有効成分として含有することを特
    徴とする除草剤。
JP37975A 1974-12-30 1974-12-30 2−シクロヘキセン−1−オン誘導体除草剤 Expired JPS5824402B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP37975A JPS5824402B2 (ja) 1974-12-30 1974-12-30 2−シクロヘキセン−1−オン誘導体除草剤

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JP3383881A Division JPS56167659A (en) 1981-03-11 1981-03-11 Preparation of 2-cyclohexen-1-one derivative

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5180844A JPS5180844A (en) 1976-07-15
JPS5824402B2 true JPS5824402B2 (ja) 1983-05-20

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