JPS5823854B2 - メタクロレインの製造方法 - Google Patents

メタクロレインの製造方法

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JPS5823854B2
JPS5823854B2 JP53127815A JP12781578A JPS5823854B2 JP S5823854 B2 JPS5823854 B2 JP S5823854B2 JP 53127815 A JP53127815 A JP 53127815A JP 12781578 A JP12781578 A JP 12781578A JP S5823854 B2 JPS5823854 B2 JP S5823854B2
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JP
Japan
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methacrolein
catalyst
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catalyst composition
samarium
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JP53127815A
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三井良一
山口辰男
青島淳
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ターシャリ−ブタノールを分子状酸素により
酸化してメタクロレインを製造するに際し、特定の触媒
を使用することにより、高収率でメタクロレインを製造
する方法に関するものである。
これまでターシャリ−ブタノールの気相接触酸化用触媒
として多くの触媒が提唱されている。
しかし、工業的見地からすると、まだまだ改良されるべ
き問題点が数多く残されている。
たとえばメタクロレインの選択率が低いことの他、ポリ
マーの素原料としてメタクロレインを製造する場合には
、精製されたメタクロレインが必要であるが、副成物と
してインブチルアルデヒドが生成する場合には、イソブ
チルアルデヒドの沸点(72,2°C)とメタクロレイ
ンの沸点(73,5℃)が非常に近接しているので、イ
ンブチルアルデヒドとメタクロレインの分離精製が困難
であり、そのために、できるだけイソブチルアルデヒド
の生成の少ない触媒系が望まれていることなどが挙げら
れる。
本発明者らは、上記の問題を解決すべく鋭意努力し詳細
な検討を行った結果、以下の発明に到達した。
すなわち本発明は、ターシャリ−ブタノールを分子状酸
素により酸化しメタクロレインを製造するに際し、一般
組成 SmaFebBicXdNieZfQgMo120h(
た丈し、Xばに、 Rb、 Cs、 Tl、ZはB、C
o、Si、Au、Ti、Zr、Mg、QはGd、 Sc
、 Tb、Hf、Lu、Dyの中からそれぞれ選ばれた
少なくとも一種の元素、d、f、gはそれぞれX、Z、
Qが2種以上の元素を表わす場合にはそれらの元素の和
を表わし、aは0.05から5までの値、bは0.05
から10までの値、Cは0.1から10までの値、dは
0.01から3までの値、eは0.05から5までの値
、fはOから10までの値、gはOから5までの値、h
は存在する他の原子の原子価を満足する酸素の原子数で
ある。
)を有する触媒組成物を用いることを特徴とするメタク
ロレインの製造方法である。
本発明の目的達成のためより好ましくは、XはRbまた
は/およびCsであるのがよく、またeは0.05から
2より少ない値であるのがよく、さらにQはGbまたは
/およびScであるのがよい。
本発明の特色としては、第1に比較的メタアクリル酸の
生成が少なく、メタクロレインの選択率が非常に高いこ
とが挙げられる。
したがって、特にメタクロレインより直接メタクリル酸
エステルを製造する原料の製造法として最適である。
第2にメタクロレインとの分離が難かしい・fツブチル
、アルデヒドの生成を極端に減少させることができると
同時に、副成物である酢酸の生成が少ないので廃水処理
が容易であることが挙げられる。
このように本発明に係る触媒組成物は、工業触媒として
非常にすぐれた特徴をもっている。
これらの効果を生み出す本発明に係る触媒組成物の特徴
的な成分の一つはサマリウムである。
サマリウムの添加効果は、メタクロレインの選択率を著
しく向上させることである。
つまり触媒中にサマリウムを含有させることにより、完
全酸化物(CO,Co2)および低沸アルデヒド類の生
成を抑え、メタクロレインの選択率を著しく高めること
ができる。
上記効果はサマリウムが特に著しく、たとえばスズ、ゲ
ルマニウム、インジウム、マンガン、ランタン等、公知
の元素をサマリウムの代わりに用いても無添加と同じか
、あるいはかえってメタクロレインの選択率の低下を示
すのみであった。
本発明に係る触媒組成物の特徴的な成分の他の一つは微
量のニッケルである。
該触媒組成において、ニッケルを微量添加すると活性が
著しく向上する。
さらに添加量を増すと共にその活性は増大は認められる
が、一方、多量のニッケルの添加はメタクロレインの選
択率を低下させるだけでなく、イソブチルアルデヒドの
副生量が増大するという大きな欠陥をもたらすことが判
明した。
前述したようにイソブチルアルデヒドはメタクロレイン
との沸点差が2℃しかなく、この分離は極めて困難であ
り、またイソブチルアルデヒドを多量に含むメタクロレ
インを原料としてメチルメタアクリレートを製造した場
合には、メチルイソブチレートiも同時に生成され、重
合原料として十分な規格とはならないので、イソブチル
アルデヒドの副生は可及的に低く抑えることがこの種の
工業触媒としては極めて重要である。
本発明者らは、該触媒組成においてニッケルを15より
多く添加すると、イソブチルアルデヒドがメタクロレイ
ンに対し500〜3000ppm生成してしまい、メチ
ルメタアクリレート製造用のメタクロレイン純度として
は不十分となり、ニッケルの添加量は5以下にする必要
があることを見)い出した。
特にニッケル添加量を2より少なくすると、イソブチル
アルデヒドの生成量が1100pp以下となり、メチル
メタアクリレート原料としても充分満足なメタクロレイ
ンが製造でき、より好ましい。
i X成分は、K、Rb、Cs、Tlから選ばれた少な
くとも1種の元素であり、特に好ましくはRb、Csで
ある。
X成分は本触媒組成物において必須成分である。
X成分を含有しない系および他のアルカリ(Na、Li
) の添加系では、メタクロレノインの選択率の著し
い低下が見られる。
Q成分は、Gd、5cSTb、Hf、Lu、Dyから選
ばれた少なくとも1種の元素であり、好ましくはGd、
Sc である。
Q成分は該反応の副生物であるメタクリル酸の生成を一
層少なくする効1果がある。
本触媒組成物の担体としては、たとえばシリカゾル、シ
リカゲル、シリコンカーバイド、アルミナ等公知のもの
が用いられるが、特にシリカゾル、シリカゲルがすぐれ
ている。
λ 本触媒組成物は、たとえば次のようにして調製する
ことができる。
モリブデン酸アンモニウムの水溶液に、水溶性のビスマ
ス、鉄、ニッケル、ルビジウム(または/およびセシウ
ム)の化合物および水溶性のサマリウムを添加し、さら
に担体としてシリカゾルを添加し、湯浴上で蒸発乾固し
、空気または酸素の存在下で予備焼成および本焼成を行
う。
通常、予備焼成温度は100〜500℃、好ましくは2
00〜400℃で行われる。
本焼成は通常400〜1000℃、好ましくは500〜
700℃、さらに好ましくは500〜630℃で行なわ
れる。
本触媒組成物の調製に用いられる各元素の原料物質とし
ては、酸化物のみならず焼成により本発明の触媒を構成
するものであれば、いかなるものでも使用できる。
たとえば、各元素のアンモニウム塩、硝酸塩、炭酸塩、
有機酸塩、遊離酸、縮合酸等を挙げることができる。
触媒は粒状あるいは錠剤あるいは粉状として用いること
ができる。
反応器は固定床、流動層のどちらを使用してもよい。
該反応は250〜550℃、好ましくは350〜450
℃の温度範囲で、圧力は0.5〜10気圧、好ましくは
常圧〜2気圧で行なわれる。
ターシャリ−ブタノール、空気(または酸素)、水蒸気
、不活性ガスの混合原料ガスと触媒の接触時間は、常圧
の場合o、i〜15秒、好ましくは0.2〜10秒であ
る。
またガス混合物の組成は、ターシャリ−ブタノール1モ
ル当り酸素0.5〜4モル、好ましくは1.4〜2.5
モル、水蒸気は1〜30moL好ましくは2〜15モル
であることが好ましい。
その他年活性ガス(たとえばN2、HeAr、CO2等
)の添加は、他の組成の変化に応じて自由に変えること
ができる。
本発明に係る触媒組成物は、従来提唱されている触媒よ
りもメタクロレインの選択率がすぐれており、メタクロ
レインと非常に分離のむずかしいイソブチルアルデヒド
の生成が微量に抑えられる。
また本触媒組成物は、毒性の強いヒ素、テルル等を含有
しておらず、安全面、経済性の面から見ても工業触媒と
して非常に優れた触媒組成物であることがわかる。
以下に実施例を示すが、本発明は、これに限定されるも
のではない。
実施例 1 パラモリブデン酸アンモニウム21.2Pを200m1
の蒸留水に溶解し、硝酸ルビジウム0.31′?を加え
溶解する。
これをA溶液とする。硝酸ニッケル2.91を200m
1の蒸留水に溶解し、さらに硝酸第二鉄4.04z、硝
酸サマリウム4.44?を溶解する。
これを先に調製したA溶液と混合し、シリカゾル(Ca
faloid S 20 H)32.77Pを添加する
この溶液に硝酸ビスマス448グ含有した硝酸水溶液を
攪拌しながら添加する。
次にこの溶液な湯浴上で蒸発乾固し、その後300℃に
て空気中で2時間、仮焼成を行い、その焼成物を10〜
28メツシユに粉砕し、600℃で4時間空気中で本焼
成を行った。
この触媒組成はMo12B i IF elNi I
SmlRb□、20xである。
実施例 2 実施例1で調製した触媒5グを内径51n11Lφのパ
イレックス反応管に充填し、反応温度380〜480℃
でターシャリ−ブタノール102/H20/N2のモル
比が2.1/4.2/20/72.7の混合ガスを接触
時間2,5秒で反応させた。
結果を表1に示す。
実施例 3 実施例1と同様な調製条件で硝酸サマリウムを添加する
と同時にホウ酸を添加した触媒について、実施例2と同
様な反応条件で反応を行った。
結果を表1に示す。
実施例 4 実施例1と同様な調製条件で硝酸サマリウムを添加する
と同時にホウ酸および硝酸ガドリニウムを添加した触媒
について、実施例2と同様な反応条件で反応を行った。
結果を表1に示す。比較例 1 実施例1と同様な調製条件で硝酸サマリウムを添加しな
い触媒について、実施例2と同様な反応条件で反応を行
った。
結果を表1に示す。比較例 2 実施例3と同様な調製条件で、硝酸サマリウムの代わり
に塩化スズ3.34Pを添加した触媒について、実施例
2と同様な条件で反応を行った。
結果を表1に示す。
比較例 3 実施例3と同様な調製条件で硝酸サマリウムの代わりに
酸化ゲルマニウム1.05P添加した触媒について、実
施例2と同様な反応条件で反応を行った。
結果を表1に示す。比較例 4 実施例3と同様な調製条件で硝酸サマリウムを添加しな
い触媒について、実施例2と同様な反応条件で反応を行
った。
結果を表1に示す。実施例 5 実施例1と同様な調製条件で硝酸サマリウムを斗本添加
すると同時にホウ酸および硝酸スカンジウムを添加した
触媒について、実施例2と同様な反応条件で反応を行っ
た。
結果を表1に示す。実施例 6〜27 実施例1と同様な調製条件で調製し、実施例2と同じ反
応条件で反応させた。
触媒組成および反応成績を表2に示す。
r比較例 5〜9 実施例1と同様な調製条件で調製し、実施例2と同じ反
応条件で反応させた。
触媒組成および反応成績を表2に示す。
実施例 28〜30 実施例1と同様な調製条件でNi添加量を段階的に変化
させて調製した触媒を実施例2と同じ反応条件で反応さ
せ、イソブチルアルデヒドおよび酢酸の生成を調べた。
触媒組成および結果を表3に示す。
比較例 10〜13 実施例1と同様な調製条件で調製した触媒について、実
施例2と同じ反応条件で反応させ、イソブチルアルデヒ
ドおよび酢酸の生成を調べた。
触媒組成および結果を表3に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ターシャリ−ブタノールを分子状酸素により酸化し
    、メタクロレインを製造するに際し、一般式 %式% Sc、Tb、Hf、Lu、Dyの中からそれぞれ選ばれ
    た少なくとも一種の元素、d、f、gはそれぞれX、Z
    、Qが2種以上の元素を表わす場合にはそれらの元素の
    和を表わし、aは0.05から5までの値、bは0.0
    5から10までの値、Cは0.1から10までの値、d
    ばo、oiがら3までの値、eば0.05から5までの
    値、fはOがら10までの値、gはOから5までの値、
    hは存在する他の原子価を満足する酸素の原子数である
    。 )を有する触媒組成物を用いることを特徴とするメタク
    ロレインの製造方法。 2 eが0.05から2より少ない値である特許請求の
    範囲第1項記載のメタクロレインの製造方法。 3 QがGdまたは/およびScである特許請求の範囲
    第1項または第2項記載のメタクロレインの製造方法。
JP53127815A 1978-10-19 1978-10-19 メタクロレインの製造方法 Expired JPS5823854B2 (ja)

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JPH061362U (ja) * 1992-06-08 1994-01-11 アイディ株式会社 テープ先端を非接着面にする装置付きテープカッター

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