JPS5824145Y2 - 解凍室付き冷蔵庫 - Google Patents

解凍室付き冷蔵庫

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JPS5824145Y2
JPS5824145Y2 JP1977106074U JP10607477U JPS5824145Y2 JP S5824145 Y2 JPS5824145 Y2 JP S5824145Y2 JP 1977106074 U JP1977106074 U JP 1977106074U JP 10607477 U JP10607477 U JP 10607477U JP S5824145 Y2 JPS5824145 Y2 JP S5824145Y2
Authority
JP
Japan
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refrigerator
electrode
thawing
chamber
thawing chamber
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977106074U
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English (en)
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JPS5431961U (ja
Inventor
憲治 吉沢
芳文 美濃和
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Publication date
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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は冷凍食品を解凍するための高周波解凍器を備
えた冷蔵庫に関するものである。
最近、冷凍食品の普及により各家庭で解凍を行なう機会
が増加しつつある。
家庭で従来より行なわれている解凍法としては、冷蔵庫
内あるいは室内における自然解凍、水、温水、温風によ
る解凍があるが、前者の場合は時間がかかり過ぎ、後者
の場合は食品表面が過解凍となり食品の品質低下をまね
く恐れがあった。
このような従来の解凍法に対して高周波電力を用いる高
周波解凍法がある。
高周波解凍法では、従来の外部からの熱伝導による解凍
法と異なり、内部からも解凍するため短時間に均一解凍
が可能である。
代表的な高周波解凍法としては電子レンジによる解凍が
ある。
しかしながら電子レンジでは高周波として波長が短いマ
イクロ波を用いているため、−たび表面が解凍すれば解
凍部分のマイクロ波浸透深さが小さいためマイクロ波が
中心部まで届かず、表面だけが過解凍となる傾向がある
一方、短波〜超短波帯の比較的波長が長い高周波を用い
て解凍する事もできる。
この場合被解凍食品を二枚の平行平板電極間に挿入し電
極間に高周波電圧を印加して被解凍食品に高周波エネル
ギーを与え解凍を行なうが、被解凍食品に角や凹凸があ
れば電界の集中が起り集中部分が過解凍となる恐れがあ
る。
そこで高周波解凍での過解凍を避けるため、解凍装置に
冷却装置を備え雰囲気を冷雰囲気とし、被解凍食品の異
状昇温を抑える事が提案されている。
しかしながら、解凍装置として冷却装置を備える必要が
あるため装置が高価かつ大型となる欠点があった。
このため電子レンジと冷凍冷蔵庫を一体化し冷凍冷蔵庫
の冷風を利用して解凍できる装置も考えられているが、
装置全体が大型となり扱い難い欠点がある。
この考案は上記のような従来の解凍装置に対し、冷凍冷
蔵庫の冷凍室あるいは冷蔵室に電極を備えた高周波解凍
室を備える事により簡素で安価な品質低下の少ない解凍
が行なえる装置を提供する事を目的としている。
次にこの考案の一実施例を図を用いて説明する。
第1図は全体の外観斜視図、第2図は縦断正面図、第3
図は縦断側面図である。
これらの図において、1は本体、2は冷凍室扉、3は冷
蔵室扉、4は冷凍室、5は冷蔵室、6は冷凍室扉2の一
部に設けられタイマー7、メータ8を取り付けた解凍操
作パネル、9は外気と冷凍室3や冷蔵室5とを断熱する
断熱部、10は冷蔵室内に設けられた食品載置棚、11
は解凍室、12および13は高周波発振器14からの高
周波エネルギーを被解凍食品15に与えるための一対の
電極で、電極13は接地されており、食品載置棚10の
一部で構成されている。
16は解凍室側壁17に設けられた電極保持部、18は
高周波発振器14と給電用リード19で接続され電極1
2に高周波を給電するための給電用チップ、20は電波
遮蔽用側壁、21は解凍室扉、22.23は本体1と冷
凍室扉2、冷蔵室扉3の間に設けられたパツキンである
次にこの実施例について動作の説明をする。
解凍室11以外の動作は従来の冷凍冷蔵庫と全く同じで
あるから、ここでは解凍室11について詳しく述べる。
電極13に載せられた被解凍食品15は、高周波発振器
14から電極13.12間に印加された高周波電圧によ
り作られる高周波電界で誘電加熱され解凍される。
ここで二枚の電極12.13が、被解凍食品15の大き
さに応じて高周波エネルギーが該食品15に吸収され易
い位置となるよ・うこれらの間隔を調整する電極位置調
整装置が設けられており、本実施例においては解凍室側
壁17の異なる高さ位置に複数設けた電極保持部16を
選択して電極保持位置を変化させるように構成されてい
る。
そして、電極12の位置は高周波エネルギーが被解凍食
品15に吸収され易い位置をメーター8で確認しながら
選ぶようにする。
尚、電極12に高周波を給電するための給電用チップ1
8も電極保持部16の位置に対応して設けている。
また解凍時間はタイマー7のセットにより制御する。
一方、高周波が外部へ漏れないよう遮蔽する必要がある
が、この効果は本体1の外壁を金属で構成すれば達成で
き、特別な構造は必要としないが、ここではさらに遮蔽
効果をもたせるため解凍室扉21および電波遮蔽用側壁
20を設けている。
又、解凍室11が冷蔵室5内雰囲気と同じになるよう側
壁17,20、扉21および電極13は通気孔のある板
で構成されている。
なお最近の半導体技術の発達により、解凍器に用いうる
大電力半導体が開発されつつあり、高周波発振器を半導
体により構成する事ができ、その場合装置を小型にでき
る。
上記実施例では解凍室11を冷蔵室5内に設けたが、解
凍室11は冷凍室4内に設けてもよく、この場合雰囲気
温度が低いため、解凍に必要な電力が大きくなるが、過
解凍の恐れがさらに少なくなり、品質を低下させずに解
凍ができる。
又、電極位置を可動とするため数ケ所に上記実施例では
、電極位置調整装置として複数個所に電極保持部を設け
た構成にしたが、電極に移動装置を設けて電極位置調整
装置としてもよい。
あるいは、第4図に示すように一方の電極板121をス
プリング122によって上下に摺動可能に固定すれば、
被解凍物15の厚さに応じて、必要なだけ電極間隔が開
くので効率よく解凍できる。
この場合上下の電極板相互の平行を維持するために、適
当なガイドレール123をもうけたり、摺動電極121
を非アース電極とする場合には、スプリングやガイドレ
ールを電気的に絶縁して固定したり、被解凍物の出し入
れを栗にするために、電極板の入口側を外側に曲げてお
くと良いことは言うまでもない。
さらに冷凍室扉2や冷蔵室扉3と本体1との間のパツキ
ン22又は23よりの電波漏洩が問題となる場合は、パ
ツキン22または23を電波吸収体、例えば導電性ゴム
等で構成すればよい。
以上のように、この考案によれば冷蔵庫内に冷蔵庫内に
冷凍食品に高周波エネルギーを与えるための二枚の平行
平板電極により内部が冷蔵庫内と同雰囲気となる解凍室
を設けた事により、短時間で高品質の解凍ができる空間
利用性のすぐれた装置とすることができる。
さらに解凍室は解凍時以外は本来の冷蔵室あるいは冷凍
室として使用できるため、利用空間を大きく制限される
事もない。
特に、本考案によれば前記二枚の平行平板電極間の間隔
を調整する電極位置調整装置を設けたから、被解凍食品
の大きさに応じて電極の位置を高周波エネルギーが被解
凍食品に吸収され易い位置に選ぶことができ、種々の食
品に応じて解凍効果をより効率良く発揮できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による解凍室付き冷凍冷蔵
庫の外観斜視図、第2図はその縦断正面図、第3図は同
じくその縦断側面図、第4図はこの考案の他の実施例に
よる解凍室付き冷凍冷蔵庫の縦断側面図である。 2・・・・・・冷凍室扉、3・・・・・・冷蔵室扉、4
・・・・・・冷凍室、5・・・・・・冷蔵室、10・・
・・・・食品載置棚、11・・・・・・解凍室、12.
13・・・・・・電極、16・・・・・・電極保持部、
22.23・・・・・・パツキン、121・・・・・・
摺動電極、122・・・・・・スプリング、123・・
・・・・ガイドレール、124・・・・・・接続用リー
ド、126・・・・・・絶縁板、19・・・・・・給電
用リード。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)冷蔵庫内に冷凍食品に高周波エネルギーを与える
    ための二枚の平行平板電極を設け、該二枚の電極間の間
    隔を調整する電極位置調整装置を設ける一方、前記電極
    により内部が前記冷蔵庫内と同雰囲気となる解凍室を形
    成した事を特徴とする解凍室付き冷蔵庫。
  2. (2)少なくとも一枚の電極を冷蔵庫の食品載置棚の一
    部により構成した事を特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の解凍室付き冷蔵庫。
  3. (3)冷蔵庫の扉のパツキンを電波吸収体で構成した事
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項ないし第2
    項のいずれかに記載の解凍室付き冷蔵庫。
  4. (4)解凍室を形成する電極と側壁と扉の一部又は全部
    を通気孔のある板又はメツシュ材で構成したことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項ないし第3項のい
    ずれかに記載の解凍室付き冷蔵庫。
  5. (5)電極位置調整装置は、解凍室側壁の異なる高さ位
    置に複数設けた電極保持部を選択して電極保持位置を変
    化させる構成である実用新案登録請求の範囲第1項ない
    し第4項のいずれかに記載の解凍室付き冷蔵庫。
  6. (6)電極位置調整装置は、電極板の一方をスプリング
    で保持し上下に摺動可能にしたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載
    の解凍室付き冷蔵庫。
JP1977106074U 1977-08-08 1977-08-08 解凍室付き冷蔵庫 Expired JPS5824145Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977106074U JPS5824145Y2 (ja) 1977-08-08 1977-08-08 解凍室付き冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977106074U JPS5824145Y2 (ja) 1977-08-08 1977-08-08 解凍室付き冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5431961U JPS5431961U (ja) 1979-03-02
JPS5824145Y2 true JPS5824145Y2 (ja) 1983-05-23

Family

ID=29048919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977106074U Expired JPS5824145Y2 (ja) 1977-08-08 1977-08-08 解凍室付き冷蔵庫

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Families Citing this family (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970002653B1 (ko) * 1993-12-16 1997-03-07 엘지전자 주식회사 냉장고
JP7369932B2 (ja) * 2018-10-23 2023-10-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷蔵庫
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53153558U (ja) * 1977-05-11 1978-12-02

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JPS5431961U (ja) 1979-03-02

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