JPS5823802Y2 - ロ−ルペ−パ−ホルダ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はロールペーパーのホルダー、詳しくはロールペ
ーパーを支持する支持軸の取付は装置に関するものであ
る。

この種ホルダーには、両軸承形式と、片持軸承形式とが
あり、片持軸承形式のものは両軸承形式に比べて、フ方
の腕を廃した支持軸の解放端からロールペーパーを抜き
差しして、交換が簡単に行なえ得る利点があるが現存す
る片持軸承形式のホルダーは、倒れも支持軸を腕に対し
て回転可能に又は非回転に固定して戊るものである為、
ホルダーを壁面に取付ける際、片持軸の解放端と躯体の
側壁この間に差込み代として少なくともロールペーパー
の幅だけの空間を残す必甥あり、取付位置に制約を受け
る欠点があったっ然るに一部には、カッター兼用の蓋を
上下対称位置にっけかえ、上下反転して使用することに
よって上記欠点を回避しようとしたものが実施されてい
るが、かかる構成のものは、蓋の取付孔を上下二個所に
設けなければならず加工上の無駄があり、又ホルダ一本
体の副を広くしなければならないから材料も無駄になり
、更には取付場所に応じて蓋をそのつど付けかえする面
倒があった。

そこで本考案は上述従来の片持軸承形式のロールペーパ
ーホルダーを改良したものであって、ホルダ一本体の腕
に対して支持軸を脱着可能となし、その支持軸の脱着を
簡単且確実に行うことができてロールペーパーの交換を
容易にすると共に、壁面に取付ける際、取付位置に制約
を受けることのない新規なロールペーパーホルダーを得
たものである。

以下本考案の実施例を示した図面について詳述すれば、
横型を示した第１図乃至第６図において正面略横向きＬ
字形状に形成したホルダ一本体１には、該本体１の最も
幅が広くなっている一側（図面紙上左側）から腕２を一
体に突設してあり、又上側縁にカッターを兼用する蓋４
を軸ピン３によって上下方向へ回転可能に枢着しである
。

このホルダ一本体１は、既知のものと同様壁面等に、接
着剤により、又は図示例の如く予め穿孔した小孔５・・
・から螺合される木ネジ６で取付けられる。

腕２の内側には連結軸７を横向きに突設しである。

この連結軸７は後述する支持軸を同軸的に結合して該支
持軸を腕２に固定するに充分な強度を得られるよう腕２
と一体に、又は別部材からなる時は腕２に堅牢に固着し
て設けられる。

そして、この連結軸７は、多角形柱状（図示例では四角
形柱状）に設けられるもので、長さの全てにおいて多角
形であってもよく、又は図示例の如く、基端部を円柱状
部７′に、先端部は多角形柱状部７〃に形成してもよい
。

しかして連結軸７には複数個の角部８・・・（出隅部）
が長さ方向に並設されている。

次にロールペーパー支持軸９は、ロールペーパー１０を
回転可能に外装できるよう円筒形状に、且解放端となる
外端にロールペーパー抜は出し防止兼用の摘み１１を設
けて形成されているもので、該支持軸９は合成樹脂等の
町撓性材で成形されている。

そして上記摘み１１と対称位置となる内端には、上記連
結軸７に適合する多角形孔１２が設けである。

この多角形孔１２は、上記連結軸７、つ１り図示例にお
いては、その多角形柱状部γ〃よりも僅かに大きく形成
してあって、各辺のほぼ中央部には夫々溝１３・・・を
軸方向へ且上記多角形柱状部の各角部８・・・に適合す
る位置関係をもって設けであるの又この弁溝１３・・・
を結んで形成される方形つ筐り図示例では四角形は、上
記多角形柱状部７〃よりも僅かに小さく設定して設けで
ある。

このことは後述するように行われるところの多角形柱状
部７〃の各角部８・・・と谷溝１３・・・とがし寸り嵌
めを構成するにする為である。

又連結軸７を図示例のように形成する時は、その円柱状
部７′と多角形柱状部７〃に対応する如く上記多角形孔
１２も、円孔部１２′と、多角形孔部１２′とから形成
することは勿論である。

尚図示例においてロールペーパー支持軸９は、第３図、
第５図が示す如く中空に形成したが、本考案においては
このように中空とすることを限定するものではなく、少
なくとも内端部に上述多角形孔１２を設けてあれば十分
である。

而して上記構成において、ロールペーパー１０を支持す
る時は、先ず第２図に示すようにホルダ一本体１から支
持軸９を取外した状態で、該支持軸９にロールペーパー
１０を挿入外装し、しかる後、多角形孔１２に多角形柱
状の連結軸７を嵌挿する。

多角形孔１２は連結軸７よりも僅かに大きく形成しであ
るから、上述嵌挿は容易に行われる。

このように嵌挿した後、摘み１１を把持して軸回り方向
へ支持軸９を回転させる（図示例では４５°）。

すると連結軸７の多角部８・・・により、多角形孔１２
の各辺は半径方向に押圧される為、該多角形孔１２は支
持軸９自身の可撓性によって変形拡大されることによっ
て回転は許容される。

そして谷溝１３・・・に連結軸７の各角部８・・・を受
容し、その位置に固定される。

つ１り谷溝１３・・・を結んで形成される仮想方形は、
予め連結軸７より僅かに小さく形成しである為、支持軸
９自身の縮小作用によって、該支持軸９と連結軸７は緊
締状態に連結固定されるのである○ このようにしてロールペーパー１０の取付けは終了する
から、該ロールペーパー１０の交換時における支持軸９
の取外しは、上述と同様に摘み１１を把持して任意の方
向へ回転することにより、上記角部８と溝１３との係嵌
は外され、連結軸に対して多角形孔１２の向きは合致さ
れることによって行われる。

又ロールペーパー交換時における支持軸９の脱着は、連
結化としての連結軸７の長さだけ軸方向に移動すれば可
能となるので、ホルダーを例えば壁面に取付ける場合は
第３図に示す如く、支持軸９の解放端と、躯体側壁１４
との間に、連結軸７の長さに等しい僅かな長さｌの空間
を残すだけでよくなるのである。

第７図、第８図は竪型のホルダーを示したもので、この
場合は、ホルダ一本体１から前方へ水平に屈曲形成した
腕２上に連結軸７を起立形成し、該連結軸７に同軸的に
連結される支持軸９は解放端、つ捷り上側端に筒状蓋４
を同心円状に設け、その−側にペーパー引き出し口１５
を縦設置−２て成るもので、上記連結軸７及びこれに脱
着可能とする支持軸９の多角形孔等は、上述横型と同様
に形成してあり、しかしてかかる竪型による時もしボ横
型と同一の目的、作用効果を達成することができるもの
である。

以上説明したように本考案に係るロールペーパーホルダ
ーによれば、片持軸承形式のホルダーにおいて、ホルダ
一本体１の腕２に多角形柱状の連結軸７を設け、ロール
ペーパー支持軸９には、上記連結軸７に適合する多角形
孔１２と、その内壁面に上記連結軸７の角部８・・・を
受容緊締可能な溝１３・・・を設け、連結軸７に支持軸
９を嵌合した状態で回転し、又その状態から回転して、
連結軸７に対して支持軸９を着脱するよう構成したもの
であるから、連結軸７と支持軸９との相対嵌合と、支持
軸９を回転させるだけの簡単な操作によって支持軸の脱
着を容易になし得ることによってロールペーパー１０の
交換性を高め得ると共に、−上記連結軸の角部８と溝１
３との緊締係嵌により支持軸９を堅牢に支持することが
でき、しかして連結軸７を短か〈形成することができる
ので、支持軸９と共にロールペーパー１０の抜き差し代
を極めて小さくできることにより、壁面などへの取付け
は、支持軸解放端と躯体側壁などとの間に僅かな空間を
残すだけで可能となるから取付位置に制約を受けること
はなくなり、更に横型、竪型何れにも採用することがで
きると共に部品数はホルダ一本体１と、蓋４と、支持軸
９だゆで小数であるから安価に製作することができるな
どの実用的効果がある。

又第９図は本考案の他の実施例を示したもので、この場
合は第２図及び第８図に図示の連結軸７に同軸的に脱着
可能に連結される支持軸９は該軸９内面の端部近傍より
解放端となる外端にかげて適宜長さ４′の作動空隙１７
を持たしめ円筒状に形成された弾性筒１６と前記端部で
連接するよう一体的に成形してなり、弾性筒１６には複
数個の切割１８が長さ方向に並設されている。

上記構成においてロールペーパー１０を支持する時は、
支持軸９にロールペーパー１０を挿入外装することは前
述したと同様であるが本実施例において、弾性筒１６即
ち支持軸９を連結軸７に嵌挿するときは作動空隙１７に
弾性筒１６が押圧され変形拡大されることで嵌合を円滑
にし連結軸７嵌挿後摘み１１を把持し４５°支持軸９を
回転させると切割１８が拡開作動し、回転は許容される
。

そして連結軸７の各角部８により弾性筒１６の一部が半
径方向に押圧されることで外方に膨出し支持軸９の内面
に生棲することで支持軸９と連結軸７は緊締状態に連結
固定されるのである。

本考案はその他例えば第６図における連結軸７の多角形
孔１２と該孔１２間に複数個の切割（図示しないが）を
長さ方向に並設しても同様の効果を得させるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る横型ロールペーパーホルダーを示
した使用状態の斜視図、第２図は同ホルダーの分解斜視
図、第３図は同ホルダーの使用状態における縦断正面図
、第４図、第５図は第３図における■−■線、■−■線
の各拡大横断面図、第６図Ａ、Ｂは第３図における■−
■線拡犬横断面図で、Ａは連結軸と支持軸との嵌合状態
を示しＢは連結軸と支持軸との緊締状態を示す。 第７図第８図は同ホルダーの竪型を示したもので第７図
はその使用状態の斜視図、第８図はその分解斜視図、第
９図Ａ、Ｂは本考案の他の実施例を示す図である。 １・・・・・・ホルダ一本体、２・・・・・・腕、７・
・・・・・多角形柱状の連結軸、８・・・・・・連結軸
の角部、９・・・・・・ペーパー支持軸、１２・・・・
・・多角形孔、１３・・・・・・溝、１６・・・・・・
弾性筒 １７・・・・・作動空隙、１８・・・・・複数
個の切割。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 片持軸承形式のロールペーパーホルダーにおいて、ホル
   ダ一本体１に設けた腕２には、多角形柱状の連結軸７を
   設け、該連結軸と同軸的に結合されるペーパー支持軸９
   を合成樹脂などの町撓性材で形成し、該ペーパー支持軸
   の端部に上記連結軸に適合する多角形孔１２を設けると
   共に、ペーパー支持軸を嵌合後軸回り方向に回転するこ
   とによって上記連結軸の角部８・・を受容緊締可能な溝
   １３・・又は切割を多角形孔内壁面に縦設して成ること
   を特徴とするロールペーパーホルダ１